ドラゴンボールヒーローズ【希望の未来へ】   作:最強の飽き性を持つ者

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まぁ国語力とネーミングセンスはないよなって感じです。
因みにストーリーや設定はグリモア本編よりは細かくないです…本家や本家に寄せ過ぎると緻密過ぎて頭がパンクします。


希望の道へ
天文部のサイヤ人


岩山が沢山ある広い岩場で、組手をしているサイヤ人が二人。

 

リュウ「だあああ!!」

バーダック「…」

リュウ「あたんねぇ!クソッ!」

 

一撃で岩にヒビが入る程の攻撃を淡々と避け続けるバーダック。

 

バーダック「動きは良くなってるが…おいリュウ」

リュウ「はい?」

バーダック「俺の必殺パンチを食らわせてやるよ」

リュウ「おっ受けて立つ!」

バーダック「はあっ!」

リュウ「何っ!がアッッ!!?」

 

バーダックの蹴りがリュウの腹部にクリーンヒットし、大きく吹き飛ばす。

 

リュウ「パンチじゃねぇ!今のは卑怯だろ!?」

バーダック「これも修業の内だバカ弟子」

リュウ「はーい…」

バーダック「おいリュウ、今は戦闘中だぞ」

リュウ「ん?うおっ!」

 

リュウの顔めがけて踵を振り下ろすが、紙一重で回避して体制を立て直す。

 

リュウ「ふぅ〜危うく死ぬとこだったぜってヤッ!」

バーダック「バカが!」

リュウ「うわあああああ!!!」

 

バーダックの気功波で青白い光の柱が立ち、リュウの断末魔が岩場に響きわたった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆかり「ちょっとバーダックさん、無茶な修業はしないでって何回言ったら分かるんですか!」

バーダック「8回くらいか?」

ゆかり「いやそんな少ない訳ないでしょ…修業つけて帰ってきた後いつもこうじゃない!」

リュウ「油断…油断ダメぇ……」

 

ゆかりの目線の先には傷だらけで道着がボロボロになっているリュウがベッドで魘されていた。

 

リュウ「うぅ…」

ゆかり「大丈夫?リュウ君も嫌な事があるなら言わなきゃダメよ?」

リュウ「でもサイヤ人は瀕死の状態から回復すると強くなるって聞いたし」

ゆかり「なんでサイヤ人ってみんな強さに執着してるのかしら…ノートちゃん以外」

バーダック「それが戦闘民族の本能だからだろ」

ゆかり「本能なら少しは理性で抑えてほしいな」

??「これこれ、あまり椎名を困らせるでないリュウ」

 

ゆかりが二人の話に困惑している中、いつの間にか保健室に入っていた南条 恋が止めに入る。

 

リュウ「あっ副部長!いつの間に?」

バーダック「さっき入ってきてたろ」

恋「バーダック教官はいつも気を張ってるのか?」

バーダック「当たり前だ。それよりその美味そうなもん寄越せ」

恋「あいあい分かった分かった」

 

恋は持っていた菓子をバーダックに渡し、果物は皮を剥いてリュウに食べさせる。

 

バーダック「……これ花梨が作ったやつか」

恋「正解じゃ。それとリュウは後で花梨にお礼を言っておくんじゃぞ?とても心配しておったからな」

リュウ「ふぁい」モグモグ

恋「あとバーダック教官」

バーダック「あ?」

恋「さっきトランクス先生が探しておったぞ」

バーダック「また任務かよ」

リュウ「ええ!しゅ、修業は痛っ!」

バーダック「その怪我治したら修業つけてやるよ」

ゆかり「行ってらっしゃい、くれぐれも怪我には気をつけてね」

バーダック「誰かさんに似て心配症だなテメェは」

ゆかり「え?」

バーダック「何でもない、行ってくる」

 

少し不機嫌な顔をしながら保健室を出ていくバーダックを心配そうに見つめるゆかり。

 

ゆかり「何なのよもう…ん?」

恋「ほ〜ん、ふ〜ん」

 

