東方始鬼録   作:殻無しカタツムリ

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評価と感想ありがとうございます!

嬉しすぎて発狂しそうになりました!!

これからもよろしくおねがいします。


第4話

 

 永琳を助けた日からだいたい10年くらいが過ぎた、あの日に永琳とともに街に行ってみた、街はまわりを大きな壁で囲っていて妖怪だとどう頑張っても入れなさそうだったので街に入ることは諦めたが別れ際に永琳がなにかお礼がしたいと言ってきたので定期的にお酒や調味料などいろいろなものを持って来てくれることになった。

 今日はその永琳が私の家に来ている日だ。

 

「永琳が調味料なんかを持ってきてくれるようになってから料理が楽しみになりましたね」

 

「最初来たときに焼いただけの肉が出てきたことを考えれば結構な成長よね」

 

「あ~あの頃の永琳はまだちっちゃかったですね、今じゃこんなに大きくなって私より背が高くなってるじゃないですか」

 

 そう初めてあったときは私より背が引くかったのに今じゃ頭一つ分も大きい。

 

「当たり前じゃない私は人間よ。あなた達妖怪みたいにずっと同じ姿なわけないじゃない」

 

「……そうですね、あなたは人間ですものね」

 

 そう、永琳は人間だ、私達妖怪よりも簡単に死んでしまう。それでも今は『穢れ』というものがあまりないから人間は寿命がないらしい、まぁ不死ではないから人間なんていう脆い生き物は襲われたりするとすぐに死んでしまう

 

「そんなことより零、私月に行くことになったから」

 

「へぇ…月にですか……え?月って行けるようなところなんですか?」

 

「行けるわよ、私がロケットを作るの。最近地上の穢れが強くなってきていてこのままだと私達人間が不老じゃなくなってしまいそうなのよ、だからそうなる前に月に避難しようってなったのよ」

 

「あぁそうでした、あの街作ったのって永琳でしたね…何時頃月に行くんですか?」

 

「ちょうど半年後よ」

 

「そうですか…それは寂しくなりますね、永琳が月に行ったら私の話し相手がいなくなっちゃうじゃないですか」

 

「人間なんかと仲良くしてるから他の妖怪から煙たがれるのよ、どうせならたびにでも出てみたら?案外たのしいかもよ?」

 

「それもいいかもしれませんね、世界中のお酒を飲み比べしてみたいです」

 

「あなた本当にお酒が好きねぇ」

 

「そりゃあ鬼ですから、酒が嫌いな鬼なんていませんよ」

 

「鬼って言っても今はあなた一人だけじゃない」

 

「まぁ、そうですけど!これからは生まれてくる鬼も多分お酒好きですよきっと」

 

「あまり自信ないんじゃないの…まぁ今日はもう帰るわ、ロケット作りで忙しいのよ」

 

「そうなんですか、ではまた今度、いつでも来ていいですからねぇ」

 

「もうあんまり来れなくなるかもしれないわね、忙しいのもあるし、酒なんか持って森に行くから最近怪しまれてるのよ」

 

「じゃあもうあんまり会えないんですか?………あ、そうだ!永琳鬼になりません?半妖っていうのになっちゃいますけどで私と一緒に旅しましょう!」

 

 人間は妖怪の肉を食べると半妖になってしまうらしい、実際にしたことはないからわからないけど多分食べた妖怪になるんだ思う。

 

「それもありかもしれないけど、ごめんなさいね。私今ある姫様の教育係をしていてその子から離れたくないのよ」

 

「あららー、振られちゃいましたか、残念ですね楽しそうだと思ったんですが」

 

「ごめんなさいね、それじゃあまた今度」

 

「あ、はいさようなら」

 

 そう言って永琳は街に帰っていった。

 

    ****************

 

「うわぁこれはまためんどくさいですね」

 

 永琳が帰ったあと食料を探しに森を歩いていたら私の妖力の少なさに雑魚だと勘違いした妖怪の群れが私を囲っている。

 私は妖力は少ないけど鬼なので結構強い、大妖怪とと呼ばれてもいいレベルだ。さらに最近は覇気なんかも使えるようになってきた、チャクラやオーラは無理だったんだけど何故か覇気だけは使えるようになったんだよね、まぁと言ってもまだ練度は2年修行したルフィよりも全然弱いけど、……これでも5年くらい修行してるんだけどなぁ。

 などと考えながら戦っていたらもうほとんどの妖怪を倒してしまったようで残った妖怪は一目散に逃げ出してしまった。

 

「ちょうどよかったですね、これで食料が手に入りした」

 

 私は食べられそうな妖怪をいくつか担ぐと家に向かって歩き出した。

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