檜山仁の魔法陣に当ててる
それと同時に
檜山仁(ひやまじん)の右手には紅色の炎があり、今にも俺に向かって来そうだ。
早く、早く、早く……殺さないと殺される。
「うおぉぉぉぉぉ」
俺は右手持つ
俺が
「バカなぁ」
檜山仁(ひやまじん)のその声が俺の耳に届く。
俺が持つ
檜山仁(ひやまじん)を左側へと吹き飛ばす。
檜山仁(ひやまじん)は左側の壁に当たる。
防御した様子もなく、地面に倒れると動かなくなっている。
……倒したのか?
「はぁはぁはぁ」
久しぶりに息をした様な感覚がする。
息はしていたが、生きた心地がしなかった。
俺はゆっくりと檜山仁(ひやまじん)の元に近づいていく。
「うぅぅ」
檜山仁(ひやまじん)は地面から起き上がる様子な無く、唸り声をあげていた。
檜山仁(ひやまじん)の右脇腹は蒸発している。
檜山仁(ひやまじん)は両手で右脇腹を抑え、俺を睨み付ける。
……檜山仁(ひやまじん)の右脇腹は服も無く、見た感じ肉体も少し失くなっている様に見える。
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ、ここまで……殺るなんてなぁ」
檜山仁(ひやまじん)は息を切らしながら……とても苦しそうに告げた。
俺はそれに対して何も言い返せなかった。
謝る事もしないし、かける言葉も見当たらない。
俺だってこんな事はしなくなかった。けど、俺をここまで追い込んだのは紛れもなく檜山仁(ひやまじん)……お前なんだ。
「……それで……どうする……」
檜山仁(ひやまじん)は苦しそうに俺に告げる。
どうするって、言われても……
「お前はどうするんだ?また俺を殺しに来るのか?」
檜山仁(ひやまじん)は暫く黙ると
「勝者は……お前だ……お前が……決めろ」
……何だ?それ、俺が決める?
……じゃあ、俺は……
俺は檜山仁(ひやまじん)の隣に座る。
「だったら、もう
「……もう……お前に……関わる……事は無い……だろう」
……そこまで言ったつもりは無かったのになぁ。
そう関わるとか関わらないとか厳しくないか?
俺たちは同じ能力者育成機関東京本部に居るんだから……
「同じ学校に居るんだから、無理だろ」
「……だから……辞める」
「……何でだよ?」
「……東京本部で……俺が作る……[クリムゾン]……日本一……に」
檜山仁(ひやまじん)が何を言おうとしていたのか俺にはわからないが、檜山仁(ひやまじん)がチーム、[クリムゾン]を作り何かをしようとしていたのだろう。
檜山仁(ひやまじん)が横たわる姿を見て、俺はとりあえず病院に連絡をした。
見殺し何て俺には出来ない。
檜山仁(ひやまじん)は俺を殺そうとしたが、俺は檜山仁(ひやまじん)を殺そうとは思わない。
俺は、救急車が来るまで、檜山仁(ひやまじん)の側に居た。
その後、学校側と玲奈(れな)さんから事情聴取を受ける事になった。