その後、なんやかんやで改めて各自の自己紹介をした。
その過程で、俺が以前の顔合わせの際に晒した痴態が
「それで、結局コイツどうすんのよ?」
そう言って、
フム何々、『聖剣 エクスカリバー』とな。
・・・オイオイ、
心なしか、白織氏もプルプルと震えている気がする。後、
「うん、俺達としてはそちらで預かって欲しいかな。ほら、俺達の活動拠点は基本的に人族領だし」
そんな中、1人平然と失笑1つで済ませた
「イヤ、魔族だって見た目的にはあんまり変らないのだけど・・・」
「そこはホラ、魔王様の後ろ盾があれば大丈夫でしょ」
ホント、権力ってこういう時あると便利だよねー。
「どうするのよ、白」
「・・・特に、問題無し」
「・・・ハァ、アンタが良いなら良いけどね」
「それじゃあ、そういうことでよろしくお願いします」
「話は終わったか?」
そのまま、帰ろうかというタイミングで今度はギュリエ氏が声を掛けてきた。
「まずは、今回の件について礼を言わせてもらおう」
「いえいえ、俺としても貴方と
「フム、そうか。報酬は、そうだな」
そう言って、ギュリエ氏は未だ眠っている氷龍から鱗を数枚剥ぐ。
「それを貸せ」
そうして、まずは
すると、鱗が槍に吸い込まれる。
どうやら、武器の強化をしてくれたようだ。
2人は「良いの?」って顔をしていたが、「態々ご足労願ったのに、報酬なしではいけないからな」と言い、強化してもらっていた。
俺は素材として鱗をそのまま貰った。
「君は・・・何か望むものはあるか?」
そうして、白織氏が最後になった。
そのタイミングで
『では、私からご褒美を上げましょう』
『面白いものを見せてもらっているお礼に、奮発してご褒美を上げます』
『だから、2人共早く私に会いに来てくださいね』
それに合わせて止まった世界。
『ええ、聞いていますよね。貴方のことですよ』
そうして、ふわりと浮かび上がり寄ってくるスマホ。
思わずといった様に振り向く、白織さん。
「バレてたか、管理者D氏」
手に取って返事をする。自分でも驚く程冷たい声が出た。
『ええ、あなたのことも待ってますよ』
「ハッ、あれだけのハンディキャップ課しといてよく言うぜ」
『ええ、でないと
「フン、言ってろ」
そうして、俺はスマホを放り捨て、
次の瞬間世界が元に戻った。
変わったのは、白織氏の青い顔だけ。