荒くれもの人生 侍 活動中止 作:(´・ω・`)しょんぼりくん
「おはようマシュ…」
「はい、おはようございます先輩。」
そう目を擦りながら朝の挨拶を交わす二人、今日は沖田の隠れ家で夜を明かした。一応昨日は偵察だけと言うのもあり戦いは起こらなかった。一応沖田が警戒を引き受けてくれたためゆっくり眠る事ができた。そしてこちらの準備を整え終え別の部屋にいる沖田たちの所に向かう。
「藤丸さん、おはようございます。」
「うん、おはよう沖田さん。」
「やっほ~藤丸君。」
「武蔵ちゃんもおはよう。」
手をひらひらさせる武蔵、そして窓際に立っていた沖田、藤丸たちはそのまま中に入って行く。一応藤丸たちはダ・ヴィンチたちと連絡が取れないか試してみたがどうも連絡が取れない、そのためしばらくの間は助けを借りる事はできないだろう。とは言え今まで単独行動が多かったためそこまで驚くことでもなかったがこの問題は恐らく向こうが何とかするだろう。こっちは生き残ることを考えなくては…
「食料の問題?」
「はい、私たちは今まで食事などをあまりしてこなかったので別に困る事はなかったのですが…藤丸さんたちはそう言う訳には行かないので。一応備蓄は少しだけありますが…」
「現地調達しようにもこんな時代じゃね、法律ってめんどくさいね。」
そう食料の問題があった、今までの場合その世界にいた人たちと協力した時に一緒に食料などを貰えたのだがこの世界は現代である。しかも特に世界には変化が起こっていないため現代人も問題なく住んでいる。そのため食料を得るには必然的にお金がいるのだが藤丸たちはそんな物など持っていない、沖田たちもサーヴァントなため持っていないのだ。
「お金を稼ごうにも身元不明の人間何か雇ってくれる場所何てありませんし」
「何なら夜中に私が霊体化して取ってこようか?」
「そ、それはちょっと…」
「でもそうでもしないと君たち何も食べれないよ?ここら辺都会だから生き物とかいないし。」
「質屋に行くと言うのはどうでしょうか?適当な物を売れば…」
「一般人が鑑定できそうな物って持ってるの?」
「あまり変な事にはこだわらない方がいいですよ。自分の命には代えられないんですから…」
確かにそうなのだが受け取る訳にはいかない、それは人の物を奪うと言う事だ。何も知らずしかも何も関係が無い人の物を奪うと言うのは少し受け入れられない。
「…不思議な人ですね、魔術師なのにそんな事考えるなんて。」
「よく言われます。」
「まあそれ言っちゃうと和也さんもそうなんですけどね。」
「確かに…」
よく厄介事には首を突っ込んでは解決していったからなぁ、魔術の秘匿何てするつもりもなかったし…魔術師と言うより魔術使いと言った方が合っているような…沖田さんの様子からすると相変わらず変わってないようだ。
「けどどうするんですか?正直奪う以外私思いつかないのですが…」
「う~ん…」
働いて稼ぐとは言っても身分証明書がない上に住所もないので働き先何て見つかる訳がない、かと言って一般人から奪うのは少し気が引ける。だが藤丸も心の中では奪うことの方が早い事はわかっている。だがそれを理性で止めている。とは言え時間はあまりかけていられない、食事何て人にとっては必需品だ、早めに用意しておかないと不味い事になる。
「…ねぇ沖田ちゃん、私良い事考えたんだけどさ。」
「何ですか宮本さん。」
「一般人が無理なら敵のやつ取ってくればいいんじゃない?」
「なにを…ま、まさか!」
そうにやけ顔で放つ、沖田の方もそれに心当たりがあるのか少し苦い顔をしている。
「あいつらから奪うの、そしたら大丈夫でしょ。」
「そう言えば敵対しているサーヴァントは誰なのでしょうか?」
「…柳 概兊、恐らくキャスターです。本拠点はわかってはいませんが能力はある程度わかっています。と言っても相手とは直接会ってもいませんが…基本スキル陣地作成、道具作成もありさらに恐らく宝具による兵士の召喚です。」
「兵士の方はそんなに大したことないんだけどね、けど相手の方も以外とやりてでね。こっちの嫌な事ばっかりしてくるの、遠距離からガスガス売って来るしもう最悪、その癖その当の本人は穴倉を決め込んでてね。兵はでてくるけどその召喚士は出てこないの。」
と言うことはキャスターのジル・ド・レェみたいな戦い方なのだろうか、その兵と言うのがよくわからないが相手はかなり用心深い、アサシン二人係で見つけられていない時点で見つけることが困難だろう。と言うか…
「…すみません、柳って誰ですか?」
「…え?」
