アサルトリリィ Abnormal Transition   作:0IN

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第22話

蓮夜「どうにか間に合ったか・・・。」

 

 

彼が彼女達が大きな怪我をしていないことを確認し安心していると、

 

 

夢結「どうして、あなたがそれを・・・。」

 

蓮夜「そんなの簡単だろ?・・・俺がお前達が言う死神だからだよ・・・。」

 

 

そこに梨璃達が戻って来る。

 

 

梨璃「黒鉄さん!?どうしてここに・・・それにその目は・・・?」

 

蓮夜「これは・・・まあ、一旦後でだな、それよりも・・・。」

 

 

彼がヒュージの方を見たため彼女達も見てみると、

そこには4本の腕をこちらに向けすぐにでも攻撃ができる体勢になっている姿があった。

 

 

蓮夜「こいつを先にどうにかするぞ!」

 

 

彼はそう言いながら大鎌を片手に接近する。

ヒュージはそれを光弾にで阻もうとするが、

次の瞬間彼の姿が消え、ヒュージの目の間にいた。

 

蓮夜「・・・。」

 

彼が大鎌を振り下ろす。

その一撃はヒュージの胴体に大きな怪我傷跡を残しヒュージの体勢を崩した。

そこに夢結が傷に攻撃を加え傷を大きくしその後ろから梨璃と結梨がCHARMを突き刺した。

するとそれを埋めつくしていた黒い波紋が消え、白い円状の光が空を包んだ。

 

 

 

 

ミリアム「なんなんじゃ!ありゃ?」

 

鶴紗「誰が戦ってる?」

 

二水「梨璃さんに夢結様、それに結梨ちゃんです!あと・・・1人誰かは分かりませんが、大きな鎌のようなものを使っている人もいますね。」

 

 

二水は避難区域から鷹の目を使い戦っている人達とその状況をみんなに伝える。

 

 

梅「夢結もか・・・。」

 

神琳「フーミンさんレアスキル使ってらっしゃる?」

 

二水「あれ?・・・そういえば使えてます!」

 

雨嘉「マギは使えないんじゃ・・・。」

 

 

鶴紗が自身のCHARMを起動させようとすると、

CHARMが起動し射撃形態に変形した。

 

 

鶴紗「・・・動いた。」

 

 

 

 

百由「結界が中和されてる・・・さっきの光と何か関係が?」

 

眞悠理「とにかくCHARMさえ動けば!」

 

百由「結界は縮小しても以前健在・・・近寄れないのは変わりないわ。」

 

眞悠理「クッ!何か出来ることはないのか・・・。」

 

 

 

 

神琳「ノインヴェルト戦術してみませんか?」

 

ミリアム「夢結様と梨璃のはどうする?」

 

二水「いえ、お二人とも戦っています。」

 

楓「二水さん、結梨さんはどうやって戦っていますの?確かCHARMの修理は終わっていないはずですが・・・。」

 

二水「結梨さんはなんだかよく分からないCHARMを使っていますね。」

 

ミリアム「よく分からないとな?」

 

二水「なんといえばいいんでしょうか・・・まるで色々なCHARMのパーツを適当に繋ぎ合わせたような・・・。」

 

ミリアム「多分黒鉄さんと百由様が作った組立機に適当にパーツを放り込んでやつじゃな・・・確か2人が深夜のテンションかなんかで作って違うCHARMのパーツ同士でも組み立てられるようにしてたはずじゃし・・・。」

 

神琳「なんて無駄な機能を・・・。」

 

ミリアム「じゃが今回はそれが幸を奏した感じじゃな。」

 

梅「二水、話し変わるけど大鎌を持った奴って黒いロングコートみたいの着ているか?」

 

二水「は、はい!よくわかりましたね?」

 

梅「・・・そいつ、『死神』だ・・・。」

 

神琳「『死神』とはこの前仰っていた・・・。」

 

梅「ああ、2年前に1回見たことがあるから間違いない・・・。」

 

雨嘉「敵じゃないんですよね?」

 

梅「多分そうだが・・・。」

 

二水「梨璃さん達と一緒に戦っていますし、大丈夫かと・・・。」

 

雨嘉「それならマギスフィアを梨璃達に届ければ・・・。」

 

楓「んなことをおしゃられても肝心のノインヴェルト用のバレットはどこにありますの!・・・あら?」

 

 

彼女が腰に手をあてると違和感がありそれを取り出すと、

 

 

雨嘉「これ・・・。」

 

二水「バレットです!」

 

梅「どうして楓が持ってるんだ?」

 

楓「あの時?」

 

 

 

蓮夜「やっぱりデカいだけあってなかなか倒れないな!」

 

 

その頃彼らはヒュージの周りに散らばり蓮夜と夢結は近接を、梨璃と結梨は射撃での援護する形で戦闘が続いていた。

だがヒュージになかなか有効打を与えられず攻めあぐねていた。

 

