マブラヴオルタネイティブ~~怪獣達の逆襲~~ 作:ユウキ003
怪獣の登場によって情勢が変化しつつある中、夕呼はオルタネイティブ4の計画内容に部分的な変更を加え、直接的な力となる新兵器開発を従来の計画と並行して行うと言い出したのだった。そんな中、夕呼は朝鮮半島の鉄原ハイヴを攻略するために希望作戦という名の攻略作戦を提案する。これにはみちる達を始めとした国連軍や帝国軍から唯依や恭子、真田達などが参加する事になり、更にこれの援軍としてモスラ、バトラ、キングギドラが参戦するのだった。
今、日本海を飛行するギドラ、モスラ、バトラの3匹。その後ろを随伴するように無数の船が海をかき分け進んでいく。
そんな無数の船の1つに、パウルと夕呼が乗り込んでいた。艦長席の隣に作られた臨時の椅子2つに2人はそれぞれ腰を下ろしていた。
そして2人は、艦橋から見えるギドラ、モスラ、バトラの後ろ姿を見つめていた。
「……ハァ」
そんな中でため息をつく夕呼。それを横目に確認するパウル。
「そんなに轟天号の参戦が間に合わなかったのが不服ですか?」
「そりゃぁね」
彼の言葉に夕呼は頷く。
今回の作戦、夕呼は轟天号の参加を強く希望した。理由としてはその超兵器の力を戦果として周囲に報告し、空中戦艦の力を周囲に理解させるためだった。更に、怪獣と共に戦う事で怪獣と空中戦艦のスコアの差を見せつけ、空中戦艦一隻程度ではBETAには有利でも怪獣には勝てないと分からせる為でもあった。
しかし、肝心のクルーの育成が間に合って居らず、今回の参加は見送られたのだ。
「それにしても、よく国連が今回の作戦を許可しましたね。『あれ』の流出をかの国はとても警戒しているはずですが?」
パウルの言うあれ、はG元素の事でありかの国はアメリカの事だ。そして、ハイヴ攻略には国連の許可がいる。これは、『不用意な攻略作戦で重要な戦力を減少させる事を防ぐため』という大義名分があるが、実際には国連を影から操る米国が他国の軍を不用意にハイヴへ近づけないために許可制にしたのだ。これらは1979年に結ばれた『バンクーバー協定』によって正式な物になっている。
このバンクーバー協定にはハイヴ鹵獲品を国連管理下にする事や、核兵器の使用制限など様々な規定が盛り込まれている。そしてそれは、自国にハイヴを持たない米国が他国にG元素などが流出することを恐れて発行させたのだ。もちろん中国やソ連と言った国々はこのバンクーバー協定の真の目的を理解していた。だが、当時国内が壊滅的な状態だった二国は国連軍の助力を受けざるを得ない状況であった為、米国に異を唱える事が出来なかったのだ。
「そうですね。実際反発はありました。でも少し前のG弾の性能評価試験データとかが暴露されて、G弾脅威論が噴出してホットになってた時期でしたから。国連内部の反G弾を掲げるメンバーを上手く言いくるめてこちらの後ろ盾にしたのが、上手く許可を取り付けた要因です」
夕呼の言うとおりほんの少し前、国連軍のBETA恭順派に傾倒していた職員がG弾の実験データを世界に暴露したのだ。これが元で世論ではG弾脅威論が囁かれるようになった。更にこれに拍車を掛け、反米国の機運を高めた理由があった。
米国は、隣国であるカナダの一部でG弾の起爆実験を行っていたのだ。実は今、カナダはその大半が放射能に汚染されて人の住めない国となっている。
その理由は、BETAの地球降下初期にまで遡る。実はBETAが月から降着ユニットを落としたのは2箇所あった。1つが全てのハイヴの元となったオリジナルハイヴが在る場所、つまりカシュガルだ。そしてもう一つ、それが落ちたのがカナダの『アサバスカ』という場所だった。
しかしカシュガルの前例があった為に、米軍は降着ユニットが着陸するのと同時に大量の戦術核をぶち込んでこれを撃破。北米大陸をBETAの脅威から守ったのだが、引き換えにカナダの大半は放射能汚染によって人の住める場所では無くなったのだ。
そしてその誰も居ないカナダの一部を、明星作戦で不発に終わったG弾の試験場代わりに米軍が使って居たと言うデータが公開されたのだ。これによって反米国の機運が高まりつつあった。
しかしこれは夕呼にとってむしろ好都合だったのだ。夕呼は半ば脅すようにG弾脅威論を後押しするようなデータをチラつかせ、更に反米感情が高まっていた人々を後ろ盾とする事で今回のオペレーションホープを実行させる事が出来たのだ。