そう普通に思った疑問を口にする、少なくとも自分は柳と言う英雄も人物も聞いた事がない。マシュの方に目を向けるも知らないと首を横に振った。だが沖田の方は何故か驚いた顔をしていた。
「柳 概兊ですよ、明治維新の人物で外国との貿易に革命を起こした人物ですよ。あの桂や西郷とも知り合いで新政府の参謀とも呼ばれた人物、私は、私はあいつに何度も煮え湯を飲まされました…それにあいつは…あいつは…和也さんを殺したんです。」
「か、和也さんを?」
「…あの時、和也さんが死んだとき私は彼の事件に執着していました。新選組にいてもその事が頭を離れず、彼の死因を探していました。誰に殺されたのか、何の理由があって殺害されたのか…それを探していました。そして和也さんが殺されていたであろう日の前に柳の方で変な動きがあったんです。殺し屋と思われる人物にあったようです。」
そう顔に怒りの表情を浮かべる、余程のことがあったのだろう。だが少しおかしい点があるのだ。
「そんなことできるのでしょうか?確か和也さんは魔術師の筈です。それに和也さんの礼装≪偽・
「いえそんな噂はありませんでした、けど魔術の世界ではかなり有名のようです。彼が開発した礼装などは魔術協会でも参考さえる程の代物だったそうで、それに柳の奴聖遺物集めにも力を入れていたようで彼の住んでいた城からは幾つかの聖遺物も発見されています。
ですが魔術師としてはそこまで強いっと言う訳ではなかったようです、教本では少し誇張されて書かれていましたが私が見た限りでは和也さん以上の魔術師と言われると違うと思います。」
「と言うことはその殺し屋が?」
「恐らくは…ですがこれだけは幾ら調べても見つかりはしませんでした。ですが相当な刀の使い手と言うだけはわかっています。」
「和也さんを倒すとなると相当な腕前ですね。」
「もし奴の宝具がその人間を召喚することであるかもしれません。奴の宝具に関してはほとんど何もわかっていない状況ですし…それに他のサーヴァントの事もあります。
今現状確認されているのは四機とは言ってももう少しいるかもしれませんが…私とそして宮本さん。そして柳にあとはその…バーサーカーの源頼光です。」
「よ、頼光さんが!?」
あの頼光の方はよく知っている、何せこっちの方でも召喚されているのだから…にしてもよりもよって頼光さんが…そして新選組の観察眼もあったのだろう、驚いた様子を見ぬ気早速頼光の事を聞いて来た。そして違う所があった…
「え?女?男性ではなくて?」
「あれ?こっちでは男なの?」
「男だったよ?もううるさいってぐらいやかましい人でさ、しかも戦闘狂、私も何度戦ったことか…」
どうやらこちらの方とではかなり違うようだ、こちらの世界とこっちの世界での常識の違い。そしてサーヴァント、少しの違いが藤丸とマシュの頭を混乱させる。既に変化が起こった後の特異点の世界なのだろうか?だがそれにしては変わっている所が限定的のような気がする。ジャンヌの方も何故か和也さんの事は知らなかったし反応があったモードレッドやアーサー王の方も和也さんのことについては知らなかった。今になってみると和也さんは何者なのだろうか?何年経っても衰えない体、そして謎の転移、今になってみるとかなり不思議な事だ。
「よし、取り敢えず食料の方を問題を解決するために動こう。仕事さきでも何でもいいから探さないと…」
「一番確実なのはその柳と言うサーヴァントから奪う事ですが、可能なのですか?」
「一応連中の拠点は幾つか見つけています、一応バーサーカーの方がよく襲うので私たちは見ているだけの方が多かったですが、奪うと言うのであれば大丈夫でしょう。幾つか食料や金の備蓄に目途があります。」
「連中意外とやり手でさ、他の場所から物を奪ってそれをお金にしたりしてね。そんで何でか娯楽のためにそれを使ったりしてるの、しかも商業や工業にも手を出していて魔術礼装の作成何かしてるし…」
「これ以上の長期戦は私たちも不味いと考えていた所なんです。そのため宮本さんと私で本丸を探していた所なんです。その途中で藤丸さんたちを見つけました。」
「だから君たちが来てくれたのはありがたかった、正直不安要素が強いからもう一人ぐらいは欲しいと思っていた所なんだ。」
「そうなんだ、よしそれじゃ早速今夜襲おうか?」
「意外と積極的なんですね、そうしましょう。襲うのなら早い方がいい。私との連戦続きで疲れているでしょうが大丈夫ですか?」
藤丸は小さく頷いた。
