(くっ……檜山仁(ひやまじん)は普通の炎系の能力者じゃ無い。どうにかして檜山仁(ひやまじん)の能力を見極めないと)
俺が放った
再び檜山仁(ひやまじん)の紅の炎は回転しながら右に左に四方八方連続で放たれる。
檜山仁(ひやまじん)が放った炎の後には俺の放った炎が消えていた。
これで1つ分かった事がある。
俺の放った
……嫌、可笑しいだろう。
俺の
そんな能力があるのか……
「やはり、普通の炎と違って消すのに時間がかかるな」
檜山仁(ひやまじん)の姿が目に映る。
もう俺の炎を消したのか。
嫌、真ん中だけで左右はまだ燃えている。
それに檜山仁(ひやまじん)は余裕な感じだ。
檜山仁(ひやまじん)の右手には紅色の炎が手を覆い尽くす様に燃えている。
「レヴァンティンをさっさと渡せ……もうお前に勝ち目は無い」
ふざけるなぁ。
こんな所で死んでたまるか。
俺は勝つ。
俺は
「……お前じゃあ……俺には勝てないだよ」
檜山仁(ひやまじん)のその一言は廃工場に響き渡る。
檜山仁(ひやまじん)は構えると右手を俺に向かって殴り付ける。
俺と檜山仁(ひやまじん)の距離では檜山仁(ひやまじん)の拳に当たる訳も無い。
その代わりに紅色の炎が回転しながら俺に向かって来る。
(……くそ、
俺が出来るのは……
俺は
「うおおおぉ」
俺は檜山仁(ひやまじん)の紅色の炎に
(行ける)
このまま行けば……
まただ、檜山仁(ひやまじん)の手元から炎の勢いが急激に増す。
何だ?何で一気に炎が増すんだ。最初は手を抜いているのか?
さっきまで檜山仁(ひやまじん)の紅色の炎を真っ二つにしていたのに……
勢いを増した檜山仁(ひやまじん)の炎と俺の
檜山仁(ひやまじん)の炎は俺の
(何て威力だ)
その威力に俺は次第に後ろに押されてしまう。
……俺の背は壁に当たる感触がした。
このままじゃあ……