「コイツ、出力が上がらない……ドロシーさんには置いてかれるし。間に合うのか?」
セツコさんの青色の機体ことバルゴラを操縦して運んでいる俺だが。なんとなくで動かしているせいなのか出力が真面に上がらず歩かせることで精一杯だ。むしろ日記に書いてあったコアガンダム以外を動かせていることが奇跡なんだけどね
やっとのことで現場に着いた俺が見たものは包帯だらけのビッグオーと同じメガデウスと呼ばれるロボットの姿だった
「そうだ……!君に資格はない!この世界に存在する資格が!」
「マイクル・ゼーバッハ!いや、シュバルツバルトか!」
その機体の搭乗者を俺は、俺達は知っていた。
1ヶ月前、パラダイム社の依頼をロジャーに手伝わされマイクル・ゼーバッハという新聞記者が書いた未発表の原稿を追っていた時だ。
マイクル・ゼーバッハという男は全身を包帯に包んだ奇怪な怪人となりシュバルツバルトと名乗って俺達の前に現れた。そして、俺達の前で原稿と共に炎の中へと消えていった筈の男
それがあの機体の搭乗者である
「その通りだ、ロジャー・スミス。久し振りだな」
「我々の目の前で炎に消えた君が生きていたとはな」
ロジャーとシュバルツバルトが会話を始めた
面倒事は御免だ
ビッグオーだけでなんとかなりそうなら俺はこのまま隠れておこう
そう思ったのが駄目だったのかな
シティの地下から何体ものメガデウスのアーキタイプが現れた
ヤバイな、俺ではこの機体は扱えない、さっさとセツコさんに渡してしまおう。丁度、向こうからドロシーさんと来てくれた事だし
「カズト、遅い。逃げたのかと思ったわ」
「おいおい、それが慣れない機体を操縦してきた俺に対する言葉かよ。それより、セツコさん!君の機体だ!」
「でも、私は……あんなものは……知らない……!」
コックピットから降りながらドロシーと軽口を叩き合い、セツコさんに搭乗を進めるも彼女はバルゴラを知らないと顔を反らした
「あそこにも真実から目を背ける愚か者がいるか!」
「君!君であることを忘れるな!君が君であるメモリーを自分の力で取り戻せ!」
「……でも!」
「無駄だ!痛みを忘れようとするのは人の性だ!だが、私は違う!それを超えて真実を掴む!世界に痛みを伴おうともだ!」
目を背けようとするセツコさん、向き合わせようとするロジャー、正論のような事を語り更に無駄に格好良さげな事を言うシュバルツバルトの掛け合いを俺は黙って聞いていた。
正直、今の俺にはメモリーだとか過去の記憶だかに興味はない
しかしシュバルツバルトの言葉は俺をも見下されているようで少しムカつきを覚えていた
「痛みを……超える……どんなに悲しくても、つらくても、忘れちゃいけない……それはチーフや中尉……私たちのグローリー・スターを失うことだから……!」
しかし、セツコさんはどうやらシュバルツバルトの言葉から記憶を取り戻せたらしい。駆け出し、バルゴラのコックピットに乗り込んで行った彼女の瞳には力が宿っていた。きっと、彼女はもう大丈夫だろう
「システムチェック…オールグリーン!ガナリー・カーバー起動!バルゴラ、バトルファンクション、スタンバイ!……っえ?」
「なんだ!?」
セツコさんの操作でバルゴラが完全起動した瞬間、辺りが真っ白に光った。直ぐに光が収まり気が付けば片膝を着いた機体が俺の前に現れていた。
「……コア…ガンダム?」
直感的にだが理解した
バルゴラの起動に呼応したかのように現れたその機体は、あの日記に書かれていたコアガンダムだ
俺は惹かれるようにその機体に近付いて行く。そしてコックピットのある腹部の装甲に手が触れそうな距離になると独りでにコックピットが開き中から
「マスター!」
頭に歯車を象ったゴーグルとゴスロリ風な格好をした女の子が飛び出して来た………
なんで!?
遂に出したかったキャラが出せました
スパロボユーザーなら彼女が誰か分かると思います
批判は受け付けますが変える気はありません!
他にもコアガンダムには色々スパロボオリジナルな要素を組み込みたいと思います
コアガンダム、元はガンプラですから中身の設定が無いんですよね。主に動力とか