そして藤丸たちは夜になるまで待機する事になった、取り敢えず沖田たちが貯めていた備蓄を使い食事をとっていた。沖田たちも今夜まで待機となり休息を取っている。そして藤丸たちは食事を終えると少し沖田たちの元を訪れていた。少し和也のことについて聞きたかった事があったのだ。
「これは…」
藤丸は沖田が触っている物に目がいった、そこには沖田が着ている隊服とは別の隊服があった。それは沖田が着ている物とは若干違うが新選組の隊服だ。
「和也さんが着ていた隊服です、あの人勝手に隊服を礼装にしていたようで…あの人の死んだ後私が預かってるんです。和也さんの遺品は私が預かっています。」
「この隊服、左だけ塗った痕がある。」
「私が縫ったんです、あの人のようにやれるかなって…思ったんですけど。」
そう縫ったと事を撫でる、夜に照らされた沖田の顔は優しい顔をしていた。懐かしむような悲しいようなどちらでも感じ取れるような顔だった。
「この服、切られた左腕の部分だけ回路が切断されています。そのためこの礼装は左腕だけには強化が施されないようです。」
「そうなんです、直そうにも私はそこまで魔術に詳しくはありません。一応和也さんの本は見たのですが…チンプンカンプンで…」
当たり前だ、ただえさえ神秘が薄れた時代なため調べようにもできなかったのだろう。それに沖田の方は魔術師の家系ではないためそもそも魔術の才能はないのだろう。そもそも礼装は作った本人にしか修復できない、その沖田が持っている和也の本はかなりの価値は秘めているだろうがそれ相応の技術で出来上がっているため沖田ではどうしようもない。
「私にできればよかったのですが、生憎できたのが強化ぐらいなもので…」
「この礼装は起動できるのですか?」
「完璧には起動はできません、出来たとしても20%ほどぐらいしか…今なら30%~40%ほどなら起動できます。」
「サーヴァントの補正をかけてもそれだけって、随分念入りに作ってるんだ。」
「それだけこの隊服は大事だったんでしょう、確か和也さん言ってました。自分の好きな物は大事に使いたいから手を抜きたくないって、あの人料理を作る時もそんな風に言ってましたから…」
「特異点の時だね、美味しかったな~。」
あれはそう、ロンドンの時だ。あの時和也さんとあって様変わりしたと思ったら色んなことができるようになっていた。まさか料理もできるようになっていたとは…しかも医者の心得もあったしびっくりした。それだけじゃなく魔術師としても魔術も随分学習していた。何でかモードレッドやアーサー王にあった時びっくりしていたけど何でなんだろう…
「そうなんですよ、私と彼が付き合い始めた時もそうでしたけど私の好みによく合わせてくれたんです。」
「そうなんだ。そう言えば気になったんだけどその…沖田さんって和也さんと恋人だったんだよね?」
「そうですね。」
「ど、どんな感じだったの?」
「ど、どんなって…もうだめですよ女性にそんな事を聞くのは…」
そうテレ顔で返された、まさかあの沖田さんからこんな顔をされるとは思わなかった。今まで新選組として生きたかった沖田の事しか知らなかったので色恋沙汰の話何て一切なかった。にも関わらず今目の前ですっごい砂糖を吐きたい程の話を聞かされているのだが…しかもマシュと会話弾んでるし…
「楽しそうでしょう?」
「うわ!?」
すると隣には武蔵がいつの間にか立っていた。沖田とマシュの会話を眺めるように見ている。
「沖田ちゃんさ、いっつも無理な顔してたんだよ。その和也って言う人が死んだのが余程効いてたみたいで。いっつも死んでるような目をしてた…けど聖杯があるからだろうね。怖いぐらい目をギラギラしてて間が悪い時もあったんだけど…あんたたちが来てから少し柔らかくなったかな。」
「そうなんだ…」
確かにこっちの方の沖田も新選組として生きられず酷く後悔していた時があった、それと同じぐらいかあるいはそれ以上の後悔だったのだろう。和也さんがいたからこうも変わったのだろう、ある意味救いなのかもしれない。
「ねぇ藤丸君だっけ?そっちの私どんな人だった?」
「え?まあその剣豪に名の恥じない人だったかな。」
強くなること、強者と戦うこと、刀を振るい続ける人生、弱肉強食の考えを持ち普通の人とは言えないがそれでもいい人であったのは間違いではなかった。その証拠に何度も助けられたのだから…
「…そっか、ねえ聞きたいんだけどさ。」
「はい。」
「鳥羽って人…知ってる?」
「…いえすみませんが、心当たりはないです。」
「…そっか、そっか。」
鳥羽…武蔵の話で出てきた人だろうか?でもそんな人いただろうか?
