ノウ   作:ノイフェル

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  ノリのみで突っ走る所存


 ガラスの様な日々

 

 

海鳴に住む少女八神はやては年齢でいえば、小学生である

 

 

本来ならば、親の庇護下にあって不自由ない生活を送れて然るべき少女だ

 

 

そう、本来なら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、少女八神はやては両足が不自由な上に、両親すら他界していた

 

 

通常ならば、それこそ親類縁者が彼女を引き取って面倒をみるのが当たり前である

 

小学生の上に車椅子生活を強いられているのだから、極当然であるはずだ

 

 

 

 

しかし、である

 

 

少女八神はやては奇妙な事に一人暮らしであり、彼女が通院している病院の石田医師を始めとした、彼女の生活を多少でも知っている者達は何故かはやてを助けようとはしなかった

 

 

にも関わらず、不思議な事にはやての生活できるだけの資金は尽きる事は無かったのだ

 

 

 

はやては始めの頃こそ、周囲に助けを求めたが、話が何故か噛み合わないのだ

 

 

石田医師に相談しても、他の病院関係者に相談しても、である

 

役所にも相談に行った。窓口では真剣に対応してくれた職員とて、日を改めれば何故かはやての生活について問題ないと判断していた

 

 

 

 

 

だから、はやては頼る事をやめた

 

確かに病院には行く

 

しかし、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初から期待していない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、病院に行かなければ石田医師が煩いから行っているだけ

 

 

治る筈も無いのだ

 

 

 

 

原因不明。それがはやての両足の診断結果だった

 

 

 

はじめこそ、様々な所で色々と試してみたが、全て無駄だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから、八神はやては何にも期待しない

 

期待しても無駄だから

 

助けなんて無いのだから

 

 

 

 

 

 

でも、それでもはやては死ぬ事だけは出来ない

 

 

殆ど記憶にないが、大事な両親から貰った命なのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

「疲れたなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

はやてはつまらなそうに呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ジュエルシードというロストロギアを巡って高町なのはとフェイトテスタロッサは戦っていた

 

 

 

が、本筋では無い為に割愛させて頂く

 

 

 

ただ、一つだけ奇妙なのは高町なのはの側には1人の少年の姿があった

 

 

 

黒髪をオールバックにした小柄な少年

 

 

彼は真剣な表情でなのはとフェイトの戦いを見つめていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな頃、地球より遥か遠くの世界において

 

 

 

 

 

「始まったか」

 

「そのようです

アースラが当該世界に急行していると報告がありましたから」

 

「狂人の妄言だと思っていたが、中々どうして役に立つ」

 

暗闇の中で声のみが響き渡る

 

「介入は如何なさいますか?」

 

話の内容からして3人いると思われるが、そのうち1人は立場が弱い様である

 

 

「無用だ。今動くならば、下らぬ手間を要そうて」

 

「そうだな。今はまだ駒を集める事に専心すべきよ」

 

「はっ

ではそのように」

 

 

 

 

 

「老害どもめが」

 

部屋から退室した男は吐き捨てる

 

彼はとある事情により先程の男達に協力させられていた

 

 

 

 

彼の望み

 

そう

 

 

失った筈のものを取り戻す為に

 

 

 

 

だからこそ、彼はどんな仕打ちを受けようとも反逆しない

 

彼等についていくことが、目的を果たすための最適解だと信ずるが故に

 

 

たとえ、悪虐非道と謗られようともかまわない

 

 

 

彼の願いはたった一つだったのだから

 

 

 

 

 

 

 

彼の願い、それは喪ったモノを取り戻すだけなのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

「哀れよな」

 

男の去った空間に声が響く

 

「己が不明の為に別れた妻。そして娘に未だに囚われる夫か

確かに哀れだが、良いのか?」

 

確認する様にもう一つの声が問いかける

 

 

「構わぬ

所詮は使い捨てる予定の駒よ

失ったところで実害もあるまいに」

 

「だが」

 

「我らにはアレがあるのだ。ある意味では聖王教会の小娘の力より役に立つであろう、アレがな」

 

「そうだな」

 

 

 

 

 

男は失念していた

 

確かに男の悲願達成の為に、彼等の力は必要だろう

 

だが、彼等にとって男など替えの効く駒に過ぎない事を

 

 

 

 

 

とはいえ、暫くの間はこのままの状態であろう

 

 

だが、その均衡が崩れる事があるのならば

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、八神はやては混乱していた

 

 

何せ寝ていたと思ったら、突然強い光を感じて起こされたのだから

 

 

 

それだけでも異常なのに、

 

 

 

「ヴォルケンリッター?なんやそれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

突如はやての家に現れた4人組

 

 

 

桃色の髪をした長身の女性はシグナム

 

金髪のどこかふわっとした空気を纏う女性はシャマル

 

赤い髪をした少女はヴィータ

 

青い髪をした筋肉質の男性はザフィーラと名乗った

 

 

曰く、彼女達はヴォルケンリッター。はやてを護る騎士らしい

 

 

 

 

 

 

 

「は、あほらしいわ」

 

 

 

 

 

ヴォルケンリッターの将、シグナムは困惑していた

 

 

自分たちが仕えるべき主であるだろう、脚が不自由であろう少女は年相応の感情を宿していなかった

 

今までの経験上、現れた際に取る対応は驚愕、歓喜などであった

 

 

 

だが、目の前の少女が宿している感情は無関心。

 

しかも、明らかに介助者等が必要にも関わらず、その姿も見えない

 

シグナムとて自分たちの存在が異質で在ることは理解している

 

 

だが、これは

 

 

 

 

 

 

「んで、ヴォルケンリッターやったか?

こんな家にわざわざご苦労さんやな

見ての通り、私は脚が不自由や。抵抗もせん。好きなもん、持っていきぃや」

 

「いえ、その様な事は」

 

「???

何や、押し入り強盗の類やないんか?」

 

「いえ、私達は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな話をしている頃、遥か遠くの世界では

 

 

 

「は?

時の庭園が消息不明?いやいやいや、んな馬鹿な事があるわけ

 

マジかよ」

 

 

1人の青年が頭を抱えていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出会いと別れ

 

そして、悲しい物語

 

みんなが笑い合える世界の為に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯車は今、動き始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

というか、原作のはやて明らかに聖人君子過ぎない?

ぶっちゃけ、ネグレクトもびっくりな所業を受けといて、あそこまでまともに育つとかどーなの?

という所見により、当作のはやてはやさぐれております
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