アサルトリリィ Abnormal Transition   作:0IN

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第12話

 

 

梨璃「ここで見学、ですか・・・。」

 

天葉「私たちの戦闘を見学するなら、特等席でしょ?」

 

依奈「あの夢結がシルトのために骨折りするなら、協力したくもなるでしょ?そしてあなたは初めましてね?私は番匠谷 依奈これからよろしくね黒鉄君。」

 

蓮夜「こちらこそよろしくお願いします。番匠谷さん。」

 

依奈「依奈で大丈夫よ。」

 

天葉「そうよ。それに敬語もいらないわよ?」

 

蓮夜「それならよろしく頼むよ。依奈さん。」

 

依奈「ええ。」

 

天葉「ふふ・・・夢結をこんなに可愛くしちゃうなんて、あなたいったい何者なの?」

 

梨璃「え?わたしはただの新米リリィで・・・。」

 

夢結「ありがとう、天葉。」

 

天葉「気にしないで。貸しだから。」

 

依奈「ノインヴェルト戦術が見たいんでしょ?お見せする間もなく倒しちゃったらごめんなさいね。」

 

 

彼女達は防衛へと向かった。

 

 

 

夢結「ときに梨璃・・・。あなたレアスキルは何か分かったの?」

 

梨璃「え?あれから何も・・・。わたしにレアスキルなんてないんじゃないですか?」

 

 

何か考えるような顔をしながら、

 

夢結「そう・・・。気にすることはないわ。何であれ、私のルナティックトランサーに比べれば・・・。」

 

梨璃「いけません!そういうの。」

 

夢結「・・・。」

 

蓮夜「梨璃さんの言う通りだぞ。どんな力だって結局はその人がどう使うかだ。例えば、どんなにすごい力であっても使う人が何も考えずに使うようじゃかえって被害が出る。それと同じだ、お前がどのようにしたいか、そのためにどうやってその力を使えばいいかそれを考えて行けばいいんだよ。」

 

梨璃「そうですよ。そんな風に言ってはいけません・・・。お姉様は何をしたって素敵です!」

 

夢結「・・・そうね。そうありたいと思うわ。」

 

梨璃「・・・。」

 

 

海岸の方から大きな音が鳴りそちらを見ると、

 

 

 

 

依奈「なっ!私たちに陽動を仕掛けた!?」

 

亜羅椰「ヒュージのくせに小賢しいじゃない。」

 

天葉「あっ!?」

 

ヒュージは海面から勢いよく飛び出してきた。

 

 

 

 

梅「押されてるな。アールヴヘイム。」

 

夢結「ええ。あのヒュージ、リリィをまるで恐れていない・・・。」

 

蓮夜「これはまたレストアか?」

 

 

 

 

ヒュージは亜羅椰に向かって触手で攻撃する。

 

 

亜羅椰「こいつ、戦い慣れてる!?」

 

 

天葉が自身のCHARMに特殊弾を装填し、

 

天葉「アールヴヘイムはこれより上陸中のヒュージにノインヴェルト戦術を仕掛ける!」

 

 

天葉が打ち出したマギスフィアを依奈が受け取りそれをほかのメンバーに向かって飛ばしていく。

 

 

 

 

 

夢結「よく見ておきなさい。」

 

梨璃「は、はい・・・。」

 

二水「ノインヴェルト戦術は、その威力と引き代えにリリィのマギとCHARMを激しく消耗させる、文字通りの諸刃の剣です!」

 

 

二水が説明している間にマギスフィアは亜羅椰へと渡り。

 

 

亜羅椰「不肖遠藤 亜羅椰!フィニッシュショット、決めさせて貰いますっっ!!」

 

 

それをヒュージへと向かって打ち込む。

しかし、ヒュージは障壁のようなものを展開して防いでしまう。

 

 

天葉「何!?」

 

壱「フィニッシュショットを止めた・・・?」

 

亜羅椰「うそっ!?」

 

 

 

 

ミリアム「何じゃーー!?」

 

夢結「えっ・・・!?」

 

蓮夜「・・・アイツ普通じゃないみたいだな・・・。」

 

 

 

天葉「こんにゃろーーーーーっ!!」

 

 

天葉が飛び出してヒュージに止められているマギスフィアにCHARMを叩きつける。

天葉のCHARMは砕け、マギスフィアは大爆発を起こす。

 

 

樟美「もう、天葉姉さま、危ないです・・・!」

 

 

樟美がパラソルのようなものを開きながら天葉を抱きとめてゆっくりと降下していく。

 

