アサルトリリィ Abnormal Transition   作:0IN

1 / 150
初めまして、0INと申します。
この小説が初めての作品であるため至らないところがあると思いますが、ぜひ楽しんで頂ける幸いです。


BOUQUET編
第1話


百合ヶ浜女学院入学式当日正門にてこの物語は幕を開けた。

 

 

 

???「俺がここに来ることになるとは・・・」

と呟きながら1人の男子用の制服(・・・・・・)を着用した人物「黒鉄 蓮夜」が正門前に立っていた。

 

 

蓮夜「それにしてもよくこんなに早く制服が完成したな・・・まだ一月も経ってないのに・・・」

彼がこの学院に編入が決まったのは3月の後半それまでは普通の高校に通う高校1年生であった。

どうして彼がこの学院に通うことになったのかそれは・・・

 

 

???「わっ!!」

と言う声が聞こえたためそちらを見てみると

 

 

1人の少女とその目の前に1台の車が止まっていた。

なにかあったのかと見ていると車の扉が開き

 

 

???「ドアくらい自分で開けます。今日からは自分の面倒は自分で見なくてはならないのですから。」

 

 

1人の少女が降りてきた。

 

 

???「あら?」

その少女と目の前の少女の目が合い。

 

???「ごきげんよう。」

 

???「へ?」

 

???「あなた達、もう帰ってよろしくてよ。」

 

???「え?・・・でもわたし今着いたばかりで」

 

???「でも私、付き人は必要ないと申し上げたんでしてよ?」

 

 

蓮夜(いや付き人って・・・同じ制服来ているのに気づかないのか?)

と考えていると

 

 

???「つ、付き人!?違います!!わたしはれっきとした百合ヶ浜女学院の新入生です!!」

 

???「あら?そうでしたのそれは誠に申し訳ございません。申し遅れました。私、楓・J・ヌーベルと申します。」

 

???「わたしは一柳 梨璃です。」

 

楓「ん?そう主張なさらなくても、リリィなのはわかっていますわ。」

 

梨璃「だ、だから名前が梨璃なんです!!」

 

楓「あ〜!リリィの梨璃さんですか!生まれながらのリリィというですわね?」

 

梨璃「いえ、あの・・・思い至ったのは去年なんですよ?・・・」

 

楓「袖触り合うは多生の縁と申し上げますしよろしければご一緒に行きませんか?」

 

梨璃「はい是非!!」

 

楓「それなら行きましょうか。」

そして楓という名前の少女が振り返ると自分と目が合い。

 

楓「あら?どうしてここに殿方がいらっしゃるのでしょうか?」

と問いかけて来たので生徒手帳を取り出して

 

蓮夜「私も今年からこの学院に通うことになったですよ。」

 

 

その言葉に楓は驚き。

楓「男性はリリィにはなれないはずでは!!」

 

蓮夜「検査の結果によるとリリィとしての適正がありマギの保有量も平均よりも多いらしいんですよ。だから今年からこの学院に編入することになったと言うわけです。」

 

楓「そうでしたの・・・申し遅れました。私、楓・J・ヌーベルと申します。」

 

蓮夜「こちらこそ遅れて申し訳ありません。自分は黒鉄 蓮夜と言います。」

 

梨璃「あっ!わ、わたし一柳梨璃です。よろしくお願いします。」

 

蓮夜「こちらこそよろしくお願いします。」

 

梨璃「わたし・・・たちこれから入学式の会場に行くのですが、ご一緒しませんか?」

 

蓮夜「ありがとうございます。私も道がよく分からないので途中までご一緒させていただけますか?」

 

梨璃「はい、あれ?会場までは行かないのですか?」

 

蓮夜「私は入学式には出ませんので。」

 

楓「入学式に出ない?それに入学ではなく編入と仰っておりましたしどういうことですの?」

 

蓮夜「あっ!申し遅れました。自分二年生なんですよ。」

 

梨璃「えっ!ということは年上ということですか!!」

 

蓮夜「はい、そうです。そして私は理事長室に来るように言われているので途中までということです。」

 

