これからも頑張るのでお願いします
「チッ、アイツどこ行った‼」
今
また戻ってきているもしくは、その場から移動していないかと思い、ここに来てみたのだが、やはりと言うべきかそこには居なかった。
「
気持ちは分かるけどさぁ、と彼のパートナーであるアグモンXがそう言った。
「そう……だな、悪かった」
と謝罪の言葉を口にした。
「ちょっと焦ってたみたいだな、オレは。そうしたってどうにもならないって事、解ってたのにさ」
「知ってる、オレだってそうだもん」
アグモンXはそう言って、右手を挙げる。
それを見て、
「まっ、とりあえず……」
「
「「八つ当たりさせてもらおうかな」」
そう言うこの
「じゃあ、探そうか」
二人は駆け出した。
「クソッ、なんだよコレ!!」
腕に白い羽根をあしらった、綺麗な腕輪を着けたムーチョモンが叫んだ。
「せっかくアイツ等を騙して『
ムーチョモンは空を飛びたかった、他の鳥のように飛んでみたかった。
だが、飛ぶ事はできなかった。
そんな時、偶々人間たちが空を飛べると噂の『飛行リング』を持ってきてくれたのだ。
手に入れない手段はないだろう。
「それも大嫌いな
そう、このムーチョモン、ペンモンの事が嫌いだ。
理由は簡単、それはムーチョモンがペンモンの亜種であるから、である。
これではまるで
そんな事はない、ペンモン達の方がムーチョモン達を真似たのだ、そう思っていた。
故にこのムーチョモンはペンモンの事が嫌いなのだ。
「それにしてもあの人間達、本当にバカたったなぁ」
クククッ、と笑みを浮かべ、
「へぇ、騙したんだ……。俺たちを」
「その上、バカ呼ばわりするんだ……」
後ろから聞こえた声にビクッとなる。
恐る恐る振り返ると、そこには先ほど騙した一組が立っていた。
「痛い目に遭いたくなかったら、とっとと
「へっ、それはこっちの台詞だ。痛い目に遭いたくなかったらとっとと帰れ」
人間の言うことに高圧的に答える。
が、即座にそれを後悔した。
何せ
「アグモンX、進化」
アグモンX⇒グレイモンX
と即座に成熟期、それもX抗体の化け物になってしまったためだ。
どうあっても勝てる訳がない。
死を覚悟したその時、
「待てって、
別の人間が走りながら叫んだ。
それと同時にグレイモンXと同じぐらいの大きさの赤いデジモンが割り込むように入り込んできた。
「お前、倒すと消すは話が違うんだぞ」
どうどうと押さえるが、その間もグレイモンXが歩みを止めない。
正直な話、踏みつけられれば終わる。
「おい、ムーチョモンだっけ!?とっとと渡せ、この世から消えたくないなら早く!!」
そう叫ぶので、大慌てで彼に渡すと同時に走って逃げ出す。
「待てコラ!!」
「
「落ち着いてるわ、ちょっとアイツに当たるだけだ!!」
「それが落ち着いてないって言うんだよ!!」
後ろから羽交い締めで抑え込んでいる
そこに
あぁもう、と頭を振りながら
「悪かったよ、迷惑かけて」
そんな
「気にしてないよ」
と肩を叩きながらそう言い切った。
そして、アイテムデータを渡す。
「もしもし?それホント?分かった、すぐにデータを送って」
そう言って
それと同時に笑顔で
「ペンモンが分かったって!!今マイちゃんから場所を送ってくれてる」
それを見た
「今回は助けられてばっかりだな、俺」
と呟いた。
「何言ってるんだよ、
「考えてみろ、俺たちが探していた人間は」
「……強いが問題児だったな」
(いや、それはマズイだろう。いろんな意味で)
だが、その言葉で吹っ切れた様子の
「そっか……、偽物だったのか」
ペンモンが残念そうに飛行リングの偽物を受け取った。
そんな彼(彼女か?)になんと言葉をかければいいか迷っていると、
「うん、ありがとね。これを届けてくれて」
お礼を言われた。
若干涙が浮かんでいるように見えたが、それは気のせいだろう。
そう割りきってから、全員で宿屋に戻る事にした。
「そう言えば、
「そんなに問題児だったのか?」
そう問いかける。
二人は視線を合わせてから、
「ご想像にお任せするよ」
「あぁ、その通りだよ」
二人して違う答えを口にした。
お互い驚いたように顔を会わせると、全員で大笑いしながら歩き出した。
色々問題がありましたが、その内の1つがようやく片付きました。
残りも時間の問題なので、安定してこちらを出来そうです。
最後に次回は温泉回なので、もしよければ……