アニガサキ!-PASTEL COLLARS- 外伝 Episode of ランジュ 作:海色 桜斗
いや、うん。今回はちょっと個人的に視聴してる「転スラ」のアニメに出てくるゲスい転生者が無様にやられる様を見るまで執筆に集中できなくなるという病に侵されていました、申し訳ない。
そして、まぁ。此処まで来るともう設定解説するべきことが無くなってくるわけでして。今回は特にありませぬ。次章ではまた色々解説点出てくると思うんですが。
それでは、ごゆるりとお楽しみくださいませ。
(※SSコーナーも今回はお休みです。ご了承ください。)
Side:希
「ほな、ウチも待たせてる人がおるし、そろそろ向こうに戻るね」
「はい、希さん!えっと・・・・・・この前の言伝の件、ありがとうございました!」
音楽科研修の地。そこの大きなビル群が立ち並ぶ摩天楼の一角の屋上で、《ムーンカテドラル》所有のヘリコプターに乗り、高咲侑に一時の別れを告げる東條希と東條希に前にしてもらった事への感謝を伝えながら別れを惜しむ高咲侑の姿があった。
「ふふっ、別にええんよ?ウチがしたいからやっただけやし」
「それでもです!私も同好会の皆も希さん達に助けられたのは事実なのでー!」
「相変わらず、しっかりしとるなぁ。ホント、誰かさんにそっくりやね、そういうところ」
そんな発言をしたウチの記憶の片隅に、チラリと長い金髪をポニーテールで纏めたとある女性の姿が過ぎる。あ、でも、行動力からしたら何方かと言えば穂乃果ちゃんかな。
「それじゃあ、さっき確認したことやけどー」
「もし、向こうが気になるんやったら、引率で来てるお爺ちゃん先生に話を通して、許可貰ってな。そしたら此処から少し行ったところに紫と緑と赤色のライブハウスがあるから」
「そこを訪ねてみてくれる?中に多分マリーっていう名前のオーナーがいるはずだから、その人にさっき渡したメモ用紙見せれば何とかしてくれるはずやからねー」
「はい、分かりましたー!」
再確認の為、ウチがそう言うと何時ものように元気な返答をくれる彼女。うん、この調子なら安心やね。
「あ、そうでしたー!ついでにこれも皆にお願いできますか?」
ウチが出発しようとしたその時、侑ちゃんから渡された紙の束。・・・・・・ふぅん、これは楽譜やね。
「私が研修中に思いついた曲でーす!皆には事前に話してあるので、よろしくお願いしまーす!」
へぇ、曲もいい感じに出来てるし、メンバーの皆には事前に話しといたんやな。じゃあ、話は早いね。早速渡して、ライブ見せてもらわんと。歌詞の横に書かれてる名前の子もきっとこれが来るの待っとるやろうし。
「勿論、オッケーよ。それじゃあ、侑ちゃん、今度は東京で会おうなー!」
「はい、待っててください!必ず行きますからー!」
その会話を合図に、ウチを乗せたヘリコプターが屋上のヘリポートから飛び立ち、大空を舞う。地上で侑ちゃんが此方に向かって手を振り続けてくれて、ウチもそれに答えるかのように窓辺から手を振り返す。ふふっ、《ムーンカテドラル》の本格始動やね。
「そんじゃ、後は任せたで。ライブハウスのマリーちゃん」
今回の事件に巻き込まれた虹ヶ咲スクールアイドル同好会の皆にとって重要人物である侑ちゃんはきっと敵側にとっても同じ事だろう。だから、ウチが去った後は彼女に任せるしかない。
――大丈夫。彼女なら、彼女達ならきっと、侑ちゃんを約束の地へと導いてくれるはずだから。
Side END...
