アサルトリリィ Abnormal Transition   作:0IN

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本日2回目です。


第4話

次の日の朝彼はまた百由の部屋にいた。

 

 

蓮夜「ごきげんよう。こんな朝早くからどうした?」

 

百由「ごきげんよう。いや〜、そういえばCHARM完成するまでどうするか聞いてなくてね!」

 

蓮夜「今使ってるのじゃダメなのか?」

 

百由「ラージ級までなら大丈夫でしょうけどさすがにギガント級とかはきついでしょう?」

 

蓮夜「そうなんだよな。さすがに刃渡りの長さ的にきついし・・・」

 

百由「だから何にか代わりになるものが必要でしょう?」

 

蓮夜「どうするかな?」

 

 

考えながら周りを見回してある装置を見つける。

 

蓮夜「これって金属成形機だよな?」

 

百由「あぁ、これ?そうよ。最新式だから簡単なCHARMのパーツぐらいなら簡単にできるわよ。だけど刀身や銃身はルーンを刻まないと行けないからさすがに作れないけどね?」

 

蓮夜「これ使えるな・・・確か俺の部屋にもあったしこれならあれも行けるな!」

 

 

そう呟いていると、

 

 

百由「どうしたのよ一人でブツブツ言って、私にも教えなさいよ!」

 

蓮夜「あぁ、すまん。いい案が浮かんだから試してみようかと思ってな?」

 

百由「どうするつもりなの?」

 

蓮夜「俺が使ってる剣ってカッターの刃にただルーンを刻んだだけみたいな物なんだよ。」

 

百由「そうみたいね?それがどうしたのよ?」

 

蓮夜「これを使っていた理由が簡単に手に入ったからなんだが、これがあればもっと大きなものを加工できるしあとから刻み込むからルーンの形崩れも関係ないからそれにCHARM用の術式を簡易化した物ぐらい俺の持ってる道具で刻み込めるからCHARMモドキができてCHARMのデータも取れるぞ!」

 

百由「その手があったか!!簡単なのは私がすぐに組めるし午前中で完成するわ!あ、そういえばルーンの方は?」

 

蓮夜「もう出来てる。前に作ったものをチェックするだけだったからな。今そのデータを送るは。」

 

百由「助かるわ!すぐに術式を組むからあなたは自分の部屋で作ってて!!材料はそこにあるのを使っていいから!」

 

 

そう言って百由が指さした所には大量の金属画積み上がっていた。

 

 

蓮夜「これはCHARM用の金属か?」

 

百由「そうよ。術式が馴染みやすいように加工されてるからCHARM制作に最適なの!」

 

蓮夜「凄いな・・・それじゃ少し貰っていくぞ!」

 

百由「どうぞー!」

 

 

彼はすぐに自室へと戻り作業を開始する。

成形機に材料を入れすぐにプログラムを組み上げる。

プログラムが組み終わるとすぐに装置が起動させプログラムを読み込ませる。読み込みが完了するとすぐにプログラムを実行、材料がものすごい速さで決められた形へと姿を変えていく。

 

 

装置が問題なく動いていることを確認すると彼は私生活用のスペースから大きめの作業箱を取ってきて中身を取り出す。

中身ははんだごてのようなもので先が尖っておりペンのようにも見える機械とコーヒーメーカーのような見た目をした機械だった。

そのような準備をしているとドアが行き良いよく開き。

 

 

百由「術式完成したわよ!!」

 

蓮夜「こっちも加工が終了する!」

 

百由「これその術式!!」

 

 

そう言いながら百由はUSBメモリーを俺に渡してくる。

それをPCに繋ぎ中身のデータを見る。

そうするとその中には役30文字程度ルーンでできた術式が入っていた。

 

 

蓮夜「50文字ぐらいかと思ったがかなり少なくなったな!」

 

百由「耐久面の部分があのルーンを使ったらかなり減らせたのよ!」

 

 

彼もUSBメモリーを取りだしPCに差し込むそしてデータをUSBメモリーに移し百由に渡す。

 

 

蓮夜「これ俺が今までに作ったバインドルーンのデータ!後で見てみてくれ!」

 

百由「それは助かるわね。だけどさっき渡してくれても良かったんじゃない?」

 

