「それじゃ整列して」
一人の男が俺の居るこの教室にやって来てそう告げる。
教室に居る生徒達はそれに従う。
並ぶ順番は無いらしい。そう言えば机も出席番号とかじゃ無かったなぁ。
俺は教室から紫音と共に並ぶ。
「よっ廉(れん)」
「……何だ、舞(まい)か」
「一緒に行こう」
「別に良いけど」
俺は女達に眼を向ける。
何で舞(まい)の奴俺の所に来たんだ。
女達と行けば良いのに……まぁ良いか
舞(まい)は紫音(しおん)をじっと見つめてる。
紹介した方が良いか
「えっとこいつは川上舞(かわかみまい)だ」
「初めまして僕は佐倉紫音(さくらしおん)、宜しくね」
紫音(しおん)は戸惑うもしっかりと挨拶をしてくれた。
紫音(しおん)は優しい奴だ。
「えっと舞(まい)さんは……」
「舞(まい)で良いよ、私も紫音(しおん)って呼ぶね」
「うん。分かったよ舞(まい)」
どうやら二人共仲良く出来そうだ。
「ところで二人とも異能力何だよね」
紫音(しおん)の突然の質問に俺は驚く。
今日初めて会うのに何故分かる。
聞いてみるか。俺は紫音(しおん)に聞いてみることにした。
しかし、俺よりも早く舞(まい)が紫音(しおん)に聞いていた。
「何故……知ってるの?」
舞(まい)は少し不安そうに紫音(しおん)に質問をしているように見える。
紫音(しおん)は何の迷いも無く答える。
「だってこの学校は能力者毎にクラス分けされているって聞いたから……もしかしたら君達も僕と同じ異能力者だと思ったんだけど……違ったかい」
何だ……そうだったのか。
俺が納得していると舞(まい)は話を進める。
「じゃあ、紫音(しおん)も異能力者なの?」
「うん。そうだよ。僕の異能は
「……私は
「……俺か?俺は
俺達が歩きながらの自己紹介及び異能紹介が終わったところで体育館に到着する。
クラス分けの種類としては俺の居る異能力と能力者、魔法、と三クラスに分けられる。
「皆様、入学おめでとうございます」
校長と思われる男の話が始まる。
「廉(れん)、廉(れん)ってばぁ」
「……何だ」
「何で寝てるのよ」
「はぁ眠っ」
退屈だ。寝るか。
「廉(れん)」
「何だよ入学生代表の挨拶だって」
……興味無いなぁ
「何だか廉(れん)に似ているね」
何?紫音(しおん)。俺は生まれてから今まで俺に似た男に出会った事なんて無いぞ。
よし、見てやるよ。
えっと赤い髪……この時点で似てないだろう。
顔は……………
「廉(れん)、凄い汗よ」
「えっ」
俺は額に手を当てる。
なんだこの汗の量は……
それにしても何であいつがここに居るんだよ。
昨日、俺を襲って来た奴だ。
夜道と言えどあまりにも似ている。
あいつは間違いなく俺の