荒くれもの人生 侍 活動中止   作:(´・ω・`)しょんぼりくん

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遅れて申し訳ない( ・ω・)


強襲

まだ太陽が上にある昼に荒川は町を歩いていた、今回の襲撃を感づかれないためにもいつも通りに振る舞っている必要があったのだ

 

荒川「襲撃、ね」

 

荒川は今夜やるであろう襲撃の事を思い出していた、ここからそう遠くない場所にある蔵田と言う寺がある、そこには勤王志士が集まり何かやらかそうとしているのだがそれを止めるため襲撃を仕掛けるのだ

 

荒川「…まあ頑張りますかね」

 

そう苦笑しながら見回り続けいつも通りに振る舞い時間になるまで潰した

 

 

 

 

 

沖田「ここですね」

 

そう建物の影に隠れながら寺の様子を見る沖田とその隊士たち、その中には荒川もおり沖田の隣で覗いていた

 

荒川「一見普通な寺のように見えるがホントにいるのか?」

 

沖田「ちゃんと確認はしたので確かです、裏の方には永倉さんと斎藤さんが、正面は私たちでやります」

 

荒川「俺たち一つで大丈夫か?井上とか呼んだ方がいいんじゃ…」

 

沖田「あまり大人数で動くわけには行きません、それに井上さんはここ周辺の担当じゃないので気づかれるかも知れませんので外されました」

 

荒川「そりゃ仕方ないか」

 

確かに担当区域じゃないのにいるのはおかしいから仕方がない

 

荒川「人数はわかってんのか?」

 

沖田「20、それぐらいしかわかっていません」

 

どうやら敵の数も以外と多いようだ、それに乱戦になるだろうから狭い寺の中じゃやりにくいであろう

 

荒川「突撃の合図はまだか?」

 

沖田「まだです、大人しくしてなさい」

 

先に入った密偵の合図を待っているのだがまだ時間がある、だが待つのが嫌いな荒川は多少イライラしておりそれを見ていた沖田は呆れてため息をついていた、だがそんなやり取りをしていると寺の裏路地の方から明かりが点滅し始めた

 

沖田「!来ましたよ」

 

その声を聞きその場にいた全員が刀に手をかける、そして走り出せるように腰を低くする、そして沖田が駆け出すと同時に全員が走りだした

 

沖田「荒川、着いてくるように」

 

荒川「了解」

 

そして沖田が寺の入り口前に立つ、そして隊士が二人左右に別れ入り口前にたち寺の扉に手をかける、そして沖田の方を向くと沖田はゆっくりと頷く、返すように二人とも頷きその手にかけてある取っ手を引き扉を開ける

 

志士「だ、誰だ!?」

 

見えたのは廊下を歩いている二人と階段に一人、そして入り口前にいる一人がこちらを向き驚いている

 

志士「し、新選組だぁ!!」

 

奥にいる志士が声を上げ叫ぶと全員が腰にある刀に手をかけ抜こうとする、だがその前に入り口にいた志士が沖田に切られた

 

志士「くそ!」

 

刀を引き抜き沖田に切りかかる二人、だが沖田は刀についた血を一人にかけ目を潰すともう一人の方にかけより相手が切る前にその首元を切り裂いた

 

志士「っ!?」

 

もう一人は下がり沖田から距離を取ったが沖田の前じゃ意味がなかった、距離をつめるように大きく踏み出しその心臓を貫いた

 

荒川(化けもんかよあいつ)

 

そう思いながら階段にいた志士たちを相手しながら心の中で呟いた、奇襲とは言え一瞬にして三人も殺してしまった、だが荒川はどちらかと言うと驚きよりも多少の恐怖を抱いていた

 

荒川(あんなに笑顔は綺麗なのに…)

 

たまに見せる自然に出る笑顔、前から思っていたのだが何故沖田が新選組にいるのが前から不思議だった、目の前の男の腕を切り顎を柄でかち上げ気絶させる。

そして階段の上から志士が大量に表れこちらに切りかかる、流石に足場が悪いので後ろに飛び階段から下り次に備える、すると横に沖田が来た

 

