神が宿る世界   作:立風斑鳩

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ぶつかり合う炎

(くっ……檜山仁(ひやまじん)は普通の炎系の能力者じゃ無い。どうにかして檜山仁(ひやまじん)の能力を見極めないと)

 

俺が放った炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)の炎は俺の目の前でまだ燃えている。

再び檜山仁(ひやまじん)の紅の炎は回転しながら右に左に四方八方連続で放たれる。

檜山仁(ひやまじん)が放った炎の後には俺の放った炎が消えていた。

これで1つ分かった事がある。

俺の放った炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)の炎は檜山仁(ひやまじん)の炎に負けてしまう。

……嫌、可笑しいだろう。

俺の炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)の炎を燃やすような炎……

そんな能力があるのか……

 

「やはり、普通の炎と違って消すのに時間がかかるな」

 

檜山仁(ひやまじん)の姿が目に映る。

もう俺の炎を消したのか。

嫌、真ん中だけで左右はまだ燃えている。

それに檜山仁(ひやまじん)は余裕な感じだ。

檜山仁(ひやまじん)の右手には紅色の炎が手を覆い尽くす様に燃えている。

 

「レヴァンティンをさっさと渡せ……もうお前に勝ち目は無い」

 

ふざけるなぁ。

こんな所で死んでたまるか。

俺は勝つ。

俺は炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)を檜山仁(ひやまじん)に向ける。

 

「……お前じゃあ……俺には勝てないだよ」

 

檜山仁(ひやまじん)のその一言は廃工場に響き渡る。

檜山仁(ひやまじん)は構えると右手を俺に向かって殴り付ける。

俺と檜山仁(ひやまじん)の距離では檜山仁(ひやまじん)の拳に当たる訳も無い。

その代わりに紅色の炎が回転しながら俺に向かって来る。

 

(……くそ、炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)での防御は一度破られてる)

俺が出来るのは……

俺は炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)を強く握る。

炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)は激しく燃え上がる。

炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)の全てが炎に包まれる。

 

「うおおおぉ」

 

俺は檜山仁(ひやまじん)の紅色の炎に炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)に包まれた炎で上から叩きつける。

 

(行ける)

 

炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)から伸びた炎は檜山仁(ひやまじん)の紅色の炎を真っ二つにしながら檜山仁(ひやまじん)に向かっていく。

このまま行けば……

まただ、檜山仁(ひやまじん)の手元から炎の勢いが急激に増す。

何だ?何で一気に炎が増すんだ。最初は手を抜いているのか?

さっきまで檜山仁(ひやまじん)の紅色の炎を真っ二つにしていたのに……

勢いを増した檜山仁(ひやまじん)の炎と俺の炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)の炎がぶつかる。

檜山仁(ひやまじん)の炎は俺の炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)の炎を押し返す。

 

(何て威力だ)

 

その威力に俺は次第に後ろに押されてしまう。

……俺の背は壁に当たる感触がした。

このままじゃあ……

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