そしてそれをニヤニヤしながら見つめる恋…を不思議そうに見るリュウ。

 

ゆかり「な、何かな恋ちゃん?」

恋「いや?ん〜そうか〜ふ〜ん」

ゆかり「えっ?何なに?何なの!?」

リュウ「どしたの副部長?」

恋「あやや何でもない」

??「うおおおお!!」

 

恋がニヤニヤしながらゆかりをからかっていると、廊下から大声と足音が保健室に近付いてくる。

 

恋「ヒッ!こ、この声は!」

ミナ「恋!先に見舞いに行くとは何事だ!」

リュウ「出た!部長の十八番の変なポーズだ!」

ミナ「変なポーズじゃなくて決めポーズ!あと見た目の割に元気じゃないかドラゴンヒーロー!」

リュウ「おう!ドラゴンヒーローじゃなくてリュウだけどな!」

恋「お前達、保健室では静かに」

リュウ「あっそうだ部長!修業場に行ってる最中にめちゃくちゃデカイ洞窟があったぞ!」

ミナ「何ぃ!それは探索する必要があるな!」

ゆかり「二人共元気で何よりだね」

恋「はぁ…一旦この二人を部室に持って行っていいか椎名」

ゆかり「リュウ君もサイヤ人だし回復魔法も使ったから歩けるとは思うけど、激しく動かしたら傷が開いちゃうから気をつけて」

恋「あい分かった、ほれ行くぞバカ二人」

二人「はい!お邪魔しました!」

ゆかり「もう怪我しないでね」

恋「それじゃあ世話になったな椎名、こ奴らには今度から静かにする様に言い聞かせておく」

ゆかり「あはは、ありがとね恋ちゃん」

 

恋は静かに礼をし、二人はゆかりに大きな声でお礼を言って部室に向かった。

 

リュウ「いや〜部室に行くのは1週間ぶりだ!」

ミナ「お前はもう少し頻繁に部室に来い!この間風紀委員が来て大変だったんだぞ!」

リュウ「でもバーダックさんが修業つけてくれる日ってそうそう無いからさ」

恋「強くなるのは別に良いがリュウは天文部の部員なんじゃからな?あまりにも来ないとミナが寂しくて泣いちゃうぞ?この前なんて」

ミナ「わあああ!!着いたぞ部室だっ!」

 

ミナは恋の話を遮る様に大声を出して知らせ、バン!と部室の扉を勢い良く開ける。

 

心「ヒィ!すみませんすみません!今日もリュウ君は来てません!すみません!」

梓「お久しぶりッス!リュウ君が部室に来たのっていつぶりでしたっけ?2ヶ月前?」

卯衣「・・・」

リュウ「俺は今日来てるし、部室に来たのは1週間ぶりだし、卯衣も今日は寝てるし、いつも通りの天文部で俺は嬉しいぞ!」

恋「ははっ…こう見ると物凄く癖者揃いじゃよなこの部」

ミナ「そんな事より円卓の騎士の今後の活動を発表する!」

恋「またこれか…まさかじゃが」

ミナ「先程ドラゴンヒーローからの情報でデカイ洞窟を見つけたらしい!明日はそこに行こうと思う!」

恋「やっぱりか」

リュウ「やったああああ!!」

恋「いやお前は安静にしてろ!」

心「すみませんすみません!安静にしてますぅ!」

恋「えっ!いや別にお前さんに言った訳じゃ」

梓「あ〜副部長が心ちゃん先輩泣かせたッス!」

恋「はっ!?別に泣かしてないじゃろが!」

卯衣「スゥ…」

リュウ「はいはい!おやつ持っていっても良いですか!」

ミナ「うむ!存分に持っていけ!」

リュウ「よっしゃあ!」

恋「いやお前達わっちの話を聞かんかぁ!!!




書いてて気付いたんだけど、グリモアキャラの一人称とか呼び方とか忘れてる……大問題やんこれ。
多分数話は変な呼び方になってると思いますが、後々編集で変えていくので許してください。
オフラインアプリ助かる

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