アサルトリリィ Abnormal Transition   作:0IN

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今回も少し短めです。
設定盛り込みすぎてネタとモチベが・・・。



閑話⑤

梨璃「原初シリーズ?」

 

蓮夜「ああ、俺が超越者になった時少し能力が暴走してな。その時に出来た武器だ。」

 

夢結「最初にあなたが作った武器ということ?」

 

蓮夜「まあ、そうだな。元々は夢結達が知っているギアの旧型を使っていてな・・・これができてからはこっちを使ってたんだよ。」

 

梨璃「もしかして黒鉄さんが今使っているCHARMもですか?」

 

蓮夜「そうだぞ、だけど使っているやつだからここに置いてなかったが。」

 

夢結「ここから選んでくれいいのかしら?」

 

蓮夜「いいけど、絶対に声が聞こえたものだけを選べよ。」

 

夢結・梨璃「「??」」

 

 

彼の言葉に違和感を持ちながら2人は部屋を見て回る。

 

 

夢結「ここに空きがあるけれども・・・。」

 

蓮夜「そこにあったのはあげたんだよ。俺は使わないからな。」

 

梨璃「そうなんですか?」

 

蓮夜「俺は大太刀、大鎌、ナイフの3つしか使わないからな。ほかは相性が悪いし、だから相性が良い奴にあげたんだよ。」

 

夢結「もしかして先程の話に出た他の超越者?」

 

蓮夜「そうだぞ、あとは姐さんにも。」

 

夢結「お姉様もなの?」

 

蓮夜「ああ、ちなみに相性がある理由は武器の特性だな。」

 

梨璃「特性?」

 

夢結「武器にもあるのね・・・ここにあるものだけなの?」

 

蓮夜「そうだ、俺の大太刀は『干渉』、大鎌は『変化』、ナイフは『分裂』の特性がある。ここにあるのはこういう感じの特性・・・特殊能力が備わってるんだ。」

 

 

夢結がまるで引き寄せられるように1本の太刀の前まで行きそのままその柄を持つ。

黒い鞘と深紅の柄を持ち機械的なパーツが組み込まれていた。

 

 

夢結「私は・・・?」

 

蓮夜「夜桜か・・・。」

 

夢結「・・・夜桜?」

 

蓮夜「原初シリーズの中でも使いづらいやつでな・・・だけど夢結には一番あってるな。」

 

梨璃「そうなのですか?」

 

夢結「特性が私に向いているのかしら?」

 

蓮夜「こいつの特性は『解放』って言ってな。汎用性は高いんだが結構な曲者なんだよ。簡単に言うと能力の拡張なんだがリミッターの解除みたいなものでな使用者への負担がかなり大きいんだ。」

 

梨璃「それって危ないんじゃ!」

 

蓮夜「そこは問題ないと思うぞ。元々強化型は身体を強化するから負担も軽く済むしそれに概念存在を憑依させるからな解放の限界が異常なまでに高い。それに夢結の場合は恩恵で身体的な負担がそもそも発生しないからなデメリット自体がないんだ。」

 

 

彼女は夜桜を鞘から少しだけ引き抜き刀身を見る。

その刀身は黒に近い深い藍色をしておりその刀身は鏡のように彼女の姿を移していた。

その後刀身を鞘に戻し、

 

 

夢結「そうなの・・・それなら私はこれにしようかしら。」

 

梨璃「お姉様はお決まりになりましたね!わたしも早く見つけないと!」

 

蓮夜「少し2人で見て回っていてくれ。俺は他のみんなの様子を見てくるから。」

 

 

彼はそう言うと部屋から出ていき武器庫の中を見て回る。

 

盾の置いてあるエリアに行くと神琳と雨嘉がおり、

 

 

神琳「黒鉄さん、お聞きしたいことがあるのですがよろしいでしょうか?」

 

蓮夜「なんだ?」

 

神琳「なぜこの盾は2つで一つの扱いなのでしょうか?通常なら盾は1枚でいいと思うのですが、それにこと盾は面積が少なすぎるような?」

 

彼女は長楕円形の縁が刃になっている楕円盾と縁がノコギリ状の丸盾を指さしながら質問する。

どちらの盾もかなり小さく守るためのものである盾として役割を果たせるとは思えない。

 

 

蓮夜「その事か・・・みんな盾は守るものって思ってるけど、そうでも無いんだよ。」

 

雨嘉「そうなんですか!」

 

神琳「・・・もしや、打撃武器としてですか?」

 

蓮夜「その通り、本来の目的はやっぱり守るものだけど他にも殴打(シールドバッシュ)突撃(シールドチャージ)みたいな打撃や縁に刃が付いていれば斬ることもできるしなんなら穿つことも可能だ。」

 

彼はそう言いながら右に楕円盾を左に丸盾を持った。

 

それらにマギを込めると、

 

 

神琳「これは・・・。」

 

雨嘉「大きくなった・・・。」

 

 

盾の縁から黒色の光が出て盾を何回りも大きくした。

 

 

蓮夜「こんな感じにマギを流すと盾の面積を広くできるんだ。通常は小型にして格闘戦を防御する時は大型に変える、そういう使い方を前提とした武器だな。それと・・・」

 

