アサルトリリィ Abnormal Transition 作:0IN
ヒュージを捕獲に向かってからしばらく探したがヒュージは一行に見つからず。
梨璃「いませんねぇ・・・」
楓「入学式の前からくたびれ果てましたわ。」
蓮夜「そうかも知れませんがいつ相手が出てくるか分かりませんから油断しないで行きましょう。」
夢結「・・・蓮夜あなたいつまでそのような話し方でいるつもりかしら、はっきり言わせて貰うけれど違和感しかないわよ。」
楓「なんのことなのでしょうか?」
夢結「いつもの話し方に戻しなさい。こちらも疲れるから・・・」
蓮夜「了解・・・女子校だからこういうことはきちんとした方がいいと思ったが逆にダメだったか?」
夢結「そうね・・・違和感しかなかったわね。」
蓮夜「それはそうと夢結お前変わったな・・・やっぱりあのことか?」
夢結「あなたには関係ないわよ。それとなぜあなたがここに?」
蓮夜「市街地に入りかけたヒュージを狩ってたんだがその時にリリィに見つかってな・・・そのまま検査されて勝手に話が進んでこうなった。」
夢結「あなたなんて無茶なことをしているの!!」
蓮夜「市街地までアイツらが来たら不味いだろ?それに戦う手段があったからな。」
夢結「CHARMも持ってないのにどうやって倒そうと言うのよ!!」
蓮夜「それは一旦後にして・・・1人この話についていけてないやついるから後でな。」
2人が言い合っているなか話についていけず固まっていたが彼のその言葉で動き出し。
楓「あ、あのお二人方はどのようなご関係で?そしてCHARM無しでヒュージと戦っていたとは?」
蓮夜「ええそれでした
楓「私にも先程の話し方で構いませんわ。」
蓮夜「わかった。簡単に言うと俺と夢結は幼馴染なんだよ。直接あったのは2年前位が最後だったが月一ぐらいで連絡は取り合ってたんだよ。」
夢結「そういうことよ。連絡を取り合うと言っているけれども基本的に彼から電話が来る場合がほとんどね。彼かなり心配性だから。」
楓「そ、そうでしたか。理解出来ましたわ。それでCHARM無しでヒュージと戦っていたとはどのようにして戦闘をしていたのですか?ヒュージには現代兵器は聞かないはずですのに?」
蓮夜「それは
その時
夢結「一柳さん!」
梨璃「え?」
梨璃が振り返るとそこには崖に空いていた穴から出ようとしているヒュージがいた。
梨璃「うわぁ!で、出たぁ!!」
ヒュージは梨璃に狙いを定めたのか近づいて来る。
その時楓がCHARMを射撃形態にして構え梨璃に向かって叫ぶ。
楓「おどきなさい、梨璃!」
けれども聞こえていないのか立ち止まったままCHARMを起動しようとするが。
梨璃「う、動かない!?」
CHARMは動かずその驚きで動けなくなってしまう。
梨璃が動けないでいるところにヒュージは刃物のように鋭い足を振り上げて攻撃をしようとする。
だが攻撃が届くよりも早く動いた夢結が梨璃を抱き抱え自身の制服のボタンを引きちぎり地面に叩きつけた。地面に接触した途端に激しい光りが発生する。
蓮夜「これは一度引いた方がいいぞ!!」
と言いながらビー玉サイズの球体をヒュージの前方辺りの地面に投げつけた。それが地面に接触した途端にこちらは大量の煙が発生した。
夢結「そうね!ここは引きましょう!」
ヒュージが自分達を見失っているうちに一時撤退をするのであった。
近くに橋があり一旦その下に隠れることにし
梨璃「うぅっ!?」
楓「あなた、CHARMも使えないで、一体何をなさるおつもりでしたの!?」
梨璃「ごめんなさい。わたし・・・。」
梨璃を問い詰める楓に夢結が
夢結「いいえ、一柳さんをそこまでの初心者と見抜けなかった私の責任です。」
楓「それは・・・。」
楓「だからって・・・自重すべきでしょう。あなたは・・・。」