沖田「あなたは左を」

 

荒川「わかった」

 

志士「ころせぇ!!」

 

相手も刀を抜きこちらに迫ってくる、沖田は容赦なく敵を切り荒川の方は相手はなるべく殺さずに戦闘不能程度に止め戦っていた

 

荒川(くそ野郎共って訳でもないからな)

 

勤王志士はただ外国の武力を恐れ何もしなくなった将軍に愛想をつかし天皇を中心とした社会を作り上げとようとした者たちだ、彼らの気持ちもわかるし不満を持つのもわかる、彼らは彼らなりの考え方で世の中を変えようとしている

 

荒川(現代でも言いたかったけど、もう少し強気になれよな)

 

日本は外国にも負けない強みを持っている、相手の力が大きいのは確かだがそれでも駄目な所は駄目と言って欲しい、引け腰になり続けるとろくな事にはならないからだ

 

荒川(そう言えばどうなるだ?結局成功するのか?)

 

荒川はこの維新が成功するのか知らない、志士が戦う理由や内政事情は沖田から聞いた事だし歴史もそこまで真面目にやってなかったのでどう収まるのかは知らないのだ

 

荒川「!」

 

だがあまり考え事も出来そうにない、相手にとっては俺は敵で俺は新選組だ、ならこの仕事はしなければならない

 

沖田「ほけるな荒川!」

 

荒川「っ、わかってるよ!」

 

あら返事をし階段をかけ上がる沖田に続く、下では他の隊士が戦っている、そして2階に上がると志士たちが刀を構え睨んでいた

 

志士「来たぞぉ!」

 

志士「中瀬さんの所に行かせるなぁ!!」

 

だが志士たちはその場から動かなかった、沖田はそれを見ても直ぐに駆け出し距離を詰めようとするが荒川は不思議に思い遅れてしまって沖田に追い付こうとしたその時、嫌な物が見えた

 

荒川「沖田止まれぇ!」

 

沖田「!」

 

それを聞いた沖田は前に視線を集中する、すると志士たちの後ろに何やら変な物を持っている志士がい、それは鉄の固まりでそれをこちらに向けている、それを見た沖田は前に転がると大きな乾いた音ともに沖田の背中を何かが通りすぎ隣に合った襖を貫いた

 

荒川(鉄砲だぁ!?)

 

そう、志士たちが持っていたのは現代でも主力となり続けている今で言うピストルであった、海外からの交流が増えてきてその時に武器などが流れ込んできた、それを見た荒川は直ぐに階段を上がり隣の襖を蹴破り中に入る、沖田も同じような事をしており銃から射線を切っていた

 

荒川(銃、志士、まさか)

 

荒川は銃を見て焦るよりも人の事を思い浮かべていた、剣の腕も銃の腕もたち後々大きな同盟を気づく筈であろう人物を

 

荒川「坂本、龍馬」

 

大事な事を失念していた、もうこの時代の武器は刀等の近接武器だけではないのだ、龍馬が仕入れた銃などが広まり今から銃が主軸と成っていく時代なのを忘れていた

 

荒川「確か何か土方も持ってなかったっけ、何か長いやつ」

 

そう相手の様子を見ながら色々思い出してきた、気紛れに選んだ歴史講義のレポートのに明治維新の事を書かされたがその時に銃を持っている人間がちらほらいた、その人たちも後々これが主流になるであろうと予測しそれを手にしていたのだ

 

荒川「まずったな、俺もやるべきだったかも」

 

正直銃なんて避けれるきがしない、喧嘩の時も銃なんか出された事なんかないしそもそも平和な現代ではそんなものも出される筈がない、だがここはまだ戦う事が普通だった頃だ、夜で背中を切られるのが当たり前の世界なのだ、相駆らわず平和ボケしている自分に頭を抱えるが今はそれ所じゃない

 

荒川(とにかくあんまり前には出れねぇ、何とかしねぇと)

 

襖を開け様子を伺いたいが頭に当たったら終わりだ、幸い床が木のため軋む音が聞こえるので近づいてくるのはわかるが相手も余程用心深く中々視界に入ってこない、どうしようかと錯誤していると隣の部屋にいる沖田に目がいった

 

荒川(何かアイツ顔色悪くないか?)

