ダンジョンで魔人拳を打つのは間違いではない!   作:カタキモノ

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そしてサブタイが適当過ぎて困ってます!
それでは!


第五話 魔王

ぬ 僕の名前はベル・クラネル、少し前にオラリオに来た駆け出しの冒険者です!僕は小さい頃から英雄になるのが夢で、少し恥ずかしいですがこのダンジョンには出会いを求めてやって来ました!ですが、その夢は今日諦めることになりそうです…

 

「ブモォォォォォォオ!」

 

「うわぁあぁあぁあ!?」

 

 3Mはあるかという巨体、丸太のような剛腕、頭に生えた立派なツノ、まさにモンスターと言うべきこれらの特徴を全て兼ね備えたモンスター「ミノタウロス」。本来はこんな浅い階層にいるはずのないモンスターに今僕ことベル・クラネルは襲われています!

 

「ブモァァァァ!」

 

「(ヤバい、ヤバいヤバいヤバい!エイナさんはちゃんと忠告してくれたのに!それを無視して5階層まで降りたせいだ!嫌だ嫌だ嫌だ!こんな所で死にたくない!)」

 

 僕が必死になって走っていると僕が走っている道の先に人影が見えてきました。よく見て見ると黒い鎧を着ている冒険者が一人でこちらに向かって走って来ている事に気づき僕は必死になって叫びました。

 

「逃げてください!ここは危険です!」

 

しかしその人は僕の声が聞こえていないのか10M程の所で立ち止まると武術の型のような動きを始めた。

 

「(でも正直僕も人を助けられる余裕は無い…、でも見捨てる訳に、は?)」

 

 その時ベルは不思議なモノを見た。正面に居る冒険者の左手から紫色の光が迸っているのだ。そしてベルは男との距離が1M以下になってようやく分かった。その冒険者は()()()()()()()()()()()事に。

 間一髪の所で気づいたベルは急いで目の前の冒険者の後方に避難しようとその冒険者とすれ違った瞬間、()()は放たれた。

 

ドンッ!

 

 凄まじい音が響き渡る。

 そして先程までベルを追いかけていたミノタウロスは何かに弾かれたかの様に後方へ吹き飛んでいった。

「(凄い…。)」

ベルはミノタウロスを吹き飛ばした冒険者を見ていた。

 

「(黒い鎧、大きなk、)」

 

 ベルが冒険者の姿を見ていたその時、ベルは突然()()()()()()()()()()()()()()()()に吹き飛ばされた。

 突然の事になす術も無く吹き飛ばされるベル、そしてベルは()()()バラバラになっているミノタウロスの血溜まりへと頭から墜落した。

 

 

__________________

 

 

 

「(堪らねぇー!この威力!この重低音!やっぱ最高だな魔人拳!)」

 

 剛は自分の放った魔人拳に深く感動し、余韻を感じていると剛の後方から先程の掌底とは比べものにならない程の()()が剛の後方から吹いてきた。剛でさえも踏ん張って居なければ倒れそうなくらいの風に改めて魔人拳の威力を実感していると、剛の横から何かがミノタウロスの方へ吹き飛ばされていくのに気がついた。

 

「ん?あ…。」

 

飛ばされていったのが少年だと言う事に気がつくと同時に自分の魔人拳の余波で吹き飛んだのだと理解した。

 

「(ここは一応謝っておいた方が良いかな?)」

 

そう思って少年の方に歩いていくとそこには奇妙な状況が出来上がっていた。バラバラになっているミノタウロス、恐らくそれをしたであろう剣を持った金髪の少女、そして先程吹き飛ばされたであろうミノタウロスの血で顔が血塗れになった少年。平たく言ってカオスだった。

 

「うわぁあぁあぁあぁあ!」

 

「?」

 

「!?」

 

 少年に歩み寄り先程の事を謝ろうとしたその時、少年は叫びながら全速力で何処かへ行ってしまった。あまりに急に走り出したので剛も少女も少年を止める事が出来なかった。そして辺りに流れる沈黙、気まずくなって少女の方を見ると少女と目があった。透き通るような金髪、魅入られてしまいそうな黄色の瞳、人形のような完成されたスタイル、どう見ても美人でしかなかった。そんな少女に見惚れていると少女の後ろにいつのまにか居た耳の生えた男が剛にに話しかけていた。

 

「おいてめぇいつまで見てんだ?あぁ?」

 

「(何だコイツめっちゃ成りヤンみたいだな、こう言う奴って面倒くさいから嫌いなんだよなぁ)そこの少女と目があっただけだ、他意はない。」

 

 面倒な事になりそうな予感がした剛はそのまま先程の少年に謝りに行こうと踵を返し早足でその場を後にした。その場に残された少女は去っていく剛の背中をじっと見つめていた。

 

「何だアイズ、あの男がどうかしたのか?」

 

「………」

 

「(あの人はどうやってミノタウロスを吹き飛ばしたんだろう?)」

その疑問を胸にしまったまま少女は狼人の問いには答えずに追いついた仲間の元へ戻る。

 

 

_____________

 

 

 

 先程の場所を去った剛は少年を追いかけるため一先ずギルドへ()()で戻っていた。

 

「やっぱり出来ると思ってたんだよな!()()()使()()()()()!」

 

 今の剛は脚に魔力を集中させる事で脚力を大幅に向上させてかなりのスピードで走っていた。そして少年が残して行ったであろう血痕を辿って僅か一分程でギルドにたどり着き、ギルドカウンターで職員と話して居る未だに血塗れの少年を発見した。

 

「あ!さっきの少年!」

 

「え?あぁ!さっきの冒険者さん!」

 

「え、ベルくん知り合い?見かけない冒険者のようだけど?」

 

 職員の女性はあまり話が理解出来ていないようだったが少年は剛の顔を覚えて居てくれたようで少し安心した。

 

「先程はすまんな、正直少年のことは全く気がつかなくてなぁ。」

 

「いえいえとんでもない!こちらこそ助けて頂きありがとうございました!」

 

 どうやら少年は先程の事を気にしては居なかったようでこちらに礼を言ってきた。

 

「そうか、気にして無いなら良かった!俺の名前は甲斐剛、君は?」

 

「僕はベル・クラネルと言います!はじめましてカイさん!」

 

「ちょ、ちょっと待って話が見えないんだけど!!」

 

これが俺とベルの、「英雄」と「魔王」の出会いだった。

 




結構強引になってしまいましたが私的にはベルくんがアイズと出会うシーンだけは原作通りにしたかったのでしました!
 あとアンケートの取り方が分からないのですが、主人公に武器持たせるか持たせないかで迷ってるので良ければ感想欄でお聞かせ下さい。
それでは!
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