アサルトリリィ Abnormal Transition 作:0IN
結梨「へぇ〜。これが指輪?」
梨璃「嵌めてみて。」
結梨「うん。」
結梨が指輪を嵌めると、マギが指輪に流れ光りだす。
結梨「ほぉ〜。」
神琳「これであなたも正式に百合ケ丘のリリィの一員ね。」
夢結「指輪にあなたのマギが馴染むまで、しばらくそのままにして。」
結梨「どんくらい?」
夢結「2、3日くらいね。そうすればCHARMとも契約が出来るようになるわ。」
蓮夜「これって結構時間が掛かるんだよな・・・俺の場合は何故か1週間も掛かったし・・・。なんでこれが必要なんだ?て初めの頃は思ってたな。」
夢結「CHARMと契約して扱うためよ。あなたも説明は受けていたでしょう?」
蓮夜「受けてはいたが、元々契約とか要らないもので戦ってたからな。」
数日後、結梨がCHARMに触れるとコアが光り彼女とCHARMとの契約が完了した。
結梨「おぉ〜。」
楓「ふん!北欧の田舎メーカーじゃなくグランギニョルでしたら社割でワンランク上のものが手に入りますのに。」
ミリアム「このグングニルは中古じゃが、わしら工廠科が丹精込めて全ての部品を一から組み直しておる。新品より扱いやすいぞい。」
楓「あらそう。」
蓮夜「それにこれは百由が改造したやつだからな。性能も折り紙つきだ。」
ミリアム「なんじゃと!わしはそんなこと知らんぞ!」
蓮夜「だってこの刀身と銃身、百由が性能向上のためにってバインドを術式に組み込んだやつだぞ?俺も手伝ったから見覚えがあるし。」
ミリアム「何を組み込んだのじゃ!」
蓮夜「確か、重量軽減に耐久性向上、あとはマギ伝導率向上だったかな?グングニルだから扱いやすさ重視にするって言ってたし。」
ミリアム「・・・それなら問題なさそうじゃ・・・。」
結梨「ねぇ梨璃、リリィってなんで戦うの?」
梨璃「え?えっと、それはヒュージからみんなを守るため・・・。」
夢結「誰だって、怯えながら暮らしたくない・・・それだけよ。」
結梨「くんくん。」
結梨は夢結に近づき匂いを嗅ぎ始める。
結梨「夢結、悲しそう。」
夢結「表情が読めないとはよく言われるけど。」
梅「なんだ匂いでわかるのか?」
彼女は次に梨璃と少し離れたところにいる蓮夜を除く全員の匂いを嗅ぎ始める。
そしてソファーに座ると、
結梨「みんなも悲しい匂いがする。」
神琳「誰だって何かを背負って戦っているわ。そういうものかもね。」
結梨「くんくん・・・。梨璃はあんまり匂わないのに・・・。」
梨璃「お気楽なのかな?わたし、あはは・・・。」
楓「いいんですのよ!梨璃さんはいつまでもそのままで、純新無垢さが梨璃さんの取り柄ですもの!」
鶴紗「無い物ねだり・・・。」
ミリアム「じゃなじゃな。」
結梨「くんくん・・・。あっ!でも今の夢結は梨璃がいるから喜んでる。梨璃が居ないといつも寂しがってるのに・・・。」
夢結「そ、そうかしら・・・。」
二水「夢結様が動揺してます。」
ミリアム「匂いは誤魔化せないようじゃな。」
そして彼の匂いを嗅いでないことに気がついたのか結梨は彼に近づき匂いを嗅ぎ始める。
結梨「くんくん・・・。あれ?」
梨璃「どうしたの、結梨ちゃん?」
結梨「分からないの・・・。」
梨璃「どういうこと?」
結梨「蓮夜から何も匂わないの・・・。」
蓮夜「俺ってそんなに能天気だったのか?」
楓「そうは見えませんが・・・。」
夢結「・・・。」
結梨が元の場所に戻り、
結梨「わかった!結梨もヒュージと戦うよ!」
梨璃「無理しなくていいんだよ。まだ記憶も戻ってないんだし・・・。」
結梨「うん、ちっとも分かんない、だから沢山知りたいんだ。」
梨璃「結梨ちゃん・・・。」
梅「あはは、そんなこと言われたら断れないな。」
神琳「さて、結梨さんのこともひと段落したところで、次は雨嘉さんね。」
雨嘉「・・・?」
神琳「これとコレ。」
神琳が何かを取り出す。
雨嘉「えっ?」
神琳の手には巫女のような衣装とメイドが付けてそうなエプロンが握られていた。
