魔法少女リリカルなのは サイヤの魂を受け継いだ戦士 作:飴玉ベジット
龍也たちはリュートたちのことに警戒しつつ、夕食を食べていた。しかし、特に異変を感じなかったので寝ようとした瞬間、
『!?』
2人と1匹はジュエルシードの気配を感じ取る。加えて龍也は大きな気も感じていた、龍也知る限りでは1人しかいなかった。そう、リュートの気だ。急いで支度をして部屋をそっと飛び出す二人と一匹。そのまま出入り口まで行き靴を履いたところで。
「なのは、ユーノ、俺に掴まって!」
「うん!」
「わかった!」
なのはとユーノがしっかりと掴まった事を確認すると龍也は自身の額に指を当て気を探る。そして次の瞬間には龍也達の姿はそこから消えていた。
「よし、着いたぞ」
「ありがとう、龍也君」
瞬間移動でジュエルシードがあると思われる場所に辿り着いた龍也達。
だがそこには怪物らしきものはいなかった。いるのはフェイトにアルフ、そしてリュート。
しかも3人の近くにはジュエルシードが浮いている。
この短時間で怪物を対峙し封印間近のところまでしてしまったのだろう、それだけで彼女の、いや彼女達の実力の高さが計り知れる。
「あれって、ジュエルシード!?」
「ちっ、間に合わなかったか!」
一方でフェイトは急に現れた龍也となのはを目にし、驚いていた。
「そんな……いつの間に……」
それを察してかリュートが説明を入れる。
「瞬間移動。気を感じとってその人のところにすぐに移動する技、要は転移魔法のようなものだ。この技の厄介な所は座標等は関係なく、気を感じれるところへならどこにだって飛んでいけるということだ。恐らく奴はそれが使えるのだろう」
「瞬間移動……そんな事が……」
「厄介な相手だねぇ、まったく」
アルフは、3人の前に一言述べた。
「良い子は家でおねんねしなっていっただろ?」
「そうはいかない!だって、それは危険な代物なんだ!!」
そんな会話を交わしながら龍也、なのは、ユーノとリュート、フェイト、アルフは対峙する。
高まる緊張感の中、一番最初に構えを取ったのは龍也とリュートだった。
「なのは、俺があいつの相手をする。他を頼む」
「奴の相手は俺が務める……残りは好きにしろ」
「「はぁ!!」」
龍也とリュートは同時に超サイヤ人に変身し、構えた。既に戦う準備はできたようだ。両者ともに足に力を入れ、地面を蹴ろうしたその瞬間。
「ま、待って!龍也君!」
「ん!?」
「……」
龍也の動きはなのはの声によって止められた。
リュートもまた龍也が動きを止めた事で一旦ブレーキをかける、その顔は何とも不満そうであり同時に不思議そうでもあった。
そんな中でなのはは言う。
「出来れば……話し合いで解決したいの」
「なのは……でもよ……」
龍也は不安そうにリュートの顔を見る。すると、案の定鼻で笑っていような顔でいた。
「フン……何かと思えば話し合いだと?」
それでも、なのはは引かなかった。
「うん、私は話し合いで解決したい。教えて、どうしてジュエルシードを集めているの?」
「貴様、どうやらかなり甘い奴らしいな」
と言いつつ、リュートはチラリとフェイトの方に目を向ける。それはフェイトの意志に任せるというリュートなりのメッセージだった。それをしっかりと受け取ったフェイトは、バルディッシュを構える。と同時にアルフもまた人型から狼のような姿に変わり威嚇する。
そんなフェイト達になのはは尚も呼びかける。
「ま、待って!私は…」
「…だけじゃ……ない…」
「え……?」
フェイトの言葉が聞こえなかったので、なのははもう1度聞き返した。それと同時にファイトは顔を上げ、なのはを睨みつける。
「言葉だけじゃきっと何も変わらないし、何も伝わらない」
そのフェイトの言葉が開戦の合図だった。まずは先手必勝と言わんばかりにアルフが襲い掛かる。それを防いだのはユーノだった。
魔力による防御壁による防御、ユーノの得意分野だった。アルフは一旦後ろに跳び走り出す。それを追うようにユーノも駆けだした。
