「・・・・・・ヨシッ!処置完了!!」
イヤー、今回の
思考超加速スキル等は使っているので、実際には10分程度しか経っていないが、
「オラオラオラァ!!」
「グッ!ゴガァァァァァ!!」
それなりにスキルを鍛えている2人にとってはかなり長い時間に感じられただろう。
「ゼー。ハー・・・・・・」
一応強化と回復はかけ続けていた。
それでも(憤怒スキル込みだが)
終始攻勢に出て押し続けねば、あっという間に攻め切られてしまうだろう。それ故にSP(黄)の消費も激しい。
幸い、SP(赤)にはまだ余裕があるのでまだしばらくは続けられるが、それでは確実に長期戦になる。
それはマズい。
「ガァァァァァ!!」
「なっ、しまっ」
「あらよっと」
取り敢えず、一瞬のスキを逃さず攻勢に出ようとしたラース氏にカウンターを挟み、吹っ飛ばす。
「おし、
「イ、イヤ、待てよ。俺は、まだ・・・・・・」
「それがそうも言ってられそうにないんだよなぁ」
「ハァ?何だよソレ?」
「周りを探知で探りな」
「アン?えっと、何コレ?集落、なのか?」
「ああ、鑑定で見た感じほぼ非戦闘員。それでいて魂の形が大分歪だ」
「それって・・・・・・」
「前に言ったろ、魂の経年劣化」
「ああ。確か、システムによって魂は酷使されていて、そのまま続ければやがて崩壊するってやつか?」
「ああ、恐らくここはそれを防ぐためにワザとほとんどスキルを取らせず休息期間を設ける場所だったんだろうよ」
「あの龍はそれの守護者として置かれたって訳か」
「ああ。だがそれも撃破されて、既に大分被害は出ている。これ以上戦闘が長引いて被害が拡大するのなら管理者が出て来るだろうな」
「・・・・・・チッ、分かったよ。だが、気を付けろよ。アイツ、ステはともかく、技術は半端じゃない」
「大丈夫だ、問題ない」
「オイ、フラ「ガァァァァァ!!」ああもう、ともかくやられんなよ」
「ああ、軽く捻るだけさ」
そうして、俺は特に気負うこともなく足を踏み出した。
勝負はすぐに着いた。
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「これは驚いた」
そう声を掛けて来たのはギュリエ氏だった。後ろには、白織氏とソフィア氏、それに
「遅かったですね。もう終わりましたよ」
「の、様だな」
彼の視線の先、そこには手錠を掛けて犬神家しているラース氏の姿があった。
「えっと、若葉さんなのか?」
それに対して白織氏はコクリと頷く。
ああ、そう言えば彼は
「アー、アンタこの前の!!というか、これどういう状況なのよ!?」
「ちゃんと分かるように説明して欲しいです」
ん~、そして僅か数秒で
(・・・・・・これ、どうしよう?)
ギュリエ氏を見るも
そんな訳で、俺は事態の収拾にてんやわんやすることとなった。