 

夢結「蓮夜!何か手はないの?」

 

蓮夜「あるにはあるが・・・くっそ!やっぱり中央か・・・これじゃ削るのに時間がかかるぞ!」

 

 

夢結の言葉に彼はヒュージを見ながらそう叫ぶ。

ヒュージを見る彼の左眼が模様がなくなりハイライトがない状態になりその瞳は何やら不気味な雰囲気を出しいた。

 

 

夢結「中央ってないがよ!」

 

蓮夜「あいつの弱点みたいなところ!胴体の中心にあってそこまで削らないとそこに攻撃を叩き込めないんだよ!」

 

夢結「そこに攻撃出来れば倒せるのね!」

 

蓮夜「ああ、だが時間がかかりすぎる・・・俺とお前は大丈夫だろうがこのままだと・・・。」

 

 

後ろで援護している2人の息が上がり始めていた。

このままではジリ貧でありどうにかならないかと考えを巡らせていると、

 

 

一条の光が頭上を通り過ぎた。

 

 

夢結・梨璃「「マギスフィア!」」

 

蓮夜「ってことは、ノインヴェルトか!」

 

梨璃(みんな・・・気づいてくれたんだ・・・。)

 

 

 

 

二水「やらなくちゃやらなくちゃ、やらなくちゃ、やらなくちゃ、やらなくちゃ!」

 

どんどんと二水へとマギスフィアが迫っていく。

 

二水「ふぇ〜、・・・やぁ!」

 

 

二水はマギスフィアをCHARMで弾くことに成功するが、それは予定していた場所とズレてしまい、

 

 

二水「あわわわわっ!す、すいません!お願いしまーす!」

 

楓「いいえ!いいパスですわよ!」

 

 

そのマギスフィアを楓がキャッチしそのまま射撃形態に変形させて打ち出した。

 

 

 

 

閑「ノインヴェルト戦術!?」

 

汐里「あんな距離で!・・・面白いことしますね、一柳隊・・・。」

 

 

百由「結界の外からってわけね・・・てか、その前に!あの3人はなんで戦えるのよ!あと、もう1人はだれ!?」

 

祀「カリスマ・・・。」

 

百由「はぁ!?」

 

祀「梨璃さんは前に、夢結さんのルナティックトランサーを沈めたことがあるわ・・・同じように彼女のレアスキル カリスマがヒュージの結界に鑑賞しているんじゃ・・・。」

 

百由「なるほどカリスマね・・・。って!いえいえ!だからってそこまで!?」

 

 

 

 

梅「なんかいつもより調子がいいぞ!」

 

ミリアム「わしは絶好調じゃ!」

 

鶴紗「いつもより体が軽い・・・!!」

 

神琳「夢結様!梨璃さん!」

 

 

マギスフィアがどんどんとパスされていきその輝きが強くなっていく、

そして神琳がそのマギスフィアを2人の方へと飛ばした。

 

 

夢結「マギスフィアが来るわ!私が受け止めるから、フィニッシュは梨璃、あなたが!」

 

蓮夜「結梨さん!俺達は2人のことを援護するぞ!」

 

結梨「うん!」

 

 

突然ヒュージの腕のうち3本がそれぞれ3つずつに分離しマギスフィアへと向かって行った。

 

 

夢結「えっ!?」

 

 

ヒュージにマギスフィアを受け止めて自身の周りに腕を円状の並べて奪割れてしまう。

 

 

神琳「なんですって!?」

 

楓「マギスフィアを横取りされた!?」

 

 

マギスフィアはヒュージの腕と当たる度にその色が黒くなっていき何周かしているうちに真っ黒に染まってしまった。

 

 

夢結「失敗だわ・・・逃げなさい梨璃!」

 

梨璃「お姉様が逃げて下さい!」

 

 

2人がマギスフィアへと向かって飛び出した。

 

 

結梨「結梨も!」

 

蓮夜「ちょっと待て!」

 

 

結梨が2人を追って飛び出そうとするのを彼が止める。

すると直ぐにヒュージの残り1本の腕が3分割された2人に襲いかかった。

 

 

蓮夜「あっちは一旦2人に任せてあれをここで抑えるぞ・・・。」

 

結梨「なんで!結梨もあっちに行きたい!」

 

蓮夜「2人のところにあれを行かせると2人が怪我するかもしれない・・・だからここで抑えておかないと行けないんだ・・・我慢してくれ。」

 

結梨「・・・わかった!梨璃たちの所へは行かせない!」

 

 

 

夢結「馬鹿!たまには私の言うことを聞いたらどうなの!あなたは!」

 

梨璃「た、たまには!?」

 

夢結「シュッツエンゲルなのよ私は!なのに梨璃は私の言うことをいつも聞かなくて!」

 