楓「それでは黒鉄様とお呼びした方がよろしいでしょうか?」

 

蓮夜「いいえ、自分は堅苦しいことが苦手ですので普通で構いません。」

 

楓「わかりましたわ。」

 

梨璃「それでは改めましてよろしくお願いします。黒鉄さん」

 

蓮夜「はい、よろしくお願いします。」

 

 

そして梨璃と楓と共に学院へ向かった。

 

 

しばらく歩いていると人だかりがありそこからは、

 

 

???「中等部以来、お久しぶりです。夢結様。」

 

夢結「何か御用ですか、遠藤さん」

 

???「亜羅椰と呼んでいただけませんか?」

 

亜羅椰「そして入学のお祝いに、CHARMを交えていただきたいんです」

 

 

 

 

 

 

 

梨璃「やっと着いた・・・思ったら、なんですかあれ?」

 

楓「おおかた血の気の多いリリィが上級生に絡んでいるんですわ。」

 

梨璃「そんな、リリィ同士でCHARMを向け合うなんて。」

 

楓「リリィといったって、所詮は16、7の小娘ですから。」

 

蓮夜(夢結ってことは)

 

楓「・・・あら、あれは!」

 

梨璃「えっ・・・。」

 

楓「白井夢結様ですわ!!ごきげんよう、梨璃さん!」

 

と言い楓は夢結達の方へと向かっていった。

 

梨璃「あ・・・え?」

 

蓮夜(やっぱりか!!)

 

 

考えている後ろから

 

 

???「あ、あのっ。今のは、楓・J・ヌーベルさんでは!?」

 

梨璃「えっ?う、うん」

 

???「あの方は、有名なCHARMメーカーのグランギニョルの総帥を父に持つご自身も有能なリリィなんですよ!」

 

梨璃「へ、へぇ・・・。」

 

???「あっちの方は遠藤亜羅椰さん。中等部時代からその名を馳せる実力派!」

 

???「もう一方のお方は、どのレギオンにも属さない孤高のリリィ、白井夢結様!」

 

梨璃「リリィに詳しいんだ。」

 

???「防衛省発行の官報をチェックしていれば、このくらい・・・」

 

???「あ、わたし二川二水っていいます。」

 

二水「さっきの様子だと、ヌーベルさん。夢結様とシュッツエンゲルの契りでも結ぶつもりかもですね。」

 

梨璃「シュッツエンゲルかぁ・・・。二川さんにもそういう憧れのお方はいるの?」

 

二水「二水でいいよ!」

 

二水「わたしみたいな補欠合格のへっぽこが、シュッツエンゲルなんて・・・。」

 

梨璃「あはは・・・気にすることないよ。補欠なら私だって・・・。」

 

二水「あ、知ってます。一柳梨璃さん。」

 

梨璃「・・・梨璃でいいよ。」

 

 

そして俺がいることに気がついたのかこちらに振り向き

 

 

二水「あ、あなたは初めて男性でリリィになった黒鉄 蓮夜様ですよね!」

 

蓮夜「はい、あっていますよ。それと二川さんでしたよね?そのような堅い感じではなく普通で大丈夫です。」

 

二水「あ、はい。黒鉄さんでよろしいですか?」

 

蓮夜「はい、よろしくお願いします。」

 

その頃、楓は2人の近くにたどり着いていた。

 

楓「夢結様!!」

 

 

夢結「お退きなさい、時間の無駄よ。」

 

亜羅椰「なら、その気になってもらいます。」

 

 

そう言うと亜羅椰は光りだした指輪をCHARMに触れさせるとこで起動、宝玉が光り、大剣のような形状から変形し斧のような形状になった。

 

 

亜羅椰「んふ・・・。」

 

夢結「・・・手加減はしないわよ。」

 

亜羅椰「あら怖い。ゾクゾクしちゃう♪」

 

楓「はい、そこ!お待ちになって。」

 

その時、楓が仲裁に入った。

 

楓「私を差し置いて勝手なこと、なさらないでくださいます?」

 

亜羅椰「なに、あなた・・・。」

 

