ダンジョンに最弱の敵がいるのは間違っているだろうか?   作:マスタード

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読み易いように文ごと間隔を開けてみました


気が付いたらお気に入り15になってました
本当にありがとうございます!
引き続きお楽しみいただけると嬉しいです!


最弱と【 ファミリア】

・・・なるほど。

 

この男の話をまとめるとこうだ。

 

・神様が暇潰しに下界に降りて来た

 

・でも1人は寂しいし、何より遊ぶための駒が無い。

 

・『神の恩恵(ファルナ)』だの『ステイタス』だのなんだので人を釣る

・そうしてできた集団=【ファミリア 】

 

「フーン。んで、お前らはその【ファミリア 】に入っているのか。」

 

「そうだか・・・君は何の【ファミリア】にも属していないのか?」

 

「当たり前だろ。今の会話で察してくれ。」

 

男の顔はよりいっそう険しくなる。

 

男の仲間たちもなにやら騒がしい。

 

「なんだよ。それは悪いことなのか?」

 

「え、あぁいや、普通『神の恩恵』が無いとモンスターを倒すことなんて出来ないはずなんだ。」

 

へぇそうなのか。コイツそこまで強くなかったが・・・

 

「まあお前らが何者なのかは分かったが、ここでなにしてるんだ?というかそもそもここは何処だ?」

 

「【 ファミリア】を知らない時点でなんとなく察したが、君はひょっとして記憶喪失かい?」

 

「まぁそんなところだ」

 

「はぁ・・・。いいかいここはダンジョンといって・・・」

 

〜解説中〜

 

「理解出来たかな?」

 

「要するに、ダンジョンで冒険者たちは生計を立ててるんだな。」

 

「まぁ・・・そういうこと・・・なのか?」

 

なんで疑問形なんだよ

 

「おーい団長!もう1匹は終わったぞ!」

 

「やあ、ありがとうベート」

 

更に男の仲間らしき男女がやってくるが・・・ん?

 

男の方人間じゃないよな?

 

「え?モンスター?」

「あ?」

おぉそんなに睨むなよ。

 

「団長、この雑魚は誰だ?」

 

「ベート、彼は雑魚ではないし、僕らの逃がしてしまったミノタウロスを倒してくれた恩人だ。」

 

小柄な男が説明してくれるが、相変わらず冷たい目で睨まれる。

 

「まったく・・・。まぁそれはそれとして・・・聞きそびれたが名前を教えて貰えないか?」

 

「ん?俺か?サンズっていうんだ。よろしく。」

 

「サンズか、よろしく。僕はフィン・ディムナ。【 ロキ・ファミリア】の団長だ。ミノタウロスの件で御礼がしたい。」

 

御礼?御礼かぁ・・・んーと。

 

「じゃあ出口わかんないから教えてくれ。」

 

フィンや仲間たちはキョトンとする。

 

そしてやがて苦笑しだす。

 

「本当に君は規格外だな・・・」

 

「よく言われる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようこそオラリオへ。私達ギルドはあなたを歓迎します!」

 

「おぉ、どうも。」

 

フィンに出口を教えてもらった時に冒険者になる方法を聞いた俺はダンジョンを運営、管理しているというギルドに来ていた。

 

そんで、すぐに手続きを済ました。

 

「君の担当をするミィシャ・フロットです。よろしくね!」

 

そう言って彼女は手を差し出す。

 

やけに明るい受付嬢が担当になったもんだ。

 

まぁ俺は嫌いじゃないぜ。

 

俺も素直に握手を交わす。

 

本当だったらブーブークッションで驚かしたかったんだかな。

 

残念ながら今はない。

 

「よろしく。」

 

「えっと、たしかサンズ君はまだどこのファミリアにも入って無いんだよね?」

 

「ああ」

 

ミィシャは微かに渋い顔をする。

 

「やっぱり入ってないとダメなのか?」

 

「そうね・・・【恩恵】による【ステイタス】がない人が、ソロでダンジョンに潜る事は認められないね・・・。」

 

「そうか・・・。それならどこかいいファミリアを紹介してくれないか?」

 

自分で探すのは出来そうもない・・・というか面倒くさい。

ってことは秘密だが

 

「うーん。あまり紹介するのも良くないけど・・・。あ!1つだけなら紹介できるかも!」

 

「おぉ、頼むぜ」

 

ミィシャは待っててね、と言うと1人の受付嬢の元へ走っていった。

 

そしてしばらく話していたかと思うと笑顔で戻ってきた。

 

「お待たせ!えっとね【ヘスティア・ファミリア 】って知ってる?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薄暗い廃教会。

 

本当にこんな場所に人がいるのか?

 

「おーい。」

 

返事は無い。むしろ返事があったら怖いがな。

 

「うーん。ん?」

 

何か手がかりが無いか探してみると地下に通じる階段を見つけた。

 

俺は階段を下っていき、そこにあった扉を躊躇なく開ける。

 

「邪魔するぜ。」

 

途端に奥から1人の少年が駆けつけてくる。

 

「だ、誰だ!?」

 

少年の手にはナイフが握られている。

 

一瞬この少年とアイツが重なり、咄嗟に全力攻撃しそうになったがなんとか堪える。

 

「あ、いや、【 ヘスティア・ファミリア】の本拠地(ホーム)ってここ?」

 

「?そうです。何の用ですか?」

 

少年は警戒を緩めない。

 

「そんなに警戒すんなよ。俺は何もしないぜ。ただ【 ヘスティア・ファミリア】に入りたいだけだ。」

 

「・・・ふぇ?」

 

ん?聞こえなかったのか?

 

「俺は【 ヘスティア・ファミリア】に入りたいだけだ。」

 

「・・・。」

 

少年は震えだした。

 

え?どうした?

 

少年の手からナイフがポロリと落ちる。

 

「か・・・」

「か?」

 

「神様〜!!!!!!!!」

 

少年はそう叫んだかと思うと奥に走っていった。

 

「え、どういう反応・・・?」

 

 

 

 

 

【 ヘスティア・ファミリア】の主神、ヘスティアは上機嫌だった。

 

「いやぁサンズ君、僕は嬉しいよ」

 

あの後、事情を聞いたヘスティアは「OK!」とだけ言い、少年、ベルと大喜びでサンズを歓迎していた。

 

「いやぁまさか自分からボクのファミリアに入りたいって子がいたなんて・・・」

 

「このまま団員が増えるといいですね!」

 

(いや、まさかこんなにすんなり入れるとは・・・)

 

思った以上にスムーズに事が動きすぎて逆に怖くなる。

 

そんな事を思っていると不意にベルが口を開く。

 

「神様、早速僕とサンズさんの【 ステイタス】更新しましょう!」

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?

ご指摘等ありましたらどんどんお願いします!

あと感想普通に嬉しくてモチベアガります!

追加で登場して欲しいキャラクターは?

  • パピルス
  • アンダイン
  • フリスク&キャラ
  • ガスター
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