とは言え、米国も黙ってこれを見過ごす事はせず、交換条件としてハイヴを完全に破壊する事と、万が一作戦が失敗したのなら夕呼は即刻第4計画から外す事を提示してきた。しかし夕呼はこれを分の悪い賭けとは考えなかった。なのでOKを出し、作戦を決行したと言う事だ。
「最近、怪獣信仰という単語をよく目にします」
「……そうですね」
パウルの言葉に夕呼は頷く。
「世界各地で、特に最前線の衛士達を中心に急速に広がりを見せているとか。一説には、BETA恭順派に代る新たな一大信仰になるとも」
「それはそれで良い事だと私は思いますが?」
パウルの言葉に夕呼はそう言って首をかしげた。
「実際、BETAに対して戦う事を諦めた自殺志願者の集団なんかより、そう言った怪獣を信仰してでも、生きよう、BETAに抗おうと言う気持ちが持てるのであれば恭順派なんて言う連中が横行するよりよっぽど良いとは思いません?」
「それは確かに。しかし宗教には過激派と呼ばれる連中が付きものです。それを考えれば、やはり不安もあります」
「……それはまぁ、そうですね」
夕呼はポツリとパウルの言葉に頷いた。そして……。
「怪獣信仰、怪獣教、タイタニズム、か」
彼女は艦橋から見えるモスラ達の背中を見つめながらポツリと呟くのだった。
『怪獣という神々と、私達人類。もはや神話と現実の境界は無くなった。怪獣という神話が現代に目覚めた今、私達は怪獣という神話の神々の生き証人。……彼等がこの時代に目覚めた事はある種の救い。しかし彼等の登場で、人類は霊長類の座から落とされる。真の霊長類は怪獣。……けど、全ての人間がそれを受け入れられる訳じゃない。強欲で傲慢な人間ほど、支配したがる癖に支配されるのを嫌う。こう言うのは国のトップとか政治家に多いし。対して弱者は、怪獣たちが現れる以前は世界に絶望していた。その絶望を破壊し希望を与えつつあるのが怪獣。そう言う連中はこぞって神に縋る。つまり怪獣に縋る。そしてタイタニズムの信奉者となる。……現状、私達人類の怪獣に関する反応は大まかに分けて3つ。今も観察を続ける中立。その存在を疎ましく思う反対派。その存在を迎合する信者派』
そこまで考えると、夕呼はシートに体を預けて天井を見上げる。
『仮にBETA大戦が怪獣の勝利に終わったとしても、これから先人類は怪獣への対応を迫られる。その存在を排除しようとするのか、神として崇め奉るのか。……前者ならば戦争。後者ならば……。まぁ、今はそこを考える必要は無い、か。今は目の前の事に集中しないとね』
そう言って夕呼は視線を前方に戻すのだった。
そうして大艦隊が海原を進み、朝鮮半島の陸地が見えてきた。それを確認するとパウルは通信機を掴んで立ち上がった。
『全軍に伝達。これより我々は、鉄原ハイヴ攻略作戦を開始する。大まかな計画の段取りは分かっていると思うが、まず、ギドラ、モスラ、バトラの3体によって上陸拠点を確保。その後戦術機部隊は即座に発艦。最低限の拠点防衛部隊を残しハイヴへ前進。3体と協力しBETAを殲滅せよっ』
通信機を通して全軍に響き渡るパウルの指示。
「いよいよですわね」
上総はそれを自分の武御雷の傍で聞いていた。更に彼女の傍には唯依達の姿もある。
今彼女達が立つのは、大隈級の甲板の上。そして甲板から見えるギドラ、モスラ、バトラの後ろ姿。彼女達は静かに、3体の後ろ姿を見つめていた。
そこへ。
『衛士各員へ!これより戦術機部隊の発艦準備に入るっ!衛士は自機に搭乗せよ!』
マイクを通して響く指示。
「皆、行こう」
その指示を聞き、呟く志摩子。他の4人が静かに頷くと、彼女達はそれぞれ自分の武御雷へと乗り込んだ。
更にはこの時、同じようにみちる達や孝之たち。更に別の大隈級に乗っていた真田と言った国連軍や陸軍の衛士達もそれぞれの愛機に乗り込み、出撃の瞬間を待っていた。
そうこうしている内に、ついに3体が沿岸部に差し掛かった。
直後、BETA光線級による射撃が3体に向かって放たれた。だがそれは、キングギドラの周囲に浮かぶ黄金の粒子に阻まれる。
『『『キュルアァァァァァァッ!!』』』
そしてギドラが叫ぶと、ビックスパークボールが放たれBETAの群れのど真ん中に着弾し数千のBETAを一気に吹き飛ばした。
『キュアァァァァッ!』
『キュガァァァァツ!』
するとギドラを左右から追い越したモスラとバトラがそれぞれクロスヒート・レーザーとプリズム光線で光線属種を優先的に攻撃していく。
更に海岸線に音を立てて着地したギドラの放つ引力光線が向かってくる突撃級の群れをバラバラに引き裂いていく。
