永遠の炎   作:水蓮(歌い手)

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高校受験が今日で終わったので投下します!
いやー自己採点しにましたね。
ボーダーラインぎりぎりて。受かりそうですけど中々危ない...笑
国語ぉ!文章合っててくれぇ...(切実)
物語はここから急スピードで加速します。
些か展開が急過ぎる気が...?
でもいいんです。これが二次創作(真顔)


新入隊員

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぃーっす。戻ったぞー。」

 

「あ!あの馬鹿大隊長が戻ってきたぞ!!!」

 

御神が挨拶しながら扉を開けると、随分威勢の良い罵声が飛んできた。

 

「おうおう、なんだカイセイ。ぐっすり眠れたか?」

 

「眠れたか?じゃねーんだよ!てめぇが死んだらどーすんだぁ!1人で行くな!」

 

帰宅と同時に厳しい叱責を受ける。

この怒鳴り散らしている男はカイセイ 宇佐崎。

第0特殊消防隊の中隊長で、御神に次ぐ実力者だ。

ただ、性格に若干の難がある...というか普通に性格が荒い。顔もイケメンなので黙っていれば良いのだが。

 

「そうです。あまりカイセイさんを困らせないでください。」

 

この便乗したのがミライ 白江だ。

基本的には優秀なのだが、宇佐崎が絡むとどうも宇佐崎の味方に回る。

 

(社内恋愛禁止にしようかな...)

 

二人の非難を躱すのが面倒くさくなった御神が、とうとう究極敵な意見を提示しようとしたところで、また横から非難の声が飛んできた。

 

「お二人の言う通りですよ!あの時止められなくて凄く心配だったんですからね!」

 

今度は第0唯一のシスターである、マナ 弧炎からも手痛いお声を貰ってしまった。

彼女はシスターながら第三世代の力を宿している稀有な存在だ。故に戦闘中でもお荷物になることはない。

...いや、戦闘中はお荷物にならないに訂正しよう。

 

この3人と御神の計4人が第0特殊消防隊を担っている。

まぁ、そんなことはさておき。

 

「まぁ3人とも落ち着けよ。ほら、今日は忙しいだろ?」

 

御神がそう言うと、宇佐崎以外の2人は思い当たる節があったのか、各々事務作業に就こうとする。

しかし、宇佐崎のみずっと頭に?を浮かべていた。

 

「ほら、今日は新入隊員を迎える日じゃないですか。」

 

白江の言葉でようやく思い出したようだ。ようやく?マークが取れた。

 

「そういえば、誰が来るんだ?」

 

「なんか女性らしいぞ。歳は白江の一コ下だって。」

 

御神が宇佐崎の質問に答えると、白江とマナから歓喜の声が上がった。

 

「これで私たちの話し相手が増えますね!!!」

 

白江が嬉しそうにそう言う。

その時、玄関口から大きな声が響いた。

 

「失礼します!」

 

「噂をすれば...だな。よく来たなぁ。」

 

御神はそう言って事務所の玄関まで行き、扉を開ける。

すると、そこには黒髪ショートで美人な、第0特殊消防隊の隊服を来た女性が立っていた。

 

「はい!ありがとうございます!二等消防官、カイリ美糖です!これからよろしくお願い致します!」

 

「うん、元気なのは良い事だね。」

 

御神はそう言いながら、マナが注いでおいてくれたコーヒーに口をつけた。

 

「玄関口で話すのも何だし、中に入ってくれ。今日から君の職場でもあるからさ。」

 

御神が1つの新品のパソコンが乗ったつくえを指差す。

それに、美糖は喜んで返事をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「第三世代能力者ねぇ...」

 

美糖のプロフィール資料を見て、御神がふと呟く。

ちなみに、人体発火が起き、焔ビトになってしまうのが第一世代。

自らの発火は出来ないが、炎を自在に操ることが出来るのが第二世代。

自ら体の一部を発火させることが出来るのが第三世代だ。

宇佐崎、白江は第二世代、マナもシスターだが第三世代だ。

御神は稀な、煉合能力と呼ばれる、第二世代と第三世代の両方の力を持っている。

これを持っているのは他に、第7特殊消防隊の新門大隊長くらいだ。

 

(美糖の能力は...ハート型の大小様々な炎を生み出し発射する...か。威力とか見ときてぇな。)

 

「なぁ、美糖。今体動かせるか?」

 

「は、はい?」

 

御神の言葉に美糖は首を傾げる。質問の意図が分からない様子だった。

 

「庭で少し手合わせをしよう。実力を見るためにもね。」

 

「相手は...?」

 