神琳「この日のために用意したの。」
ミリアム「こんなのもあるぞい、ウヒヒ。」
鶴紗「あ〜猫耳も外せない。」
2人の手にもドレスのようなものと猫耳があった。
雨嘉「・・・いや、やめて。」
雨嘉は逃げようとするが捕まり、3人に着せ替え人形にされる。
梨璃「神琳さん達何をしてるのかな?」
二水「雨嘉さんをコスプレ部門に出場させるって。」
楓「雨嘉さんを?ちょっと地味じゃありません?」
二水「まだ何にも染まっていないのが言いそうです。」
楓「そういうものですか?」
梅「お前、本当に梨璃にしか興味ないんだな・・・。」
楓「そりゃそうですわ!はわっ!?」
雨嘉の方を向くと、
猫耳和風メイドのような姿になった雨嘉がいた。
神琳「やりましたわ!」
ミリアム「やりきったのう!」
雨嘉「えっ、え〜〜と・・・。」
鶴紗「可愛い〜。」
梅「おぉ〜、わんわん可愛いな!」
雨嘉「えっ・・・?」
神琳「黒鉄さん、雨嘉さんはどうでしょうか・・・あら?」
神琳が彼にも意見を聞こうと部屋を見渡すが、彼の姿はどこにもなく、
神琳「黒鉄さんはどこに行ったのでしょうか?」
梨璃「あっ、黒鉄さんならなんだかいや予感がすると言って雨嘉さんの着替えが始める前に出ていきました!」
神琳は彼を呼び戻したのだった。
数日後、学院の生徒はグラウドに集合していた。
二水「まずは、クラス対抗戦ですね。わたし達1年椿組は二人一組で技を競います。」
楓「うふふ、お邪魔虫の入らないここならば無防備な梨璃さんは私の思うがままですわ。」
彼女は梨璃の手を握ろうとしたが、見てみると握っていたのは結梨の手で、
楓「あら?な、なぜ結梨さんがここに?」
結梨「わたしも椿組だから。」
楓「なんですって!」
梨璃「編入されてもう1週間たってるよ。」
楓「お邪魔虫2号・・・。」
神琳「先生の話を聞いていないのですか?」
楓は清々しい顔で、
楓「あいにく都合の悪いことは記憶に残さないたちなので。」
鶴紗「ポンコツか・・・。」
午前の競技が終わり、午後の部がはじまった。
二水「午後1番の競技は、混成レギオンによる的と棒倒し、的を落とすか棒を倒せば勝ちです。」
結梨「よし、頑張るぞ!」
梨璃「ああ、わたし達は見学ね。」
結梨「なんで?」
梨璃「この競技は各レギオンから選抜されたメンバーで行うんだって。」
梅「結梨、梅と変わるか?」
結梨「・・・?」
梅「習うより慣れろって言うだろ。」
梨璃「そんなダメですよ!結梨ちゃんはまだCHARMにも慣れてないですし、怪我したらどうするんですか!」
梅「へいへい・・・。」
結梨「むぅー。」
蓮夜「やっと出番が回って来たな。」
夢結「やるからには、勝ちに行くわよ。」
蓮夜「わかってる、元々そのつもりだ。」
彼もこの競技に参加しており、参加メンバーは、
緑チーム
・二年:吉村・Thi・梅
・二年:谷口 聖
・一年:森 辰姫
・一年:倉又 雪陽
・一年:黒川・ナディ・絆奈
青チーム
・二年:白井 夢結
・二年:黒鉄 蓮夜
・一年:田中 壱
・一年:清家 知世
・一年:北河原 伊紀
黄色チーム
・二年:竹腰 千華
・二年:石上 碧乙
・一年:楓・J・ヌーベル
・一年:高須賀 月詩
・一年:金箱 弥宙
オレンジチーム
・三年:村上 常磐
・二年:山梨 日羽梨
・一年:郭 神琳
・一年:遠藤 亜羅椰
・一年:伊東 閑
ピンクチーム
・三年:遠野 捺輝
・三年:田村 那峐
・三年:ロザリンデ・フリーデグンデ・v・オットー
・二年:木古 都々理
・一年:ミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウス
となっていた。
蓮夜「なんかミリアムさんのところだけ三年生多くないか?」
夢結「クジなのだから仕方がないでしょう。・・・それで、そのケースは?」
彼はCHARMケース2つ腰に下げていた、
夢結「あなたのレアスキルは円環の御手ではなかったはずだけど・・・。」