その様子を、みちる達や水月たち、孝之たちは展開中のUAVのカメラ越しに見ていた。
「……あれこそ正に地獄絵図って感じだな」
ポツリと呟く慎二。
「本当に怪獣が敵じゃなくて良かったって心の底から思うよ」
慎二の言葉に応えるように、孝之はため息をつきながらそう語った。
と、そこへ。
『無駄話はそこまでよ』
別の船の艦橋に居る夕呼から通信が届いた。
『怪獣により上陸地点が確保されたわ。アンタ達はすぐに発艦。上陸地点を防衛しなさい。今回は心強い怪獣がアンタ達の味方してくれるんだから、コスモスとギドラを説得してくれた斯衛の巫女達に感謝しながら出撃しなさい。……それじゃ、作戦開始よ』
「「「「「「了解っ!」」」」」」
夕呼の言葉を聞き、A-01連隊の衛士たちは力強く頷く。
そして無数の不知火が大隈級から発艦していく。
「デリング中隊っ!出るぞ!」
「「「「「了解っ!」」」」」
「ヴァルキリー中隊っ!出撃するっ!」
「「「「「了解っ!」」」」」
それぞれの隊長に率いられ、水月達や孝之達もそれぞれの艦から発艦する。更にそれに続くように、帝国軍の船から真田の『不知火壱型丙』や唯依達の武御雷も発艦し、次々と海岸に向かって飛行し上陸していく。
そして各隊が上陸した頃には……。
『『『キュルアァァァァァァッ!』』』
『キュアァァァァァッ!』
『キュガァァァァァッ!』
ギドラとモスラ、バトラの3匹が声高に勝利の咆哮を上げていた。
「ってか、もう終わってるのかよ」
上陸して早々、慎二は苦笑しながらそう漏らす。
「……数万規模のBETAが居たはずだが、3体揃えばそれも烏合の衆って事か」
呆れとも、驚嘆とも取れるため息をつきながら孝之もポツリと呟く。
すると……。
『全軍へ。これよりこの海岸線に仮設の作戦司令部を置く。事前に通達のあった防衛部隊となる戦術機部隊はここで待機。残りはギドラ、モスラ、バトラと共に前進し、鉄原ハイヴを攻撃せよっ!』
『『『『『『『『『『了解ッ』』』』』』』』』』
パウルの指示を受け、各部隊はそれぞれ動き始めた。この場に留まり後続の工兵隊と共に仮設の司令部を創り防衛する部隊と、ギドラ達と同行してハイヴを攻略する部隊。後者の部隊は、ギドラ・モスラ・バトラに続いて北上を開始した。
その中には、唯依達の特別遊撃隊。真田の居る部隊。恭子の斯衛第3大隊。みちる達以下、水月達や孝之たちも含まれたA-01連隊も含まれていた。
飛翔する3体の怪獣に続いて、数多の戦術機が荒れ果てた大地の上を疾走する。
そして、彼等の視線の先に、ついにそれは現れた。
鉄原ハイヴ。暗雲の空の下、荒れ果てた大地の上に起立する異星起源種の巣窟。ついにBETAの牙城を視界に捉えた事で、多くの衛士達は冷や汗を流し、呼吸を荒くする。
精々2万程度の兵力でハイヴを攻略する、と言うのは前例が無い。怪獣の出現以前であれば、ハイヴ攻略には最低でも50万以上の兵力が必要になる。だが今の彼等の兵力は、その10分の1以下だ。だからこそ、不安に思うのは仕方が無い。
そしてそれを通信から感じ取ったパウルが、何か激励の言葉をと模索し始めた時だった。
『『『キュルアァァァァァァァァッ!!!!!』』』
ギドラが、これまで以上の大音量の咆哮を上げた。
「ぎ、ギドラ?何を……」
突然の咆哮に内心戸惑う安芸。更に……。
『キュアァァァァァァァァッ!!!!』
『キュガァァァァァァァァッ!!!!』
「ッ!?モスラも!?」
「バトラまで……」
突然、モスラとバトラも大音量の咆哮を上げた。これに驚く水月と孝之。
最初、共に進軍する彼等は戸惑った。何故ここで咆哮するのか?と。人間と怪獣では同じ言葉を交わす事は出来ない。だが、それでも……。
『これって……』
ギドラの咆哮を聞いていた志摩子は、いつの間にか自分の中にあった恐怖心が消えている事に気づいて内心首をかしげた。だがそれだけではない。直後、彼女の内側から体が熱くなっていくのが分かった。
『あぁ。そっか。これってギドラ達なりの激励なんだ』
理解した瞬間、志摩子は笑みを浮かべながら操縦桿を握りしめる。
そして彼女のように、唯依達が。恭子達が。みちる達が。真田たちが。数多の兵士達が怪獣の咆哮の意味を、心で、魂で理解する。論理的な証拠が在るわけではない。だが、不思議と彼等の咆哮が兵士達の魂を震わせ、脆くなりつつあった心を奮い立たせた。
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