 

天葉「不本意ですが、アールヴヘイムは撤退します!」

 

 

天葉のことばにアールヴヘイムのメンバーは撤退を開始した。

 

 

天葉「・・・くっ!」

 

 

 

 

 

 

楓「アールヴヘイムがノインヴェルト戦術を使って仕損じるなんて・・・。」

 

梨璃「っ!?」

 

 

梨璃がCHARMを持って飛び出した。

 

 

二水「梨璃さん!」

 

梨璃「あのヒュージ、まだ動いてます!黙って見てたりしたら、お姉様に突っつかれちゃいますから、」

 

楓「どさくさまぎれに一柳隊の初陣ですわね。」

 

 

夢結はペンダントを取り出し握りながら、

 

夢結(お姉様・・・私たちを守って)

 

 

 

 

夢結「練習通りにタイミングを合わせて!」

 

梨璃「は、はい!」

 

 

2人はヒュージへと向かって行く。

 

 

夢結(古い傷のあるヒュージ・・・これもレストア?)

 

夢結・梨璃「はああぁぁぁっ!!」

 

 

同時に斬り掛かる。

攻撃を受けたヒュージは2つに裂け中から光が漏れ出す。

 

 

楓「何ですの!?」

 

雨嘉「あっ・・・。」

 

神琳「あの光はっ・・・。」

 

蓮夜「CHARMか・・・。」

 

蓮夜(・・・まさかアレは!!)

 

 

 

梨璃「・・・あっ!?あれは・・・CHARM・・・?」

 

 

梨璃はふとある光景を思い出す。

 

 

梨璃「あ・・・。」

 

夢結「あっ・・・。」

 

 

夢結は呆然とし、

 

 

夢結「あれ・・・わたしのダインスレイフ・・・。」

 

 

彼女は動けないでいた。

 

夢結「・・・ダインスレイフ・・・。」

 

 

 

 

 

二水「ゆ、夢結様の動きが止まっちゃいました・・・!!」

 

 

 

梨璃「お姉様!!」

 

動けずにただ立ち尽くしている夢結をヒュージが攻撃するが、それを梨璃が弾いて防ぐ。

梨璃はヒュージの攻撃を防いでいくがどんどんと触手に囲まれていき、

 

梨璃「あつ!?」

 

触手に包まれ身動きができなくなってしまう。

ヒュージはその触手を引き絞っていき、残りの触手が夢結へと向かって振り下ろされる。

 

 

夢結「梨璃!?」

 

 

 

 

夢結「梨璃・・・みんなどこ・・・。」

 

 

煙が晴れ、触手が解かれるが中にいるはずの梨璃がいない、それを見た夢結は胸を強く押さえ、

 

夢結「・・・梨璃・・・美鈴様・・・。」

 

呼吸が荒くなり、

 

夢結「ぁぅっ・・・。」

 

トラウマにより彼女の中に眠る狂気が呼び起こされた。

 

夢結「ゥ・・・ウア゛ア゛ア゛ア゛!!」

 

 

ルナティックトランサーが発動しCHARMを手にヒュージへと急接近する。

ヒュージは光線を飛ばしく迎撃する、それを躱しながら進むが避けきれずにどんどん傷を負っていく。

 

 

 

梨璃「お姉様!」

 

雨嘉「夢結様、なんて戦い方・・・。」

 

ミリアム「あれじゃ近寄れんぞ。」

 

梅「可愛いシルトを放って何やってんだ!」

 

神琳「夢結様、ルナティックトランサーを・・・。」

 

蓮夜「クッソ!」

 

 

彼はCHARMを右手にギアを左手に持ち彼女の元へ飛び出した。

 

 

二水「黒鉄さん!」

 

梨璃「わたしも、行かなくちゃ・・・。」

 

楓「梨璃さん!今の夢結様は・・・。」

 

梨璃「お姉様・・・。」

 

 

梨璃も彼に続いて飛び出して行った。

 

 

 

 

蓮夜「夢結、落ち着け、梨璃は無事だ!」

 

夢結「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」

 

 

夢結は彼に向かってCHARMを振り下ろす。

それを彼が防ぐが構わず攻撃を続ける。

 

 

梨璃「お姉様!」

 

続いてこちらに向かって来ていた梨璃が夢結に呼びかけるが、彼女は梨璃にもCHARMを振り下ろした。

それを梨璃はどうにか受け止め。

 

 