「その人、誰なんですか?」
「そうだね~……私の…知り合いかな?」
そう遠くを見つめる、そこに含まれる感情は何故かよく見知った物だった。だからだろうか、それを聞く事はできなかった。深くは探れない、そして恐らくはその事は話してはくれないかもしれない。こんな武蔵の姿を見るのは初めてだ。
「にしても武蔵ちゃんってアサシンの適正あったんだ、僕の所はセイバーだったんだけど…」
「そうなんだ、まあ刀だけの人生だったからね。私がなるとしたらセイバーかアサシンぐらいしかないかもね。あぁバーサーカーも一応あるね。刀持ってる人何てあまり正気に思われてないしね。」
「まあ現代人からするとそうなるかもね。けど戦国時代でそれは普通なんじゃなかった?」
「切って切られる時代だったからね、私たちの所では別に珍しくも無い普通のことだったし、けど面白かったな~。」
面白いのだろうか?そう言う疑問が思い浮かぶが戦国時代の人と考えはあわないだろう。とは言え基本的な考えは自分が知っている武蔵と同じで安心した。けどなんだろうか、面白いっと言っている割には何故かあまり乗り気じゃないような…
「すみません、話が長引いてしまって…」
沖田たちの話が終わりこちらに来た、もうすぐ夜だ。打ち合わせを行うために話し合いをする事にした。
「ここが例の場所…」
そう鉄塔クレーンから見下ろしていた藤丸たち、来たのは港に近い倉庫ではなくその外れにある放置された工場の跡地、恐らく船を製造することを目的とした工場だったのだが海風や時間経過による劣化などによって放置されたらしい。それを柳が見つけ中身を改装した。とは言え工場ではなく臨時基地としての役割で工場の形をした倉庫と言う形になっている。
「ここです、警備はありますが他と比べて少ないです。スキルを使用して中に入いります。通路を確保したら合図をしますのでその後に来てください。」
二人は小さく頷いた、沖田がその場から消える。恐らく中に入ったのだろう。そしてしばらくすると侵入口付近で沖田が出てきた。
「行こう。」
マシュはそれに頷き沖田と合流した後中に入って行く、そこは外から見ても違い中は別物だった。通路の場合多少風化が進んだ状態のままだったが手直しがされている。そして広い空間に出ると大企業の工場とほぼ同じ内装だった。よく整備された機材、そして安全を考慮された設計をしている。そして通路の方でも倒れていたが沖田が倒したと思われる機械兵がいた。
「あれが兵士か…」
「あれは非戦闘員です。私が倒したのも同じでここには戦闘員はあまりいないようです。一応無力化しながら進みます。」
一応物を奪うので運搬通路を確保する必要がある、そのためその通路にいる敵は倒していく必要があるので無力化する必要がある。藤丸たちもそれに頷きマシュの支援をしながら静かに無力化していく、そして例の物は先にいる武蔵が用意しているらしく合流地点に向かう。そこには中に物が入った風呂敷が置いてありその横にはニコニコしている武蔵がいる。
「早かったね、ほらもう包んであるし後は脱出するだけ…」
「な、何で風呂敷?」
「物を盗むのならこれだと思って。ほら君の分、流石に私たちより小さいけど君の問題だし持たなきゃね。」
そう他とは違う少し小さめの風呂敷が渡される、まあ確かに今回は自分たちのためなので自分も何か協力しないと後味が悪い。その風呂敷を受け取り背中に背負う。
「頭にも被る?」
「宮本さん、ふざけてないでさっさと退散しますよ。」
沖田が注意し脱出が始まる、ここまでは何も異常がなくて少し不安だ。そして来た道を通りそしてその後無事に脱出する。
「…何もなかったですね。」
「うん、嫌に上手く行きすぎなような。」
「…嫌な予感がする。」
『こんな所までご苦労な事だな。』
!!