『――という訳やから。よろしくなぁ、栞子ちゃん』
「えぇ、はい。分かりました」
此処は、虹ヶ咲学園屋上。屋上入り口前の扉の近くの壁に寄りかかるようにして誰かと電話をしている人物が一人。生徒会副会長にして、スクールアイドル同好会所属部員の三船栞子である。
『おおっ、話しが早くて助かるわぁ。侑ちゃんから聞いた通り、いい子やね』
「そうでしょうか・・・・・・?」
『謙遜しなくてもええんやよ、こうして話してるだけでも大体そう言うのって感じ取れちゃうんやから』
「え、ええっと、ありがとう、ございます?」
『良きに計らえ、皆の衆。それじゃ、そっちに着いたらまた連絡するね』
電話の向こうの主はそう言うと通話を切り、携帯の画面が待ち受け画面へと切り替わる。それを確認した後、携帯をスリープモードにしてポケットへしまう。そして彼女は自分を囲むように前で待機していた二人の人物の顔を見つめる。同じく同好会所属の宮下愛と朝香果林であった。
「今後の作戦は今聞いた通りです。お二人共、よろしいでしょうか?」
「おー、遂に本格的に動くんだね!いいよいいよ、愛さんにどーんと任せてよ!」
「歩夢じゃないけど今まで地道にコツコツやって来たものね。必ず成功させましょう?」
彼女達は一体何の話し合いをしているのか。それは、前日の話に遡る。
『ええっ、皆さんにもう話したんですか・・・・・・!?』
『まぁね。ちょっと早いとは思ったけど、こっちとしても悠長に構える気はないからさ』
ミアが同好会に接触してから3日が経った日のその翌日の事。珍しく直接対面する形で、彼女からその旨を聞いた栞子は、素直に驚いた。だが、しかし。元々一枚岩ではないのがこのスクールアイドル部。
このスクールアイドル部の部長のランジュ、監視委員会の土井、ランジュの母でもある虹ヶ咲学園の理事長。彼女達トップが何れも三者三葉の思惑を持ってそこに君臨している。故に、その見事なまでのプチ内部分裂具合が幸か不幸か彼女達の作戦行動をより円滑に進めさせる為の一因となっていたのである。そして、その波にミアも乗ったというのも、また必然とも言える事であったのだ。
『代わりに、そっちにお願いするのはたった一つだけ。委員会の真の目的を調べてほしい』
『それは構いませんが・・・・・・ランジュや理事長に関しては調べずとも良いのですか、ミアさん?』
『ランジュ含む鐘家の人間については別に後からでも問題はない・・・・・・と思う』
『現状としては、その二人を使って委員会が何をしようとしているかが知りたいだけだしね』
それに《ムーンカテドラル》とかいう組織と繋がりを持っておくのは、今後の展開次第で最も重要なファクターの一つになってくるはずだから、と言う事だった。
『ああ、それと。ボクの作曲に使ってる部屋の中にダンボールが4つあるから、間違えないようにスクールアイドル部の全員に渡して』
『一番上をランジュに、2番目を宮下愛に、3番目を朝香果林にあげておいてくれ。最後の箱は、三船栞子・・・・・・キミ用だ』
『ランジュにも渡すのですか?』
『差し入れ用って見せかける為にね。因みに、ランジュの箱の中身は高級肉の詰め合わせだ』
「それは何と、用意周到な」と栞子は思う。土井によって洗脳されている状態であっても、ランジュの肉好きは全く以て変わらないというのは、部に来てからのここ数日間で理解できた。ならば、それを利用して上手く自分達の作戦遂行に必要な装備類を、怪しまれずに各々の手元へ届けられると言う事か。
『それじゃ、ボクは引き続き璃奈達と一緒にいるから。そっちはよろしく頼むよ』
栞子の返答を待たぬまま、ミアはそれだけ言い残してその場から立ち去ろうと踵を返す、が。
『ああ、sorry。もう一つだけ』
『明日、キミの携帯にある人物から電話がかかってくるはずだ』
『放課後にかかってくるから必ず出るようにして。勿論、愛と果林も連れた上で、ね』
「ミアさんにそう言われて応じてみましたが、まさか相手があの《μ’s》の希さんだったなんて」
「んん?アタシは《μ’s》って良く知らないんだけど、しおってぃーは分かるの?」
「はい・・・・・・と言っても、私も知ったのはつい最近の事ですが」
「へぇ~、もしかしてせっつーから聞いた、とか?せっつーは詳しそうだもんね~」
「いえ、あの、実はですね」
そう言えば、愛と果林が部に連行される前はまだ《ムーンカテドラル》との接触がなかった時だ、二人が知らないのも無理はない。そう思って、栞子は同好会が今まで辿った経緯を、掻い摘んで愛と果林へ説明する。
それを聞いた二人は、最初こそ驚いたような顔をしていたが、同好会のメンバーが今は大きな存在で守られている事を知ると安堵の息を吐いた。
「そっかぁ、皆無事なんだね・・・・・・!」
「電話でなら話せたけど、直接会うのは監視の目があって難しかったから。そういうことなら安心ね」
「はい、穂乃果さんも長谷部さんも頼りになるお方ですよ」
SNSやメッセージで会話は出来るものの、自分の目で直接的に確かめに行けない現状に、心の何処かでもどかしさや寂しさを覚えていた愛と果林。それ故に、自分達がいない間も常に同好会の講堂を密かに見ていた栞子には、感謝の念が絶えなかったのである。