その時、誰かがオープンチャンネルでギドラ達に負け時と咆哮を上げた。直後。
「「「「「「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」」」」」」
それが周囲に伝播し、国も階級も性別も関係無く、無数の男たちと女たちが怪獣に負けないように声を張り上げた。
そして、そうこうしている内にハイヴまでもう少し、と言う距離に近づいた。するとハイヴから先頭のギドラ目がけて光線級によるレーザーの雨が降り注ぐ。しかしそれも、いつものようにギドラの黄金の粒子による盾を突破する事は出来ない。更にギドラは粒子の盾を周囲に広く展開する事でモスラとバトラ、更には戦術機部隊までも護って見せた。
だが、ギドラはそこからいつものようにビッグスパークボールで撃ち返しはせず、黄金の粒子を体内へと取り込んだ。
『いつもと違う?』
それに気づいて内心首をかしげる上総。すると、次の瞬間、ギドラの体の黄金の輝きが更に増していった。
『『『キュルアァァァァァァァッ!』』』
そして、咆哮と共にギドラの口から放たれたエネルギーがその眼前で1つとなり、球状に変化していく。
『何だ?何をする気だギドラ』
これまで共に戦ってきたが、初めて見せる技に内心戸惑う佳織。
そんな彼女の不安を余所に、ギドラはその光球を発射した。
レーザーがその光球を撃ち落とそうとするが、光球は向かってくるレーザーを『ねじ曲げながら』直進し、ハイヴのモニュメントに直撃した。
直後。
『グォォォォォォォォッ!』
高速で光球が膨張し、それはさながら『黄金の太陽』と言うべき形となった。だが、それは太陽ほど生易しい物ではない。
『ガラガラガラッ!』
何と、ハイヴモニュメントが瓦解し始めたのだ。更に瓦解した瓦礫や周囲に居たBETAがその黄金の太陽に吸い込まれていく。
「あれって……!?」
「まさかっ!?」
その光景に、志摩子と安芸が驚く。そして……。
「……黄金の、ブラックホール?」
ポツリと唯依が呟いた。
黄金の太陽は、唯依の言うとおりブラックホールの一種である。重力を始め、引力や斥力を操るギドラが、膨大なエネルギーを使って生み出した黄金のブラックホール。それを、今回は光線属種のレーザーを黄金の粒子で受け止めエネルギーに変換。それを生かして放ったのだ。
「くっ、ははっ、マジ、かよ」
それを見ていた慎二はコクピットの中で苦笑していた。
「この世にブラックホール創れる存在がいるなんてよぉ。もう笑うしかねぇわ、これ」
どこから諦めたような表情で苦笑する慎二。だが、誰もそれを窘める事はしない。と言うより、ギドラの力の前に驚愕し出来なかった、と言うべきか。
ギドラの技、黄金のブラックホールを放つ必殺技、『ゴールデン・シンギュラリティ』は、ハイヴモニュメントと無数のBETA、更に大地をクレーター状に抉り取る所まですると光球が小さくなり、消滅した。
今の一撃で、数万のBETAとハイヴモニュメントが破壊された。その光景に、前線の者達だけでなくデータリンク越しに戦況を見ていた後方の者達までもが驚愕していた。そんな中で……。
「くく、ふっ、あはははははははははっ!」
艦橋で狂ったように笑う夕呼。
「は、博士?」
それに気づいて、戸惑った様子のパウル。
「ふ、ふふっ。あぁ、ごめんなさい。ちょっと、目の前の事が可笑しすぎて、声を上げて笑ってしまいましたわ」
「可笑しい、ですか?」
「えぇ。だって、怪獣とはいえ生物です。いえ、生物だと私は思っていました。それが自力でブラックホールを生成出来るなど。あんな物を見せられては、もはや怪獣は生物と定義出来ないでしょう」
「では、怪獣とは一体?」
そう言って疑問符を浮かべるパウルに夕呼は答えた。
『神』、と。
「生憎ですが今の私ではこれ以上に適した表現を持ち合わせておりません」
「神、か」
夕呼の言葉に、パウルは唸るように呟きながらもモニターへと視線を戻す。
そして理解する。『確かに彼等を表現するのならば、神という単語以外に適切な物は無い』、と。
そして視線を戻して前線では、ギドラの必殺技であるゴールデン・シンギュラリティ、『黄金の特異点』の意味を持つその技の破壊力の前に大勢の兵士達が呆然となっていた。しかし今は作戦の真っ只中。更にハイヴの地下深くに居て無事だったBETA群があちこちの門からワラワラと湧き出してくる。
それに気づいて、我に返った各部隊の隊長たちが即座に指示を飛ばして部下達の意識を引き戻す。
「各機っ!目的を思い出せっ!我々の任務は怪獣たちを援護しハイヴを破壊する事だっ!」
