サッカーやろうや   作:成金ヤック

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APEXの新シーズンが始まった。

それが始まるとどうなる?

知らんのか?更新が大幅に停滞する。


通過儀礼

今年のFFは見送りになるか…時刻は3:30われら

 

部室で小百合ちゃんの集めた紙媒体のデータに目を通しながら思い耽る。現部員の総勢5名…そのうち3名は最近ボールに触れ出した素人。どうやったって今年の5月のFFに間に合うわけがない。あまりによろしく無い状況に無意識で人差し指をガジガジしてしまう。

 

幸いなのは鬼道、有人と思われる人物が今年の帝国の入学式に新入生として出席していたことである。

 

小百合ちゃんから貰ったデータの帝国学園の項目を閲覧しながらコーヒーを1口、口に運ぶ

 

流石の帝国…小百合ちゃんがいくら頑張っても雀の涙程度しか情報を得ることはできない。しかし選手の特徴だったり、監督の癖だったりフォーメーションの偏りだったりを練習試合や学校潰しの試合だったりで事細かくまとめあげてるのは脱帽の一言である。

 

鬼道有人が同期だと言う事は円堂守達とも同期なのだ。口角が無意識に上がるのを感じる。楽しみで仕方ないのだ、作中であのレベルの練度を誇るプレーの数々がこの目で確かめる事が出来る…復讐をこなす上で最も危惧していたものである時系列の違い…すなわち、ねぇさんが事故にあって自分が中学進学するまでの3年間で原作がスタートしてしまわないか否か。それだけが怖かった。

 

あぁ…待っているといいさ帝国学園…僕はこの手で最強のイレブンを作り出し、君たちの思想を全て粉々に砕いて見せよう…

 

「たーなかっ君。頭おかしい程気持ち悪い笑みを浮かべているね、練習はしなくていーのかい?」

 

「他校のデータ閲覧くらいゆっくりさせてくださいよぉ」

 

爽やかな汗をかきながら前髪をかきあげる是和先輩、その裏にはヘロヘロになった我らサッカー部員一同…

 

「キッきつい!初日から…この量は!たったおれ…っ」

 

「多摩っち何よりも大事なのは体力なんよねー、だから先ずはこれくらい片手間で済ませるレベルになんなきゃ、それは鮫田君や鳥井田君にも言えるからね。」

 

先輩達も返答できないレベルでヘロヘロである。

 

これじゃあボールを使ったまともな練習なんていつになってしまう事やら…

 

「皆さん練習お疲れ様です、朗報をお持ちしましたよ。」

 

小百合ちゃんがクラスの仕事を終えて部室に顔を出す。

 

「ほうほう、来て速攻朗報とな…余程良い事なのかね?その朗報とは?」

 

是和先輩がキメ顔で催促する。

 

「それでは早速。前にけんちゃんにはお話しましたが…過去にサッカーを経験している方々に個人的にお声かけしてまして…今回なんと!数名、私の甲斐甲斐しい勧誘にお答えしてサッカー部への入部が決定致しました!」

 

ほう…新部員。それも経験者と来たもんだ、いや経験者と一概に行ってもプレイはきっとエンジョイの範疇を出る事は無いだろう。日ノ元の時のサッカーを参考にしても必殺シュートだったり必殺ブロックだったりを覚えてる人は稀であった。

 

「何人くらいの入部希望なのかな小百合ちゃん。」

 

5人…は欲張りすぎだな…せめて3人。

 

「そうですね…」

 

小百合ちゃんはゴソゴソとカバンからファイルを取り出してそこから僕が先程見ていた書類と同じような紙を取り出して大まかな情報を提示していく

 

「ミッド志望が1人と、フォワード志望が1人、後はキーパーですかね、後は実際に自己紹介してもらいましょうか。」

 

「やっとですかい…長々とまたせるとは、どういう良兼です?」

 

「いやはや、軽い質疑応答ですよ。では自己紹介、お願いします。」

 

「ちっまぁいい…先ずは俺からだな。御剣謙信、FW志望。サッカー歴は6…7年くらいだ。まぁサッカー部には後々きちんと入るつもりだったが…まぁこんな形も悪かぁねぇだろって事で今回の話に乗せてもらったって感じだな。今日から3年感しっかりやってくんでよろしくぅ。」

