ダンジョンで魔人拳を打つのは間違いではない!   作:カタキモノ

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ゴッドマウンテンさん、紅頚黄鼓光慧航行さん、就職希望さん、サクライダーさん、高評価ありがとうございます!
いやー、昨日見たらいきなりバーに色がついていたのでびっくりしました!本当に評価して頂けて嬉しいです!他の方も是非とも高評価、感想の方頂けると嬉しいです!
それでは!


第四話 魔人拳

〜ダンジョン 一階層〜

 

 剛は興奮していた。なぜなら今まで画面越しに体感していたあのガノンドロフの力を今自分の身体で放つ事が出来るからである。

 

「とりあえずまずはどれくらい動けるかだよな。」

 

 そう呟くと剛はガノンの()()()である掌底突きを虚空に向けて放った。すると、

ブワァッ‼︎

空気の壁の様な風が吹いた

 

「…()()()()()()()()でこのくらい風なら魔人拳とか打ったらどんな破壊力になるんだよ。」

 

 あぁ畜生、我慢出来ねぇ!一回だけ壁に向かって打つか!

 元々剛は我慢が苦手なためこのガノンの魔力の全力が試したくて仕方がなかった。そのため、剛は魔人拳の実験台となるモンスターを探して()()()()()()()()()()()()

 

〜ダンジョン 三階層〜

 

「んー、階段を探して彷徨いてるのに全然モンスターがまぁたらねぇなぁ」

 

 剛はとりあえずモンスターを探して下の階へと降りてきていた。が、一階層、二階層共にモンスターと出会わなかった為、さらに下へと降りてきていた。

 

「ん?」

 

 なんか音が聞こえるな?んー、人の声には聞こえないっつーことは、、、

 

実験台(モンスター)か!」

 

 剛は音の聞こえる方に向かって走って行くとそこには3匹のゴブリンが居た。ゴブリン達が持っているダガーを構えると剛は走っている勢いそのままにゴブリンの群れに向かって行った。

 

「グギャアアァ!!」

 

 当然ゴブリン達も剛を殺す為に持っているダガーを持って迫ってきていた。しかし剛は笑みを浮かべながら

 

「初のモンスターの戦闘記念だ!景気づけに派手に行くか!」

 

 と言い放つと立ち止まり右足に先程よりも多くの魔力を集中させる。そしてゴブリンとの距離が2M程になった瞬間右足を一瞬下げてから前に滑らせるように前に突き出し叫んだ

 

烈鬼脚!

 

 すると右足に集中していた魔力が紫色のオーラとなって右足から放出され、その魔力の放出を推進力として凄まじい威力でゴブリン達の群れに突撃した。当然そんな威力の蹴りを食らったゴブリン達は一瞬で魔石を残して消滅した。

 その光景を見ていた剛は今まで平和な地球で暮らしていたため生き物を自分の手で殺した経験がないため、消滅したゴブリン達を見て少なからず思う所がありゴブリン達の方を見て合掌した。

 

「(死体は消滅するからあんまり罪悪感はないけど()()()()()()()()()()()()()()()があるんだよなぁ。)」

 

 悲しみとはまた少し違った感情が湧いてきたがひとまず魔石を回収して今後のためにも自分の限界を知る為に剛は先へ進んで行った。

 その後ダンジョンリザードやコボルト、フロッグシューターなどが出てきたものの、皆数秒も経たないうちに魔石に変わっていた。その度に剛は合掌をしてから魔石を回収していた。

 

 

〜ダンジョン 5階層〜

 

 

「シャアアアァ!」

 

「ッハァ‼︎」

 

 天井から降ってきたダンジョンリザードに対してショルダータックルで対応し弾き飛ばし魔石を回収したところで剛は辺りを見回した。

 んー、とりあえず歩き回って階段を見つけては降りてきてけど、ここどこだ?相変わらず出てくるモンスターは小物ばっかりで()()()()で倒れるから練習にならないんだよなー。まぁでも収穫が無かった訳でもないから良いか。

 剛の言う収穫と言うのは、剛はここまでの戦闘でおおよその魔力の使い方を学習していた。と言うのも剛の身体は常に魔力を纏っている訳ではなく()()()()()()()()()()で身体能力を強化しているため、耐久と力のステータスにはこの魔力の分が()()()()()()()()()為実際のステータスよりも高くなっている。そのため道中で確認してみるとガノンの空中二段蹴りやサマーソルトキックなどのアクロバティックな動きも鎧をつけたまま再現する事が出来た。

 

「(んー、身体能力的な問題も無かったからそろそろデカイモンスターと会いたいんだけどなー。)」

 

 常にワンパンで倒せるモンスターばかりを相手にしていると流石に飽きてきてしまい、いっそのこと魔人拳を真下に放ってフロア移動でもしようかと考えていた時、ガノンの歩いていた道の先から悲鳴の様な声が聞こえてきた。良く目を凝らして見ると小さな少年が()()()()()()に追われているのが見えた。

 

「ッ!」

 

 剛は声上げる事すらせずに走り出していた。少年の姿など眼中になく、剛はただミノタウロス目掛けて走る。剛の心はただ一つ、

「(魔人拳が打てそうな相手だ!)」

 剛はゲームでの経験をもとにおおよその魔人拳のタメにかかる時間を計算しミノタウロスから10M程の距離で立ち止まり、左手に今日一番の魔力を集中させ左手を頭の上、右手を腰の辺りまで下げる。

 

「(ゲーム内でも何度も見た、何度も打って見たいと思っていた。)」

 

ミノタウロスと少年が近づいてくる、その距離7M。

剛は左右の手を胸の前までゆっくりと持ってきて交差させる。

 

「オオオォ(この瞬間を何度も夢見ていた。)」

 

ミノタウロスと少年がさらに近づく、その距離3M。

剛は右手を腰だめに構え左手の拳が顔の横にくるように力を込める。左手に轟轟と魔力が迸る。

 

「オオオオオ!(喰らえ。)」

 

少年が剛の横を通り、ミノタウロスが剛を視認した瞬間。剛は左手を前に突き出した。

 

ァァアアアア!!

 

これこそが、ガノンドロフの最強にして至高の必殺技。

魔人拳

である。

 




やっと打てたぁぁぁぁ!!!!
いやー長かった。次回は少し別視点のお話から入ろうと思っております。
でも正直戦闘描写めちゃ難しいですね、、、。
主人公に魔人拳と叫ばせるかスマブラガノンと同じようにするかで何回も悩んだりしたのですが、やっぱり魔人拳はこっちの方が私は好きで雄叫びにしました。
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