仮想方舟   作:ゲルゲルググ

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初投稿です。


パート1

 時は20XX……多分25年かそこらの頃、巷ではVRMMOなるものが流行っていた。

 

 最初はどっかの電化製品会社が作ったのが始まりだったかな。それから色々あって、今ではVRMMO真っ盛りな時代になった訳だ。

 因みに、個人でVRゲームを作ることも可能だ。俺はそんな個人が作ったであろうVRゲームを漁るのが趣味でね。今日も暇潰しに個人ゲームを漁ろうとしていたのだが……

 

「アークナイツ?」

『そそ、ちょっと前から話題になってるVRMMOだぜ?どうやら出来たてホヤホヤのゲーム会社が作ったVRゲームらしいんだが、コレがまたクオリティが凄いのよ』

「ふーん……お、あったあった」

 

 どぅえっへ、画像の迫力凄いな。インストール画面にある画像だけ見れば、確かに凄いクオリティのゲームだ。画像通りならの話だが。まぁ俺の心の友が興奮気味に話しているのを見て、恐らく表面だけの薄っぺらいゲームでは無いのだろう。

 

「よし、インストしたぞ」

『じゃあ早速ログインだ。フレンドコード送っとくから、ログインしたらフレンドになって教えろよ』

「へいへーい」

 

 さて、早速ログインと行こうか。トイレに行って、ベットに寝転がり、VRゲームをする為のゴーグル状のブツを装着する。

 

「リンクスタート」

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

「へー、ここがキャラクリのハウスね」

 

 ちょっと意味不明な事を言いながら、黒い空間に降り立つ。

 

 早速キャラ作成に移ろう。どうやら妖精になって飛び回るVRMMOみたいに複数の種族から一つを選択する様だ。

 種族の数は30……30?!えぇ…(困惑)。いやまぁ、選択の幅が多いってのはいい事だけどよ。もうちょい少なく出来なかったのかよ。せめてヴィーヴル……恐らくワイバーンと東洋龍とドラコを一つにしようぜ?

 

「つっても、何にしようかな」

 

 一応、種族によって初期ステータスはバラバラだし、ステータス補正も違う感じになっている。それと、一部の種族には特殊ボーナスがついている。例えば、サルカズ族は使用するアーツの威力にかかる補正が、他の種族よりも高い。サンクタ族は他の種族と違い、機関銃や狙撃銃を使用する事が出来るナドナド………。あと殆ど強制的にケモナーホイホイな容姿になる様だ。コレは真面目に考えなければ。

 

「サンクタ族にするかの。銃使えるらしいし」

 

 と言う訳で、種族は天使の輪っかと羽っぽい何かがドッキングしているサンクタ族。後は黒髪赤目の男前な童顔をパパッと作って、終わり!ついでになんか感染者か非感染者かって出て来たんだけど、非感染者になったゾ。健康第一!

 

「名前はグレンギウスっと」

 

 さて、キャラクリの後はチュートリアル。つってもここら辺は動作の確認とか職業の説明ナドナド。

 職業は先鋒、前衛、狙撃、重装、術士、補助、特殊と言う在り来たりなヤツだったわ。特殊が唯一わからんかったが。なんて説明すりゃいいんだアレ?

 

「と言う訳でやって来たが……多いな、人」

 

 まだβ版だと言うのに凄い人集りである。これ確か発売して数ヶ月ちょっとだっけか?普通数カ月したらある程度の人数が離れる筈だが、この人数を保ってるって相当すげぇなオイ。

 おっと、フレンド申請すんの忘れてた。えーっと、ここを開いてチョチョイのチョイっと。コレでオッケー。

 

 さて、奴が来る前にここら辺を探索して――

 

「私がァ!……来たァ(ねっとり)」

「どちら様で?」

「お主のハートフレンド。こちらではハロと言う名前でやってるからヨロシク!」

 

 いや、そんなオールマイトみたいな体型でハロは無理でしょ。

 

 この突然上から降ってきたこの金髪の筋肉ムキムキマッチョマンの変態は、俺がさっきフレンド登録したフレンドリーです。取り敢えずハロと呼ぼう……ギャップすげぇな。

 

 ハロ!ハロ!テヤンデイ!ミトメタクナーイ!(幻聴)

 

「因みに種族は……サルカズ?」

「違う、ヴィーヴルだ。攻撃面においてのステータスが優秀だったんでね。まぁ最初はウルサスの方にしようとしたんだが……」

 

 止めてくれ、流石にその姿で熊耳は色々と死ぬ。

 

「で、お前はいつもの名前で、種族はサンクタと……どうせ銃が使えるからって理由だろ?」

「勿論です、プロですから(ホモは嘘つき)」

「初めに言っとくが、この世界じゃ銃ってそれ程強くねぇからな」

「ゑッ」

「正直ボウガンの方がコスパ良いし……威力そんな変わらんし……」

 

 なんだコレクソゲーかね?

 

 どうやら、このゲームにあるアーツと呼ばれるシステムのお陰で、ボウガンでもそれはそれは凄まじい破壊力を出せるそうな。銃も同じ事が出来なくも無いが、銃本体も弾薬も死ぬ程高いらしい。なんだコレクソゲーかね?

 

「まぁ教えなかった俺も悪い事だし……ガチャしに行くか」

「まて、何故その発想に至った」

 

 つかガチャ要素とかあるのね。

 

「まぁガチャると言っても、このゲームのガチャは初心者お助けみたいなもんだ。やり込めば直ぐ使わなくなる。その辺の事も教えといてやるよ」

 

 そんな訳で、俺はハロからこのゲームのチュートリアルで説明されなかったアレコレを説明された。

 

 今俺達がいるのは『ノア』と言うちっさい移動都市らしい。元ネタは恐らくノアの方舟だろうな。まだ明確なストーリーとか無いらしいが、コレから誰かを乗せたりするのだろうか?因みに、只今拡張工事中だそうな。拡張していいのかノアの方舟。

 そして、このノアには色々な設備があるらしいが、その一つがガチャである。景品は主に武器や防具、偶に塩卵味チョコレートなるものがあるらしい。で、そのガチャ産武器だが、性能は標準そのもの。突出する所は何処にも無く、ただただ汎用性があるだけの武器らしい。ハロが言ってたのはこう言う事の様だ。武器はオーダーメイドするのが普通らしい。因みに銃のオーダーメイドは最低50万はするそうな。とほほ……。

 

「と言う訳でガチャガチャタイムだ。合成玉は集めたから問題なく使いな」

「良いのかよそれ?大事なもんだろ?」

「お前の為に集めたから良いのよ。ホラ、引いた引いた」

 

 

 

 

 取り敢えず数分間ガチャガチャした

 

 

 

 

 

「うん、引き悪いなお前。まさか貯めてた分が殆ど喰われるとは思わなんだ」

「その……なんかすんません」

 

 最近白猫で大当たり引いたせいだろうか、全然銃が出て来なかった。しかも、やっと出て来た銃がウィンチェスターってお前……M1887ってお前……。

 

「カッコいいから良いやん」

「せやな」

 

 多分使用機会少ないかもしれんが、ヨロシク頼むぞウィンチェスター。

 

「よし、じゃあ次はクエスト行くか」

 

 おっ待てい(江戸っ子)勝手に一人で行くんじゃねぇ。

 

 と、そんな訳で始めたアークナイツと言うゲームだが、まさか結構ハマってしまうなんて思ってもいなかったとさ。




多分続きます。
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