「新入生代表は任せる」
「はい」
俺は了承した。
出来れば、断りたかったが……
「先生、俺は手続きがあるので、失礼します」
「うん。ありがとう」
強絶さんは椅子から立ち上がり、会議室を後にした。
……で、俺はまだ居たほうが良いのか?
「それで……俺は……」
「木山君これは僕の考えなんだけどね」
先生は今までと違って真剣な眼差しで俺を見つめながら話を始める。
「石原君は君を狙っていると思う」
……何となくだが、そんな気がしていた。
だが、何で檜山仁を追いかけなかったんだ?
「気を付けます」
「石原碧人君は異能力者だ。
「分かってます。失礼します」
俺は会議室を後にする。
だとしたら珍しい異能なのかもしれない。
アイスって事は間違いなく氷系の能力なのは間違いないだろう。
檜山仁の後を追わずに学校を休み、居場所は分からずか。
午後の依頼は気を付けないと……
嫌、舞も居るんだ……今日は辞めるか。
一年の異能クラスの教室に俺は向かう。
この学校は魔法、能力、異能とクラス分けされている。
俺は一年の異能クラスの扉を開ける。
……ん?
変な空気だ。
とりあえず、俺は自分の席に座る。
「廉、まずい事になった」
まずい事?
「何だ?」
俺は紫音に聞き返す。
紫音は言いにくそうに答えた。
「廉、檜山仁を闇討ちをしたって本当かい?」
「……は?」
待て、何でそんな事になっている。
俺は被害者だぞ。
「襲ってきたのはあいつだぞ」
「皆はそうは思ってないみたいだ。聞いた話だけど新入生代表の座を奪うために襲ったって話が学校中に流れてるみたい」
「なんだそれ……」
待てよ。
俺……新入生代表になったじゃねか。
不味いな。
紫音、舞も何だかクラスの人間から避けられてるみたいだ。
俺のせいで……
くそ、何でこんな事に……
「皆席に着いて」
先生が教室に入り、授業が始まった。
俺は窓の外をずっと眺めていた。
檜山仁は山梨に行き、その仲間は俺の
とりあえず、舞と紫音にこれ以上の迷惑をかけられない。
皆が食堂へと移動を始める。
紫音と舞はクラスの人達に誘われている。
……俺は席を立ち、一人食堂に向かう。
皆の誤解が解けるまでは一人で居るか。
「廉、待って」
この声は舞?
俺は振り返ると舞と紫音が居た。
何で?
「廉、私達チームを作るでしょ、紫音も一緒に入るって」
「うん。よろしく二人とも」
……二人は自分の立場よりも俺と一緒に居る事を望んだのか?
「全く……作るからには最強を目指すぞ」
何の確証も無いがこの三人なら何でもやれる気がする。
……気のせいかもな