梨璃「お姉様!引いて下さい!傷だらけじゃないですか!!」

 

 

梨璃のCHARMにヒビが入る。

 

 

 

楓「梨璃さん・・・。普通なら今ので斬られていますわ・・・!」

 

 

楓に向かって触手が襲いかかるがそれをミリアムがはじき返す。

 

 

ミリアム「敵に集中せんか!」

 

 

 

梨璃はCHARMから手を離し彼女へと近づく、夢結は梨璃に攻撃を加えようとするがそれを蓮夜が夢結のCHARMを掴み止めた。

刀身を掴んでいるので血が止めどなく溢れる。

 

 

蓮夜「・・・ッ!」

 

梨璃「黒鉄さん!」

 

蓮夜「俺のことは構うな!夢結にだけ集中しろ!」

 

 

梨璃は彼女を抱きしめ、

 

梨璃「わたしなら大丈夫です!梅様やみんなが助けてくれたんです!」

 

夢結は梨璃に向かって攻撃しようとするがそれは蓮夜よって防がれる。

 

梨璃「ここを離れましょう!!」

 

夢結「ダメ・・・あのダインスレイフは私と・・・お姉様の・・・。だから・・・!」

 

 

ルナティックトランサーが解除され真っ白くなっていた髪が黒に戻る。

 

 

梨璃「お姉様!!」

 

夢結「・・・ッ!」

 

 

梨璃は夢結を抱えてここを離れた。

 

 

雨嘉「行って、梨璃!」

 

梨璃「すみません、すぐに戻りますから、ちょっと待ってもらえ・・・あいたっ!」

 

着地に失敗したようで悲鳴をあげる。

 

 

梅「大丈夫か梨璃!?」

 

梨璃「大丈夫です〜。」

 

鶴紗「本当に大丈夫か・・・?それに黒鉄先輩・・・血・・・流れていますけど大丈夫ですか?」

 

蓮夜「ああ、大丈夫だ。もう治った。」

 

 

彼の手から黄緑色の炎が出ており、傷も塞がっていた。

 

 

雨嘉「待ってろって・・・?」

 

神琳「持ちこたえろという意味でしょうね。」

 

梅「人使い荒いぞ、うちのリーダーは。」

 

ミリアム「どうする!わしらも他のレギオンと交代するか?」

 

楓「ご冗談でしょ!?リーダーの死守命令は絶対ですわ!」

 

二水「そこまでは言ってないと思いますけど、楓さんに参戦です!」

 

神琳「あのヒュージはCHARMを扱いきれず、マギの炎で自らを焼いているわ。夢結様が復帰するなら勝機はあります。黒鉄さん、さっきから黙っていますがどうしたんですか?」

 

蓮夜「・・・。」

 

神琳「・・・黒鉄さん?」

 

 

蓮夜「あのヒュージ・・・覚悟はできてるだろうな!

 

 

彼の瞳は紅く染まっていた。

 

 

 

 

 

 

 

梨璃「お姉様・・・。」

 

夢結「見ないで梨璃・・・。私を見ないで・・・。

ルナティックトランサーは、とてもレアスキルなんて呼べるものじゃない・・・こんなもの、ただの呪いよ。

憎い・・・何もかも憎くなる・・・。憎しみに呑み込まれて、周りにあるものを傷つけずにいられなくなる。彼も傷つけてしまった。・・・呪われているのよ、私は・・・。

美鈴様を殺したのは私だわ。私が・・・この手で・・・あのダインスレイフで・・・。」

 

梨璃「お姉様、しっかりして下さい!」

 

夢結「いやよ!私もヒュージと何も変わらない・・・!」

 

梨璃「夢結様!」

 

夢結「いや・・・来ないで。」

 

梨璃「こっち向いて下さい!美鈴様はヒュージと闘ったんです。・・・お姉様のせいじゃありません!」

 

梨璃「そんなの梨璃に分かるわけない!」

 

梨璃「分かります!お姉様がこんなに想っている人を手にかけるはずないじゃないですか!」

 

夢結「私にはあなたを守れない・・・。シュッツエンゲルになる資格もない・・・。一人でいたかった訳じゃない。一人でしか居られなかっただけよ。私には何の価値もない・・・。」

 

梨璃「お姉様とシュッツエンゲルになれてわたし、すごく嬉しかったんですよ?」

 

夢結「分からない・・・私には分からないわ、あなたの気持ちなんて。私に愛されるのが嬉しいなんて・・・!」

 

梨璃「美鈴様だって、きっとわたしと同じです!」

 

