遂に、完成した。
世界を救うためのカギ。
神も人も犠牲にしないための、第3の選択肢。
そのための、最後のピースが今埋まった。
・・・・・・さぁ、待っていろよ、人よ、神よ。もうすぐ、お前たちを救ってやる。
まずは、星になるのだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
さて、取り敢えず、これまでの成果をいくつか発表をしよう。
まず、一番最初に完成したのが、MAエネルギー補給術式。
これはその名の通り、暴食術式で得た純粋エネルギーをMAエネルギーに変換して、少しずつ魂に注ぐ術式。
次が、転換スキルの再現術式。
これにより、まずは叡智以外の支配者スキルを棄てた。ついでに、その他のスキルも少し整理して、スキル容量に空きを作った。
次が、意外に面倒だった、ガッツ術式。棄てた忍耐スキルの代わりに生み出した術式。発想は悲観的な運命の名を持つソーシャルゲームから。
効果は、事前に術式にHPを注いでおくことで、自身のHPが0になった瞬間、発動して術式に貯蓄したHPの10分の1の回復した状態で復活するというもの。
これは実は忍耐スキルではなく、慈悲スキルを参考にしている。
HP自動回復のLV上げにも使えるので、今は重宝している。
最後に、今回の本命を差し置いて、一番の成果であると胸を張れる術式。
神性領域拡張術式である。
・・・・・・いや、待ってほしい。石を投げないでほしい。スキルの術式解析しただけじゃないか?という疑問は当然あると思うが待ってほしい。
当然、そんな手抜き工事みたいなことはしていない。
そもそもの話として、どうやら
もちろん、このスキルにより神性領域の拡張しやすくはなるのだが、これはあくまでも神性領域の活性化を行うことにより、副次的に発生しているものらしい。
そのため、神性領域魂の核はほとんど自力で拡張しないといけないのだ。
余談だが、白織氏があそこまでサクサク拡張できていたのは、管理者D氏ことの若葉姫色の魂の欠片があったからである。あれは拡張というより修復と言った方が良い状態だった。
管理者D氏は軽く言っていたが、もし白織氏が傲慢スキルを持っていなかったら、彼女は魂内のMAエネルギー不足により自滅していたのではないだろうか。
そして、彼女の中の管理者Dの魂の欠片は未だ十全ではない。つまりまだまだ成長と自滅の可能性とのイタチごっこは続くわけであるのだが・・・・・・。果たしてその先には何があるのだろうか?
閑話休題。
ともあれ、この術式はそんな神性領域をお手軽に拡張してくれる優れモノなのだ。
使い方は簡単! 術式に魔力流して起動させるだけ!!
起動すると、余剰分のMAエネルギーの1割を使用して神性領域を拡張してくれます。もちろんこれで神性領域拡張スキルのLVがすぐに上がるというわけではないが、塵も積もれば山となるのである。
まぁ、俺は
その他にもいくつか術式はあるわけだが、ここでは割愛しよう。
まぁ、そんな訳で、大夫戦力的にも整ってまいりましたし、そろそろ本格的に表舞台に戻ろうか。
まずは、そうだな。冒険者でも始めますか。