学年末テストがあって満足に書けておりませんでした!
暗い夜道をルノとリトが手をつないで歩く。リトのもう片方の手には携帯電話があった。リトは家に帰るまでの間に彼の父親である【結城才培】と、妹である【結城美柑】に電話である程度事情を話していたようだ
「さて、親父や美柑に連絡もしたしそろそろ家に着くぞ~」
「・・・みかん?」
「ああ、美柑は俺の妹の名前だ。いつもおいしい料理を作ってくれたり、家の仕事をしてくれたり、本当にできた妹なんだよ」
「・・・ごはん?みかんすごい?」
「おう、今日の晩御飯も美柑が作ってくれてるぞ。楽しみにしとけよ~、っと着いたぞ。ここが今日からルノが住む家だ」
そんなことを話しているうちに2人は家に着く。ルノもワクワクしているのかどことなく表情が明るい
「ルノ、今日からここがお前の家だ。だから家に入るときは『ただいま』だからな」
「・・・ん」
「よし、じゃあ入るか。ただいま~」
「・・・た、ただいま」
リトはいつも通りに、ルノは若干緊張したように家の中に入る。すると中から足音が聞こえてくる。まず出てきたのはピンク色の髪をした女の子だった
「おかえりリト~!おそかったね!」
「ああ、ただいま」
「・・・みかん?」
「あ、違うぞ。こいつはララ。さっき言ってたもう一人の居候で、デビルークって星のお姫様なんだ」
少女の名は【ララ】。正式な本名を【ララ・サタリン・デビルーク】という、宇宙を治めるデビルーク王の娘だが今は高校一年生として彩南高校に通っている。そんなことをリトが説明する。
「それでリト。その子は?」
「美柑から聞いてなかったか?」
「美柑も詳しくは聞いてないって言ってたよ?」
「あ、詳しく説明したのは親父だけだったか。まあ紹介は後で良くないか?美柑にも紹介しなきゃいけないし、俺らを待っててくれたからまだ食べてないんだろ?」
「あ、そうだねー!はやく行こー!」
そう言ってララはリビングに向かう。ルノはララのテンションに驚いているのか少し固まっている。リトはそれを見て苦笑いをする
「騒がしいやつだろ?でもさっきの会話だけでもわかるかもしれないけどあいつはほんとにいいやつだよ。まあ、いちいち騒ぎを起こす困ったやつでもあるだけどな・・・」トオイメ
リトはそう話しながら遠い目をする。明らかに疲れたような表情をしているあたり相当苦労をしたのだろう
「まあでも裏表のないいいやつだよ。だからさ、仲良くしてくれな」
リトもララのことは少なからず大切に思っているようだ。証拠に今のリトの表情はララを思いやる優しい顔をしている。
そして2人は靴を脱ぎリビングに入る。すると中には長いダークブラウンの髪をした少女がいた。その少女は晩御飯の準備をしていたのかエプロンを身に着け、机に料理を用意していた
「あ、リトおかえり」
「ただいま、美柑」
少女の名前は【結城美柑】。帰宅途中にも言ったようにリトの妹で彩南第一小学校の五年生だ。
「……みかん?」
「え?私?」
ルノは美柑を指差しながらリトの方を向く。美柑はいきなり自分の名前を呼ばれて驚いている。
「ああ、俺の妹の美柑だ。美柑、この子がさっき電話で言ってたルノだ。今日からルノも家に住むことになったんだけど・・・勝手に決めちゃってごめんな」
「りと・・・?」
無視できない理由があったとはいえ相談せずに決めてしまったことを悪く思っているのかリトは表情を暗くする。
「いいよ。事情があったんでしょ?部屋だって余ってるしそれにお父さんから許可ももらってるみたいだし」
それより、と2人にというよりルノに近づきながら美柑は続ける
「リトがそんな顔してるからルノ君が不安そうにしてるよ」
そう言ってルノの頭をなでる。美柑の対応によっては追い出されるかもしれないと思い表情を暗くしていたルノに気づいたため落ち着かせるために行ったようだ。そのおかげかルノは表情を明るくして気持ちよさそうに撫でられている
「もう知ってるみたいだけど、リトの妹の美柑だよ。よろしくね」ニコッ
「…ルノ」
