20位うれしー!
静かな部屋にピッピッと、規則正しくなる音が目覚まし代わりとなり、ゆっくりと目を開く。そこは自分以外誰もいない病室だった。
体が重たい。一体USJから何日経過したのだろうか?
「そうだ……医者呼ばなきゃ……」
寝起きのせいで全身にうまく力が入らない。何とか左手でナースコールのボタンを押す。
勢いよく病室の扉が開くとナース服姿の女性が息を切らせながら入って来た。
「シュヴィさん、目が覚めたんですね! 今先生が来てますからね」
興奮気味みに話すナースにうなずき、窓の外を飛ぶ鳥を眺めていた。
細かい検査が終わると、医者の話ではまだしばらく、入院していないといけないみたいだ。
「先生からの手紙、皆からの手紙来てたな」
相澤先生の手紙には、あと一週間で体育祭が開かれるから、テレビを見ておけとかいてあった。何としてでも体育祭までには退院しないと……。
面会拒絶中だけど皆にも早く会いたいなぁ……。
ところ変わって雄英。放課後の1ーA教室。シュヴィの入院中全員は通夜のような雰囲気を醸し出していた。
「シュヴィちゃん来ないわね……」
「し、仕方ねぇよ。だってあのケガだぜ? 生きてることだけ奇跡だって言われたじゃねぇか……」
峰田は机に顔を押し付けながら全員に話しかける。
「早くシュヴィさんが良くなることを祈ることしかできませんわね」
そんなことを話していると、教室前が騒がしくなり始める。
爆豪と目つきの悪い普通科の生徒が何か言い合いしていると、B組の生徒が大声を上げる。
「隣のB組のモンだけどよぅ!! ヴィランとの戦いの話を聞こうと思ってたけれどよぉ!! えらく調子づいちゃってんなオイ!」
その言葉に反論しようとする緑谷達だったが、爆豪の「うるせぇ口閉じろ……こちとら、下なんか気にしてられねぇんだよ」という言葉で全員が静かになった。
爽やかな風が吹き葉桜を楽しみながら、外のベンチ外のベンチに腰かけている。
「シュヴィさん! 無理しちゃダメだと何度も言ってるじゃないですか!」
「うっ、ごめんなさい」
以前の様に動けるようになったが、本来ベッドの上で寝ていないといけない体のせいで、担当のナースさんに叱られながら病室に連れ戻される。
「暇だなぁ」
医者に脅威の回復力と言われたが、リカバリーガールの個性を模倣し、隠れて使っているおかげなのだ。代わりにいつも体力が切れているせいで、体力がない子だと思われている。
病室に戻ると困った顔をした医者がやってくる。
「いいですかシュヴィさん。貴方の回復力は素晴らしいですが、恐らく免疫力が大幅に低下しているはずです。その状態で体育祭に参加したいなど言われても……」
「一日だけでいいんです。その一日だけで……(本当は大きなイベントは見逃したくないだけ!)」
ため息をついた医者は「体調が悪くなったらすぐに再入院ですよ」と言い、外出許可証を渡してくれた。
残りの数日はあっという間に過ぎ去り、体育祭当日俺は雄英に到着すると、すぐに保健室へ向かった。
「いいかいあんた。無茶だけはするんじゃないよ? 体調が悪くなったらすぐに保健室に来るんだよ。病院に送り返してやるからね!」
その場で、リカバリーガールに叱られていたが、この先をおとなしく聞いていたら、開会式に間に合わないかもしれない。
「分かっています。リカバリーガール、もしもの時は必ずお世話になります」
クラスの皆にはまだ退院したことは伝えていない。驚く表情を楽しみにしながら廊下を走る。
自分では、いい名前が思いつかないので名前をどうするかアンケートをします。その他の場合、感想かメッセージボックスに書いてください。
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シュヴィ・ドーラ
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その他