「それに、私がこうして皆さんの情報を得ることが出来たのは、偏に菜々さんのお陰でもあります」
栞子が同好会へ出向く前、優木せつ菜・・・・・・いや、虹ヶ咲生徒会の生徒会長・中川菜々が他の生徒会役員を収集し、生徒会活動広報と言う形で部にいる副会長の栞子に情報を流すようにしていたのだ。
自身に歯向かう・・・・・・要するにスクールアイドル同好会を擁護する声を上げていた他の部活動の面々の動きを抑え、一時的に無理矢理活動を停止させている理事長や委員会でさえ、それなりの権威と責任で動いている生徒会をどうこうする手段を持ち合わせていなかった。後々、何らかの対策措置を練ってくるだろうが、何をしても無意味だろう。
何故なら、今の生徒会は中心人物である中川菜々を止めなければ、決して止められないのだから。
「ですので、私も生徒会副会長として、今度こそ使命を果たします」
「お二人にはそのサポートをお願いしたいのです。よろしいですか?」
栞子の問いを受けて、愛と果林は静かに微笑んで。それに答えた。
「うんうん、他ならぬしおってぃーからの直々の頼みだしね!」
「ええ。それに、今の同好会の活動環境がさっき聞いた通りなら、私達もうかうかしてられないわね」
「そうそう!もしかしたらせっつーなんてそのお陰で前よりパワーアップしてるかもだし!」
「そうね。せつ菜にこのまま追いつけなくなるのは悔しいから、早く戻りたいところね」
部の活動方針であるあらゆる道のプロによる徹底的な指導。それらを体験した彼女達も一応の成長は感じられてはいた。だが、それが今までプロに頼らず自分自身の何かを高めてきた彼女達にとっては参考にはなっても相容れぬモノ、逆に今までのパフォーマンスを崩しかねないモノであるとの結論に至ったのである。そして、嘗ての自分のパフォーマンスが出来なくなると言う事は即ち。
――”我流”を通し続け、自分達よりも経歴が長い優木せつ菜。彼女に一生負け続ける事になるであろう選択への肯定でもあった。
「それで?前に栞子ちゃんが持ってきた箱の中身についてだけど。何が入ってたのかしら」
「因みに私は、委員会が使ってるライオット弾の入った銃と防弾チョッキだったわ」
「アタシは何か良く分からないけど、卵型の何かとめっちゃ小さいビリビリする奴だった」
「私は、レシーバーと盗聴器のようなものでした。それと、別途で何故かパイプイスが・・・・・・」
3人が其々に届いた装備品を見せ合う。比較的分かりやすい果林と栞子のモノに比べて、愛の受け取ったものは最新版にアップデートされたゲオルギウス・プロトコル以外、良く分からないモノだらけだった。
「見た事ないわね、どうやって使うのかしら?」
「それを投げると効果が出るって中の解説書に書いてあったよ」
「一回、試してみましょうか。幸い、数はそれなりにあるようですから」
こうして作戦決行前の3人による、謎の装備品の効果測定が開始された。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「――と、言う訳で。私達の作戦名はズバリ・・・・・・『雌雄決す、ゲリラライブ作戦』ですッ!!」
「おぉ~、ものの見事にそのまんまだぁ」
その頃、音ノ木坂学院会議室にて。せつ菜が企画した作戦名が提示され、彼方がまんま過ぎるその作戦名に突っ込みを入れていた。だが、そんな事はお構いなしと言わんばかりにせつ菜は続けて作戦概要を熱く語る。
「私達が同好会の部室と活動場所を失って2週間が経ちました。今でこそ、長谷部さん達のお陰で此処音ノ木坂とムーンカテドラル基地を併用で借りている状況にあります」
「ですが、あくまでお借りしている為、長期間の活動を甘んじていてはいられません。だからこそ、私は皆さんとの相談の元、早急な同好会の部室奪還を条件にスクールアイドル部のランジュさんへライブによる決闘を申し込みました」
それはつい先日の事。校内及びお台場の至る場所に貼り出された、スクールアイドル部による緊急ライブ開催のお知らせ。それを見た同好会メンバー達は、この会場を利用してランジュとのライブバトルをしてあわよくば勝利し、一気に攻勢を逆転させようと考えたのである。この作戦がまさにその決断の解答として該当するもので、ここ2週間で鍛えられた同好会の力を発揮する最大の見せ場でもあった。
「ランジュさんからは許可を貰いました。しかし、当日に委員会が此方側に何か妨害をしてくる可能性があると、先程栞子さん達から連絡を受けています」
「えぇー、ショウランジュには許可とってるのに何でかすみん達を妨害してくるんですかー」
せつ菜のその説明にかすみが不貞腐れた顔で文句を垂れる。しかし、かすみのその反応は当然と言えば当然の反応である。現に他のメンバー達もあまりいい顔はしていないようだった。
「それについてはミアさんがお話しした通り、相手側の各代表が掲げる最終目的の違い、であるのではないかと」
「敵組織側の意見の二分による対立・・・・・・アニメで見たことある」