蓮夜「これは基本的にギアようだからCHARMに合うか分からないんだ。だからさっきは使えるか確認したやつだけ渡したがこれが完成すればデータ取りが楽になるなら色々試すには見せた方がいいと思ったからな!」

 

百由「そういう事ね。それなら私が後で確かめるは!」

 

 

そのような話をしていると成形機が停止し1本の持ち手のない剣が現れた。

 

 

蓮夜「よし出来たか!」

 

 

すぐに剣を取りだし新しい材料を成形機に入れプログラムを実行する。

動いたことを確認するとコーヒーメーカーのような機械掴みマギを流す。

そうすると中から液体状のものが生成され容器の中に溜まる。

 

 

百由「これはなんなの?」

 

蓮夜「これはマギ溶液生成機でこれとこのペンでルーンを刻むんだ。」

 

百由「どうやったらマギが液体状になるの?」

 

蓮夜「この中には〈ユル(変化)〉と〈ラーグ()〉のバインドルーンが仕込んであってそれに前を通すと一時的に液体状に変わるんだよ。」

 

 

そう言いながら剣にペンを利用して術式を刻む。

文字を刻み終わると液体状になったマギを注ぎ馴染ませる。それを1文字1文字繰り返していく。

 

 

2本目の最後の1文字を刻み終わると彼は背を伸ばし、

 

 

蓮夜「出来た〜!!」

 

百由「へぇー、こんなふうに作っていたのね。刻み込んだ後にマギを流し込んで馴染ませることで金属そのものに定着させているようね!面白いわ!!」

 

蓮夜「ちゃんと機能するかな?」

 

 

彼は懐からグリップを取りだしそれを剣に繋げる。

そしてマギを流すと刃が肥大化し通常のCHARMと同じぐらいの大きさになった。

 

 

蓮夜「よし!ちゃんと機能するぞ!!」

 

百由「やったわね!これなら使い捨てじゃなくてしばらく持つんじゃないの?」

 

蓮夜「だな、崩壊も起きてないし無茶しなきゃ2、3回くらいの戦闘は持つぞ!」

 

百由「それでも2、3回なのね?」

 

蓮夜「いつも戦闘1回で10本くらい使ってたからかなり耐久性が上がったぞ?」

 

百由「えっ!?そんなに使ってたの、それならすごいねこれ。」

 

蓮夜「簡単に作ってこれだからな!もしかしたら結構早く出来るかもしれないぞ!」

 

百由「それ以外でもCHARM全体の性能向上にも使えるわね。」

 

蓮夜「そうだな。それじゃ1回俺はこれを確かめて来る。」

 

百由「それなら闘技場に行くといいわ。あそこなら計測用の機材とかもあるから。」

 

蓮夜「わかった、行ってくる!そっちも頑張れよ!」

 

百由「そっちもね。」

 

 

 

 

 

闘技場に足を運ぶとそこには梨璃達がおりCHARMを展開していた。

 

 

 

楓「鳥の羽よりも軽く、蜂の針よりも鋭く、時に鋼よりも重く、硬く。これがCHARMですわ。」

 

ミリアム「ふむ。グランギニョルらしいケレン味じゃな。」

 

梨璃・二水「「じゃな?」」

 

梨璃・二水「「わぁっ!?」」

 

ミリアム「自主練か?感心なことじゃ。」

 

楓「ミリアムさん。なにをしに?」

 

ミリアム「CHARMの調整じゃ。寮に入ってから毎日来ておるぞ。」

 

蓮夜「俺もCHARM?ではないが武器のデータ取りだな。」

 

梨璃「あ、黒鉄さん。ごきげんよう。」

 

蓮夜「あぁ、ごきげんよう。」

 

梨璃「お二人ともCHARMをいじれるんですか?」

 

ミリアム「もちろんじゃ。わしは工廠科じゃからな。」

 

二水「工廠科に属しながらリリィでもあるミ゙リ゙ア゙ム゙・ヒルデガルド・フォン・グロ゙ピヴズさん゙でずよ゙。」

 

 

鼻血を出しながら二水は興奮気味で叫ぶ。

 

 

梨璃「わっ!二水ちゃん、鼻血が!」

 

ミリアム「おぬし、大丈夫か?」

 