その脳に響く声を聞き全員が身構える、沖田の方は刀を抜き宮本同じように抜き周辺を警戒する。マシュは藤丸の近くで盾を構えた。
『何をするのかと思ったら物を盗むとはな、元警察とは思えない行動だが…その横にいる奴、もしや人間か?』
「またですか、何処かで聞いたような声ですね。いい加減姿を見せたらどうですか?」
『質問を質問で返すとはな、まあその様子からするとあながち間違いでもなさそうだがな。』
声が聞こえるだけで何処にいるのかがわからない、今の魔術師でも行う魔術による声ではなく直接脳に送られている。こっちはアサシンたちだけなのでその場所を探知する事が出来ないのだ。そして周りに置かれているコンテナから武装した戦闘員が出てきた。
『奪った物は大した物ではなさそうだがこのまま逃がすのは少し癪だ、だから俺の兵と遊んでもらおう。』
その声と共に兵がフォーメーションを組みこちらに武器を構えた、戦闘兵は見た目は機械でできた日本風の装甲だった。剣や槍もあるが中には少しFSのような銃を持つ兵もいた。銃を持った兵が後方におり槍を持っている兵が前に、剣を持っている兵は銃兵の近くに槍兵の後ろに配置されていた。
「またこの陣形、来ますよ。」
すると槍兵が沖田たちの方に駆けだしてきた、槍兵の槍が沖田に迫ると沖田はそれを下に潜り抜ける。しかし槍兵が下がり二度目の槍を放つが沖田はそれをジャンプして避けそのまま槍を踏み台にして切りつける。するとそれを剣兵が止められる。そして槍兵が槍を持ち直し第三の槍が放たれそれを見た沖田は刀で受け止めた。本来なら下がった方がいいのだがそうすると後方で構えている銃兵に狙われてしまう。これが厄介な陣形、相手の事をよくわかっている。これが柳 概兊、新政府の参謀と呼ばれただけのことはある、これは厄介だ。
「マシュ!行くよ!」
「はい!」
「それじゃ、私が切り込もうかな。」
武蔵が駆け出しその後にマシュたちが続く、その突撃を銃兵が止めようと発砲するがマシュの盾に防がれ槍兵と戦う。その一騎打ちに入られないように剣兵と銃兵の攻撃を止めている。だが流石は剣豪と言ったところか数秒で切り倒しそのまま銃兵に向かって行く、マシュも剣兵を倒しそのまま武蔵の方に向かう。沖田の方に援護を向かわせるのもいいが沖田があまり動けないのは銃兵がいるからだ、なら銃兵を倒し沖田が動けるようになれば沖田は戦いやすくなる筈だ。銃兵は全員で3人だ。
『兵よ、ばらけろ。』
そう言うと固まっていた兵がばらけた、今銃兵がばらければお互いに援護できるような形になり厄介な事になる。そのため武蔵は二部隊を止めるように動いたが一部隊は見逃してしまった。
「藤丸君!残りをお願い!」
その声を聞き二人は離れようとする一部隊を追う、影の英霊を召喚しその部隊を止めマシュを突貫させる。そして影が槍兵と対峙している間にマシュが銃兵を倒し影が槍兵を倒しそしてそのまま剣兵を倒した。その間に武蔵が槍兵を倒しそのまま銃兵を二人まとめて倒した。そして藤丸はアーチャーを召喚し沖田の援護を行いマシュは武蔵の援護を行って残りの兵を倒した。それを見た沖田は大きく下がった、そして藤丸たちはよく見た沖田の突きの構えを目にした。そしてそのまま大きく前に跳躍する。そしてその場から消えそのまま槍、剣、銃兵を纏めて仕留めた。
「すごい、三段突きだ。」
「流石は沖田ちゃん、あの突きだけは真似できないんだよね~。」
「これですべて倒しました、早くこの場を去りましょう。」
工場の方から足音が聞こえる、恐らく援軍だろう。藤丸たちはそれに頷き沖田たちの先導に続いてその場を去った。
「…中々やるな。」
状況判断良し尚且つ連携も悪くない、あの二人の良し悪しを理解しカバーが出来ている。それに兵をばらけさせた後でも沖田の方には行かず武蔵の方に向かった。決断も悪くない。沖田の援護をするより苦手とする銃兵を倒した方がいい、そうすれば沖田が動けるようになる。
「だがあの影はなんだ?」
謎の影霊、魔術師の中には召喚士が存在はする、だがそれとは少し違った感じがした。サーヴァントとほぼ変わらない力を感じた。だがそれにしては意思はあまり感じられなかった。