「王道的展開ですよね!・・・・・・っと、コホン。すみません、脱線しました」
璃奈の例えに興奮気味に食いついたせつ菜だったが、直ぐに持ち直し説明を続ける。
「なので、私達がランジュさんとライブ対決をしている間、長谷部さん達とNLNSの皆さんにはその護衛に当たって貰いたいのです」
「勿論、栞子さん側も其方の援護をしてくれるそうです。・・・・・・よろしいですか?」
せつ菜が該当する人物達に視線を向け、問う。すると、彼等全員が頷いて其々の答えを返した。
「ま、それがオレ等の本来の仕事な訳だしな。当然、引き受けさせてもらうぜ」
「長谷部さん達が一緒なら心強い事この上ないな・・・・・・よし、俺達も行くぞ!」
「はいはい、淳のフォローは私達にしかできないしね。皆、頑張りましょ」
「はい!今こそ私達NLNSの力の見せどころですねっ!やる気、元気、美岬ッ!」
「パイプイスよーし、これで皆の役に立てるはずなんだな!おねーさん、頑張るんだな!」
「以前のような不覚は取りませぬ。我が瞳、我が豊玉のご加護は皆様の為に」
「漸くあの中華娘に一発お見舞いできるわけだね、やってやろうじゃん」
――総勢力25名による、委員会勢力への反撃が今、始まる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「フフフ、如何やら逃げずに来たようね。優木せつ菜」
「自分で申し込みましたので。当然ですよ、ランジュさん」
作戦開始の時刻となり、スクールアイドル部の主催するライブイベント会場にて優木せつ菜と鐘嵐珠の両者が睨み合い、バチバチと火花を散らす。会場内は既に沢山の観客で溢れており、その熱狂っぷりは少し離れた場所にいた彼等にも十分伝わる程の規模であった。
「わっ、凄い盛り上がり!噂には聞いてたけど、何だか凄い事になってるのねぇ」
「うーむ、穂乃果ちゃん達の時はまさかとは思ったが。此処まで人気になるとはなぁ・・・・・・」
「ふふっ、それ程ウチらに興味を持ってくれた人がおるって事やろ?嬉しい限りやん」
東條希、冴羽獠、槇村香。東京テレポート駅で待ち合わせをした3人は、ランジュがライブの開催場所とした海浜公園の敷地内にいた。此処へ来る前に連絡を取り合った栞子達との合流を目的にしながら、委員会の監視の目を潜り抜けて近くまで迫ってきていたのだ。
「しかし、希くんが待ち合わせした相手は一体何処にいるんだ?全く見当たらないが」
「3人共美人さんだから、獠ちゃんならすぐにでも見つけられるんやない?」
「何だって、本当かい!?」
そんな希の言葉に獠が色めき立つ。一方で香は自分のバッグの中に入っている(どんな原理かは不明だが)いつもの100tハンマーの柄を静かに握りしめた。
「ま、当然彼女達はまだ高校生やけどね」
「いやいや、希くん。今ドキの高校生を舐めたらいかんぞ」
「キミ達の時も相当だったが、2020年にもなって世の女性達のメイク技術は更に大きく進化を遂げた。今や小学生の女の子ですらメイクをすると言うじゃないか」
「昔こそメイクがまだ不慣れでそれ故に異性としては見れなんだが、今はメイク慣れしている子が多くてこの俺でも時々ナンパしたくなるくらいに魅力的・・・・・・何とも恐ろしい時代になった」
それでも一応、大人な紳士である俺としては妄りに交流は避けているのだが・・・・・・と付け足して最近の女子高生達について熱弁を振るう獠。幾ら「新宿の種馬」と呼ばれる程、美しい女性に目がない獠であっても自分が立てたポリシーをきっちりと守る辺り、大人の男としての自覚はあるようだった。すぐに暴走を始めなかった彼の様子を見て、香はハンマーの柄から手を放し、体勢を元に戻す。
「へぇ、流石獠ちゃんやね。って・・・・・・おっ?もしかしてあそこにいる子らかな」
希が視線の先に朝香果林と宮下愛らしき人物を捉えた瞬間、ライブ会場の方からランジュの歌う「Queen Dom」の前奏が流れ始める。如何やら、向こう側ではライブ対決が始まった様だ。
「もう見つけたのか・・・・・・いや、しかし。もしかして、あれは既に」
「委員会の人らと交戦中みたいやね。さ、ウチらも急ごっか」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ライブの邪魔はさせないわ、これでも・・・・・・喰らいなさいッ!!」
「目標位置想定、第一射用意。3、2、1・・・・・・命中確認。次弾装填、発射用意。3、2、1・・・・・・」
「バ、馬鹿なッ!?向こうもライオット銃を・・・・・・ぐはっ!?」
「長距離狙撃だと!?そんなもの、我々のデータに・・・・・・かはっ!?」
「やってみるしかないよね、りなりー!」
『うん、分かった。新機能の奴早速試すね、愛さん』
「りなりー、認証完了したよ!」
『うん、こっちでも確認した。それじゃあ新機能、行くよ』
『――”ゲオルギウス・プロトコル”、再起動』
『”AIRINA DOKIPIPO EMOTIONAL”、起動・・・・・・!』
説明しよう、”AIRINA DOKIPIPO EMOTIONAL”とは!