蓮夜「これか?まぁ、始まってかのお楽しみだな。」
メンバーの様子を見ていると、壱がミリアムに対して何かのジェスチャーをしており、
ミリアム「ちびっ子には負けんじゃと・・・にゃろめーい!」
二水「競技開始です!」
競技が始まるとすぐ、
弥宙「私とお手合わせお願いします。夢結様!」
月詩「こんな時でないと構って貰えませんから!」
辰姫「倒しちゃったら、ごめんなさいです!」
3人が夢結へと向かって突っ込む。
亜羅椰「ちょっと抜けがけしないでよ!」
3人に対して夢結は構えて迎え撃つ。
依奈「こら!夢結は敬遠しなさいって言ったでしょう!」
天葉「しょうもない子達ね。」
樟美「いいな〜。」
依奈「それに、蓮夜がヤバそうなのを持って突っ込んで来てるから防衛に周りなさいよ!」
天葉「それにしてもCHARM2つか・・・だけど彼のレアスキル円環の御手じゃなかったような・・・?」
弥宙・月詩・辰姫『いざ!』
夢結「ハァ!」
3人には夢結に瞬殺されていた。
夢結「もっと本気でいらっしゃい。」
蓮夜「あっちも派手にやってるし俺もやるか!」
彼がケースに手をかけるとケースが分離して中のものが現れる。
出てきたものは射撃形態にそのまま刀身を付けたような変形機構の見当たらない2振りのCHARMだった。
コアも側面ではなく持ち手とサイトのようなものの間に付いており、一般的に使われているCHARMに比べて無骨さの目立ち、その表面は黒く輝いていた。
彼はそれをそれぞれを緑とオレンジチームの的に向けて狙いを定め、接近しながら打ち込んだ。
その射撃は当然防がれるが、その隙をつきピンクチームが緑チームへと攻撃を仕掛けたためオレンジチームへと接近する。
神琳「この先には行かせませんよ?」
蓮夜「いいや、通らせて貰うぞ!」
彼が射撃を行うが彼女はそれを受け流し全ての攻撃を防ぐ、そこに彼が急接近し右で突きを放つ。
彼女はそれもガードし射撃形態に変えて近距離で打ち込む。
それを下がりながらCHARMで弾きまた射撃を行う。
彼女はこちらを倒す気はないようで自チームの棒から離れず牽制と防衛に専念する。
しばらく膠着状態が続いたその時、
ミリアム「必殺!フェイストランセンデンス!」
ミリアムが壱に向けて砲撃を放つ、
壱「避けてしまえば皆同じよ!」
ミリアム「へへへっ、避けてくれてありがとうなのじゃ。」
壱「えっ!」
その砲撃は壱ではなく青チームの的を狙っていたようで、彼女の攻撃が的へと迫る。
蓮夜「やらせねぇよ!」
彼がすぐさま棒のすぐ近くに置いてあったギアを起動、そのまま浮遊させて砲撃と的の間に滑り込ませる。
そのギアは盾の形をしており表面は鏡のようになっていた。
ギアに当たると反射しその砲撃は神琳のすぐ近くへと打ち込まれる。
神琳「きゃぁ!」
その隙に彼女の横をすり抜けてオレンジチームの棒へと向かう。
亜羅椰「やらせないわよ!」
亜羅椰がすぐさま彼を抑えようと迫る、
彼は彼女に向かって射撃を行い、
亜羅椰「そんなもの当たりません!」
亜羅椰が最小限の動きで躱そうとすると、弾丸は網状に広がり彼女を拘束する。
亜羅椰「ちょっ、何よこれ!」
彼女が網から抜け出せないうちに彼は的へと射撃をしそれは的に命中、オレンジチームはリタイヤとなる。
壱「防がれたようね。グロピウスさん、貰ったわ!」
ミリアム「だと思っていたわい!」
その頃ミリアムは1回その場で回転しすぐさま壱へと狙いを定め直し、
ミリアム「2回目の必殺!フェイストランセンデンス!」
2度目の砲撃が打ち込まれる。
壱「えっ!?きゃぁ!」
それは壱に命中し彼女は気絶する。
ミリアム「まあ、わしが本気を出せばこのくらい・・・。」
彼女も倒れ、2人ともリタイヤとなった。
蓮夜「よっし、次は・・・。」
彼が周囲を確認すると、夢結がオレンジチームへと咬月を仕掛けており、楓以外は全員やられていた。
蓮夜「あっちはすぐ終わるだろうし、俺は」
緑チームとピンクチームの乱戦に乱入しようとそちらを向くと、
