東方始鬼録   作:殻無しカタツムリ

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すいません、少し短めになってしまいました。


第5話

「いやぁ本当に寂しくなりますね、たしか出発するのは昼頃だって言ってましたね」

 

 今日が人間たちが月に移住する日だ。ロケットなんかも気になるし見に行って見ますか、あと気になることもあるしね。

 

    ****************

 

「うわぁ、やっぱり妖怪に攻め込まれてますね、森でそんな話を聞いたんですよ……永琳にはお世話になったし助けに行きますか」

 

 私は大きくジャンプすると交戦中の妖怪と人間の軍隊の真ん中に着地し、人間の兵隊に話しかけた。

 

「永琳って人間にお世話になったので今回は助けてあげます」

 

 相手の反応を待たずにそう言い今度は妖怪たちリーダーらしき人に話しかけた。

 

「あの、このぐらいにしてもう退いてくれたりしてくれませんか?私これから人間側につくんで多分勝てませんよ?」

 

「あぁ?そんなことするわけねぇだろ、馬鹿か。お前が人間につくってんならお前ごと殺してやる」

 

「それは残念ですね、じゃあちょっとだけ眠っていていください」

 

 そう言い私はできる限り広い範囲で覇王色の覇気を発動した。…おぉ妖怪全部覆うの結構ギリギリだった、人間の方からも気絶してる人出てきちゃってるし…やっぱり練度が足らんなぁ。まぁ妖怪側はリーダー含め数名しか耐えられてないから良しとするかな。

 

「さぁ…これでもまだ続けますか?」

 

「………くそっ、ここまで数を減らされちゃあもう戦えないな、それにあんたにも勝てなさそうだ」

 

「当たり前です!私は最強種の鬼ですからね!」

 

「鬼なんて聞いたことねぇよ、じゃあ俺たちは森の方に戻るとするわ…あぁ倒れてる奴らはほっといていいぞ」

 

「じゃあお疲れさまでしたー、あと人間さん、永琳によろしく言っといてください」

 

 そう言い残し私は森の方に帰っていった。

 

    ****************

 

 私は今家の中の荷物をまとめている、理由は旅に出るためだ、永琳はいなくなったし街はさっきロケットから落ちてきた爆弾でふっ飛ばされたしここにいてももうあまり意味がないので世界中を見て回ることにした……まだ人間がいるかわからないけど。

 

「さてと、じゃあ出発しますか」

 

 まずはどこに行きましょうか、まぁ場所なんかわからないので適当な木の棒を立ててから倒して……よし右ですかそれじゃあ出発です!!

 

    ****************

 

 あの森から旅に出て数えるのもめんどくさくなってくるくらいの年月が過ぎた、それで最近気がついたことが「ここって大昔の地球なんじゃない?」ってことだ。

 旅を始めて何年かたったあと恐竜が出てきたときには(ここの生物も地球と同じように進化していくのかなぁ?)なんて思っていたが、人間が出てきてさらにある人間の集落の長の名前が卑弥呼って名前だった。そこでここが地球でしかも今いるところが日本だと気がついたのだ。

 

「いやぁまさか大昔の地球に転生してるなんてびっくりですね、全然気が付きませんでした」

 

 …ってことは偉人とか昔の有名人とかに会えるかもしれないってことが…よし、これを今後の目標というか目的にしよう。

 

「さて、目的は決まったけど卑弥呼は死んでしまったしこのあと出てくる有名人って誰がいましたっけ?……聖徳太子とかですかね。産まれてくるまで結構待たないといけませんね、それじゃあそれまで適当なところをぶらついているとしましょう」

 

 あ、ちなみに日本限定の有名人だけだ、理由は私が世界史がわからないから。前世で全然勉強してこなかったのでどの時期に誰がいるとか全くわからない。

 

「あぁあと竹取物語とか本当にあったことなんて言われてましたし確認してみるのも面白いかもしれませんね、少なくとも月に人が住んでるんですし」

 

 これからあることを思い出しながら私はまた歩き出した。

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