蓮夜「昨日からそうだが本当に気をつけろよ?」

 

二水「はいっ、ご心配なく!昨日から出っぱなしですから!」

 

蓮夜「いや、それが心配なんだが・・・」

 

梨璃「そういえば黒鉄さん、武器のデータ取りと言っていましたが自分で作ったのですか?」

 

蓮夜「いや、自分だけじゃないな百由・・・昨日検疫室で会った人いただろ?あの人と共同制作だな。」

 

ミリアム「百由様と知り合いじゃったのか?」

 

蓮夜「いや、昨日知り合ったばかりだよ。ちょっと俺が使っている武器が特殊でな。お互いに情報共有していたら仲良くなった感じだな。」

 

ミリアム「そうじゃったのか。」

 

二水「そういえば黒鉄さん、口調お変わりになりましたね?」

 

蓮夜「あぁ、話し方気にしない人多いみたいだから素に戻したんだよ。気になる人がいたらその人には口調を変えるようにしようと思ってな?二川さんは大丈夫かな?」

 

二水「は、はい、大丈夫です。あとわたし二水でいいですよ?」

 

ミリアム「わしも好きに呼んでもらって構わないぞ。黒鉄様。」

 

蓮夜「それじゃ二水さんとミリアムさんって呼ばしてもらおうかな?あとミリアムさん、俺堅苦しいの苦手だから様付けじゃなく好きに呼んでくれた方が助かるかな?」

 

ミリアム「それでは2人を見習って黒鉄さんと呼ばせて貰うのじゃ。」

 

蓮夜「わかった、それでお願いな。」

 

ミリアム「そういえばCHARMではないと言っておったがどんなものなのじゃ?」

 

 

そう言われたので1本取りだし、

 

 

蓮夜「こんな感じだな。」

 

ミリアム「ふむふむ、簡略式の術式をしようしているようじゃな。それにこれは・・・バインドルーンか!?」

 

蓮夜「元々使っているのを改良したからデータ取りついでに試しに来たんだよ。」

 

ミリアム「CHARMは使わんのか?」

 

蓮夜「いや〜。使えばするんだがな?ちょっと問題があってこっちを使っているんだ。今使えるCHARMを百由と一緒に作っているんだがな?」

 

ミリアム「それは面白そうじゃな。完成したら見せてはくれんか?」

 

蓮夜「いいぞ。俺も意見とかが欲しいし。」

 

 

 

 

しばらく会話をした後、剣を振ったり的を斬り裂いたりして性能を確認していく。

ミリアムは梨璃に近づき彼女のCHARMに触れると。

 

 

ミリアム「ふむ、マギもまあまあ貯まっておる。なかなか素直なようじゃな。」

 

梨璃「わかるんですか?」

 

ミリアム「普段からそばに置くことで、CHARMは持ち主のマギを覚えるのじゃ。そうやって、CHARMはリリィにとって身体の一部となる。」

 

梨璃「へぇー。」

 

二水「わたし達にもそんな日が来るのでしょうか・・・。」

 

ミリアム「ふむ。とはいえ百合ケ丘に入れるということは、おぬしやおぬしにだってきっと何かあるはずじゃ」

 

梨璃「だといいですが・・・。」

 

ミリアム「楓だってそう思っているはずじゃがな。おぬしらに言っていないということは・・・ふむ。自身のない者の方が操りやすいからの。」

 

楓「ぅぐっ・・・。」

 

 

二水がメモを取りながら、

 

 

二水「楓さん意外と悪どい、と・・・。」

 

楓「ちょっと!人聞きが悪すぎますわ!」

 

 

楓が二水に対して文句を言っていると、ミリアムが彼女達の前に立ち。

 

 

ミリアム「CHARMにことをもっと知りたければ工廠科に行って見てはどうじゃ。百由様なら色々教えてくれるじゃろう。」

 

 

 

そこにデータを撮り終えた彼が合流し、

 

 

蓮夜「百由のところにいくのか?」

 

梨璃「はい、気になることがありまして。」

 

蓮夜「俺も用事があるから一緒について行っていいか?」

 

梨璃「はい、是非!」

 

 

 

そうして彼女達と工廠科にある百由の部屋へと向かった。

 

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