梨璃「ええ!?お姉様はわたしの事そんな風に思ってたんですか?」

 

夢結「そうでしょう!あなたはいっつも気が付けば私を置いてけぼりにして・・・自分より他人のことに一生懸命で・・・。」

 

梨璃「やったぁ!」

 

 

梨璃のCHARMがマギスフィアに届き受け止めるが、触れたところからCHARMが黒く変色していき、

 

 

夢結「マギを吸いすぎてる!」

 

 

夢結が彼女のCHARMを弾きマギスフィアを剥がすことに成功するが、

 

夢結「クッ!」

 

その衝撃で梨璃のCHARMの刀身が折れ、夢結の右手首も怪我してしまう。

 

 

その衝撃でマギスフィアが飛んで行ってしまい今度こそ失敗かと思われたその時、

 

 

天葉「行くよ!樟美!」

 

樟美「はい!天葉姉様!」

 

天葉と樟美がマギスフィアへと向かって飛び出し、

 

 

天葉「重っ!?」

 

 

天葉がマギスフィアにCHARMを叩き込みそれに続き樟美もCHARMを叩き込む。

 

 

天葉・樟美「「やぁぁぁぁぁっ!!」」

 

 

またマギスフィアを奪おうとしていたヒュージの腕よりも先に弾き飛ばしヒュージに奪われることを阻止する。

 

 

梨璃「マギスフィアが!」

 

 

依奈「壱!亜羅椰!」

 

そのマギスフィアを依奈が受け取り壱と亜羅椰の方へと飛ばす。

 

マギスフィアを飛ばすと彼女のCHARMの刀身が音をたてて砕けてしまった。

 

 

依奈「ッ!?これだけでCHARMが限界だなんて・・・どんだけのマギスフィアなのよ!かなりやばいやつよ!気をつけて!」

 

 

壱「望むところ!」

 

亜羅椰「あとは頼むわよ!」

 

壱・亜羅椰「「みんな!!」」

 

 

その後も他の生徒たちがマギスフィアを繋いでいく。

 

 

 

 

梨璃「マギスフィアがまだ!」

 

夢結「みんなが繋いでくれているんだわ。」

 

 

梅・鶴紗「「私達ももう一度!」」

 

神琳・雨嘉「「CHARMの限界まで!」」

 

楓・二水「「夢結様と梨璃さんに!」」

 

ミリアム「頼むぞ、わしの!」

 

 

全員

タンキエム!ティルフィング!媽祖聖札!アステリオン!ジュワユース!グングニル!ニョルニル!

 

 

彼女達のCHARMを重ねてもう一度マギスフィアを2人の元へと飛ばした。

それを奪い取ろうとヒュージが腕を前に出すがマギスフィアに触れた瞬間その腕は砕けてしまう。

 

 

楓「ノインヴェルトはCHARMを著しく消耗させますのよ!覚えておきなさい!」

 

 

 

 

梨璃「すいませんお姉様・・・私が無茶したから・・・。」

 

夢結「大丈夫よ・・・。」

 

 

梨璃が晴れていた右手首を見ると治っており、先程まで出ていた模様も消えていた。

その代わりに白い模様が左手の甲と右頬に現れていた。

 

 

夢結「梨璃・・・。」

 

 

梨璃は自身のCHARMを手放し夢結のCHARMを握る。

 

そのまま2人でCHARMを握った状態で飛んで来たマギスフィアへと切っ先を向けて飛び出した。

 

そこを狙っていたのか、ヒュージは9本の刃を2人に向かって飛ばしていた。

それが当たる寸前、

 

 

蓮夜「ぜりゃァァァ!」

 

彼が2人の前に出ていき飛来した刃を大鎌の刀身を伸ばしながら切り裂く。

自身の体を軸にして大鎌が縦横無尽に駆け回る。

それにより7本まで切り裂くことに成功するが、

 

 

蓮夜「グッ!?」

 

 

残り2本が彼の左肩と腹部に突き刺さる。

 

 

夢結・梨璃「「蓮夜!(黒鉄さん!)」」

 

蓮夜「俺に構うな!・・・そのままいけ!!」

 

 

そのまま彼が吹き飛ばされると彼女達の目の前にマギスフィアがあり、CHARMを切っ先がぶつかる。

するとCHARMをマギスフィアに貯められていたマギが包み込む刀身が虹色の輝きを纏った。

その光は次第に2人も包みさらに加速そのままヒュージへと迫る。

 

 

 

夢結・梨璃「「やぁぁぁぁぁっ!!」」

 

 

その一撃はヒュージを真っ二つに切り裂く。

その直後ヒュージは大爆発を起こしその姿を消した。

 

 

爆発がおさまるとそこには雲一つない晴天の空があった。

 

 

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