夢結「あなたに何が分かるのよ!?」

 

梨璃「分からないけど、分かります!それに・・・黒鉄さんはどうするんですか!あの人はいつもお姉様を心配しているんですよ!」

 

夢結「・・・ッ!?」

 

梨璃「お姉様がルナティックトランサーを発動したらまた私が止めます。何度でも止めます。何をしても止めます。たとえ・・・刺してでも。・・・だから・・・。」

 

夢結「ありがとう、梨璃・・・。」

 

梨璃「はい、お姉様・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二水「ヒュージの腕は残り2本です!先端部はオオマツ三丁目と六丁目交差点に展開中!」

 

 

蓮夜「ゼェア!!」

 

彼はギアの刀身だけを6本浮かせて、ヒュージへと向かって突撃隊する。

ヒュージも光線で迎え撃つが、今までとは比べ物にならない速さで全てを躱しヒュージに一撃を叩き込む。

ヒュージも触手で追い払おうとするがそれを空中にあるものギアを飛ばしている迎撃、触手をはじき返す。

すると彼は一気に加速しヒュージの身体を縦横無尽に切り刻む。

 

 

楓「すごいですわね・・・!」

 

神琳「さっきまでは相手の攻撃を躱すか逸らしてから反撃する慎重な戦い方でしたのに・・・今は豹変したかのように攻め続けていますね。どうしてしまったのでしょうか?」

 

梅「それよりも今がチャンスだ!あのダインスレイフ、絶対取り戻す!」

 

楓「無論です!ヒュージがチャームを使うなんて有り得ませんわ!」

 

 

 

梅は縮地を使いながら触手を走り、ダインスレイフの元へと向かう。

 

 

梅「でりゃ!!」

 

 

ダインスレイフの元に到着し引き抜こうとするが、

 

梅「あっ、くそ!!」

 

 

ダインスレイフはなかなか抜けない。

 

梅が悪戦苦闘しているところに楓と鶴紗がやってくる。

 

 

梅「お前ら!?」

 

楓「急ぎましてよ。」

 

 

3人に触手が襲いかかろうとするが、

 

 

雨嘉「ふっ!!」

 

神琳「はっ!!」

 

ミリアム「わしも目立ちたい!!」

 

 

3人が触手を弾き飛ばす。

 

 

蓮夜「くらえ!!」

 

 

蓮夜のCHARMと飛ばしたギアがそれぞれ触手の付け根を切りつけ最後の2本を切断する。

 

 

二水「わ、わたしも行かなくちゃ・・・。」

 

 

 

二水もヒュージに攻撃を仕掛けようとしたその時、

 

 

梨璃「待って!」

 

夢結「待ちなさい!」

 

二水「へっ!?」

 

 

梨璃と夢結の2人が戻ってきた。

 

 

二水「梨璃さん!夢結様!」

 

梨璃「二水ちゃんはそこにいて!」

 

 

2人は左右に別れて射撃でヒュージに攻撃する。

 

その衝撃でダインスレイフが抜ける。

 

 

梅・楓・鶴紗「「「抜けた!!」」」

 

 

彼女達が離れた直後彼女達がいたところを光線が襲う。

それはヒュージ自身に直撃し大爆発を起こす。

 

 

梨璃達の方へ戻ってきた梅がダインスレイフを地面に刺して3人とも座り込む。

 

 

梅「はー。取り返したぞ!」

 

楓「死守命令、果たしましたわ。」

 

梨璃「だ・・・大丈夫ですか、みなさん。」

 

 

梨璃は梅が持っているCHARMを見ながら、

 

 

梨璃「これが・・・あのヒュージに・・・。」

 

梅「これ、やっぱり夢結が使ってたダインスレイフだな。傷に見覚えがある。」

 

 

全員『・・・。』

 

夢結「ええ・・・。」

 

 

そこに、

 

 

蓮夜「夢結もう大丈夫なのか?」

 

 

彼が戻ってきた。

紅く染まっていた瞳は黒く戻り表情もいつものものに戻っていた。

彼の足元から黄緑色の炎が吹き出し広がる。

それに触れたみんなの傷がなくなり、

 

 

夢結「ええ、大丈夫よ。みんな心配をかけてごめんなさい・・・。」

 

蓮夜「それは後でな?それに・・・。」

 

雨嘉「あいつ、まだ動いてる・・・。」

 

梨璃「あの・・・わたしたちでやって見ませんか?」

 

楓「何をです?」

 