「「「「「「「「「「了解っ!」」」」」」」」」」
そして、一番に我に返ったのはここに居る数多の衛士たちの中でも最も怪獣との共闘経験が多い佳織以下、特別遊撃隊の面々だった。
ハイヴから迫るBETAの群れに向かっていくギドラ、モスラ、バトラを追いかけて武御雷と瑞鶴が荒れ果てた大地の上を疾走する。
そしてそれに気づいた他の部隊も、次々と続く。
「各機っ!帝国斯衛に後れを取るなっ!私達も行くぞっ!」
「「「「「了解っ!」」」」」
その中にはみちる達のヴァルキリーズの姿も当然あった。更に同じように孝之達のデリング中隊もギドラや唯依達を追って前進する。
と、その時ギドラのゴールデン・シンギュラリティで発生したクレーターの淵に光線属種が現れた。この開けた地形では、その存在だけでどれだけの戦術機に被害が及ぶか。こう言った開けた地形では、敢えて密集しているBETA群の中に飛び込む事で、『絶対に味方を誤射しない』という性質を持つ光線属種のレーザーを撃たせない、と言う手があるのだが今彼等の周囲にBETAは居ない。
『このままでは不味いっ!』
ギドラ達に続いて、戦術機部隊の先頭を走る佳織はそう思った。だが……。
「ッ!?これは……」
気づいた時には、モスラの翼から大量の鱗粉が撒かれ、キラキラと輝きながら周囲に浮かんで居た。彼女は『何故こんな物を今ここで?』と内心首をかしげた。そして、それ故に光線属種への警戒が疎かになっていた。
『『『『『カッ!』』』』』
「ッ!?しまっ!?」
遠方で輝く光に、彼女は歯を食いしばった。誰かがやられる。誰だ?私か?私の部下か?それとも……。そんな考えが佳織の脳裏によぎる。
だが、光線属種のレーザーが怪獣を、戦術機を貫く事は無かった。
放たれたレーザーは、モスラの散布した鱗粉の結界の中で乱反射し、屈折を繰り返した挙げ句に放った光線属種の群れの場所へ向かっていき、無数の光線属種を蒸発させてしまった。
「なっ!?」
「うそ……!?」
レーザーを受け止めるどころか、屈折・反射させ撃ち返してしまったモスラの鱗粉の凄さに、それを見ていたみちるや水月は驚愕せざるを得なかった。
更にレーザーを撃ってくる光線属種。しかし、重光線級のレーザーでさえ、鱗粉の結界を貫く事は出来なかった。こちらは撃ち返される事は無かったが、結界の中でレーザーを分散され無力化されていた。
そして、鱗粉による結界の恩恵を受けていたのはモスラだけではない。戦術機部隊も、今はその恩恵を受けていたのだ。彼等に向かって放たれたレーザーも、全て結界に阻まれあらぬ方向へ逸らされるか無効化されるだけ。
これまで、数多くの戦術機を撃ち落としてきたレーザーの光。それは必殺の光として多くの衛士達に恐れられていた。だがそれも、モスラの放つ結界の前には無力だった。そして、その現実が衛士達の士気を高める。更には……。
「うぉぉぉぉっ!守護神モスラに続けぇぇぇぇぇぇっ!」
オープンチャンネルで衛士の誰かが叫んだ。そして……。
「「「「「「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」」」」」」
一気に衛士達の間を波及し士気を最高潮まで高めていく。
そこに、ゲートから出現した戦車級と要撃級の群れが現れ、戦術機部隊に向かっていく。
「来るぞっ!各自、兵器使用自由っ!」
佳織は咄嗟に唯依達に指示を出す。だがそれは彼女だけではなく、みちるや大和田と言った各部隊の長も同じ。
そして、彼等は異口同音を叫ぶ。
「「「「「「BETAを迎撃せよっ!」」」」」」
「「「「「「「「「「了解っ!!!」」」」」」」」」」
そして、彼等はそれぞれの機体が持つ武器で攻撃を開始した。無数の火線が、向かってくるBETAの群れを穿ち撃ち抜いていく。後続のBETA群もゲートから現れるが、姿を見せた所をバトラのプリズム光線が蒸発させる。
と、そこに左右から迂回するようにして戦車級の群れが向かってくる。左右合わせて2千。片方1000ずつだ。これを迎撃したのが……。
「ヴァルキリー中隊っ!2時の方向より迫る戦車級を迎撃するぞっ!」
「デリング中隊っ!俺達は11時の方角だっ!行くぞっ!」
ヴァルキリー中隊とデリング中隊だった。
進撃する戦術機部隊から離れた合計24機の不知火が、戦車級の迎撃に向かう。
「おぉぉぉぉぉぉぉっ!」
慎二の不知火が、両手に持った突撃砲を撃ちまくる。放たれた弾丸の雨が数体の戦車級をズタズタに引き裂く。だが、同族の屍を超えて現れた戦車級がデリング中隊の不知火に向かって飛びかかってきた。