 

彼は通路に誰もいないことを確認するとそちらに丸盾を投げた。

盾はそのまま飛んでいき壁にぶつかる寸前で軌道を変え弧を描くようにこちらに戻ってくる。

 

その盾は回転しておりノコギリ状の縁と相まってまさに電ノコにようになっており盾の中心から1本の光の線が伸びていた。

その光は彼の持っている盾と繋がっておりまるでヨーヨーのように彼の右手に引き寄せられる。

 

彼が飛んできた盾を左手で掴み取り、

 

 

蓮夜「こんな感じに盾同士を繋げて片方を投げることで遠距離攻撃もできるんだ。マギを調整すれば軌道を変えられるからかなり自由度が高い、他にも片方を壁に刺して引き寄せられることで移動もできるし荒業だか投げた盾の光の線・・・ワイヤーで捕まえることで人やものを引っ張って来ることもできるぞ。」

 

神琳「発想力が必要ですがかなり使い勝手は良さそうですね・・・黒鉄さん、私のCHARMのベースはこれに致します。」

 

蓮夜「そうか、それなら持っていてくれ。」

 

神琳「はい。」

 

蓮夜「雨嘉さん、何か希望はないか?」

 

雨嘉「えっと・・・スナイパーライフルはありませんか?」

 

蓮夜「SRか・・・作ってないな。」

 

雨嘉「そうなんですか?作ってそうでしたけど・・・もしかして近距離を重視するからですか?」

 

蓮夜「そうじゃなくてな、役に立たないんだよ銃器は・・・」

 

雨嘉「そうなんですか?」

 

神琳「そういえば銃器があまりありませんね。」

 

 

彼女達が周りを見ると確かに銃器の部類はない。

入り口付近に数個あったがそれだけで他は基本的に近距離用の武器が多かった。

 

 

蓮夜「銃器は扱いさえ慣れれば簡単に強くなれるが・・・火力が安定しすぎて先がないんだ。」

 

神琳「先がない?」

 

蓮夜「ああ、安定しすぎててな限界がすぐに来るんだよ。近距離重視で牽制とかなら問題ないんだが銃器だと遅すぎてな当たらないんだ・・・。」

 

神琳「つまり強者であればあるほど銃器は意味がないと。」

 

蓮夜「そういうことだ・・・だけど狙撃なら・・・着いてきてくれ。」

 

 

彼が通路の奥へと行くため2人も着いて行った。

 

そこには無数の弓が並んでおり、

 

 

蓮夜「これなんかいいかな?」

 

雨嘉「弓・・・?」

 

 

雨嘉に彼女の身長よりも長い弓を渡した。

その全体が水色で機械的なパーツが多数着いており弓の両端には刃が付いていた。

 

 

蓮夜「これなら狙撃もできるし使いやすいと思うぞ。」

 

神琳「なぜ弓なのですか?銃器と大差ないのでは・・・?」

 

蓮夜「全然違うぞ。俺の知り合いの超越者に弓使いがいるぐらいだからな。」

 

神琳「そうなのですか?」

 

蓮夜「ああ、遠距離型のやつがいてなそいつが弓を使うんだ。」

 

雨嘉「なんで銃器はダメなのに弓は大丈夫なんですか?」

 

蓮夜「それはマギを直接送るか間接的に送るかの違いだな。」

 

雨嘉「直接と間接?」

 

蓮夜「銃は弾丸を直接触れずに射出するから銃器を通して間接的にマギを送り込むのに対して剣などの直接攻撃する武器はマギを直接纏わせて使う。これの違いはマギの伝導率だ。」

 

神琳「伝導率ですか・・・。」

 

蓮夜「間接的に送るのはせいぜい7〜8割しかマギを乗せられないが、直接送る場合はマギを全て乗せることができるんだ。それに伝導率が高ければ高いほどマギの性質を変えられる。2人とも射撃よりも近接の方がヒュージにダメージを与えられるだろ?」

 

 

2人は覚えがあるようでうなずく。

 

 

蓮夜「その理由がこの伝導率なんだ。だから弓だと矢を直接持つし、この弓はマギそのものを矢にするから軌道を変えたり重ねて強化したり、逆に分割して同時に数発を放ったりできるんだ。」

 

神琳「だから弓をおすすめされたのですね。」

 

蓮夜「そうだ、結構癖があるが応用性が高く使い込めば使い込むほど強くなれるからな。」

 

雨嘉「私・・・弓を使ったことは無かったから・・・ちゃんと使えるかな?」

 

蓮夜「大丈夫、最初は大変だろうけど普通の弓よりもマギで制御するから使いやすいし慣れれば色々なことができるからな。俺も教えるし慣れれば色々なことができるぞ。」

 

雨嘉「それなら使ってみる!」

 

蓮夜「ならこれで決定だな。それじゃあ俺は他を見て回るから何かあったら聞いてくれ説明や相談に乗るから。」

 

神琳「はい、わかりました。」

 

雨嘉「わかりました。」

 

 

彼は他のみんなを探しに向かった。

 

 

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