さて、現在俺はとあるエルロー大迷宮にほど近い位置にある穴倉の中である。
そう、かつての蜘蛛子パイセンこと白織氏が用意してた、産卵によるエスケープ拠点その1つだ。
当然、来た時には、中には何もなかった。
卵から孵った蜘蛛は現在、エルロー大迷宮で悪夢の残滓やってるよ。
そんな訳で、そこを掃除して家具(自作)を置いてしまえば、それなりに快適なお部屋の出来上がりである。
何せ、ここって空間拡張までされているからね。
後は、この場所の座標に対して俺以外を対象とした、認識疎外の術式を掛けて置けば良い。外道系の術式で簡単に出来るヨ。
そうして、蜘蛛子時代のエスケープ拠点を
その中で、術式の解析や開発を行っているわけだが、流石にそれだけだと飽きるので、岡チャン先生のリカバリーもすることにした。
その先駆けとして、まず林氏は真言教の教皇の枕元に転送。小暮氏は岡チャン先生の寝床にて添寝状態にして置いた。
特に小暮氏は、村が魔物に襲われて、後一歩間に合わなくて泣き崩れた、その翌朝に設置したので、良いサプライズとなったことだろう。(なお、小暮氏はその間ずっと、魔物の恐怖により気絶していた)
ついでに、小暮氏には「Present for you!!」とプリントしたTシャツ(やっぱり自作。彼の
そして、桜崎氏には鑑定された際に、鑑定した人物がエルフであれば発動する認識災害系トラップを仕掛けてきたばかりである。
なお、この認識災害は感染者は、桜崎氏に対して脅威をいだけないというものである。
1度発動したら最期、今度は桜崎氏を視認するだけで重ね掛けされる仕様となっております。
ただ、エルフかどうかはあくまでも肉体のDNAに対して判定を出している以上、グローリアΩを始めとする機体で来られるとダメなので、今も監視は継続している。
最悪、白織が酔っている間に、魔王アリエル氏の下へエスケープさせるつもりだ。
ちなみに、蜘蛛子時代の拠点を全て取ったのは、俺の生活拠点と被救助者の一時エスケープ先を分けるためである。認識疎外を破られた時のことを想定して、1度使った拠点は廃棄することにしているので、それだけないと足りなくなるのだ。
さらに、万が一の侵入者に備え、各拠点には致死性の認識災害系トラップが仕掛けてある。正規の手順を踏めばで入れば問題無いが、無理矢理入れば発動する様になっている。
例としてはいくつかのS○Pの再現版や強制的な惑星全域探知などである。どれも設計上、神でも発狂死する様にした。
こんな感じでこれからも生徒の生存率を上げて行こうと思う。
主に岡チャン先生のメンタルブレイク回避のために!!
各転生者の転生特典については『蜘蛛ですが、なにか Ex』を参照。
ちなみに、今回登場した3人のそれは以下の通り。
林 康太
【刹那の見切り】
思考加速、集中、回避、視覚強化、速度系ステータスアップスキルの効果を持った複合スキル。これらのスキルがそれぞれスキルレベル最大値と同等の効果を発揮する。
小暮 直史
【涙の数だけ】
流した涙が結晶となって残り、その結晶を消費することで様々な効果を発揮することができる様になる。例としては、HPやMPの回復、魔法発動のコストとして使用など。
桜崎 一成
【迷宮創造】
MPを消費してダンジョンの作成、拡張、魔物の創造ができるスキル。かつて、初代怠惰スキル保持者がこのスキルを使って作ったのが、エルロー大迷宮である。