「ッ!散開っ!」
大和田の指示を受け周囲に散る不知火。そしてそれぞれが時に単独で、時に仲間と連携しながら、戦車級を次々と蹴散らしていった。
『動くっ!動くぞっ!前よりも、もっと早くっ!正確にっ!』
そんな中で孝之の不知火は、群れの中を縦横無尽に動き回りながら、突撃砲で1匹ずつ、確実に仕留めていった。
『行けるっ!この強化型不知火ならっ!いや、コスモスの技術と、怪獣達が一緒に戦ってくれるのならっ!』
「俺達は、BETAに勝てるっ!!」
コクピットの中で叫びながら、彼は戦車級を蹴散らしていった。
一方、前進する唯依達を含めた戦術機部隊。途中、彼等を包囲しようと左右から戦車級や要撃級の群れが向かってくるが、それらも戦術機部隊と、光線属種による『レーザーの迎撃』が無くなって十全に機能するようになった艦砲射撃の連携によって悉く撃破されていった。
そしてハイヴの跡地となったクレーターまでもう少し、と言う所で、まるでクレーターから溢れ出るように無数のBETAが現れた。
「ッ!?まだあんなに居たのかよっ!」
それを確認した安芸が叫ぶ。しかし……。
「いいえっ!」
それを上総が通信で遮った。
「これまで出現したBETAの大凡の数。更にギドラ達の攻撃で駆逐されたであろう数などを計算して考えると、既に15万近いのBETAが屠られた事になりますっ!となれば、残っているであろうBETAは多く見積もっても8万前後っ!それを考えれば……!」
「あれが最後の群れって事だよねっ!」
上総の言わんとしている事を理解した志摩子が叫ぶ。
「そう言う事ですわっ!」
「よしっ!各機っ!ここからが正念場だぞっ!BETAの群れを駆逐し、我々人類の歴史に勝利を刻むっ!総員っ!怪獣に続けぇっ!」
「「「「「「了解っ!」」」」」」
佳織の激励を受け、唯依達の武御雷が前に出る。更に彼女達に続いて、帝国陸軍や他の国の部隊も前へ前へ進んでいく。
そんな中で、キングギドラが荒れ果てた大地の上に降り立った。と同時に、その周囲に即座に展開される佳織以下、特別遊撃隊の唯依達の戦術機。
「各機、攻撃開始っ!」
「「「「「「了解っ!」」」」」」
佳織の指示を受け、彼女達は突撃砲で戦車級や要撃級を優先的に攻撃していく。そして、彼女達の援護を受けてギドラは自由に暴れ回った。
これまでの戦いを見ていると、怪獣こそが勝利の鍵であり唯依達は脇役という感じはどうしても否めない。だが、それは少々誤解がある。
怪獣の持つ破壊力の大きさは、既に誰もが認める事実だ。だが、ギドラの攻撃に関して『連射能力』という意味では戦術機の武装に劣るのだ。もちろんギドラの技はどれをとっても一撃で数千のBETAを屠れる力がある。だが、引力光線なども、一気に何十回と連射出来る訳ではない。そこには必ずインターバルが存在する。そしてBETAは、そのインターバルの合間に距離を詰めてくる。それを護るのが、唯依達なのだ。
戦車級や要撃級は、BETA群の中でも特に数が多い。更に言えば戦車級は、BETA群の大半を占める。しかし、数は多くとも戦術機の突撃砲であれば容易に撃破出来る。しかし逆に、戦術機では突撃級や要塞級、光線属種の相手は不利だ。それを覆すのが怪獣であり、そして怪獣に迫る要撃級や戦車級を戦術機部隊が倒し援護する。
お互いをカバーしあう戦い方を、唯依達は実行していた。そして唯依達のカバーがあるからこそ、ギドラは戦車級などを半ば放置して自由に戦えているのだ。
1箇所に陣取ったギドラの引力光線による砲撃と、唯依達の戦術機部隊による弾丸の雨がBETAを次々と屠っていく。更に彼等の周囲に展開した各国戦術機部隊も、それを援護していた。更に、戦車級の群れを撃破した孝之達までも合流してきた事で、数千に及ぶ火線が戦車級や要撃級の群れをミンチに変えていく。
一方、クレーター上空に到達したモスラはそこから円を描くように飛行し、周囲に鱗粉を撒いて結界を作って居た。そんなモスラを、地上のBETAの群れは見上げる事しか出来ない。光線属種のレーザーを封じられた今、BETAに対空攻撃能力は無いのだ。
空を悠々と飛び回りながら鱗粉を散布するモスラ。そして、バトラは1箇所に留まりながら浮いていた。
『キュガァァァァァッ!』