 

梨璃は懐から特殊弾を取り出し、

 

 

梨璃「ノインヴェルト戦術です。」

 

 

そして梨璃は梅の方を向き、

 

 

梨璃「梅様。最初、お願いできますか?わたしだといきなり失敗しちゃいそうで・・・。」

 

 

梅は笑いながら特殊弾を受け取り、

 

 

梅「ははは。人使い荒いぞ、うちのリーダーは。じゃあ、梅の相手は・・・。」

 

 

周りを見渡し、

 

 

二水「え、わ、わたしですか〜!?」

 

梅「ほんじゃあ、二水が撃って!」

 

 

梅は特殊弾を弾き飛ばす。

それは二水のCHARMの挿入口に綺麗に収まり特殊弾が装填される。

 

 

二水「ぎゃーー。何するんですか!?何を撃つんですか!?まさかヒュージ!?」

 

梅「梅をだよ。ほら撃て!」

 

二水「えぇ!?気は確かですか梅様。わたし人を撃つなんて訓練したこ」

 

梅「早くー!」

 

二水「はいぃぃ!!ひぃ〜〜!」

 

 

二水が梅に向かって撃つとマギスフィアが射出され梅はCHARMでそれを受け止めた。

それによりマギスフィアの色が水色から黄色へと変わる。

 

 

二水「マ、マギスフィアが・・・!」

 

梅「感じるぞ!これが二水のマギか!じゃあ次は・・・。」

 

 

そう言うと梅は雨嘉の方を向く、

 

 

雨嘉「え!?わたし!?」

 

 

梅はCHARMを突き出した状態雨嘉に向かって走り出す。

 

 

梅「わんわん!CHARM出せ!」

 

 

梅は雨嘉のCHARMに自身のCHARMを叩きつけるようにマギスフィアを渡す。

 

 

雨嘉「梅様、近くありませんか・・・!?」

 

梅「前に夢結と梨璃がやってたんだ!こうすればパスは外れないだろ!」

 

雨嘉「こんなの、教本にない・・・!!」

 

 

マギスフィアの色が黄色から緑へと変わる。

 

 

ミリアム「おっし!こんどはわしによこすのじゃ!」

 

雨嘉「そんなにがっつかないで・・・!」

 

ミリアム「ちゃんと狙うんじゃぞ・・・鶴紗!」

 

鶴紗「切っちゃったらごめん。ほらよ神琳。」

 

神琳「もっと優しく扱えません!?気を付けて。思った以上に刺激的ですよ!?」

 

楓「望むことろですわね!」

 

マギスフィアの色が緑から紫、紫から赤、赤からオレンジ、オレンジから白へと変わっていく。

 

 

楓「うふふ・・・!私の気持ち、受け取ってくださいな、梨璃さん!」

 

梨璃「み、みんなのだよね!?」

 

梨璃も楓のCHARMからマギスフィアを受け取ろうとするが、

 

『パキーン』

 

梨璃のCHARMが耐えきれず折れてしまう。

 

 

楓「私の愛が強すぎましたわ!?」

 

 

遠くへ飛んでいくマギスフィアを蓮夜が受け止める。

 

 

蓮夜「最後任せたぞ!夢結!」

 

 

夢結の方へとマギスフィアを飛ばし、彼のCHARMが砕けクリスタルコアも真っ二つに割れてしまう。

 

 

それを夢結が受け取り、

 

 

夢結「いえ、限界よ。無理もないわ。梨璃!!いらっしゃい!!」

 

梨璃「お姉様!?」

 

梨璃は彼女の元へと跳ぶ。

 

 

夢結「いくわよ、このまま!」

 

梨璃「・・・はい!」

 

2人がCHARMを合わせると青色だったマギスフィアが一瞬灰色に輝いてから大きくなり薄紫色に変わる。

 

 

夢結「大丈夫、できるわ!」

 

梨璃「・・・はい!!」

 

 

2人はヒュージに向かってCHARMを向け、

 

夢結・梨璃「「やああああぁっ!!」」

 

 

光と共にがヒュージを貫いた。

 

 

夢結「梨璃・・・。私は、あなたを信じるわ。」

 

梨璃「お姉様・・・?」

 

楓「何やってますの!?」

 

ミリアム「さっさと離れるのじゃ!!」

 

 

彼女達がヒュージから離れると大爆発が起こりヒュージは跡形もなく消滅した。

 

 

彼女達は草原に寝転がり、その様子を彼は静かに見ていた。

 

 

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