『人間』ですが、なにか?リメイク版   作:daith

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転生part2~一度目はもう過ぎた

「早速ですが、あなたには転生してもらいます。」

 

「え?」

 

「ああ、言っておきますが、昨今よく見られる神様転生の様に「誤って殺してしまった」などという訳ではありません。次元の狭間で漂っていた、そろそろ自我も無くなりそうな魂を見つけたので、これ幸いと利用することにしました。」

 

 そう言いながら、目の前の女はピアノでも弾くかのように指を空中で動かす。

 いや、ピアノというより、これはパソコンのキーボードか?

 

「あなたには私の視点での過去へ行って貰います。とはいえ、いきなり赤ん坊の中にそれだけの記憶データを入れると、脳が焼き切れてしまいます。よって、記憶は平均的に脳の機能が完成する18歳の段階でインストールされる様、設定しておきます。」

 

「ていうか、そもそもあんた誰だよ?」

 

「ああ、申し遅れました。数多の名を持っていますが、今はD()と名乗らせている者です。以後、お見知りおきを」

 

 それでは、いってらっしゃいませ。

 その言葉を最後に俺の意識はブラックアウトした。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 これが、()()()に置ける最後の記憶である。

 

 前世にこれらのことを思い出したは良いものの、次の瞬間大爆発発生。もれなく死亡。再び転生と相成った様だ。

 

 詰まる所、現在赤ん坊。記憶を整理した段階でこの世界がどういう世界か見当がついた。

 

(よりにもよって、「蜘蛛ですが、なにか」の世界かよ。管理者D、分かっててやりやがったな。)

 

 しかも、周囲の様子を見る限り、どうやら捨て子らしい。

 

 不幸中の幸いというべきか、俺の今世における親は孤児院の前に捨ててくれた様で、すぐに拾ってもらえた。しばらく動くこともままならないので、このまま置いてもらえることを祈ろう。

 

 いずれにせよ、この世界に転生した以上何もしないという選択は有り得ない。十数年後に備え、やらなければならないことはたくさんある。

 

 幸いにも、蜘蛛子は原作では、他の転生者より1年程早く転生し、その1年で管理者に至っている。

 

 ということは、その段階で彼女の持っていた数々の支配者スキルは解放される。それらと神性領域拡張を取って、早い段階で管理者になれば生き残れるんじゃないだろうか。

 あんまり取りすぎると危険視されてしまうから、ある程度は取ったら『スキル消去』や「献上」で捧げれば良いし。

 

 それもまぁ、段階的にやっていこう。(じゃないと、魂の中のMAエネルギー残量的にヤバいからね)

 

 というわけで、

 

 (叡智)

 

《スキルポイントが不足しています》

 

 マジか、転生者だからそれなりにスキルポイントあるはずなんだがな。まさか蜘蛛子と同じ様なパターンじゃないだろうな。

 

 (鑑定)

 

《現在所持スキルポイントは130200です。

 スキル『鑑定』をスキルポイント300使用して取得可能です。

 取得しますか?》

 

(良かった。それなりにある)

 

 まぁ、2度も転生していれば当たり前ではあるのだろうが。

 そんなことを思いながら、七大罪スキルと七美徳スキルを見ていった。

 

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