 

いつもならこんな事になっても落ち着いているのだが何だか今日は焦り気味だ、荒く息を上げ額にも汗が出ている

 

荒川(風邪じゃないな、どちらにしても早く決めないと)

 

このままでは相手に逃げられてしまう、そうなったら新選組の評判が下がるためなるべくそんな事にはしたく無い

 

荒川(しゃあない、行ってみるか)

 

荒川が入った部屋には小さな机と座布団、装飾品の壺や掛け軸がある、どれも屋敷にありそうな物で荒川はまず机をひっくり返しその上に座布団を乗せそこに自分の小刀を突き立てる、すると座布団と机が引っ付くのでそれを安定させるため掛け軸を取りそれに巻き付け固定し小刀の柄を持った

 

荒川(よし)

 

そして入口前に戻りその場で大きく深呼吸する、そして沖田の方を向くとこちらの意図がわかったのか小さく頷き刀に手をかける、それを見た荒川は姿勢を低くして机を前に出し突っ込んだ

 

志士「な!?」

 

相手も音は聞こえていたであろうが流石に何をしているのかまではわからない、それに驚きながらも発砲するが即席の盾で守り怯まず駆けだす

 

荒川(好きなだけ撃たせて弾込める時にやる、これしかない!)

 

荒川が無事なのは志士と距離が空いているからだ、正直こんな即席の盾では至近距離で撃たれたら貫通して終わりだ、一回でもタイミングを外すと終わりだ、相手の距離に気を付けながらも撃たれ続ける、腕に衝撃が来るが気にせずそのまま出来るだけ近づいていく、すると相手が引き金を引いた時金属が軽く叩く音が聞こえた

 

荒川(いま!)

 

そして思いっきり盾を相手に投げる、それを見た沖田は駆け出した、相手は弾を込めようとし矢先机が飛んできたせいか隙が出来てしまいその腕持っていた銃は荒川に叩き落とされそのまま腕を切り裂いた、もう一人の志士も銃を捨て刀に手をかけたがそれを抜く前に沖田に首を貫かれた

 

志士「あ、あ」

 

志士「ちくしょ」

 

腕を切られた志士は痛みにより気絶しもう一人はもう息をしていない、それを見た荒川は大きく息を吐き自分を落ち着かせた

 

荒川「何とかなったな」

 

沖田「ええ、そうですね」

 

そう返事をする沖田だったがやはり様子がおかしい、さっきから顔は青ざめている

 

荒川「おい大丈夫か?」

 

沖田「心配いりません、それより行きましょう」

 

沖田は顔を伏せ荒川の横を通り過ぎ奥に向かっていく、そんな様子をほっておくわけにも行かず一緒に向かう事にした、奥には大きな部屋があったが案の定部屋はもぬけの殻で外を見るための窓が大きく開いていただけであった

 

沖田「逃げられましたか、せめて顔さえ見れればやりようもあるのですが」

 

荒川「仕方ねぇよ、相手は銃持ってたんだから」

 

あんな狭い場所で強行突破するわけにいなかい、下手に動こうものなら銃で撃たれ終わりだ、だがやはりスッキリしないのか顔を曇らせながら刀を鞘に納め荒川の方を向いた

 

沖田「取り合えず下に行きましょう、終わっていると思いますし早く二人と合流した方がよさそうです」

 

荒川「そうだな」

 

荒川も刀を収め先に行く沖田についていった、だが荒川は沖田の顔が辛そうな事だけは心配だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後残党は斎藤と永倉が片付けており隊士たちはその場の跡片付けをしていた、そんな中に荒川もおり手伝っていたがやはり死体が見慣れないせいなのか表情も暗くいつもの元気がなくなっている

 

荒川(やべ、吐きそう)

 

腹は裂かれ腕は切られ寺は地獄と化していた、廊下も部屋にも返り血がべったりとくっついておりあまり見ていい物ではなかった

 

荒川(嫌な時代だ)

 

