『人間』ですが、なにか?リメイク版   作:daith

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特別授業(中編2)

 初日は順調に進めた。

 

 魔物と言ってもそこまで強いのはいなかったためだ。

 

 時々それなりに広い空間に出ることがあり、そこで待ち構えている魔物はそれなりに強かった。が、少し遠回りになるだけで迂回して避けることはできたし、皆で力を合わせれば倒すのは難しくなかった。

 

 おまけに倒すと宝箱が出てくる。(何か、地面がパかっと開いてそこからせり上がってくる)中身は何かのアイテムとQRコードがプリントされた石板だ。(地味にカラー印刷されている)

 

 そのため、皆それを倒すことには積極的になっていた。

 

 だからこそ、ユーゴーがそれを唱えたことは意外だった。

 

「折角、そこそこの強敵とやりあえるチャンスなんだ。最悪、一時撤退も視野に入れて、色々試してみようぜ。その方が後々楽になんだろ」

 

「「「「「えっ」」」」」

 

「あ、んだよ?何か文句あんのかよ?」

 

 どちらかというと、1人で「ガンガンいこうぜ」とばかりに突撃しそうなイメージがあった俺達にとっては意外だったのだ。

 

 とは言え、別に反対する要素もないので、その方向で行くこととなった。

 

 

 

 そして、それが後に功を奏したのだった。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 それは俺たちが交代で仮眠をとっている時起こった。

 

「オイ、シュン起きろ、起きろって!」

 

「・・・ン、何だよ、カティア?交代か?」

 

「違うわ。緊急事態よ」

 

「・・・・・・何があったんだ?」

 

 どうやら、魔物の襲撃があったらしい。

 

 だが、それ自体はそれ程珍しくはない。通常の課外授業でも休憩中に魔物が襲ってくることは、稀によくあることなのだ。

 

 今回の襲撃はかなり小規模な物のため()()()()問題なかった

 

 問題は、その魔物が()()()()()だったことらしい。

 

 どうも、この系統の魔物は自己増殖機能が極めて高いらしい。

 

 休息中にため、偶々開いていた食料用の収納鞄(アイテムボックス)の中に切り飛ばされた肉体の一部が入り、そこから異常増殖したようだ。

 

 幸いにも、そいつらは中見の食料を貪ることに夢中でまだ、中から出てきては居なかったため、しっかりと封をすれば出てくることはない。

 

 だが、食料は放棄せざるを得ないだろう。

 

「・・・・・・面目ない」

 

 その時見張り役だった、カティア、フェイ、ディアの二人はすっかり気を落としている。

 

「まぁ、起きちまったことは仕方ねぇだろ」

 

「そうですねぇ、それよりも残り2日どうするか考えないと」

 

 そうして、地獄の様なその行程は始まった。




 いつ戦闘になってもおかしくない状況で、食料なし。
 これは大分精神的にキツイのでは?
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