楓「お目にかかり光栄です。私、楓・J・ヌーベルと申します。夢結様にはいずれ私のシュッツエンゲルになっていただきたいと存じております。」

 

亜羅椰「しゃしゃり出て来て、なんのつもり?それとも、夢結様の前座と言うわけ?」

 

楓「上等・・・ですわ!」

 

その時楓のCHARMケースが開きCHARMを掴もうとしたその時

 

梨璃「だ、ダメだよ。楓さんまで!!」

 

楓は梨璃に腕を掴まれて止められていた。

 

楓「!!」

 

亜羅椰「!?」

 

夢結「・・・。」

 

 

 

二水「あ、あれ?梨璃さん、いつの間に!?それに黒鉄さんは何を持っているのですか?」

 

蓮夜「これはボーラですよ。彼女が斬りかかろうとしたらこれで止めようかと。」

 

その時二水の頭に何かが乗っかり。

 

???「なかなかにすばしこい奴じゃの。」

 

二水「じゃの?」

 

 

声の方向を向くとツインテールの少女がCHARMケースに乗っかっていた。どうやら二水の頭の上に乗っかっているものは彼女の髪のようだ。

 

 

???「じゃが、一歩間違えば斬られかねんぞ。それとお主なぜそのようなものを持っておる?」

 

二水(ミリアム・ヒルデガルド・V・グロピウス!!)

 

蓮夜「(鼻血なんて流してどうした?)これはですね色々ありましてこういうものを常に持ち歩いているんです。」

 

ミリアム「その色々とはな

 

 

 

『ゴーーン!!ゴーーン!!』

 

 

 

学院に鐘の音が鳴り響いた。

その音に驚いていると。

 

 

???「何をなさっているのですか!?あなた達!」

 

4人の前に上級生と思われる生徒が現れ。

 

???「遊んでいる場合ではありません。先程、校内の研究施設から生体標本のヒュージが逃走したと報告がありました。出動可能な皆さんには捕獲に協力していただきます。」

 

夢結「・・・わかりました。」

 

???「待ちなさい、夢結さん。単独行動は禁じます。」

 

夢結「・・・何故です?」

 

???「このヒュージは、周囲の環境に擬態すると報告があります。必ずペアで行動してください。」

 

 

そして彼女は楓の方を向き。

 

 

???「そうね・・・。あなた、夢結さんと一緒に行きなさい。」

 

楓「えっ・・・あ、はい」

 

と楓は喜んでいた。

 

夢結「必要ありません。足手まといです。」

 

その言葉に夢結から目を逸らしながら。

 

???「・・・あなたには、足手まといが必要でしょう?」

 

亜羅椰「わたしの勝負〜!」

 

???「行くよー、亜羅椰。」

 

亜羅椰は緑髪の生徒に引っ張られていった。

 

???「実戦経験のないものは体育館へ・・・!」

 

指示を出していた彼女と目が合い。

 

???「あなたが黒鉄 蓮夜さんですね?」

 

夢結「!?」

 

蓮夜「あ、はい。私が黒鉄 蓮夜です。」

 

???「すいません申し遅れました。私は百合ヶ浜女学院3年出江 吏房と申します。生徒会に所属しています。」

 

蓮夜「ご丁寧にありがとうございます。それで私に何か御用でしょうか?」

 

吏房「はい、理事長代理からのあなたにも出動要請が来ていますのであなたも行って貰えませんか?」

 

蓮夜「わかりました。」

 

そして俺もヒュージ捕獲に向かおうとした時。

 

梨璃「わ、わたしもお供します!」

 

楓「何ですって!?」

 

梨璃「お役に立ちたいんです!」

 

夢結「・・・いらっしゃい。」

 

 

そう言うと夢結はすぐにこの場から立ち去り。それを楓が追っていった。

 

 

楓「お待ちになってください!」

 

梨璃「あ、あの、わたし一柳梨璃と言います。」

 

 

そう言いながら何かを考えている彼女の横で彼も難しい顔をしていた。

 

 

蓮夜(あいつ・・・本当に変わっちまったな・・・)

 

 

そして彼らは脱走したヒュージの捜索へと向かった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。