そう常々と感じ吐きそうになりながらも隊士と一緒に片づけを続けた、そして部隊長たちは寺の外に出て三人で話合っていた

 

斎藤「逃がしちまったか、まあドンマイ」

 

永倉「いやこれはわしのせいや、逃げた連中はおったが全員は捕まえきれんかった」

 

沖田「いえ、私が手こずってばかりに、申し訳ない」

 

斎藤は中の援護に向かい永倉は外を見張り出てきた志士を倒していたのだが、永倉がいない別の場所で方位を突破され逃げられたのだ

 

永倉「にしても中々の腕前やな、置いていた隊士が一撃で切り伏せられとる」

 

そう隊士の死体を見る、左肩から斜めに一撃、それ以外に跡ははなくきれいに切られていた

 

斎藤「最近志士の動き活発だしな、名のある剣豪だったのかも知れないな」

 

永倉「それなら沖田、お前運がよかったのかもしれんぞ」

 

沖田「え?」

 

そう疑問の声を上げる沖田、永倉はそれを見ながらも言葉を続ける

 

永倉「自分でもわかっとんのやろ?さっきから顔色悪いで」

 

沖田「」

 

その言葉を聞いた沖田は顔を背け表情を悟られないようにするがそれをするには遅すぎた

 

斎藤「今日はもう休みな、後はやっといてやるから」

 

沖田「ですが!」

 

永倉「ええからはよ行き、無理すると本間に倒れるで」

 

二人からそう言われるがそれでも沖田は帰ろうとする素振りを見せなかった、再び沖田が口を開こうとしたその時

 

永倉「おう荒川、ちょっとこっち来てくれんか?」

 

沖田「!」

 

荒川「ん?」

 

それを聞いた荒川は作業を切り上げ永倉の前に駆け寄る

 

荒川「どうしたの?」

 

永倉「沖田を屯所まで連れて行ってくれんか?後はわしと斎藤がやっとく」

 

荒川「わかった」

 

沖田「ちょっと待って下さい!」

 

二人のやり取りを見ていた沖田がしびれを切らしたのか間に入ってきた

 

沖田「そんな事よりも今から逃げた奴らの後を追うべきです、今からならまだ」

 

永倉「こんな暗いんじゃ探そうにも探せんやろ、それに銃持ってたんなら深追いは危険やで」

 

沖田「っ!」

 

斎藤「それに下手したら剣の腕も立つし、それに何処行ったのかも検討つかないんじゃ無理だよ」

 

沖田は意見を出そうとはするが何も言い返せない、悔しそうに顔をしたに向け手を下に伸ばし握りこぶしを作っていた

 

荒川「まあまあ大丈夫だって、次があるさ」

 

沖田「っ!」

 

その言葉を聞いた沖田は嫌そうな顔をし顔を伏せたまま黙っている、その場にいる男たちはどうしようかときょろきょろして目を合わせるが打開策がないのか困り果てている

 

沖田「コフっ!」

 

すると突然沖田が大きく目を見開き口に手を当て咳をした

 

荒川「ほら体調も悪いんだからよ、これ以上長いはよくないって」

 

沖田「…!」

 

そう沖田に駆け下り言葉を駆けるが覗き込んだ沖田の顔は苦しそうだった、何かに耐えるような表情をし口元を抑えながら咳を続けるとその場に崩れた

 

荒川「お、おい沖田」

 

永倉「あかん、斎藤、先生起こしてこい!!」

 

斎藤「わかったよ」

 

永倉が大声を上げそれを受けた斎藤が寺から離れどこかに行ってしまった、荒川は崩れた沖田を心配し目線を合わせ声をかけ続ける

 

沖田「コフっゴブっ!」

 

荒川「おい沖田、だいじょ!」

 

そう沖田を覗き込むよう沖田の顔を見る、そこには手から血が滴り落ちていってる沖田の姿があった




コロナの波が治まるのはいつ頃になるのかな~そろそほやめて欲しいんだけど(涙)
それでも学校は忙しいけどね(汗)
遅れるかもしれませんが最後まで頑張ります

ちなみに沖田ちゃんの18禁欲しい?

  • 書いてくれ!
  • いらないです。
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