 

御剣?何処かで聞いた記憶が……ダメだ思い出せない。でもなんか肉の筋が歯の隙間に挟まった時みたいな気持ちになる、どこでこの名を聞いたか。

 

しかし6年の経験は普通に高評価である。彼の立ち居振る舞いを見ても強者としての慢心や余裕と言った者を感じ取れる、まさにその剣の名に恥じぬ男である。

 

「んじゃあ次は俺っちすね。恐神隆治、KP志望。サッカー歴はそこの御剣と一緒っす。得意技はドラゴン・ジョーって言う奴なんで。まあゴールは任せろーって感じでよろしくっす。」

 

イナイレ特有の低身長ボーイこと隆治君、こちらも強者の威風がビンビンに感じられる。ギラついた瞳にこちらに対しての隠すつもりもない闘志はいっそ清々しい。

 

「凪颯太、ポジションはそこの女が言ってたろ、消去法で考えてくれ。あぁでも僕は天才だからポジションに拘るわけではないんでね好きに扱ってくれて構わないよ。フッ泥臭い連中ではあるが、しっかりとやってくれればそれで構わない。後、僕には練習と業務連絡以外で話しかけるないでくれるかな?雑多共と馴れ合うつもりはないんでね。」

 

「んだとぉてめぇ!?」

 

鮫田先輩が例の如くしっかりと噛み付いて行く。まぁ鮫田先輩なら噛み付くだろうね、逆にここで大人しくしてたら病気を疑う。

 

「まぁまぁ落ち着こ?鮫田君。」

 

「ふっ全くだ…品性の欠けらも無い、結局雑兵の集いということか。僕が用があるのは…そこの冴えない男ただ1人…田中健太!…貴様だ。噂だけは聞いていた東地区の新人戦得点王を記録した日ノ元のエース…しかし、突然サッカーから身を引いた天才。この僕を差し置いてサッカーの天才や神童の名を欲しいままにするなぞ、あってはならない!」

 

なんだコイツ(なんだコイツ)おっとなんだコイツになんだコイツと言う感情が付随してしまった…よろしくないな。何言ってんだ僕は

 

「小百合ちゃん、データ見せて」

 

「うんいいよ」

 

冷静に行こう、先ずは情報が欲しい

 

「なんだ、貴様。この僕に恐慄いているな?そうだろう!フッ所詮は誇張評価の噂だ。それもそのはずこんな覇気も何もない冴えない男が!かの最強の得点王な筈がない!あぁガッカリだ非常にガッカリだ。」

 

ふむふむ凪颯太、一花スポーツチーム所属のサッカー歴2年…成長性は著しくボールに触れて1年足らずでチームのエースに就任…傲慢知己なプレイングで他者を鑑みない様相を示す、しかしその正確で容赦のない洗練されたプレイングは見る者を感嘆させる姿はさながら奇術師のようである…と。

 

「わかった。じゃあ君たちがどれほどすごいのか僕に見せて欲しいな。」

 

相手の実力を測るにおいて最も簡単な方法それは…

 

「シューズは持ってきてる?ないならランニングシューズでいいから。コートにでよっか?サッカー…やろうや」

 

 

《》

 

 

空気が変わった。そう言わざる追えない程にヤツの身に纏う雰囲気が柔らかな物から刺々しいものへと変容した…特にヤツが激情してる訳じゃない、ただボールに触れた、それだけで重く苦しく淀んだ物にここら一体を変容させたのだ。

 

「準備はいいかい…ルールは3先だよ?何でもありだから全力で勝ちに来てね。」

 

圧倒的にこちらはゴールに隆治、両サイドに俺と凪とかいうリア狂野郎。やつがどれだけ強かろうと負ける道理なんて存在しなかった。

 

「ふっ…とんだ茶番だ宣言しよう今から30秒以内に僕は君から1点を取得する。」

 

「あらそう?それは楽しみだ。それじゃあ先生!試合開始の合図をお願いします。」

 

「了解した『ピー』」

 

「後悔しても知らないからね!ぶんしんディフェンス!!」

 

あぁくそ!いきなりツッコミやがった!しゃーねぇ合わせてやるか。

 