その言葉に表情を暗くする梨璃。
夢結「2人とも少しの間、周りの警戒をお願いします。」
蓮夜「了解」
楓「え?は、はい」
夢結は何かをするようなので楓と2人で周囲の警戒をしていると。
楓「あなた・・・どうしてCHARMを起動させませんの?まさか梨璃さんと同じで契約をしていないというわけでわありませんわよね?」
蓮夜「あぁ、CHARMとの契約はちゃんとしているがちょっと理由があって使う訳には行かないんだ。」
楓「それではどうするおつもりで?」
蓮夜「これを使うつもりだよ。」
そう言い懐から2本のグリップのようなものを取り出してそれを腰のベルトに着いていた筒状のものに差し込み引き出した。そうするとグリップの先端にカッターの刃のようなものが着いていたがこのようなものでは決してヒュージ対抗できるとは思えないほど貧弱そうものであった。
楓「そのようなもので一体どうやってヒュージと戦うと言うのですか??」
蓮夜「戦闘が始まればわかるよ。これはそこまで
と言い周りの警戒を始めた。
ふと気になり夢結達の方を見ると梨璃のCHARMとの契約をしているようだ。
そして上を見上げたその時
楓「来ましたわ!」
ヒュージが上から楓に向かって襲い掛かる。
それをCHARMで受け止めることに成功する。
その攻撃は重く彼女の足元がひび割れ砕けてしまう程で受け止めるのに精一杯であり動けないでいた。
そこにヒュージは足を変形させて挟み込むように楓を攻撃しようとする。
『ガギン!』
という音とともにヒュージが横に吹き飛ばされた。
音が聞こえた方を向くとそこにはCHARMよりは小さいがそれでも人が持つには大きくすぎる剣を2本の持った彼が立っていた。
蓮夜「サポートするから好きにやってくれ!」
楓「わかりましたわ!」
次は彼に向かってヒュージが突進を仕掛ける。
それを彼は左手に持つ剣でいなし関節部に右手に持った剣を叩き込む。
ヒュージが攻撃をくらい怯んでいるうちに楓で射撃をしながら近づき近接戦に持ち込む。
それに彼が合わせてヒュージを挟んで反対側に位置し行動を阻害するようにしつつ関節部を狙い攻撃を加える。
それに対してヒュージは逃げるように大きく跳躍しながらガスのようなものを噴出。
楓「ガス!?」
夢結「大丈夫。ただの目くらましよ。」
これにより視界が悪くなる中。
楓「これじゃ、私のカッコいいところを夢結様にお見せできないんですってば!」
と言いながらヒュージを追って行く。
蓮夜「危ないから戻って来い!」
視界不良の中での単独行動は危険なため呼び戻そうとするが聞こえてないのか止まらずついには姿が見えなくなってしまう。
夢結「CHARMが起動するまで、手を離さないで。」
梨璃「は、はい・・・。夢結様、・・・いつまで?」
夢結「その時になればわかるわ。」
『キィィィ』
背後からヒュージが現れる。
それに対して夢結が攻撃を仕掛けようとする。
梨璃「待ってください!」
梨璃が夢結の腕を掴む。
夢結「え!?」
夢結も驚愕するが次の瞬間。
ヒュージが急に上へと方向転換し、追っていた楓がCHARMを向けて突っ込んで来る。
楓も突然のことであったため対応出来ず夢結と梨璃の真横のを突き抜けていった。
その直後ヒュージが真上から奇襲を仕掛けてくるがそのヒュージに対して彼が剣を2本とも振るいその時に刃を外すとこで射出、刃はヒュージの胴体に命中する。すると刃が崩壊すると共に衝撃波を発生させそれでヒュージをより遠くへ飛ばした。
その後煙が晴れ楓と合流し
楓「申し訳ありません、夢結様・・・!」
夢結「あのヒュージ、私達の合い打ちを狙ったわ。」
楓「まさか。ヒュージがそんな知恵を?」