部への強制連行にって離れ離れとなった璃奈と愛のコンビ愛を繋ぎ止める為に用意された、ゲオルギウス・プロトコルの新しい機能の一つ。このシステムに搭載された多階層空間掌握機能と委員会に所属するメンバー全員の情報に不正アクセスし抜き取った個人的な身体情報を掛け合わせ、その個人個人への攻撃の際に結子のように特別鍛錬を積んで居なくとも、相手の急所を立ちどころに見破る優れモノなのだ!当然、愛の使っているモノにしかインストールされていないぞ!!
「いよぉぉぉぉぉしっ、りなりーと愛さんのコンビっぷり、とくと味わえぇぇぇぇぇぇっ!!」
「何、これは・・・・・・煙幕!?」
「お次はこれだぁぁぁぁっ!!」
「何だこの小さい球のようなモノは・・・・・・ぐわぁぁぁぁぁぁっっ!?」
続いて取り出すは『小型ローター型ショックガン』。狙った対象を一撃で気絶させるほどの超高圧電流が流れていて、投げて使えば遠隔操作で確実に相手を仕留めることの出来る優れモノ!ただし使用後は投げた位置まで取りにいかねばならないという不便さもあるが、そこはご愛敬だ!!
『よし、果林さんと文乃と愛さんとりなりなが敵を引き付けてくれてるよ。兄、今のうちに!』
「あぁ、分かったぜ、アサちゃん!」
「――・・・・・・”アリアドネー・プロトコル”、起動!!」
『Loading...Ariadne protocol Online』
委員会側の一瞬の隙を縫って、淳之介がゲオルギウス・プロトコルの元となった決戦兵器、アリアドネー・プロトコルを起動させ、草むらの陰から飛び出し、相手を奇襲する。そして、その手に持っていたのは。
――何の変哲もない。しかして、銀色にコーティングされた一本のバイブであった。
『処女躯不明器、多数接近中。兄、このままだと囲まれちゃう・・・・・・!』
「それを切り抜けるの為の切り札を、今使ってるんだろうがよ!」
淳之介が手にしたその武器こそ。通称”
表面は、一度衝撃を受ければ分子同士が結合し、鋼と化す『d10o』で塗り固められている。故にそれはバイブであれどバイブに非ず。彼の不屈の心を現す、鋼の剣。更に。
「”穿き丸”と来れば、当然コイツもセットだ。そうだろ、”菊紋一字”!!」
懐から取り出すは、再び硬化素材『d10o』で固められたアナルバイブ、通称”菊紋一字”。”穿き丸”と対を成す、またまた彼を象徴する第2の武器。そしてこの2本が揃う事で。
「行くぜ、この前の結子さんの奥義を見て思いついた、俺の奥義!!」
「奈々瀬、援護頼む!」
「分かったわ。しっかりやりなさい、淳・・・・・・!」
奈々瀬の投げた閃光弾による援護を受けて、淳之介の隠し持っていた奥義が、今まさに繰り出されようとしていた。
「――全膣中」
「ハメドリの呼吸、ドスケベの型・・・・・・ッ!」
「孕めオラァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
前方に突き出した”穿き丸”と”菊紋一字”を手に一直線に敵の集団の中へ突っ込む淳之介。物凄い勢いをつけて突っ込んでくるその一撃を前に敵は成す術もなく蹴散らされていく。
「しまった、いつの間に背後に・・・・・・んほぉぉぉぉぉ!?」
「「「「ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」」」
「一気に何十人も蹴散らされただと!?くっ、救援だ、救援を・・・・・・ぐはぁ!?」
敵が動揺して体勢を崩したのをいいことに、淳之介が、果林が、愛が、文乃が、奈々瀬が。敵陣に飛び込み、次々と男達を薙ぎ倒していく。
「ククク、隙を見せたな!そこだッ!」
「わわっ、ちぇいさー!」
「何ッ、弾がパイプイスに跳ね返され・・・・・・ごほっ!?」
「さぁさぁ、悪い子はおねーさんが懲らしめてあげるよッ!」
淳之介らが取り逃がした敵のライオット弾をヒナミが手にしたパイプイスで跳ね返しながら、その敵を殴って一発KOする。これこそがNLNS本来の戦い方。正面衝突で勝てる程、彼等は戦闘面で経験がある訳ではない。なればこそ、敵の隙を突き、その度に奇襲を仕掛け反撃の機会を与えなくすることが彼等の強みだった。
これならいける、この調子ならば前みたいに惨敗する要因は何処にもない。そこにいる彼等が先に見据えた勝利と言う名の一筋の光明。だが、それは。
「おっと、おいたはそこまでにして頂けますかな、皆々様方」
「「・・・・・・ッ!?皆、下がって・・・・・・!」」
初老を迎えた男の声が響き、果林と奈々瀬の迅速な判断により、全員が敵陣から飛び退くと、敵陣の中心部に一つの影が現れた。果林と愛の誘拐事件の際に辛酸を舐めさせられた相手・・・・・・委員会の刺客、セバスであった。
「成程、今回は想定よりもお早い判断ですな。流石で御座います」
