アークナイツRTA『感染者は方舟の仲間と共に』 作:量産型プレイヤー
街の人々が行きかう中、私はロストにラテラーノを案内した。
サンクタ族の頭の輪っか模したドーナッツ屋、銃のカスタムパーツ専門店、観光客向けの商店街を回っていると...
「あ!モスティマが男連れてデートしてる!」
ロングヘアーで赤髪が特徴的なエクシアが、私達の方へと駆け寄ってきた。
「デートじゃないよ。ロスト、彼女はエクシア、私の友達だよ」
「初めまして、あたしはエクシア!君はロストっていう名前なんだね?よろしく!」
そう言ってエクシアはロストと握手し、手を上下にブンブンと振り回していた。
そういえば、彼は資料館行きたがっていた。銃の解説するならエクシアに任せた方が良さそうだ。
「丁度いい、銃に関しては私はあまり明るくないんだ。エクシアなら詳しいだろうし、この際三人で資料館に行かないかい?」
「資料館?もしかして君、銃に興味があるの?それならあたしに任せて!あそこにある、全ての弾丸と銃の解説をしてあげる!」
興奮気味なエクシアが、ロストの手を引っ張りながら資料館目指して走って行く。
...失敗したかな?エクシアは誰にでもフレンドリーで、誰とでも仲良く出来てしまう。ロストを取られてしまうかもしれないという不安に駆られるが、私は彼にとっては命の恩人だ。彼は恩を律儀に返そうとする人柄なのは分かっている。最悪それをだしにすれば何とかなるだろうと自分を落ち着かせながら、二人の後を追う。
資料館には、膨大な数の銃のサンプルと設計図が保存されている。サンクタ族の多くは、この資料館で自身の守護銃を見つける。
そんな場所で私達は...
「見て見てロスト!この銃なんだけどさ」
ロストにまともな銃の解説をしようと思っていたんだけどな~
事の発端は、資料館で初心者でも分かりやすい銃を幾つか見繕っていた時。私より一足先にエクシアが銃の解説をしていたのだが、選んできたものがマニアックすぎていた。
仕方がない。エクシアが解説漏れした部分を補足する役に回ろう。私が選んだやつは、暇な時に見てもらえればいいか。
こうして私とエクシアによる解説は、退館を促すアナウンスが流れるまで続いた。
「いやー銃にここまで関心がある人がなかなかいなくて...ついつい熱が入っちゃったよ!」
真剣な表情で聞いているロストに、私もエクシアもついつい熱が入ってしまい少し話し疲れてしまったが、お互いに満足感で満たされていた。
「ロストは、また明日も資料館に行くの?」
エクシアがそう尋ねると、彼は明日も行くと答えた。
「だったらさ、明日も銃について教えてあげるよ!今日だけじゃまだ紹介しきれてない銃がたくさんあるからさ、いいでしょ?」
今日はエクシアが持ってきた銃を紹介したんだ、明日も行くなら、次は私のお薦めの銃を紹介させてもらおうじゃないか。
「モスティマの家に泊まっているんだっけ?それじゃあ明日のお昼過ぎにそっちに迎えに行くからね!忘れないでよ?それじゃあまたね~」
別れの挨拶を告げて、エクシアは去っていった。
「それじゃあ私達も帰ろうか」
エクシアの去っていった方向へ手を振っている彼にそう伝え、私の家へと歩き始めた。
今日もまた、二人で話している際に渡した睡眠薬入りのココアを吞んでぐっすりと寝ているロストに近寄る。
彼は帰る際、エクシアの好物を聞いてきた。律儀な彼はどうやらお礼がしたかったらしい。エクシアはコミュ力が高く、誰とでも仲良くできる。きっと彼ともすぐに良い関係になるだろう。
私はそれにとてつもない嫌悪感を覚えた。彼は私にとって唯一の理解者になってくれるかもしれない人だ。そんな彼をエクシアに取られてしまう光景を想像すると、酷い喪失感が私を襲った。
耐え切れなくなった私は、ソファーで熟睡しているロストに抱き着いた。決して誰にも渡さないと言わんばかりに、彼を強く抱きしめる。こうしている間は、この気持ちを和らげてくれる。
彼はエクシアと同様に、私のお願いを聞いてくれるそうだ。『自分の可能な範囲でならなんでも』と言っていたが、あまり『なんでも』とは言わない方がいいと思うよ?