蓮夜「普通の個体なら目くらましなんかは、使わないからな、知恵というかは微妙だが本能的に狙った可能性は十分にある。」
夢結「一柳さんにお礼を言うべきね。一柳さんが私を止めなかったら、あなた、今頃真っ二つになっていたところよ。」
楓「あなた、眼はいいのね。」
梨璃「あはは、田舎者なもんで視力には自信あります。」
蓮夜「田舎者なもんって関係あるのか?」
そのような話しをしていると周りに煙が立ち込めて
梨璃「わっ、なに!?」
煙の中からこちらにヒュージが向かって来る。
夢結「・・・ッ!」
それに対して夢結がCHARMをケースから取りだし起動そのままヒュージを地面に叩き落とす。
それに合わせて彼も追撃を入れるが足で防御される。
その足が触手状に変化し剣を2本とも掴まれる。
彼はすぐさま刃を外し拘束から抜け出し新しい刃を装着し反撃をしようとした時夢結が上空に弾かれる。
防御は成功したようだがヒュージの追撃により上へと押しやられそのまま残りの足を触手状に変えたヒュージに包み込まれてしまう。
彼は触手へと攻撃を仕掛けようとした時自分を抑えていた触手が梨璃達のいる方向へと向けられた。
そちらを見ると梨璃と楓がCHARMをヒュージに向けて走ってくる。
ヒュージはあの二人の攻撃を防ごうとしているようで彼女たちの視線から狙いが夢結を捕らえている触手だとわかり。
蓮夜「させるかよ!!」
2人の攻撃を防ごうとしている触手を切断する。
そして背後から
梨璃・楓「「やぁぁぁぁ〜!!」」
2人の攻撃は狙い通り触手を切断することに成功。
それによって解放された夢結は着地しヒュージに向かって走っていく。
ヒュージは危険を察知したのか触手を使い上空に逃げようとするが
蓮夜「逃がすか!」
彼が先程のように刃を射出する。
その刃が触手に刺さり爆発、体勢を崩したヒュージが落ちてくる。
蓮夜「決めろ!!」
夢結の攻撃によりヒュージ断末魔を出しながら真っ二つになり周囲に青い液体を撒き散らしながら壁に向かって倒れる。その衝撃で周囲の壁が崩れ始めた。
梨璃「楓さんっ!」
楓「えっ!?」
梨璃が近くにあった穴へと楓を突き飛ばしその後すぐに穴が塞がる。
夢結「梨璃!」
青い液体が降り注いで来てそれから庇うように夢結が梨璃に覆いかぶさった。
蓮夜「やっべ!」
彼もすぐに彼女たちの前まで移動して懐から緑色の金属板のようなものを取りだし上へと投げる。金属板が光肥大化ドーム状になって青い液体や瓦礫から彼らを守る。
蓮夜「これで多少はましかな?2人とも大丈夫か?」
夢結「えぇ。」
梨璃「は、はい!大丈夫です。」
蓮夜「それは良かった・・・これが落ち着いたらここを出よう。ヌーベルさんも出してあげないと行けないし。」
梨璃「はい、そうですね。それと・・・これって何なんでしょうか?」
蓮夜「あぁ、これね。これは簡易版CHARMみたいな物だと思ってくれればいいよ。」
梨璃「そうなんですか。凄いですね!」
蓮夜「ありがとな。外も落ち着いたようだしヌーベルさん助け出して帰りますか。」
夢結「えぇ、そうね・・・。」
梨璃「はい!」
その後楓を救出した3人は、学園に帰り夢結と梨璃は同じで検疫室の中にいた。
梨璃は自分が入学した理由を夢結に伝えていると。
梨璃「あれ?そういえば黒鉄さんがいませんね?」
梨璃は彼が部屋にいないことに気づき周りを見回して知ると
???『男子と女子がこういう時に同じ部屋だとダメだからだろう?』
梨璃「えっ!?」
いきなりの声に梨璃が驚き声の方向を向くとそこにはスピーカーがあり。
梨璃「あ、もしかして黒鉄さんですか?」
蓮夜『あってるぞ。この部屋マイクがあって部屋番号と合わせればその部屋同士で会話ができるらしい。』
梨璃「へぇ、そうなのですか凄いですね!」
蓮夜『普通の所だとこんなものないしな。それよりも腕怪我していたみたいだが大丈夫か?』
