アサルトリリィ Abnormal Transition 作:0IN
理事長室から出てからしばらく端末に送られてきた地図を見ながら歩いていると真島百由と書かれたネームプレートを見つけた。
蓮夜「すいません。百由さんはいますか?」
百由「おー、やっと来たか!入っちゃって入っちゃって!」
蓮夜「お邪魔します。」
そうして中に入るとそこには作業中の百由がいた。
百由「ちょっと待っててね。すぐに終わるから。」
何をしているのか気になり作業台を見てみると分解されたCHARMらしきものがあったがあった。
蓮夜「CHARMのメンテナンスですか?」
百由「そうよ。CHARMのメンテナンスや修理とかは基本工廠科がやっているからね。」
蓮夜「あれ?これってもしかして夢結が使っていたやつじゃ」
百由「よく見てるわね。そうよ、これは夢結CHARMね。」
蓮夜「分解していますがどこか故障ですか?」
百由「夢結は結構無茶な使い方をするから結構ガタが来てるのよだから今は、ガタが来ているパーツを交換してるの。」
蓮夜「あいつやっぱり無茶してるのか・・・。」
百由「私も心配しているんだけど話を聞かなくてね・・・。」
蓮夜「わかるその気持ち!本当に話聞かないんですよあいつは!」
百由「あなたもそれで苦労している感じ?」
蓮夜「もちろん!!」
百由「だけど理由を知っているから強く言いずらいのよね・・・。あなたも知っているの?」
蓮夜「知っています。電話で話す時もいつも無理している感じでどうすればいいかと悩んでますね・・・。」
どんどんと空気が重くなっていくなか百由が話を切り替えた。
百由「それはそうと、あなたの武器のこと教えて貰うわよ。」
蓮夜「こっちもCHARMの事よろしくお願いします。俺が使っているこいつをギアって呼んでいて・・・」
そこからは武器についての始まった。
百由「やっぱり考え方は似ているけど全く違う代物ね。」
蓮夜「俺のギアはバインドルーンを使ってルーン同士を重ね合わせて力を使うのに対して、CHARMはルーンで1つの文章?詩?を作って繋ぎ合わせることで力を使う感じか?」
百由「そうね、例えるならCHARMは並列、ギアは直列と言った感じかしら?」
蓮夜「その感じが1番しっくりと行くか・・・。」
百由「それにこれ、完璧に使い捨て前提ね。」
蓮夜「あの問題がありますから・・・元々壊れるなら出力と量産性を高めようとした結果がこれと言うことで。」
百由「それにCHARMの作成か・・・面白そうだから私も一枚かんでいい?」
蓮夜「むしろお願いします。理事長代理にも百由さんに頼れと言われてので。」
百由「それじゃやりましょう!あとあなたまだ話し方が堅いわよ?それに口調ぶれぶれだし。」
蓮夜「そうですか?」
百由「えぇ、それに私も堅いのはのは苦手だし。もっと砕けてもいいわよ、それにさんもいらないわ。」
蓮夜「了解。それじゃよろしく頼む百由。」
百由「まっかせなさーい。だけどこっちが大変な時は手伝って貰うわよ!」
蓮夜「任せろ!それぐらいお易い御用だ!」
そこから彼のCHARM制作について話し合いが始まり。
百由「まずベースはなににしましょうか?」
蓮夜「とにかく頑丈なものがいいですしね。」
百由「ティルフィング辺りがいいかしらね?機構自体が単純だから強度も高いし?」
蓮夜「そうだな・・・データを見た感じ1番頑丈そうだしな。」
百由「そういえばあなた、レアスキルってなんなの?作るならそれに合わせてもの作りたいじゃない?」
蓮夜「わかっているんだけど、今までにないやつでな?」
百由「へぇーそうなの?名前は決まったの?」
蓮夜「名称は[アルターエゴ]。5つの能力の複合型のレアスキルだけど1つずつしか使えないって感じだな。」
百由「凄いレアスキルね。それでその能力は?」
蓮夜「武器を浮遊させて使用する。
特殊な炎を発生させて触れた者の傷などを癒す。
最大3倍まで自己加速する。
幻覚や精神への間接的な干渉をする。
自身から一定範囲の味方の能力を向上させる。
の5つだな。」
百由「何よそれ!反則でしょう!」
蓮夜「そう言われてもしょうがないだろ・・・自分で決められないんだし・・・。」
百由「まぁ、そのことはもういいわ・・・。だけどそうするとレアスキルのことは考えずに作った方がいいわね。」
蓮夜「そうしないと沼にハマりそうだしな・・・。」
百由「それじゃコンセプトはとにかく頑丈でいい?」
蓮夜「それしか無さそうだしな・・・CHARMとギアの技術を合わせて見るか?」
百由「それは面白そうね!そうするとどうやって合わせましょうか?」
蓮夜「初めてなんだからCHARMに使用する文章の一部をバインドルーンに変えて調整する感じが一番じゃないか?」
百由「それが一番簡単かしらね?バインドルーンの作成はあなたにお願いしてもいいかしら?あなたの方が得意でしょう?」
蓮夜「わかった。そうすると頑丈さ重視だからCHARMの耐久性に関わる部分を変えた方がい良さそうだな。それでどこがそこには関係している部分なんだ?」
百由「あぁ、こことここね。」
そう言いながら彼女はモニターに写っている映像の何ヶ所かを指さしていく。
蓮夜「それじゃここら辺にそうだな・・・〈
百由「〈
蓮夜「あれには欠乏の意味もあるからなのか捕まえるとかならいいけど頑丈にするのには向かないみたいなんだよ。」
百由「そうなの?やっぱり少し違うのね?」
蓮夜「みたいだな。もう結構時間遅いから今日はもうやめておこうか。」
時計を見てみると既に日を跨いでいた。
百由「そうね、この続きは明日にしましょう。それじゃルーンのことお願いね。」
蓮夜「わかった、完成したら連絡する。」
百由「そういえばさっきあなたも工廠科なのよねあなたの部屋はどこなの?」
蓮夜「あぁ、さっき地図が送られてきたがここからかなり近いみたいだぞ?」
百由「そうなの?ねぇ、場所教えてよ。」
彼は彼女に自分の部屋の場所が書かれた地図を見せる。
百由「本当に近いわね・・・てかここの2つ隣じゃない!!」
蓮夜「近いとは思ってたけどそこまで近いとは・・・」
百由「これなら、色々と連携しやすいし機材の持ち運びも楽ね。」
蓮夜「だな、それじゃまた明日。」
百由「それじゃ〜ね。」
会話を終わらせると百由の部屋を出て自分の部屋へと向かった。
自分の部屋に入って見ると彼女の部屋と似た感じの配置になっていた。
奥の部屋に入って見るとそこにはベットやキッチン、シャワールー厶などがありここが私生活用のスペースなのだろう。
蓮夜「凄いなこれ。どれだけかかっているんだ?」
その後今日話し合ったことをまとめ、ルーンの組み合わせなどを確認してからベットに入り。
蓮夜「あいつ本当に変わっちまったな・・・。」
そう小さく呟く。
その表情は悲しみや悔しさが強く出ており彼の瞳は薄く輝いていた。