そろそろ離れようか?いやしかしもう少しだけ、もう少しだけこのままでと離れるのを躊躇していると、懐に入れていた『仕事用』の端末が微かに揺れた。
その揺れに気が付いた私は、先ほどとは違い、すぐさま彼から離れて端末を確認する。どうやらメールが届いていたようだ。
「...そうか、遺跡は見つかったんだね」
どうやら明日からはお仕事のようだ。捜査班が見つけた『アレ』が実在するものなら、私はラテラーノという国を亡ぼせるかもしれない。私をこんな風にした仕返しをさせてもらおうじゃないか。
私はすぐさま自室に戻り、荷物の準備をしてから寝た。
朝、私はアップルパイの良い匂いに釣られて目を覚ました。リビングに向かうと、何故かエクシアがロストと一緒にいた。
「あっ!おはようモスティマ!」
「あれ?何でエクシアがここに?」
「いや~たまたまモスティマの家に寄ったらアップルパイのいい匂いがしてね。尋ねてみたら、ロストが私の為に焼いてくれてるじゃん?、せっかくだから焼きたてをいただこうとね~。お?きたきた!おいしそーなアップルパイ!モスティマも早く食べなよ!」
そう言ってエクシアは、ロストがテーブルに置いた出来立てのアップルパイを頬張る。見ていると空腹感が刺激されたので、私もテーブルの前に座り、朝食を取ることにした。
「うーんおいしい!アップルパイは出来立てが一番だね!」
「こらエクシア、そんなに慌てて食べなくてもアップルパイは逃げないよ。そうだ二人共。実は急に仕事が入っちゃて、一週間位帰ってこれないんだ」
「え、そうなの?お仕事頑張ってね!」
家を離れることを伝え、朝食を済ませた私は車に乗り込み、ラテラーノを出た。
仕事は思っていたよりは短い期間で済んだ。遺跡に眠っていると言われていた『アレ』は確かに存在していて、遺跡に派遣されていたラテラーノ公証人役場の私たちが回収した。しかし情報が漏れていたのか、どこぞの武装集団が襲い掛かってくるアクシデントに見舞われたが、精鋭部隊でも何でもない襲撃者達は私達にいとも簡単に屠られた。
ラテラーノから離れて六日目の夜、私は家に帰って来た。家に明かりはついておらず、まだロストは帰ってきていないようだ。温かいココアを入れて待っていると、彼が帰って来た。
「ただいま、ロスト。また資料館に通っていたのかい?随分と熱心なんだね~」
私が家を留守にしていた間の出来事を話し合い、前のように彼はソファーの横になろうとしている。
その前に私は、ロストに一つ尋ねた。
「ねえロスト、君はこのラテラーノの人達についてどう思っているだい?」
私は明日、多くの人を巻き込む大きな騒動をおこす。前から計画はしていたが、いざ前日となると少し迷いが生じていた。
「...私はさ、あまり物事に関心がないんだ。全てにおいて必要性を感じない。ラテラーノの市民ではあるけど、他の市民のように信仰深い信者でもない。何もかもがこの国と合わない...」
唯一の理解者であろう君の答えによっては、揺らいでいる意思が断固たる決意になる。
だから答えてくれ。
君の考えを。
ロストは
『今のこの国は、信仰するものが一つだからまとまっているけど、もしラテラーノ国民の信仰する【主】に対して複数の捉え方をするようになった時、それぞれの考えを持つ者同士が対立して、大きな争いになってしまうかもしれない』と答えた。
「...そうかそうか。思っていた通り君は、私と同じみたいだね」
やっぱり君は、私を理解者してくれた。希望は既に確信へと変わった。そうなってくれたのが非常に嬉しかった。
「そういえば、私はお願いを聞いてもらえる約束を君としていたけど、今ここでそれを使っていいかい?」
『なんでも』って言ったのは君だ。存分に使わせてもらうよ。
「今晩...私と一緒に寝てくれないかい?なに、別にやましいことはしないさ。」
「それとも、君はこんな私と寝るのは嫌かい?」
彼が押しに弱いのはこの数日間で分かっている。最初は戸惑っていたが、次第に観念したようだ。
「そうそう、君は素直に私の言うことを聞けばいい」
彼を寝室に連れ込み押し倒す。
(私の計画を君が知ってしまったら、私は嫌われてしまうだろう。)
彼の身体に力ずよく抱きつく。
(だからせめて、最後に甘えさせてもらうよ)
「スゥー..はぁ~...これで、決心がつきそうだ」
(ああ、でも)
(これが最後だと思うと)
(少し、悲しい...かな)
ロストに心地よく頭を撫でられながら、私は静かに眠りについた。
夏休みでダラダラしていて遅くなったので初投稿です。(遅くはなっても失踪は多分)ないです。するときは失踪タグ付ける。
部活から帰ってくるとすぐに寝てたり、七月の誕生日にPS3とACfa買って遊んでました(隙自語)某forあんさぁ…投稿者の動画見ていてやりたくなって買ったけど面白いっすね。投稿者はオーダーマッチをプレイしていてフラジールが範囲外で自滅してて盛大に吹いた。
次回は明日か...明後日ぐらいじゃないですかね?(適当)最近ネタが思いついても文字に起こすことができない状態でしたが、何とか自分の中の火が再点火したんで安心しろよ~。
シージコラボ、作者は身内に他のドクターがいないのでいや~きついっす。知らない人と共同は下手くそだからプレッシャー半端ない。本家シージもそれであまりやらないです。やっぱBF4を...最高だな!