「それに横にいた桃髪の女、サーヴァントではあるが他とは違う。」
盾を持つ英霊とは探せば幾らでもいるがにしては少し中途半端な武装だ、サーヴァントは召喚されれば別に現代の魔術師たちが何もしなくとも当たり前だが強い、そのためマスターが行うのは主に強化か治療ぐらいなのだ。にも関わらず彼女が着ていた礼装は現代の魔術師の技術が施されていた。それに彼女、サーヴァントであるのは確かなのだが、何か違和感を感じる。
「現代では軍用化をしているのか?それとも実験…何にしてもただの盾じゃなさそうだ。」
「どうしたキャスター、難しい顔をして。」
敵の分析をしていた所セイバーが来た、キャスターは一度考えるのをやめる。
「何、少しカルデアにちょっかいを出してみたのでな。その分析をしていた所だ。」
「どうだった?」
「恐ろしく不気味な奴らだ、かたや召喚士のマスターにサーヴァントもどき…少し見えない所がある。現代の魔術は私もよく知らんからな。とは言え分析しようにもな…」
現状の所わかっているのは指揮系統が多少優れていると言う事だけ…魔術は使用したがそれも謎だ、とは言えあの影はサーヴァントを模倣した物には違いない。だがこれだけでは足りん、とは言え数で押せば恐らく殺せる。マスター事態は魔力量はそこまで大したことはなかった。
「なら、俺が出ようか?」
「よいのか?魔術戦闘において一番警戒しなければいけないのは無知だ。回路によっては対処が難しい物も存在する。ルーンの魔術や言霊、魔眼等がそうだ。あれだけは知らないとどうしようもない。」
「ワシはセイバーだ、何とでもなる。」
「セイバーの補正があるとは言えお前が生まれた時代は俺と同じ維新、対して役に立たん。だから俺も行く。」
「ほう、そろそろ出るのか。」
それに頷く、陣地は整った。沖田とあのマスターの仲がよくなる前に全員まとめて殺す。
佐藤和也の使用礼装
≪偽・宇星装具プトレマイオス≫
ランク C~A+
種別:使う星座によって変わる
レンジ:1~500
最大補足:800
和也が身に着けた星座の力を模して作り上げた疑似礼装、まだ完璧ではないのでサーヴァント程の神秘は無くさらに模しただけなので理想魔術程の神秘も存在しない。だがその分簡略化しやすくまとめやすい、さらに和也と相性がいい唯一の物なので戦闘時は使用している。
≪偽・
ランクB+
種別 対軍宝具
レンジ 1~8
最大補足 120
アポロンの使い鳥、その名の通り火の加護を宿してある。内包してある武具は剣であるが本来の使い方は別にある。
≪偽・幻獣装具、
ランクA
種別 対城宝具
レンジ:1~190
最大補足 220
ゼウスの鳥で雷を宿した礼装、本来は弓であるが槍としても使用でき和也の中で一番の貫通力を持っている礼装。
≪偽・双子
ランクB
種別 対幻宝具
レンジ:1
最大補足 1
自分と同じ魔力と質量を持った分身体を呼び出す事ができる、自我もあるが本体の命令に従いほぼ同じ礼装を使う事もできる。
沖田の持ち物
荒川の羽織
ランク B
種別:対人宝具
レンジ:1
最大補足:1
和也が使用していた新選組から支給された羽織、魔術が施され魔術礼装として使用されていた。そのため装備する事でパラメーターを上昇させる。だが本人はあまり使いたくないため通常時は自分が愛用している自分の羽織を使っている。本来なら和也の礼装を着ていた方がいいのだが本人にとっては想い人が残した物なので大切に保管したいようだ。ただこの礼装は左腕を切断された際に魔術陣ごと切断されていた、縫い直したが魔術陣は修復できないので左だけに礼装の強化は作用されない。(後縫い目が雑なので凄い目立つ)
歴史では彼の遺体を引き取った際にその羽織を持ち出した事が書かれている、その他にも和也が使用していた刀や本なども預かっており大切に保管していた事が沖田が残した日記に記載されていた。
ちなみに沖田ちゃんの18禁欲しい?
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書いてくれ!
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いらないです。