身長:171cm
体重:62kg
血液型:AB型
所属:レヴォルフ黒学院高等部1年
序列:四位
二つ名:《
容姿:紺髪で大きな金眼、中性的な見た目
性格:基本気まぐれで他人に興味を持たない。気になることがあったら暇つぶしに調べようとする。他人に不干渉なため基本的に部外者は巻き込まないが目的の為ならば犠牲にするといった残虐さと冷酷さを持ち合わせている。敵に対しても容赦はない。常人とは一線を画した価値観を持っている。
煌式武装:短剣型煌式武装(名前なし)
拳銃型煌式武装(名前なし)
とある寮室にて。いつもの如く端末を弄くる理空。綾斗がアスタリスクに来て以降、なにかとハプニングが起きている。また何か起こしていないかと微かな期待を寄せていると、とある記事が目に入る。
『《疾風迅雷》いきなりの決闘!対戦相手の天霧綾斗予想に反して良い勝負を繰り広げる!』
「...............」
本当に起きていた。いや、期待はしていたがまさか本当に起きているとは思わなかった。よほどトラブルに巻き込まれやすいのだろう。
動画を再生すると、高度な剣術の応酬が繰り広げられていた。綾斗は《
(実力がバレたか。さてどうなることやら.....)
少なくともユリスにとっては想定外の事態だろう。普通情報が回っていない手練ならば手の内を隠しておくのが普通。それぐらいは綾斗も考えが付くと思うが....
(なんらかの揉め事を見て割り込んだってところか)
綺凛に仲の良い友人がいるとは考えにくい。中等部1年にも関わらず序列一位に君臨しているのだ。そう簡単に声をかけられないだろう。かといって、誰かがつっかかるとも考えにくい。綾斗を除けば綺凛に対抗出来るのはおそらくクローディアくらいのもの。となると、可能性が高いのは家族か親族関係。
(調べてみるか)
丁度退屈していたところだ。すでに遅い時間ではあるが理空にとってはむしろしっかりと寝る日の方が少ないから痛くも痒くもない。綺凛及び刀藤家について調べることにした。
*
気がつけば朝日が上り始める時間になっていた。
調査の結果、綺凛の父親にして刀藤家の当主だった刀藤誠二郎は非《
正直、バカなのかと言わざるを得ない。綺凛を《
それは、綺凛についても当てはまる。本当に助けたいなら何故自分で考えようとしないのか不思議だった。まあ、自分には関係のないことだが。
「ふっ、ん〜」
長い時間机に向かっていたので身体が固まっていた。登校時間までそれなりの時間がある。暇つぶしに外に散歩に出ることにした。
*
適当に散策しようとしていたがかなりの濃霧だった。これではボーッとしているわけにもいかない。序列四位になって以降数はごく稀になったがそれでも今も理空を闇討ちしようとするレヴォルフの生徒はいる。
まあ、こんな時間からご丁寧に待ち伏せしている人間がいるとも思えないが、それでも一応警戒はしておく。
歩いていくとトカゲ(?)が数匹襲ってくる。短剣型
「この間の報復か.....?いや、」
それだと辻褄が合わない。サイラスは煌式武装を持った
《
襲撃してくるとすれば擬形体がくるのが自然だが....