梨璃「はい、大丈夫です。傷は残ってしまうらしいですが、これで今日のこと、忘れずに済みそうですので。」
蓮夜『そうか・・・』
梨璃「あ、話が変わるのですが話し方が変わっていますね?」
蓮夜『あぁ、これね。女子校だから話し方とかも変えた方がいいと思ったから変えていたんだよ。こっちが素ね。嫌だったら前の話し方に変えるけど?』
梨璃「いえ、そのままで大丈夫ですよ。」
蓮夜『わかった。それじゃ改めてよろしく一柳さん。』
梨璃「は、はい。よろしくお願いします。あとわたし梨璃でいいです。」
蓮夜『わかった。これからはこれからは梨璃さんって呼ばせて貰うね。それと夢結いつまでここにいればいいんだ?』
夢結「・・・もうすぐ来るは。」
「誰が?」と2人して悩んでいると、
???「やあやあやあ、3人ともごっめんね〜。」
2人のいる部屋の扉が行き良いよく開き1人の生徒が入ってきた。
???「初めまして、私は真島百由。標本にするはずだったヒュージをうっかり逃がしちゃって。まさか厚さ50センチのコンクリートをやぶるとはおもわなかったわ〜。」
夢結「うかつなものね。」
蓮夜『ここの設備とかって安全面大丈夫なのか?』
百由「予測は常に裏切られるものよ。私達は楽な相手と戦ってる訳じゃない。そのためのリリィでしょ?もちろん夢結とあなた達には感謝はしているのよ?それとこういうことは滅多にないからそういう問題は基本は大丈夫よ。」
蓮夜『そうですか・・・』
夢結「この子の名前は梨璃よ。」
梨璃「夢結様・・・。」
百由「わかっているわ。だからこうして来たんでしょう?あー、この言い方がいけないのよね。反省してます、ごめんなさい。」
蓮夜『あ、申し遅れました。私は黒鉄 蓮夜です。よろしくお願いします。』
百由「いいよそんなに固くならないで、私のことは百由でいいわよ。こっちも蓮夜って呼ぶから。」
蓮夜『わかった。それではよろしくお願いします百由さん。』
百由「えぇ、こちらこそよろしく蓮夜。それとあなたなかなか面白そうな武器を使っているわね?CHARMと同じくマギを利用しているみたいだけどCHARMとは違うみたいだし・・・あっそうだこれが終わったら見せてくれない?」
蓮夜『こっちもCHARMの仕組みについて気になるし、こちらの仕組みを教えるのでCHARMの仕組みを教えて貰うって言う感じならいいですよ。』
百由「乗った!!それじゃすぐに行きましょ!」
蓮夜『理事長室に行かないと行けないのでその後で』
百由「あぁ、そういえばそんな話があったわね。それじゃあなたの端末に電話番号と私の部屋までの地図を送るから終わったら来てくれない?」
蓮夜『それならそういうことで、こっちの用事が終わったら伺います。』
そして会話を終わらせると準備を整えて理事長室に向かうことにした。
理事長室に着き。
蓮夜「黒鉄 蓮夜です。」
???「入りたまえ。」
蓮夜「はい、失礼します。」
扉を開き中に入るとそこには理事長代理の高松 咬月がそこにいた。
高松「君はCHARM以外にヒュージに対抗できる武器を持っているのは本当かね?」
蓮夜「はい。」
高松「君がCHARMを
蓮夜「ですがなの問題を改善しない限りCHARMを使用しようとする度の損害が大きいものとなりますが・・・」
高松「わかっておる。じゃから君には工廠科に編入してもらおうと考えている。」
蓮夜「CHARMを自ら作れと言うことですね。」
高松「そうじゃ。そうすれば君が持っている知識も利用しつつ
蓮夜「わかりました。」
高松「何かあった場合は真島君を頼ると良いじゃろう。彼女ならきっと力になってくれるはずじゃ。」
蓮夜「わかりました。それでは失礼します。」
そして理事長室から出ていった。