「ですが、今回もまた私が来ました。最早、貴女方に勝ち目はありませぬぞ」
その男を見据えて、その場にいる全員が息を飲む。他の戦闘員は大したことはないが、この男だけは殺す気でやらなければやられる。それを分かってはいても、殺しの戦場に慣れていない彼等にはそれを実行する事は至難の業。例えその行いが正義だったとしても、人殺しの罪は一生ついて回る。
それだけは避けなければならない。だが、一体どうやって。
「何方も己が手を血で染める覚悟がないと。では、私めがキミ達を楽にして差し上げましょう」
「安心なされよ、後でお仲間も同じ場所に送ります故・・・・・・」
そう言って、セバスは彼等の元へ一歩ずつ迫り来る。セバスの放つプレッシャーに動けなくなってしまった彼女達にセバスと共ににじり寄る委員会の者達。まさに絶体絶命。しかし、その時。
「――へぇ、そうかい。じゃあ、送れるもんなら送ってみな」
「何ッ・・・・・・!?」
「俺等に喧嘩売っておいて逃げられるんなら、な」
「行くぞテメェら・・・・・・《ムーンカテドラル》、総員突撃ィィィィィィ!!」
迫りくる委員会の者達の前に長谷部祐介を始めとした《ムーンカテドラル》の面々が姿を現した。過去から続く委員会との決着を付ける為に。お台場の地を、これ以上侵略させない為に。
(ある日 空から 天照が言った 一体なんだ)
「覚悟してください、貴方達はもう包囲されていますよ・・・・・・!」
「そっちが本気なら、こっちも手加減できへんよ。精々、覚悟しておくんやね」
(闘いに明け暮れて 疲れ切った奴の為に)
「虹ヶ咲の皆、大丈夫!?」
「任せて、私達が来たからにはもう安心だから・・・・・・!」
(道楽心情 制御不能 自分に喝采 イェイェイェ)
「そんな馬鹿な・・・・・・!?《ムーンカテドラル》、何故此処に!?」
「くっ、応援部隊はまだか・・・・・・ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
(大人しくしてなんていられませんぜ)
高坂穂乃果、南ことり、園田海未、東條希。元μ’sのメンバー4人がこの場に集結し、瞬く間に敵を切り倒す。ライオット銃、納刀状態の刀、見たこともない大剣の柄、タロットカード。それらが次々と集まる委員会の無法者達を葬っていく。
「《ムーンカテドラル》・・・・・・おのれ、まさかここまで追ってくるとは」
「仕方がない、今すぐ土井様に連絡を・・・・・・!」
「成程、成程。懐かしい名前を聞いたな、アンタは土井を知ってるのか?」
想定外の事態に、セバスは委員会の代表である土井へ連絡を試みようとする。だが、その行く手は一人のガタイのいい男によって塞がれてしまった。
「ちょうどいい、案内してくれないか。昔の件で落とし前をつけに来たわけなんだが」
「なッ・・・・・・き、貴様は!?」
「断るってなら断ってくれてもいいんだぜ?」
「最も、その瞬間に俺がアンタを撃たない保証はないけどな」
日の暮れた海浜公園の闇夜の中、彼がセバスへ向けた銃口がライトの光に照らされてキラリと光る。『COLT PYTHON 357 MAGNUM』、彼用にカスタマイズされた、悪を仕留め、熱く震えるワンホールショット。
その名を聞いて、戦慄しない人間など何処にもいない。『都会のスイーパー』、『新宿の種馬』等、名誉と不名誉を同時に持つ男。そう彼こそ、シティーハンター冴羽獠その人である。
「獠!」
「香・・・・・・お前は虹ヶ咲の子達とNLNSの皆を連れて彼女と合流してくれ」
「俺とムーンカテドラルの皆も後で行く。それまで、頼んだぞ」
獠の身を心配した相棒の香が背後から声を掛ける。獠はセバスを見据えたまま、香に別の任務を与えた。間もなく、此処は鮮血の飛び散る悍ましい戦場へと姿を変える。その前に最愛の人と一般人である虹ヶ咲の生徒達にはその現場から早急に立ち去って貰わなければならない。
「ほぅ、彼女達を逃がすおつもりですか。幾らシティハンターの冴羽獠と言えど、複数の対象を守りながら我々の猛攻を果たして防げますかなぁ?」
「厳しいな。だが、だからこそ、彼等《ムーンカテドラル》には俺とこの場に留まってもらう」
自分と同じく委員会の者達の行方に立ち塞がる《ムーンカテドラル》の面々の顔を交互に見て、彼等と無言で頷きあう獠。数年前にひょんなことから交流する事になり、以後は組織間での繋がりを得た彼等に最早言葉と言うコミュニケーションツールは要らず。最低限の身振り手振りのみで互いの思いを確認できる程に深い関係が出来上がっていた。
「淳之介、行けそうか・・・・・・?」
祐介が背中越しに淳之介に話しかける。すると、淳之介はポケットから無線機を取り出し、その場にいないメンバーの名を声高に叫んだ。
「えぇ、そろそろ準備は出来たはずです。・・・・・・行けるな、美岬ィ!」
「――合点承知です、淳之介くん!!」