そしてバトラが咆哮を上げると、その額にある角に雷のような黄色いエネルギーが収束していく。と、次の瞬間、バトラがもう一度咆哮を上げ角を振り下ろした。すると角から雷のようなエネルギーが照射される。だが、放たれたエネルギーはモスラの鱗粉結界によって分散され、まるで部屋の中をミラーボールが跳ね回るように四方八方へ無規則に散らばり反射を繰り返す。
1が2へ。2が4へ。4が8へ。8が16へ。16が32へ。32が64へ。64が128へ。分散されたエネルギーがねずみ算式に増えていきながら結界の中を縦横無尽に飛び回る。
そのどこか幻想的な状況に、モスラとバトラの援護を命じられ2体の後を追っていた戦術機部隊の衛士達は呆然となっていた。しかし彼等はふと思った。『バトラは何故、結界のせいで光線が使えないのに、その光線を使ったのか?』と。
しかしバトラは分かっていて光線を使ったのだ。なぜならこれは、モスラとバトラの合体技の準備に過ぎないのだから。
『キュアァァァァァァッ!』
不意に響き渡るモスラの叫び。すると、これまで不規則に飛び交っていたエネルギーが突如として一点に向かって反射。そしてその一点に集まり、膨大なエネルギーとして収束していった。
如何に怪獣と言えど、一度に放てるエネルギーには限界がある。だが、それを応用で回避したのが、モスラとバトラの合体技なのだ。
バトラの放ったエネルギーが、空中で紫電を纏った雷球となる。そして……。
『キュアァァァァァァァッ!』
『キュガァァァァァァァッ!』
2体の咆哮が轟いた刹那。
『カッ!!!』
一瞬の閃光。直後、クレーターに向かって真っ直ぐに放たれる極大な紫電の柱。
そして着弾と同時に紫電の荒波が、四方へ走る。
『『『『『バリバリバリバリバリッ!!!』』』』』
紫電の荒波がBETAの群れの中を走り抜け、全ての個体を内側から破壊する。その紫電の圧倒的な出力によって、着弾点に近かったBETAの群れはその殆どが炭化する程だった。
これこそが、モスラの鱗粉とバトラのプリズム光線の合体技、『プリズム・バスター』。
そして放たれたプリズム・バスターは、ハイヴモニュメントのあった場所のほぼ真上で放たれたのだ。そのため、プリズム・バスターの紫電はハイヴ内部を駆け巡り、地下深くにあった反応炉をも直撃。
『ドォォォォォォォォォンッ!』
大爆発を起こし爆炎がクレーター中央や各地のゲートから上がる。
そして、それとほぼ同時に……。
「おぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
上総と安芸の武御雷が、最後に残っていた要塞級の足の付け根を長刀で切り裂いた。体液を吹き出しながら倒れる要塞級。
「はぁぁぁぁっ!」
そして、倒れた要塞級の頭を唯依の武御雷の長刀で切り裂いた。
最後の要塞級が倒れた事で、戦術機たちは動きを止めた。
「あ、あれ?BETAは?」
慎二は戸惑いながらも周囲を見回し、レーダーも見つめる。だがレーダーにもカメラにも、動くBETAの影は見られなかった。
だがそれは慎二だけではない。他の者達も、敵はどこだ?BETAはどこだ?と言わんばかりに周囲を見回す。だが、戦いは終わったのだ。
『前線部隊の各員へ通達する』
そこに、後方のパウルから全部隊に通信が届いた。
『ハイヴ周辺におけるBETA掃討を確認した。もはや周辺にBETAはいない。更に、モスラとバトラの攻撃で鉄原ハイヴの反応炉も完全に破壊された。本来は攻略後に我々が破壊する予定だったが、必要無くなったようだ』
「じ、じゃあ……」
ポツリと、パウルの言葉を聞いて漏らす志摩子。他の者達も、まさかと言わんばかりの表情だ。いや、だが彼等が呆然としているのは無理も無い。これまでずっと、人類を脅かしてきたBETAの牙城であるハイヴを、人の手で攻略した事など一度も無い。彼等が『勝利』を実感出来なかったとしても、可笑しくは無いのだ。
と、その時。
『キュアァァァァァァァッ!』
モスラの技、パルセフォニック・シャワーの光が大地に降り注ぎ、荒野となった大地を緑が覆い尽くす。吹き飛ばされた暗雲。そして広がる青空と、彼等を祝福するように降り注ぐ太陽の光。
誰もが、その光景に呆然となっていた。そんな中で……。
「う、うぅっ」
衛士の1人が、感極まってその目に涙を溜める。だがそれは彼だけではない。多くの衛士達が、自らの愛機の中で涙を浮かべていた。
そして……。
『諸君。我々はハイヴを攻略した。つまり、BETAに勝利したのだっ!』
パウルの言葉が、彼等の我慢というダムを決壊させる。
「「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」」」」」」」