「2人で挟むぞアースモア!!」

 

俺は奴のディフェンス技に合わせて地面を踏みつけて土の刃を顕現させる。しかし田中は怒涛のディフェンスをボールと共に幻影が如くと言った様子で軽々といなしてしまう。

 

「面白い技を使うね…うん期待がいい意味で外れてくれたね!」

 

ちっ諦めきれるか。俺は悔しさ半分と言った感じに必殺技を使わずに正攻法でブロックを入れる。

 

「うん素晴らしいスライディングだ、成長が楽しみでならないよ。でも君たちのシュートも見てみたいな。」

 

「舐めるなぁ!!!」

 

凪が顔を怒りに歪めてボールを奪おうとするが足さばきいなされて転ばされてしまう。

 

「ふむ…うんいいくらいつきだよ想像以上だ凪くん。次はキーパーの力が気になるな…そぉれっ!」

 

田中は凪を抜いてなんでもないと言った感じでただのシュートをゴールに放った。そう…ただのシュートである、必殺技では無く、ごくごく普通の真っ直ぐ飛んでく…だがそれは。

 

「ッ!?ドラゴン!!!ジョーォォォオオオ!!!」

 

隆治の背後から竜骨の頭が出現してソニックブームを発生させながら突き進むボールを受け止める。

 

「ウッ…グゥフゥ!?ッ…なんなんスカこの威力。これがただのシュートって嘘っスよね?。頭おかしいっスよ」

 

隆治は顔を歪ませながら死に体でボールを止める。

 

「うーんノーマルシュート相手に悪戦苦闘は…まぁ多少なりとも気を纏わせてたからノーマルとも言い難いか、今後は僕のシュート中心に練習組もうか。」

 

「ひぃ!?勘弁ッスよ!?」

 

俺も勘弁したい。隆治の悲鳴はごもっともである。田中は顎に手を添えて奴の守るべきゴールにゆっくりと歩き出した。

 

「次は君たちの番だよ?おいで?」

 

やつは手を後ろで組んで。足をブンブンと振り回している舐められたものである。

 

 

「よこせ!隆治!南橋の御剣様を見せてやる!」

 

「わかったスよ謙信!」

 

ボールは真っ直ぐ俺に飛んでくるが。

 

「邪魔だ雑種!どけ!」

 

「うおっち!危ねーじゃねーかリア狂野郎!」

 

リア狂のゴミが乱暴に俺からボールをくすねていく。

 

「僕は天才だ!そんな僕が!屈辱的敗退なんて!あってはならない!」

 

奴の周りの気が変容する。

 

グロリアスゥ・ヘブゥゥゥゥン!!!

 

奴を中心に花園が展開していき白いオーラが雷を纏いながらボールを包み田中目掛けて物凄い質量を持って突き進む。

 

「おっ…これは手強い。」

 

やつはなんことかボソリと呟いてゴール前でグロリアス・ヘブンを迎え撃つ。

 

貫けぇぇええええええ!!!」

 

「そうだね…君のシュートに敬意払って僕も全力でこれに対応しよう。」

 

奴の…全力だと?

 

「ハァアアアア!!!」

 

奴の背後に禍々しい色合いをした巨人の上半身が出現しグロリアス・ヘブンに剣を使って対応する。

 

罪ノ大剣!!!」

 

巨人が剣で大地を抉りながらシュートを打ち返す、それは大気を震わせ風圧だけで俺と凪を吹き飛ばす。

 

ドラゴン…ジョーォォォォォオオオ!!!!うっうわーーー!?」

 

奴のシュートはゴールを破壊してネットを巻き込みながらボールを消滅させた。

 

「ばっ化け者が。」

 

辛うじて口から出たのがこの一言だけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




更新を3~4日犠牲にして上がったのはプラチナまでです…何の成果もォ得られませんでしたァァァ
今季からダイヤ起動追加らしいんで目指そうと思います。まぁ1度行ったことあるし余裕やな!きっとすぐ行って毎日投稿の日々に戻れるで!(特大フラグ)

更新のペースって困難でいいかな?出来たら投下の方式だけど読者ニキ的には。

  • 構わん投下し続けろ。
  • 予約投稿で決まった時刻に1本投下しろ
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