神が宿る世界   作:立風斑鳩

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殺しと生かし

檜山仁の魔法陣に当ててる炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)の炎は激しさを増す。

それと同時に炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)の刀身は赤く光輝く。

檜山仁(ひやまじん)の右手には紅色の炎があり、今にも俺に向かって来そうだ。

早く、早く、早く……殺さないと殺される。

炎神の魔武器(レヴァンティン)もっとだ。もっと、もっと、足りねぇ、もっとだ。

 

「うおぉぉぉぉぉ」

 

俺は右手持つ炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)に力を入れる。

俺が炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)を強く握れば握るほど炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)の刀身は赤さを増す。

炎神の魔武器(レヴァンティン)こいつがある限り俺を狙う者は増えていくだろう。だがよ、後悔させてやるよ。この俺に炎神の魔武器(レヴァンティン)に挑んだ事を

 

「バカなぁ」

 

檜山仁(ひやまじん)のその声が俺の耳に届く。

俺が持つ炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)は檜山仁(ひやまじん)の魔法陣を破った。

炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)は檜山仁(ひやまじん)の脇腹をしっかりと直撃した。

檜山仁(ひやまじん)を左側へと吹き飛ばす。

檜山仁(ひやまじん)は左側の壁に当たる。

防御した様子もなく、地面に倒れると動かなくなっている。

……倒したのか?

 

「はぁはぁはぁ」

 

久しぶりに息をした様な感覚がする。

息はしていたが、生きた心地がしなかった。

俺はゆっくりと檜山仁(ひやまじん)の元に近づいていく。

 

「うぅぅ」

 

檜山仁(ひやまじん)は地面から起き上がる様子な無く、唸り声をあげていた。

檜山仁(ひやまじん)の右脇腹は蒸発している。

炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)が当たった場所だ。

檜山仁(ひやまじん)は両手で右脇腹を抑え、俺を睨み付ける。

……檜山仁(ひやまじん)の右脇腹は服も無く、見た感じ肉体も少し失くなっている様に見える。

 

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ、ここまで……殺るなんてなぁ」

 

檜山仁(ひやまじん)は息を切らしながら……とても苦しそうに告げた。

俺はそれに対して何も言い返せなかった。

謝る事もしないし、かける言葉も見当たらない。

俺だってこんな事はしなくなかった。けど、俺をここまで追い込んだのは紛れもなく檜山仁(ひやまじん)……お前なんだ。

 

「……それで……どうする……」

 

檜山仁(ひやまじん)は苦しそうに俺に告げる。

どうするって、言われても……

 

「お前はどうするんだ?また俺を殺しに来るのか?」

 

檜山仁(ひやまじん)は暫く黙ると

 

「勝者は……お前だ……お前が……決めろ」

 

……何だ?それ、俺が決める?

……じゃあ、俺は……

俺は檜山仁(ひやまじん)の隣に座る。

 

「だったら、もう炎神の魔剣(レヴァンティン・ソード)は諦めてくれ」

「……もう……お前に……関わる……事は無い……だろう」

 

……そこまで言ったつもりは無かったのになぁ。

そう関わるとか関わらないとか厳しくないか?

俺たちは同じ能力者育成機関東京本部に居るんだから……

 

「同じ学校に居るんだから、無理だろ」

「……だから……辞める」

「……何でだよ?」

「……東京本部で……俺が作る……[クリムゾン]……日本一……に」

 

檜山仁(ひやまじん)が何を言おうとしていたのか俺にはわからないが、檜山仁(ひやまじん)がチーム、[クリムゾン]を作り何かをしようとしていたのだろう。

檜山仁(ひやまじん)が横たわる姿を見て、俺はとりあえず病院に連絡をした。

見殺し何て俺には出来ない。

檜山仁(ひやまじん)は俺を殺そうとしたが、俺は檜山仁(ひやまじん)を殺そうとは思わない。

俺は、救急車が来るまで、檜山仁(ひやまじん)の側に居た。

その後、学校側と玲奈(れな)さんから事情聴取を受ける事になった。

 

 

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