多くの男達が、涙を流しながら喜びの咆哮を上げる。
『『『キュルアァァァァァァァァッ!』』』
『キュアァァァァァァッ!』
『キュガァァァァァァッ!』
そして、彼等と共に勝利を喜ぶかのように、ギドラ・モスラ・バトラもまた勝利の咆哮を響かせるのだった。
ここに、オペレーションホープ、希望作戦は怪獣達の協力の下、人間側の完全勝利で幕を下ろしたのだった。
それから数日後。オペレーションホープ成功のニュースは瞬く間に世界中を駆け巡った。怪獣ありきとは言え、勝利は勝利。しかもBETAの巣窟であるハイヴを完全に破壊したのだ。
瞬く間に世界各地で市民による歓声が巻き起こった。これまで数十年間、ずっと後退を続けていた人類が初めて、ハイヴを攻略し領土を奪還したのだ。それも、本来予想されていたハイヴ攻略に必要な兵力の、10分の1以下の戦力でだ。
この事実が、人々に『BETAに勝てる』という可能性の未来を与え、未来への希望を抱かせた。希望作戦のその名の通り、この勝利は人々の希望となった。
そして同時に、さらなる怪獣信仰を呼び起こした。帝国ではギドラを祀る社があちこちに建てられ、世界各地では女神としてモスラを。戦神としてバトラを信仰する動きが急速に広まりつつある。
そして更に、この勝利がとある組織の設立を後押しした。
オペレーションホープから約1週間後。
帝国の某所にて、五摂家の当主5人が集まっていた。
その話題が、Gフォースについてだったのだ。
「え?Gフォースの設立が、決定したと言うのですか?」
呼び出された恭子は、その言葉に戸惑った。
「はい。但し、正確に言えば設立の決定がほぼ確実、と言う所でしょうか」
恭子にそう答える悠陽。
「既に斯衛軍上層部はこの決定に賛成している。あとは帝国議会と帝国軍の説得だけど、それも大して問題無いだろうと言うのが我々の考えだ」
斑鳩の言葉に、恭子は内心戸惑った。
「帝国議会や軍が、そう簡単に納得するでしょうか?第5の軍としてGフォースを設立するとなれば予算などの関係で議会が反発する可能性もありますが?」
「それについては心配無い。如何に議会と言えど、民衆の反対をごり押し出来る程ではないさ」
「民衆の反対、ですか?」
斑鳩の言葉に恭子は首をかしげた。
「そう。現在帝国民の間で怪獣信仰が深く浸透しているのは周知の事実。そして帝国の守護神と名高いギドラとの共闘を前提にした部隊の創設を、政威大将軍である悠陽様が提案した訳だけど、それを議会が突っぱねたとしたら、それは帝国議会が自分達よりも立場的に上である政威大将軍を疎かにしている事に他ならない。そしてその事実を国民達に伝える事にもなる。更に怪獣信仰の信者は前線で戦う軍人達、つまり軍部にも多い。下手にGフォース設立を却下すれば、議会と軍部の間に亀裂を入れる事にもなりかねない。そして極めつけが、今人類は希望を見いだした状態だ。そこに怪獣と共闘を前提とした部隊。これは我々帝国民の希望を後押しするものだ。まぁつまり、反対すれば民衆や軍部からの反発の可能性もあるし、逆に受け入れれば帝国民の士気高揚にも繋がる。断るデメリットが大きく、受け入れるメリットはそれ以上に大きい。……政治家とはそう言う損得勘定に聡い生き物だからね。だからこそ彼等はGフォース設立を受け入れるだろう」
「成程。しかしGフォースの設立がこれほど早く決まるとは。正直驚きです」
「えぇ、恭子様の言葉も最もです。ですが、希望作戦で人々の心に灯った希望。それを消えさせるわけには参りません。これからもBETAとの戦いは続きます。そんな彼等の希望となる旗印が必要なのです」
「それが、キングギドラとGフォース、と言う訳ですね」
恭子は、静かに息を呑んだ。
「えぇ。そして、そのGフォースをまとめる1人として、改めて指揮官の任を受けてもらえますか?崇宰恭子大尉」
「はっ。謹んで、拝命致します」
そうやって、Gフォース設立の動きが加速する。
希望作戦の勝利は、文字通り人類に希望を灯した。
そして、人類の反撃が始まるのだった。
第13話 END
最近怪獣の追加回が無いですが、次回で更に1匹出てくる予定です。また、次回とかは個々のキャラに焦点を当てた形になるかもしれません。
あと、今回ギドラの使ったゴールデン・シンギュラリティとかモスラとバトラのプリズムバスターはオリジナルです。
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