デジタルモンスターDW   作:羽羊紅葉

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初投稿です。
用語の解説は後書き・あらすじに書かせていただきますが、本文もろとも誤字脱字があった場合、指摘をお願いします。
時々デジモン以外のネタが混じったりしますが、よろしくお願いします。
不定期で投稿させていただきます。


狂騒の鎮魂者

第4の月31の日 セントラルキャピタル西側ゲート付近

この人口島『YAMATO』に約1億もの人間とそのパートナーであるデジモンが共に暮らしている。住む場所が変わっても、そこはやはり人は人。かつてあった大地に住んでいた時と同じような営みを繰り返していた。

だが、いやだからこそとも言うべきか、そこにはありとあらゆる犯罪が発生していた。

強奪、詐欺等はいい例だ。

しかし、慣れが人の判断を狂わせていた。

人々は何かあれば自警団に任せればいい、皆がそう考えていた。

「セントラルキャピタルの西側ゲート付近で高校生ギャング団の2つが争っている」

そう通報を受けた自警団は、やれやれとため息をついた。

実際珍しい話ではない。ここセントラルキャピタルはこの『YAMATO』の文字通り中央都市なのだ。

人口は『YAMATO』の中でもっとも多く、学生も多く住んでいる。

それそれでチームを組み、他のチームと力比べをしたり、酷い時には潰しあったりする。

それが『日常』である。

が、今回の事件は違った。自警団が通報を受け、そこに駆けつけたときには、80台もの壊れたバイクと100人を超える怪我人の中心に血塗れの男が立ち上がった。

黒と白の虎柄という2色の混じった短髪はこの『YAMATO』の中央都市『セントラルキャピタル』から西に数キロ以上の所にある町『ウェストヴィレッジ』の出身であることを示す。

『ウェストヴィレッジ』に住んでいる人間はよく『西方人』と呼ばれる。

西方人は『セントラルキャピタル』に住んでいる『中央人』と比べて、髪の色が男性は黒、女性は白ともう一色の2色と言う外見が特徴の人種である。

また、比較的好戦的で身体能力は『中央人』と比べ高いが、学力はあまり高くないというのも特徴である。

がそこは人間、いくらなんでも目が光るなんて事はない。

こんな暗い所でもハッキリと分かるぐらいに輝く何て事は絶対に。

「なんだ、まだ増えるの?オレの『敵』が」

その男は自警団を見るなりキヒヒッと言う不気味な笑い声を上げ、手に持っていたディバイス『D―モバイル』を振る。

すると、辺りの空間が歪み、かつてコロッセオと呼ばれた場所へ姿を変えた。

彼のDF(デジタルフィールド)に引き込まれたか、と自警団が判断したと同時に、

「デジモンコール、ドル!パーフェクトゼヴォリューション!!」

と『D―モバイル』からデジモンを呼び出すコマンドを発する。

すると、彼の後ろに赤い巨竜が姿を表した。

通報を受けた自警団が覚えていることはそこまでだった。

だが、これが悲劇の波紋の拡大に繋がる事はセントラルキャピタルの人間が知るよしもなかった。




用語の解説
『YAMATO』:日本を拡大した人工島。ゲームの十字キーみたいな形に加え、北東と南西に一つずつ島がある。
『セントラルキャピタル』:本文にもある通り『YAMATO』の中央に位置する都市。その中央に黄金の竜の石像が設置されている。
『自警団』:警察。
『ウェストヴィレッジ』:『セントラルキャピタル』からみて、西に位置する場所。その中央に白い虎の石像が設置されている。
『D―モバイル』:携帯電話にデジモン関連のアプリが搭載されたもの。
『DF』:デジモンと接触できる異次元空間。主に戦闘や遊ぶために使われる。
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