「今考えても仕方ないな」
再生機能も完璧ではないはず。どこかに核があるはずだ。
「見つけた」
核を短剣で突く。トカゲ(?)は水のようになって動かなくなった。残りも切り裂く。他に潜伏していないか確認し煌式武装をホルダーにしまう。
元々の方向に歩いていくととある場所が目に入る。
「何だこりゃ....?」
道路に大きな穴が空いていた。近づいて中を見てみると二人の人間がいた。
「理空.....?」
「天霧?そっちは《疾風迅雷》か?」
綾斗と綺凛である。何故か二人は地下のバラストエリアの柱が抉れたところに背中合わせで座っていた。
下着姿で。
「.............」
思考停止してしまう。何故この二人が一緒にこんなところにいる?何故下着姿?色々と言いたくなるが、とりあえず一言掛ける。
「....何してんだ?」
「誤解!誤解だからね⁉︎」
「とりあえず服を着ろ」
「えっ、でも水でビショビショで.....」
「その格好で上がってくる方がマズイだろ」
「うっ....」
とりあえず降りて二人を救出することにした。良く考えればこの二人から有益な情報を得られる可能性がある。
*
「ひゅー!良いデータが取れました〜♪」
「全く危ない橋を渡りたがるな、お前は.....」
「結果的に最高だったでしょ?それにその方が面白いから仕方ないのよん♪」
とあるアルルカントの研究室にて。二人の少女がモニターを見ていた。
《彫刻派》会長 エルネスタ・キューネ
《獅子派》会長 カミラ・パレート
である。
言うまでもなくこの二人が一連の事件の黒幕である。サイラスの一件に加え、更に自分達の手で襲撃を行うのはリスクが大き過ぎる。そこでペナルティで筆頭が動けない《超人派》を焚き付けて襲わせたのだ。これでもし言及されても他の派閥だから知らんと言えば終わりである。
「エルネスタ、お前はどう思う?」
「剣士くんのこと?」
「違う、《
「う〜ん、わかんないんだよね〜今回は能力使ってくれなかったし」
モニターで当然理空の戦闘も見ていた。短剣術も相当なものだったがサイラスの時のように能力を使ってこなかった。
あの時文字通り擬形体は消されたのだ。付いていたカメラもろとも。あれをどんな時でも使えるなら恐ろしいなんて話どころじゃなくなってくる。人間相手に使えば
「まっ、大丈夫でしょ。《消失の魔術師》は嫌われているらしいから《
「そう願うしかないな」
「個人的に興味はあるんだけどな〜。なんせ昔《
そう陽気に話すエルネスタではあるが柄にもなく冷たい汗を感じていた。
*
「なるほど。お前ら二人も襲われていたと」
地下で濡れた服を着た綾斗と綺凛に手短に事情を聞いた。
「誤解されてなくてよかったよ.....」
「あ、あはは....」
「とりあえず出るか」
「ごめん、ちょっと動けなくて.....」
「じゃ、オレが出すから。お前は動けるのか、刀藤?」
「は、はい」
「んじゃ先に出ろ」
綺凛が出たのを確認したら綾斗を左腰に抱えて空中を蹴って出る。
「んで?襲われる心当たりは?」
「うーん無いなぁ」
「わ、わたしも同じ、です」
「そうか。まあ良い」
どの道アスタリスクについての知識が薄そうな二人にこれ以上聞いても無駄な気がしてきた。この件についてはもう終わりでいいだろう。
「あ、あの....貴方はもしかして、《消失の魔術師》さん、でしょうか?」
「ん?ああ、そう呼ばれてる」
「そ、そうですか。助けてくれてありがとうございます。雲崎さん」
「ありがとう、理空」
「別に良い。というか刀藤はオレのこと知ってたのか、意外だ」
「叔父様から聞いていましたから」
その言葉で今朝まで調べていたことを思い出す。意地の悪い質問をしてみる。
「刀藤は《鳳凰星武祭》に出るのか?」
「それは......」
「《王竜星武祭》に出るつもりならやめといた方が良いぞ。うちの《孤毒の魔女》とお前は相性最悪だし。何より人の言いなりになって迷っている奴が勝ち抜いていけるほど甘くない」
「っ、」
「ちょっ、理空」
「大丈夫です。天霧先輩。気にしないで下さい」
綺凛は笑っているが明らかに動揺している。何故か自分について詳しく知られているのもそうだが、何より心理状態を見透かされたことに背筋が凍る。そんな綺凛の感情を知ってか知らずか、理空は踵を返す。
「オレは帰るわ。あ、質問に答えてくれた礼はしといてやるよ」
「「っ⁉︎」」
理空が二人の肩に触れた瞬間服が乾いていた。ついさっきまでずぶ濡れだったにも関わらず、だ。いや、
「じゃあな」
「きっ、消え........」
「............」
助けてもらっておいて失礼だが、やはり綾斗は理空に対して警戒は拭えなかった。綺凛は警戒というよりもむしろ恐怖を感じていた。
空中歩行はアニメ二期一話の最初のシーンで出るあれをイメージして貰えれば幸いです。