悪の組織の戦闘員(バイト)は今日も魔法少女と対峙する 作:戦闘員B
ハッピーラビットによるスーパー襲撃の次の日
僕は頭を抱えていた。
何せ妹が自宅に来るからだ。
僕の妹…
容姿端麗、成績は常に一位、運動神経も高く、初めてやる事も一時間すれば出来てしまう。
そんな神に愛されてるとしか思えない才能の塊な妹は当然ながらモテる。
最近では電話でどうすれば男からの告白されるのを失くせるか真剣に聞いて来た程だ。
そんな妹には唯一とも呼べる欠点があった。
ブラコンなのだ。
僕が実家を出て働き始めた時には鳴りを潜めたが、それまでは酷かった。
朝起きれば妹は僕の部屋にわざわざ来てダイブを決めて起こし
家を出ようとすれば行ってらっしゃいのハグを要求し
バイトを終えて帰って来ればおかえりなさいと飛び付く
そして実家を出るまで一緒に風呂に入るのをやめなかった。
そんな妹も今では高校一年生。部活に勉学にと忙しいらしく慌ただしい日々を送っていると手紙で送って来た。
そして僕が良いバイトを始めたと実家の両親にメールを送れば、次の日に親父からメールが来た。
元気にしてるようで何よりだ。
そう言えば妹が久々にお前に会いたいと駄々をこねてな。丁度結婚記念日に一週間家を空けるから、お前の住んでる家の住所を教えたらルンルン気分で泊まる準備を始めたぞ。
PS
幾ら妹でも襲うなよ?
何言ってんだ親父、僕はそこまで欲求不満じゃない。
そして妹からのメールがこれだ。
兄さんへ
久しぶりです兄さん、バイトは辛くないですか?
そう言えば次の日はパパとママの結婚記念日です。パパもママも一週間旅行するらしいので、その間は一人で寂しいんです。なので兄さんの家に一週間だけ泊めてください。学校へは自転車で通学するので送り迎えは要りません。お弁当だけお願いします。
PS
一週間分の服とかも持って行きます、それと久々に兄さんと添い寝やお風呂もしたいです。
妹よ、君はもう高校生だろう自重しろ。
妹のはっちゃけ具合を思い出して頭を抱えればインターホンが鳴った。
画面を確認すれば満面の笑みの妹がそこに居た。
どうしよう居留守したい。
『兄さーん?居るのは分かってるんですよー開けて下さーい』
居留守が使えなかった、というか何故分かったんだ。
渋々玄関へ行き開ける。
そのまま妹が飛び込んで来た。そのまま胸元に顔を付けて息をし始める。
「ふわぁぁぁ…兄さんの匂い…」
「やめろ嗅ぐんじゃない」
「いいじゃないですか、兄妹なんですから」
本当にいつからこの妹はおかしくなったのだろうか
すると妹が気付いたように言った。
「あれ、兄さん今日は染めてないんですね」
「染めるのも大変だし高いんだよ」
そう、僕は生まれつき髪が白い。俗に言うアルビノだ。
アルビノな僕は髪を黒く染める事と長袖長ズボン、もしくは日焼け止めが欠かせない。
小学生の頃はウサギだのじぃじだの呼ばれた、それ以来髪を黒く染めるようにしている。
「でもこれから兄さんと一週間一緒に居られるんですよね!私嬉しいです!」
「アァボクモウレシイヨ」
そのまま妹をリビングに招き、そのまま夕食を作って振る舞った。
そのままお風呂となったのだが…
「背中を流しに来ましたよ兄さん…」
「流しに来るだけなら忍び足で来ないだろう!?ええい引っ付くな!それとタオル巻け!」
「はぁぁ…兄さんの生ボディ…」
妹は僕に張り付くように引っ付くわ
「兄さん少し狭いですね…」
「狭くないぞ全然2人入れる広さだぞ、だから引っ付くな」
「いけずぅ」
「高校生である事を自覚しろ」
風呂に浸かれば広いのにこちらへ擦り寄り
「先に出るぞ」
「ふぁーい…」
先に出て身体を拭いていたら
「じぃー…」
「隙間から覗くな」
脱衣所と風呂を仕切る扉の隙間から見ていたのでタオルでペシッと叩く。
そしてさっさと身体を拭いて服を着て妹をベットに案内すれば
「兄さん一緒に寝ましょうよ〜」
「断る、ソファで寝るからな」
「兄さぁぁぁん…」
「ちょっ、やめ…引っ張り込むなぁぁぁ!?」
そのまま妹の馬鹿力でベットに引き込まれて抱き枕のように抱きつかれた。
妹が見ないうちに色々と成長しているのを身体で感じつつ、そっと目を閉じて眠った。
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