デジタルモンスターDW   作:羽羊紅葉

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月1と言っておきながら、現在週1になってる……。


これがデジタル!?探索D―NET!!

約1分、光の中を潜り続け、どこかに着地する感触がきた。

光で瞑った瞳を開くと、視界1面に広がる海。

横を見れば、どこまでも続くような草原。

後ろにはRPGとかであるような始まりの町的なもの。

そして下を見れば、

「……」

数百mにも及ぶ崖があった。

下が海だから落ちても即死とはいかないだろうが、大怪我は必至だろう。

こんな危険なところに転送(コンバート)しないでほしい。

もっとも、

「おいコラ黒音(くおん)!!」

全く別の問題が発生してたが。

これ自体は簡単に説明できる。

 

『転送早々灰原(はいばら)逃走』

 

本当に簡単に済んでしまったが、これ以上説明のしようがないので仕方ない。

しかし、特に問題ではない。

と言うのも、この世界はデジタルワールドを人が作ったものの1つである。

先ほど言った『どこまでも続くような』は比喩であり、決して現実ではない。

ついでに言うならば、地球のように丸くもない。

簡単に言ってしまえば、小学生でも1度は見たことがあるであろう『天動説』の図をRPG風にしたようなものだ。

そして、この世界1つがサーバーに収まっており、それから他の世界に繋がってない以上どこかで遭遇できるのだ。

それはレギオン【超新星(スーパーノヴァ)】のメンバーも理解できているのだろう。

最初に叫んだ結城(ゆうき)も町へ向かって歩きだした。

「ねぇ、龍希(たつき)。そうやって景色を眺めてたら、皆に置いていかれるよ?」

慌てて周りを見たら、チーム【クロス・トエルブ】も幻中(おれ)綾森(あやもり)を置き去りに町へ向かっていた。

「ちょ、ちょっと!?」

幻中は綾森の手を引きながら、彼らと合流した。

先ほど見えてしまった、不気味な光景を記憶の片隅に追いやろうとしながら。

すぐに合流すると、いきなり頭を脇に抱え込まれた。

「何だよ、せっかく2人っきりにしてやったのに」

勇崎(ゆうざき)がニヤニヤそう囁いてきた。

「そんなんじゃないって。ちょっと考え事だよ!!」

「何を考えてたんだよ?」

怒鳴り返した言葉に、何かを感じ取ったのか即座に真面目な顔になった。

「勇崎は灰原が転送された瞬間を見たか?」

「いや、何かあったのか?」

勇崎は手を離して、幻中を解放すると、

「あぁ。目が浮かんでた」

「目?」

そう、大きな1つ目が浮かんでいたのだ。

それも血走った目が。

それだけでも軽いホラーなのに、薄い紫色のミミズが何びきものたうち回っていたのだ。

それらは5秒とせずに消えてしまったが……。

「……何その軽いホラー」

「考えたくもなるだろ?」

まぁな、と返事をしながら勇崎も幻中もその正体を模索した。

 

町、といってもいいのかは分からないが、T字に舗装された道と何軒かの建物しかなかった。

その道の舗装も途中で途切れていたが。

そしてT字の突き当たりには大きな建物が設置されていた。

試しに入ってみると、そこは広いホールになっていた。

『あ~、皆聞こえるかしら?』

そして唐突にウィンドウと共に、倉田(くらた)教師の顔が写し出された。

唐突に出てくるので驚きはしたが、よく考えればいつもの事なので、

「何してるんですか?」

至って冷静にそう返した。

倉田教師はややふて腐れた顔をしてから、まぁいいわと言ってから、

『とりあえず説明するわよ。まず前にモニターがあるでしょ?』

「それは今、先生が写ってるやつですか?」

桑野(くわの)のふざけた発言で、倉田教師の写ったウィンドウの角が馬鹿(くわの)の額に突き刺さった。

「ぎゃあぁ!!」

『ふざけてないでするわよ。あっちのほうよ』

ウィンドウで示した方を見ると、大型のモニターがあった。

緑色の背景に白い部分が見えた。

『一応第7の月末までの体験学習だけど、そこのモニターの依頼を成功させれば、全員に加点が入るわ。その点数が1学期の点数になるわ』

なるほど、要するに中間と期末試験代わりということだ。

『でも、受けられるのは第7の月の中間までよ。その辺は注意しなさい』

そう言い残し、ウィンドウが消えた。

要するに説明するのはそれだけということなのだろう。

そう思った矢先、

『あぁ、いい忘れたけど、皆の寝るところはこの建物の2階と3階よ。どこで寝るかは相談して決めなさい』

ウィンドウの矢印が示した方には階段があり、そこから上に上がれるようだ。

『で、食事はあっち。食材が足りないなら、自分で購入なりなんなりしなさい』

次に示した方には、入り口があり、見えるのは大きなテーブルの端だった。

興味があるから、後で見てみよう。

『で、この施設の隣には温泉があるから』

「「「温泉!?」」」

全員が、特に女子が目を輝かせながらそう叫んだ。

そうだろうが、ちょっと落ち着いてほしい。

その間に、倉田ウィンドウが消えていた。

もう説明することはないのだろう。

それと同時に全員にメールが届いた。

曰く『分からない事があったら聞きなさい。但し依頼の事以外。by倉田』と書いていた。

最低限の手伝いはするが、頼りすぎるなということだどう。

どうしてこちらの連絡先を知ってるのかは疑問に思うが……。

とにかく依頼に手を着けようと、大型モニターに近づいた。




龍希(以降龍)「最近更新ペース早くね?」
緑香(以降緑)「以前も言ってたみたいだけど、仕事辞めて求職中だって」
龍「パソコン壊れてスマホでやってるのに?」
緑「もう努力としか言いようがないって」

※アンケートをとったはいいけど、予定外の結果の為、只今設定の見直し&設定中+イラストを描いてるため少しペースが落ちます。
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