◯月□日
気が付いたらミネルバの医務室で寝かされていた。
なんでもコアガンダムの中でカガリを庇って頭をぶつけて気絶したと俺が目を覚ましたと医務官から聞いてやってきたカガリから聞かされた。いや、庇った記憶とか全然無いから会って早々にお礼を言われた時、焦ったこと焦ったこと。
その後、ミネルバ副長アーサー・トラインから軽く尋問を受けたのだが、この世界に来て未だ1週間も経っていない俺には話せることなんて殆ど無かった。
話したことといえばコアガンダムの名前と異世界から来たって事くらいである。
異世界云々の話しは既に機動戦士Zガンダムの組織、エゥーゴと遭遇し行動を共にしているらしく。やっぱり君もか、みたいな感じで流された。
あの青い三機のモビルスーツ?も連邦軍の新型だったらしく。エゥーゴとの交戦中にこの世界に転移してきたとの話だった。
パイロットはデンゼル・ハマー大尉、トビー・ワトソン中尉、セツコ・オハラ少尉の三人。
この三人はエゥーゴと行動を共にする事となった、連合とティターンズとの戦いがあった後にまた、転移してしまったらしい。
コアガンダムについては、気絶した俺を外に出したとたんに起動しなくなったらしく、外部からのアクセスも全て拒否しているらしい。何か細工でもしてたのか聞かれたけど俺は誓って何もしてないぞ!
あからさまな不審者だし、拘束されるかと思っていたのだが、アスラン…いや、アレックスとカガリが口利きしてくれたらしく特に何かされることもなかった。いや、遠巻きにジロジロ見られてはいるんだけどね?
そして俺は今、コアガンダムのコックピットにいる。
どうやら俺が意識のある時に直接操作した場合にのみコンソール含め全て起動出来るように生体認証っていうのか?されているようだ。
整備の関係もあって知られても困らなそうな所だけ外部からのアクセスを開いて置くことにした。整備員の皆さん、後はお願いします。
◯月△日
ユニウスセブンが衛星軌道から外れ、地球に向かい落ち始めたらしくミネルバはその対処の為ここままユニウスセブンに向かうことになった。
ユニウスセブンの落下はテロリストと化した元ザフト軍のサトーが主犯に集まったザラ派がフレアモーターを使って起こした犯行だった筈だ。となれば戦闘になるのは必然、アーガマは多分ミネルバに協力してくれるだろうが、原作通りなら連合はユニウスセブンが落ちようが構わず両方を邪魔して、連合に付いているというティターンズも原作通りだとしたら十中八九此方の地球がどうなろうがどうでも良いと襲ってくるだろうから明らかに人手不足になる。そうなれば俺も出るしか無いだろう。
しかし、俺には宇宙での操縦経験はシミュレーターですら皆無だ。昔やっていた戦場の絆では地上戦しか実装されておらず無重力下でも戦闘など分からないとなれば、早々にアレックスに頼みシミュレーターで指南を受けることにした。
アレックスに話をすると「俺はパイロットじゃないから」とアーガマからクワトロ大尉とカミーユを呼んでくれたのには驚いたが嬉しい誤算である。
☆
「カミーユは彼をどう見る」
「センスはあると思います。学習速度が異常というか、実戦を積んでいけばかなりの腕前になると思いますよ。それよりも俺はあのガンダムの方が気になります」
「コアガンダムか……我々、宇宙世紀側の機体に近いように見えるが、あのサイズのモビルスーツは少なくとも我々の時代では存在していない筈だ」
「俺達の時代よりも未来の機体、それにしてはシミュレーターで見た限りはそこまで高性能には見えなかったですよね」
「となれば、何か隠された機能が備わっていると考えるべきか。クガ・カズトにコアガンダムか、何者なのだろうな彼等は」
本日初公開
主人公の名前です
出来るだけ原作主人公、ヒロトの名前に近付けたかったんでこうしました
漢字だと久我 和人です