明らかに道路交通法違反で逮捕されそうな場所から、キキキキキキキキと甲高い音を立てながら公園内に一台のトラックが文字通り飛びこんできた。派手なライトに荷台コンテナにはその運転している主の顔と名前がデカデカと書かれて、運転席のある車体の上にはスピーカーが設置され、そこから大音量で何処かで聞いたことのある独特な音楽が流れてくる。
都会の街を我が物顔で闊歩し、誰しもが必ず一度は見たことがある、あの有名な――
「あれは何だ、運送屋のトラックか!?」
「いや、巷で噂の暴走機関車か!?」
「『マジキチヴァニラ号』じゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
本家よりもさらに頭がおかしくなった某・高収入を謳う車が、目の前に現れた。
Side:ランジュ
――アタシはプロの指導を受けて来た。何故って?その方がより自分が目指しているスクールアイドルの頂点への道が近くなるから。けれど、これは何なの・・・・・・!?
アタシのターンが終わり、次は同好会に所属するスクールアイドルである優木せつ菜の出番。彼女の披露した前のライブ・・・・・・あのスクールアイドルフェスティバルでは確かに彼女の歌と踊りは全く以て素人のそれにしか見えなかった。なのに、今見ている光景は、それを遥かに凌駕していて。
「「「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」」」」」」
優木せつ菜の全力のシャウトに、その場にいる観客全員のボルテージが最高潮になる。アタシの身体にもビリビリと響く『ソレ』は、このアタシが「Queen Dom」とミアに作ってもらった新曲を以てしても出来なかった、完全なる会場の掌握をあの優木せつ菜はやり遂げたのだ。
――しかも、新曲でもなんでもない。彼女が彼女たる所以、その最初の曲で。
――何で。何で何で何で何で何で何で何で何で何で!?
観客にとって、スクールアイドルに求められているのは使い古された曲じゃなくて、ただ只管に斬新な楽曲とプロに近い実力を持ち合わせたこのアタシじゃないの!?
「・・・・・・皆さん、声援ありがとうございました!!」
「「「「いぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!」」」」
「「「「「せつ菜ちゃーーーーーーーーーーん!!」」」」」
アタシの心の中が色々な感情でぐちゃぐちゃになっている間に、優木せつ菜は曲間のMCを挟んで再び会場を盛り上げていた。
「――次に私が歌う曲は、学園外の皆さんには初公開になる、私の新しい曲です」
新曲。彼女のその言葉を耳にして、やはり彼女もアタシと同じ考えをしていると思った。しかし、彼女の次に続く言葉は全く予想外のモノだった。
「皆さんにはありますか。自分の”大好き”が自分の身近な人に受け入れてもらえなかった時が」
「私はあります。でも、それを私の”大好き”な仲間達のお陰で、今は受け入れてもらえています」
彼女が語ったのは、自分自身の体験談。意味が分からない。そんな個人的なもの、ファンは一切求めないというのに。何故、態々私情を挟む理由があるというのか。
「もし、会場の皆さんの中で同じように今悩んでいる方がいるなら」
「私のこの曲で、そんな皆さんの背中を少しでも押してあげられれば・・・・・・そう思います」
だが、アタシの思考と反して、会場内の観客達はそれに聞き入っている様だった。馬鹿な、たかがMCにそれ程までに観客の心を鷲掴む要素が何処にある。スクールアイドルは、ただ曲のみで会場を支配する者ではないのか、圧倒させるだけのパフォーマンスをすればいいだけではないのか。
「それでは、聞いてください。優木せつ菜で『MELODY』」
スピーカーから曲の前奏が流れ始め、会場が再び熱気に包まれる。
先程のMCがそんなに良かったのだろうか。前に歌っていた「CHASE!」の時よりも観客達のボルテージの上がり方が異常な位に早い。会場全体が彼女・・・・・・優木せつ菜の領域へと一瞬で変わり、アタシの不安定な心でさえもがっちりと掴んでのけたのだ。
曲調も相まってそこまでブチ上がれる曲ではない。けれど、彼女の本音が歌の細部に深く刻み込まれている気がして。そして、いつの間にかアタシもその歌に聞き入っていて。アタシの心の奥底にあった、ヒビ割れて今にも壊れそうだった『大切なモノ』が少しだけ修復されていくような、そんな不思議な感覚に包まれた。
「ホントは・・・・・・もう、分かってるはずなのに・・・・・・怖いの・・・・・・受け入れるのが怖い」
「お願い・・・・・・アタシを助けて、シオ・・・・・・!」
膨大な感情の波によって意識が途切れる前。零れ落ちたのは、アタシの素直な気持ちだった。
Side END...