梅「隙だらけだぞ!」
蓮夜「・・・!」
後ろを見ると、梅がCHARMを横薙ぎに振ってきており、迎撃が間に合わないと判断すると彼はそれをしゃがんで回避、そのまま上を見ずに射撃、左手のCHARMを手放し懐からソーンのギアを取り出し地面に投げる。
梅「おっと!」
梅は縮地を使いそれを回避するが、その間に彼も体勢を立て直した、
蓮夜「梅、チームの防衛は大丈夫なのか?」
梅「問題ないぞ!残りは蓮夜と夢結のチームと楓のチームだけだからな!」
その言葉に、ピンクチームの陣地を確認すると棒が倒れており守っていたであろう生徒が呆然とそれを見ていた。
蓮夜「お前・・・縮地で奇襲仕掛けたな?」
梅「よくわかったな!三年生が多かったからさすがにキツかったから速攻で落としてきたぞ!」
蓮夜「俺も同じ理由であそこは避けてたが・・・結構お前も容赦ないな。」
梅「戦いなんてそんなものだろう?とにかく次をやるぞ!」
梅は縮地を使い彼に急接近しその勢いのままCHARMを振り下ろす。
それを左で受け流し右で突きを繰り出すが、それはあっさりと躱されてしまう。
彼が両手のCHARMで射撃を仕掛けるが、彼女はそれを紙一重で躱し急接近そのまま今度は横薙ぎに振ってくる。
それを防ぎそのまま押さえ込もうと考えたのか彼はCHARMをクロスさせて守りを固めるが、彼女は身体を捻りそのまま体ごと逆向きに回転させて守りの薄い反対側に攻撃する。
それが命中し決着が着いたと思ったが、攻撃を受けた彼の姿が歪みそのまま消えてしまう。
彼女は何かを感じたのか何もない方向にCHARMを向けると、そこから弾丸が飛んできた。
それを防ぎ飛んできた方向を見ると、空間が歪みそこから彼が姿を現した。
蓮夜「やっぱり一筋縄では行かないか・・・。」
梅「いつの間に幻を仕掛けたんだ?」
蓮夜「今は言えないな!」
今度は彼が彼女に向かって急接近しながら射撃を行う。
彼女はそれを難なく回避するが回避した方向には彼がおり両手のCHARMでの斬り下しをする姿があった。
それを間一髪で躱し縮地を発動、彼の後ろをとる。
それを斬り下しの勢いを利用し、前転の要領で回避した彼は腕の力で飛び上がり、上下逆さまのまま彼女に向かって射撃した。
チャンスと感じたの彼女は弾丸を気にすることなく急接近しそのまま攻撃を仕掛けるがそれは彼がCHARMをクロスさせて防がれる。
だがその一撃で彼の体勢は崩れ。
梅「私の勝ちだな!」
彼女はCHARMを振り下ろす。
しかし、
夢結「これは個人戦じゃないのよ?」
そんな彼女の背後から声が聞こえ振り向くとそこには、
CHARMを射撃形態で構えた夢結がいた。
蓮夜「隙だらけだ!」
梅「しまっ!」
彼は梅のCHARMを弾き、その直後彼女へと夢結の放った弾丸が直撃する。
これにより彼女は動けなくなり、梅はリタイヤとなった。
夢結「お疲れ様。」
蓮夜「そっちこそ、あとありがとな、マジで助かった。」
夢結「どういたしまして。」
蓮夜「あとは緑チームだけだな。」
夢結「・・・そうね。」
その後すぐに緑チームの棒は倒され、青チームの勝利となった。
CHARMの簡単な点検を終え、彼女達の元に向かうと、
ミリアムがやるはずだった百由作のヒュージロイドとのエキシビションマッチに結梨が出ており、CHARMを向けながらヒュージロイドの前に立っていた。
蓮夜「これってミリアムさんが出るんじゃなかったのか?」
梅「ああ、それならミリリンの代わりに登録し直しといたぞ。」
梨璃「そんな!」
梅「相手は百由の作ったなんかだろ?大丈夫じゃないか。」
楓「百由様だから心配なのでは?」
蓮夜「確かあれっても」
彼がなにか言おうとすると地面から檻のようなものが現れて結梨とヒュージロイドを囲う。
百由「あらら、間に合わなかったか。」
梨璃「あっ、百由様、どうにかしてください!」
百由「いや〜、この檻勝負が終わるまであかないのよ。」
梨璃「ええ〜!」
梅「要は結梨が勝てばいいんだろ?」
