狂龍童子の鬼刃血風録   作:戦魔王ゼロ

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今回、あの原作キャラが登場します。




狂龍童子と不死鳥

『本当に申し訳無い。俺との婚約が嫌だからと言って、他国の者を巻き込もうとするなんて・・・今回の婚約、俺は父に言って、こちらから断るつもりだ・・・』

 

「お前も苦労しているな、ライザー」

 

リアス・グレモリーが教会に乗り込んできた事件が起きてから、その日の夜・・・連絡があった。

 

連絡してきた者の名はライザー・フェニックス。名門フェニックス家の3男で有り、リアス・グレモリーの婚約者である。

 

今回、リアスが起こした件を日本政府は抗議として、悪魔政府に送った。外交を担当するセラフォルーは、その件を重く見て、自身の朋友であり、悪魔政府の実質の代表者であるサーゼクス・ルシファーと、その実家であるグレモリー家、そして、フェニックス家に伝えた。

 

『リアスは親同士が決めた婚約に反対だった。だからこそ、チャンスとしてグレモリー卿と、我が父は俺とのレーティングゲームに勝てば、婚約を破棄しようと言ったらしい・・・』

 

「正直、ライザーは反対だったのか?」

 

『貴族に生まれた以上は果たさないといけない義務が有る。領民達を守ること、その為には、家の存続が不可欠だ・・・だからこそ、名門同士の繋がりを深める意味でも必要だと思っていた・・・だが、今回の件で日本に、そして、お前にまで迷惑を掛けてしまった』

 

ライザー・フェニックス・・・フェニックス家の3男で有り、レーティングゲームと呼ばれる悪魔達同士が戦い、競い合う競技では超新星と目される程の実力者。眷属全員が、女性であることからゴシップ等では女好き、ハーレム野郎と叩かれているが・・・実際は、不遇な目にあっていた女性を救っていった結果、全員から慕われ、そして、望んで、ライザーの眷属になったのだ。

 

また、ヤイバとは、ある事件で共闘した過去が有り、その事件を切っ掛けに親友のような関係を築いていた。

 

『それで、詫びになるかは、分からないがレヴィアタン様経由で、日本に【フェニックスの涙】を提供したい。無論、高額な為に無償という訳にはいかないが、コストはだいぶ抑えるつもりだ』

 

【フェニックスの涙】とは、【不死】の特性を有するフェニックス家が特産とする回復アイテムのことで、流通量も少なく、ただでさえ少ない回復アイテムのことから、その希少性は高く、通常の取引でも日本円で何千万という単位の金が必要となる。

 

「マジか。確かに、日本神話の性質上、【フェニックスの涙】は入ってくることは少ない。入ってきたとしても通常の市場の3倍くらいの額が必要だ」

 

聖書の三大勢力の力が強い、ヨーロッパの各国ならともかく、神話の力が根強く残る日本では、一部の悪魔(グレモリーやシトリー)以外では取り扱っていないことから、通常の市場の価格の3倍は掛かると言われている。

 

だが、魔王経由とはいえ、安定して【フェニックスの涙】が手に入るとなれば、話は変わってくる。

 

大半の怪我や病気ならば医療が発達している日本で治療はできる。だが、魔法や呪いによる怪我や病気は、よほどの優れた医者や術者又はアーシアみたいな回復系の神器持ちが居なければ、満足な治療を施すことは難しい。

 

ちなみに、【フェニックスの涙】は神様クラスの強い権能クラスの呪いや能力によるものではない限り、治療は可能だ。

 

「ありがとう、ライザー。俺やキンジ達がいるとはいえ、異形に対する抑止力が少ない日本にとっては、だいぶ助かる提案だ」

 

『気にするな。こちらも謝罪の意味も込めての提案だ。それに、個人的にも、お前さんに世話になってるからな・・・』

 

そう言って、照れ臭そうにするライザーだった。

 

 

この2日後、ライザー・フェニックスとリアス・グレモリーは婚約を解消することとなり、フェニックス家は日本政府及び日本神話に対して【フェニックスの涙】を安定供給を約束する形で、今回の件を正式に謝罪した。

 

 

 

「リアス、君には失望した。しばらく、実家で頭を冷やすがいい・・・」

 

『そんな!私は!!』

 

「話は終わりだ。父様と母様にしっかりと怒られるがいい・・・」

 

魔王サーゼクス・ルシファー(旧名サーゼクス・グレモリー)は自身の妹に冷たい眼差しで、今回の沙汰を伝え、通話を切った。

 

 

「・・・ふぅ。私は彼女に甘くし過ぎた・・・本当に申し訳無かった」

 

「謝罪を受け入れます。今後は、このようなことが無いようにして貰いたい・・・あと・・・」

 

「分かっています。ディオドラ・アスタロトの元眷属についての賠償はアスタロト家及び悪魔勢力が責任をもって行います・・・あと、今後の駒王町についてですが・・・」

 

「えぇ。我々とソーナ嬢が共同で行う方針で・・・なお、例の支援にシトリー家、アガレス家、そして、新たにフェニックス家も共同で行ってくれるとのことですが、真ですかな?」

 

「えぇ。本当はグレモリー家(われわれ)も関わっていきたい案件でしたが、今回の件で各方面、また、大王家から反発があるため、参加はできません。ですが、各家の当主からは全面に協力することは確約してもらいました」

 

そう言って、自身の話し相手に手を差し伸べるサーゼクス。

 

「今後とも悪魔をよろしくお願いします・・・日本国首相、切札勝舞殿・・・」

 

「えぇ。貴方方が日本に、害を成さない限りは良好でいきましょう・・・もし、我が国で問題が起きた場合は・・・分かってますね?」

 

そう言って、現日本国の内閣総理大臣、切札勝舞は微笑みながらサーゼクスの握手に応じた。

 

眼は、全く笑ってなかったが・・・・

 

 

 




この世界のライザーは苦労人です。最近、ヤイバの力に惹かれたせいか、大王家次期当主とトレーニングする機会が多くなった等の噂が立っています。

そして、この世界の日本国の首相は、あの切札勝舞。

【デュエル・マスターズ】の初代主人公であり、そのデュエマでも首相になったやべぇ、スペックを誇る決闘者です。

ちなみに、ヤイバの後見人の一人であり、上司でもあります。

ヤイバが安心して、後ろを任せられる偉大な男の一人です!

次回は、その勝舞との絡みのあと、そろそろ聖剣編に入ろうかなと思っています。

お楽しみに!
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