美糖が少し怯えた様子で聞く。自分の実力にはまぁまぁ自信があったが、大隊長や中隊長クラスだと手も足も出ないと思ったからだ。

だが、御神に容赦というものは持ち合わせていなかった。

 

「相手は...俺だ。」

 

御神の言葉に、流石に宇佐崎達も同情の目を向けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ、やるか。」

 

御神の死刑宣告から1時間。5人は庭に来ていた。

第0特殊消防隊の土地は第1特殊消防隊に次いで広く、庭は体育館ほどの広さがある。

 

「もし流れ弾がいったらカイセイ、頼むよ。」

 

「わーってるよ。」

 

「さ、始めよう。ミライ、合図は頼んだよ。」

 

「はーい。」

 

白江の合図を聞くと、御神は構える。

構えると言っても突っ立っているだけだが。

 

「それでは行きます!よーいスタート!!」

 

白江の合図と共に美糖も構える。

だが、御神からの攻撃はこない。ただ立っているだけだ。

 

「愛炎!」

 

ならばと、美糖はプロフィール通りのハート型の炎を御神に向けて放つ。

 

「すごい...新人でここまでの威力が出るなんて...!」

 

マナが驚嘆の表情で美糖を見る。

炎の直径は3mほど。新人とは到底思えない大きさだった。

美糖の炎の威力は確かに強い。それこそ他の第三世代の人達と比べたら頭一つ抜きでる程に。

 

 

だが、その程度の炎は、御神に効くはずがなかった。

 

 

「うん、及第点かな。」

 

そう言い、美糖の炎を右手で払い、容易くかき消す。

そして、美糖の方向に目を向けると、すでに大小様々な炎が迫ってきていた。

 

(大きさを変えることで躱す僅かな隙間を無くす。いいね。頭も相当回る。これは使うを得ないな。)

 

避けきれないと御神は感じ、体勢を立て直すと同時に、両手を前にかざした。

 

「炎波」

 

御神の手から炎の波が発生し、美糖の元へ向かう。

そして、向かってきていた美糖の炎をかき消した。

 

(まずい...避けられない!)

 

美糖の視界を占領するかのようにどんどん迫ってくる御神の炎。

いくら第二、第三世代が炎に耐性を持っていても、これを喰らえばひとたまりもないだろう。

だが、御神も流石にそこまで鬼ではない。

 

「炎状変化・炎剣!」

 

視界を覆い尽くす炎の波が一気に収縮し、剣の形となった後、御神の右手に収まる。

さらにその炎はどんどん温度を増し、プラズマの剣となった。

 

「第三世代は自分の強大な力にかまけやすい。 美糖の能力はハート型の炎を精製し、放出する、だ。誰がどう聞いても中~遠距離タイプ。

だから ───────

 

接近戦にはめっぽう弱い。」

 

そう言うと、御神は一気に美糖の懐に潜り込む。

そして、プラズマの剣を美糖の首元に当てた。

 

「1本だ。全然悪くない動きだったよ。良かった。」

 

思った通りの感想を述べる。だが、美糖からの返事はない。どうやら、圧勝してしまった故に少し自信を無くしていまっているらしい。

 

「まぁ...あんまり落ち込まないでね。ほら、カイト大隊長は特殊消防隊の中でも三本の指に入るし、新入隊員であそこまで戦えるのはすごいことだよ。」

 

「私でもあそこまで戦えるかな...」と、白江が美糖に励ましの声をかける。

だが、「でも...」と、未だ不服そうだった。

 

その時 ───────

 

『足立区四丁目にて焔ビト発生。直ちに急行セヨ。』

 

警戒音と同時に、機械音声が響く。

全員が真剣な顔持ちになった。

 

「さっきの話は後だ。出動準備。隊員も新しく増えたんだ。みっともない姿見せないでな。」

 

「「「「了解」」」」

 

御神の言葉に美糖含む全員が返事をする。

そして、皆装備を確認している中、御神が美糖に近づいた。

 

「君はもう立派な第0の隊員だ。活躍してくれることを勿論期待している。でも死んじゃだめだ。『命を懸けて勝つ』ことと『死んでも勝つ』のは全く違う。

この仕事は常に死と隣り合わせだ。命の懸け方を間違えるなよ。

そして、死にそうになったら俺を呼んでくれ。絶対に助ける。」

 

御神はそう言って少し微笑むと、「分かったか?カイリ隊員。」と付け加えた。

その言葉に、美糖は満面の笑みで返事をし、マッチボックスに乗り込む。

その笑みとは対照に、空は黒雲が立ち込めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回の投下はなるべく今月中に...
鬼滅の刃の方も上げたいので...

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