その日の授業は特別だった。
「それではこれより特殊空間探索訓練の授業を開始する。」
それは、課外活動の授業の発展系で、より特殊で危険な場所での探索を行うものである、らしい。
曖昧なのは、この授業は公式には行うことを発表してはいないからだ。
まず、この授業が行われるという情報を入手して、これに参加するための申請をする所から始めなければならない。
「さて、出発の前に、よくぞあの課題を乗り越えたな。そのことに対しまずはおめでとう、と言って置こう。同時に
その上で、課外活動のための試験における成績と本人のステータスやスキル、申請した際のパーティーメンバーの相性等で申請者の中から判定、選抜される。
そして、その性質故か、この場にいる面々は皆、転生者だ。
「今更言うまでもなく、この場に集まった者は皆、ある
情報収集能力と言われてギクリとしてしまう。
実を言うと俺はカティアに誘ってもらうまでは、その存在を知らなかった。お陰で、申込んだのがギリギリのタイミングになってしまった。
「だが、その上で、君たちはこの後こう思うことだろう。『何この無理ゲー』とね」
「オイオイ、マジかよ。」
ユーゴーが思わずといった風に話す。
だがしかし、それは皆少なからず思っていることだ。
この1年で俺達は驚く程強くなった。故にこそ、ここにいる面々は皆理解している。
あの人は、やると言ったら必ずやる、ということを。
あの人、下手に回復魔法も高レベルで使えるためか、そこら辺本当に容赦してくれないのだ。
「さて、それでは皆お待ちかね、今回の探索場所の発表です!」
口でドラムロール(どうやってか、滅茶苦茶音がリアル)をしながら、彼は一枚の紙を取り出した。
そこには、こう書かれていた。
「「「「「迷宮?」」」」」
「That's ritht!そう、今回皆には
「「「「「ハァ!?」」」」」
「イヤイヤ、迷宮って、エルロー大迷宮のことか?あそこはそう簡単に許可は下りないって話だぜ」
「第一、ここからじゃあ遠すぎますわ」
「そうですねぇ、丸1日かけてもムリですよぅ」
「ああ、もちろん皆に行ってもらうのはエルロー大迷宮ではない。まぁ、そこのところも含めて詳しく説明するよ」
斯くして、俺達の迷宮探索は幕を開けた。
そう。この時はまだ、あんなことを知るなんて思いもせずにいた。
今週より、正式に週1投稿とさせていただきます。
毎週日曜日の予定です。
是非読んでね!!