雨嘉「エキシビションだから当然リリィが勝つように設定して・・・ありますよね!」
百由「いいえ、その逆よ!ゴリゴリにチューニングして、グロッピもイチコロのはずだったのに・・・結梨ちゃんが危ないわ!」
自信満々に説明を始めた百由だったが徐々に顔色が青くなり、
ミリアム「百由様!いったいわしをどうするんです気だったんじゃ!?てっ、慌てるのが遅いわ!!」
百由「名付けて、メカ・ルンベルシュティルツヒェン君よ!」
ミリアム「名前まであるのか!よっぽどお気に入りじゃのう!」
2人が言い争っている横で、
梨璃は檻にしがみつきながら膝をついていた。
梨璃「初心者が無茶するのはわたしの役目じゃなかったんですか〜!?」
神琳「時代が変わったのでしょう。」
二水「はい!百合ケ丘のゴシップは今やすっかり謎の美少女、結梨ちゃんに取って代わらましたから!」
梨璃「二水ちゃんまで!?」
結梨「梨璃!わたしやるよ!」
梨璃「結梨ちゃん・・・。」
結梨「わたしもリリィになりたいの!リリィになってもっとみんなのことが知りたいの!だから見てて!」
夢結「信じなさい梨璃、あの子はちゃんと見ているわ。あの子をちゃんとご覧なさい。」
蓮夜「そうだぞ梨璃さん・・・ヤバそうになったらヒュージロイドにこれ撃ち込んで破壊するから!」
そう言いながらCHARMを一本取り出し懐から取り出した弾丸を装填し檻に銃口をねじ込むように入れて構えた。
梅「それはなんなんだ?」
蓮夜「これか?これは徹甲起爆弾っていってギアを弾丸代わりにして撃ち込んだ対象を内部爆発させるものだよ。さっき使ったネットの別タイプみたいなもの。」
梅「それ・・・結梨も危ないくないか?」
蓮夜「大丈夫だ、内部だけに影響を与えるやつだからそもそも小規模出しあの大きさなら内部のものが飛び出してくることはないから。」
結梨がヒュージロイドに向かってCHARMを構える。
その構えは先程の夢結と酷似していた。
雨嘉「あれは!」
鶴紗「夢結様の型・・・。」
ヒュージロイドが起動し回転をしながら碗部にで結梨を攻撃する。
それを結梨はCHARMで防ぐがその一撃は重くCHARMが軽く弾かれる。
そこにヒュージロイドは畳み掛けるように連続で攻撃を行うが、彼女はそれを何度か防ぐ。
那岐「押された時は間合いを足りなさい!」
ロザリンデ「そう、相手のペースは崩すためにあるのよ!」
眞悠里「止まらずに動いて!相手に隙を作らせれば勝機がある!」
相手の攻撃を逸らした彼女はヒュージロイドの頭部を足場に相手の上をとり攻撃しようとするがヒュージロイドが腕を伸ばし攻撃をしてきたので防御する。
そのまま地面に着地し接近、ヒュージロイドが大ぶりの振り下ろしをしてくるがそれを前転の要領で躱し一撃を入れる。
周りの生徒からの応援の声が聞こえ、
梨璃「みんな・・・。」
夢結「梨璃、私が最初に手ほどきした時のこと覚えているでしょう。最初に教えたのは?」
梨璃「はい、あえて受けて流して斬る。」
夢結「そう、ほら。」
ヒュージロイドの攻撃を体勢を低くしてCHARMで流し、
梨璃・夢結「あえて受けて、流して・・・斬る!」
ヒュージロイドの動きが止まったその瞬間、彼女はCHARMで相手の胴体を横一閃に斬り裂く。
そのまま体勢を変えて縦に斬り裂きヒュージロイドは十字に斬られそのままバラバラになった。
吏房「やったー!っと、失礼。」
高松「・・・。」
結梨はこちらに振り向き。
結梨「梨璃!みんな!見てた。わたし、出来たよ!」
元気にこちらへと駆け寄って来る。
梨璃が結梨に抱きつき、
梨璃「うわぁーん、結梨ちゃん偉いよ〜!」
結梨「うんうん、泣くな梨璃!」
結梨は梨璃の頭を撫でていた。
その後、雨嘉がコスプレ部門の最優秀リリィに選ばれ戦技競技会は幕を閉じた。
鶴紗「雑なオチだな・・・。」
雨嘉「にゃ、二ャーー。」
鶴紗「ふにゃーーー!?」
そうして、雨嘉はリリィ新聞に載り、本人は羞恥心のあまりしばらく部屋に引きこもった。