『バキューン!』
「そ、そんな馬鹿な・・・・・・この私が指揮する部下達が、全滅ですと・・・・・・!?」
「あぁ、その通り。彼等はもう、生半可な覚悟で倒せるような人材ではないってことだ」
場所は再び会場近くの一角。大勢いた委員会の人間達は祐介達ムーンカテドラルの所属員と冴羽獠によって殆どが闇に葬られ、地面に倒れ伏して動かぬ骸と化していた。
何故それ程までに激しい戦闘だったのに会場内に何も聞こえないどころか被害がないのか。それは、希が戦闘が始まる前に展開した結界によって、そのエリア一帯の防音は勿論のこと、万が一会場内に流れ弾が行くのを防ぐ、緊急防壁が出来上がっていた為であった。
「彼女の結界のお陰で、アンタと俺が本気でやり合っても会場に被害が及ぶ憂いもないしな」
「さ、チェックメイトだ、セバスさんとやら」
「この俺を敵に回しちまった事を、精々あの世で後悔するんだな」
「くッ・・・・・・おのれ、おのれ、冴羽ァァァァァァァァ!!」
血気に走ったセバスが我を忘れて獠へと肉薄する。だが、彼がその行動を取った時点でもう既に決着はついたようなものであった。
「フ、如何やら向こうの彼女も無事にやり遂げたようだ」
「ッ・・・・・・!?ま、まさかランジュ様があの出来損ないに負けた・・・・・・!?」
獠の言葉にセバスの動きが一瞬だけ止まった。獠はその隙を見逃さず、銃のトリガーに手を掛ける。そして、そのまま背後に回り込み、引き金を引く。
「ば、馬鹿な・・・・・・こ、の、私がッ・・・・・・!?」
獠の構えた銃口から発射された弾は、見事に彼の心臓を貫き、セバスは地面に崩れ落ちた。
「先に地獄で待っていろ、すぐに貴様の上司もそこへ送ってやる」
手にした銃をくるくると回し、コートの下のホルダーに収め、シティーハンター冴羽獠はクールに微笑み、早急にその場を立ち去る。その間際。
「獠ちゃん、あの人の場所は分かっとる?」
後方で結界を解除していた希が獠に質問を投げた。すると、彼は。
「あぁ」
「そっか、じゃあそっちはよろしくね。ウチは皆と一緒に虹ヶ咲の子達の本会場に向かうから」
「分かった。それじゃあ、また後で」
「・・・・・・それと、香を頼む」
「ん、任しとき」
虹ヶ咲の生徒達と共に本会場へ向かわせた相棒の身を希に託し、彼は始末屋らしくお台場の闇夜に消えていった。その道中で彼はポツリと呟く。
「――本来なら、俺も行くべきなんだろうが。まぁ、彼等がいればきっと大丈夫だろう」
「何せ、この時代の主役は俺じゃなくて、彼女達スクールアイドルなんだからな」
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――俺が何者かって?・・・・・・時代遅れの、カウボーイさ。
如何でしたでしょうか。
せつ菜の2曲目である「MELODY」をここで初披露と言う演出にしてみました。
フハハ、やったぞ!せつ菜の大勝利だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
Twitterで発言したGetWild風の止めて引くっぽい感じをラストの方で精一杯再現してみた感じではあります(曲は敢えて載せないので、最後の獠の台詞の辺りで個人的に流してみてね!!)。
"マジキチヴァニラ号"のテーマも脳内再生でお願いします。……知ってるよね?
さてさて、次章はいよいよAqoursの登場、そして我らが高咲侑の帰還回であります!乞うご期待!!