「なのは、あの人の相手は僕がする!」
「ユ、ユーノ君待……っ!?」
なのはの言葉は届かず、途中で断たれる。
何故ならなのはの目の前にはフェイトが迫っていたのだから。即座にバリアジャケットを纏い振るわれたバルディッシュをレイジングハートで受け止める。
2つの杖の周りに火花が散り、2人の力がせめぎ合う。
「私は何としてもジュエルシードを手に入れる……」
「だからその理由を……!」
「言う必要はない。言ったところで、何かが変わるわけじゃない」
一方でその戦いを見ていた龍也とリュートは。
「始まっちまったか……こりゃ結局やる道しかなさそうだ」
龍也は後頭部をかいていた。
「よく言うぜ。貴様には分かっていたはずだ、俺たちは戦うしか道がない事ぐらいないことをな」
「……ばれてたか。でもなのはの思いを無視したくはないんだ。それに俺は、何があってもなのはがやりたいって思うことに力を貸すって決めたからな」
「ふん、どうやら貴様も相当甘いようだな。(だが、こいつに関しては俺も似たようなものか……)さぁ行くぞ!勝負だ!!」
「ああ。……来い!!」
2人は同時に黄金のオーラを発した。
「でりゃあああああっ!!」
「であああああっ!!」
2人同時に突撃し拳を打ち付ける。2人の間から衝撃が走るとすぐに2人の姿が消える。
そして、以前のように高速で移動し、ぶつかり合いを始める。
殴っては殴られて、蹴っては蹴られて、吹き飛ばしては吹き飛ばされての、互角の戦いが続く。
(やっぱ強ぇ……攻撃に隙が無いから中々一撃を入れなれない。だったら隙を作らせるしかない!)
龍也はリュートの右腕の動きを見切り、パンチを掴んで自身の方に引き寄せる。
「な!?」
「うぉらぁ!」
そして隙ができた所でリュートの顎に膝蹴りをくらわせる。それを皮切りに龍也はペースを掴み、一気に連撃にうつった。
「だりゃりゃりゃりゃりゃっ!!」
「チッ……はぁっ!!」
龍也の放つラッシュをリュートはガードしながら、全身に気を溜めて、爆発波を放った。
「くっ!うあああああっ!!」
龍也は爆発波をまともにくらい、その衝撃で遠くへと吹き飛んでいく。
が、何とか態勢を整えながら、ブレーキをかけた。そして、開いてしまった距離を詰めようとするのだが。
「だーだだだだっ、だあああああっ!!」
次に襲ってきたのはリュートの気弾の連射だった。
「なんだよ!飛び道具か!」
「ふん!俺達がしてるのは戦闘だ!スポーツをしてるんじゃないぞ!」
龍也は気弾の軌道を読み、ステップしてその気弾の嵐を回避する。そしてその最中に龍也は瞬間移動を使って、その場から消える。龍也が瞬間移動した先、それはリュートの背後だった。
「もらった!!」
「フン!!」
「がっ!?」
だが、背後からの攻撃はリュートの裏拳によって寧ろ反撃されてしまう。
「まだだ!」
「ぐっ!」
龍也はまともに攻撃を受けた顔面を押さえている隙に、リュートの回し蹴りをくらい、吹き飛ばされた。
「いってぇ……まさか、読まれてたとはな」
「貴様が瞬間移動を使えることは以前の戦いで知っていたからな。
「だったら、これならどうだ!」
すると、龍也はまたも自身の額に手を当て、瞬間移動を使った。
「ふん。芸のない奴め。……そこだ!!」
気を察知したリュートは、龍t也が現れると思われる場所に気弾を放った。結果、リュートの予測は当たったのだが、その攻撃は龍也に当たらず、すり抜けてた。
「な!?」
「引っかかったな!俺はこっちだ!」
驚くリュート。その隙に背後に回っていた龍也の蹴りを受けて吹き飛ばされた。
「く、まさか、瞬間移動に残像拳を組み合わせるとは」
「どーよ?まだ捨てたもんじゃないだろ?」
この戦いに龍也もリュートもワクワクしていた。これはおそらく、ある程度実力が拮抗していたからこそできる戦いなのだろう。だが、この時の2人には、
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