ルノが自分の名前を口にしたところで「ぐぅ〜」と音が鳴る。
発信源はルノのお腹のようだった。
「……ごはんたべたい」
「ふふっ、そっか。じゃあそこの流しで手を洗っておいで」
「……うん」
そう言われてるのはルノは手を洗いに流しへ向かう。その後ろ姿を見る美柑は笑みを浮かべる。
「言ったこと素直に聞いてくれたし可愛くて良い子じゃん」
「・・・その、ありがとな」
「いいよ。ほら、リトも早く行った行った。はやく準備して食べよ。ララさんだって待っててくれたんだから」
「ああ、そうだな」
「・・・おいしそう!」
ルノが机に並んだ料理を見て目を輝かせている。
料理の準備も終わり全員リビングに集まって、食べ始めるところだったがたくさんの料理を見て興奮しているようだ。
美柑も料理を褒められてうれしいのか嬉しそうな、そして少し自慢げな表情だ
「ほらルノ、落ち着け。もういただきますするから」
リトがそう言うとルノはワクワクした表情はそのままに席に着く
「じゃ、いただきます」
「「「いただきます(!)」」」
そう言ってリト達は食べ始める。今日の献立はリトの好物である唐揚げだ。リトもララも美柑も美味しそうに頬張る。だがここでリトは一番喜びそうなルノが静かになっていることに気づく。食べる前にあんなに嬉しそうにはしゃいでいたのにどうしたのか、そう思ったリトは隣を見る。
「・・・りと、これなに?」
リトが顔を向けた先ではルノが不思議そうに箸を持ち上げていた。
「あ、ああ、それは箸っていって食べ物を食べるときに使う道具なんだけど・・・知らないのか?」
「・・・わかんない」
(箸を知らない・・・もしかして外国の子だったのか?確かに名前も外国の子でもありえる名前だけど・・・でも外国の子が1人で日本に?)
「あ、じゃあ私がフォークとか持ってくるよ」
「あ、サンキュー・・・」
台所に向かう美柑を見送りながら箸の使い方を知らないルノをリトは疑問に思う。日本で育った子がこのくらいの年まで箸を知らないとは思えない。となると外国で育ったというのが一番濃厚なのだが1人で日本に来ているとは思えない
「はい、ルノ君」
「…ありがとう」
「ふふっ、どういたしまして」
美柑がフォークとスプーンを渡すとルノは嬉しそうに受け取る。
(姉と一緒に日本に来て、姉が行方不明になったパターンか?でもそれだと箸の存在自体を知らないのはちょっと不自然だし・・・)
「ーーーと、りと」
「あ、ああ。どうしたルノ?」
いつのまにか深く考え込んでしまっていたようでルノが呼んでいるのに気づかなかったようだ。リトは慌てながら横を向く。
「……おいしいね。みかんすごい」
そこにはフォークを持ちながら満面の笑みを浮かべたルノの姿があった
「・・・だろ?美柑はすごいぞ!他にもいろんな料理が作れるからな」
「・・・ほんと?」
「ああ!これからは毎日食べられるんだぞ!」
「すごい…!」
(まあ、今は気にしないでいいか。なにせルノがこんなに心からの笑顔を見せてくれてるんだ。今はこれで十分だ)
最初公園で見た時はもう感情がないのではないかと思うような表情をしていたのだ。こんなうれしそうな顔が見れただけでも家に誘っておいてよかったとリトは心から思った。
「……みかん、もっとほしい」
「はいはい、まだいっぱいあるから焦らない。ララさん、唐揚げとってルノ君に渡してくれない?」
「いいよー!はい、ルノくん!いっぱい食べてね!」
「ありがとー、らら」
「ちょ、ララ!それ多すぎじゃないか!?」
山のように積みあがった唐揚げが乗った皿を渡すララとそれを笑顔で受けとるルノ、その光景を見て慌てた様子だが楽しそうなリトと、少し苦笑い気味だが微笑んでる美柑。結城家の夜は新しいメンバーを加え今日もにぎやかに更けていく。
ああ、書くたびに自分の文章を書く力のなさに絶望する・・・
もう一つの作品は一人称視点だったし三人称視点に慣れてなさすぎる・・・
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