アサルトリリィ Abnormal Transition   作:0IN

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第7話

百由「完成したわね。」

 

蓮夜「ああ・・・。」

 

 

2人の目の前には1つのCHARMが置いてあった。

 

 

百由「基本は普通のCHARMとそこまでは変わらないはずだけど、耐久性とマギの制御能力だけなら既存のCHARMの中でもダントツなはずよ。」

 

蓮夜「だな、さっきデータを見てみたが制御能力は平均的なCHARMの倍、耐久性に至っては3倍はあったからな。」

 

百由「これなら使えそう?」

 

蓮夜「試してみないことには分からないが・・・多分大丈夫。使った瞬間に即ってことは無いはずだ。」

 

百由「それなら1回試してみましょう。」

 

蓮夜「それなら俺は闘技場に行ってくるは、試すならあそこが1番だしな。」

 

百由「それなら私もついて行くは、私も今日は暇だし・・・どれだけ性能が向上したかも気になるしね。」

 

 

2人は闘技場へと向かった。

 

 

 

 

百由「問題なく動いているわね。」

 

蓮夜「ああ、変形機構も機能してるし使って見た感じ変な違和感もないからな。これなら戦闘でも問題なく使えそうだ。」

 

百由「やったわね。」

 

蓮夜「俺一人だったらまだまだ完成してなかったからな、本当にありがとうな。」

 

百由「それはお互い様よ!私も新しい技術や道具も手に入ったし、それを色々と試せたからね。これからの研究が捗るは!!」

 

蓮夜「なんかあったら言ってくれ可能なことなら手伝うからな。」

 

百由「その時はそうさせてもらうわ。遠慮はしないわよ。」

 

 

 

一通りの確認が終わり闘技場を出ようとした時数名の生徒が中に入ってくる。

 

 

???「あら?百由あなたがここにいるなんて珍しいわね?あと、あなたは・・・。」

 

百由「ごきげんよう、天葉。彼のCHARMを作ってね、それの性能の確認に来ていたのよ。」

 

天葉「そうだったの、あっ遅くなったわね。私は天野 天葉よ、よろしくね。あと樟美、あなたも挨拶しなさい。」

 

樟美「はい、天葉姉様。わたし、江川 樟美と言います。よろしくお願いします、黒鉄様。」

 

蓮夜「こちらこそよろしくお願いします。あと江川さん、俺のことは様付けなくもいいから好きに呼んでくれ。」

 

樟美「はい、わかりました黒鉄先輩。あとわたしのことは樟美で構いません。」

 

天葉「私も天葉でいいわよ。」

 

蓮夜「わかった。これからよろしく、天葉さんに樟美さん。」

 

天葉「あなたってこれから用事ある?」

 

蓮夜「いや、特にはないが・・・」

 

天葉「それなら1回私と模擬戦してみないかしら?」

 

蓮夜「どうしてだ、俺は初心者なんだが?」

 

天葉「あなた、学院に来る前からヒュージと戦ってたって言うじゃない。だからCHARM無しでヒュージを倒せるあなたがどれくらい強いのかが気になってね?それに、CHARMのテストも相手がいた方がいいデータも取れるでしょう?」

 

蓮夜「そうだな・・・それならよろしく頼むよ。」

 

天葉「それじゃ始めましょうか・・・ごめん樟美、少し待っててくれない?」

 

樟美「はい、大丈夫です天葉姉様。」

 

 

百由と樟美はその場から離れ、2人は少し距離を開けてお互いにCHARMを向け合う。

 

 

天葉「やぁー」

 

 

天葉はCHARMを振り上げながらこちらに迫る。

振り下ろされたCHARMを刀身部分の腹で滑らせるようにいなし体を回しながら横に薙ぐ。

その斬撃を彼女はバックステップで躱し距離をとりCHARMを射撃形態に切り替えながら撃つ。

彼はそれをサイドステップで躱しこちらも射撃形態に切り替え撃ち返す。

それをCHARMで防ぎながら接近してくる彼女に対してこちらも近づきながら突きを放つ。

それを体を捻じるように躱しその時の回転を利用して斬り掛かる。

彼はすぐさまCHARMを手元に戻しその斬撃を防ぎ鍔迫り合いに持ち込む。

 

 

天葉「本当に強いじゃない!」

 

蓮夜「そっちもなっ・・・!」

 

 

お互いのCHARMを弾きその勢いを利用して再び距離をとる。

次に仕掛けたのは彼で彼はCHARMを射撃形態に射撃しながら接近、相手最小限の動きで回避しながらは横薙の斬撃で対応するが、それを前転宙返りの要領で回避をしながら接近形態に切り替えたCHARMを叩きつけるように攻撃をする。

それを転がるように回避し突きを放つが、CHARMを盾にして防御、彼はその勢いで横に弾かれる。

体制を整え着地する彼に追撃として射撃、それを弾き飛ばし2人はお互いに接近、そこからお互いにCHARMをぶつけ合う。

相手のCHARMを防ぎ、躱し、逸らし相手に反撃をくわえ合う。

彼女の大振りな一撃を防ぎそのまま力任せに弾いて距離をとる。

 

 

蓮夜「・・・。」

 

天葉「・・・。」

 

 

数瞬お互いに動かず相手の様子を探る。

体制を低くし接近をしようとしたその時は、

 

 

百由「ちょっと何マジでやっているのよ!!」

 

 

2人の動きが止まり、声の聞こえ方向を向くと、そこには少し怒ったような顔の百由と終わったような顔をした樟美がいた。

 

 

百由「あなた達CHARMを壊す気なの!あんなに無茶苦茶に使って・・・特に蓮夜!あなたのはデータとってる最中のやつよ!まだどれだけやれるか分からないのに無理な使い方して、壊れた時直すの大変なのよ!」

 

 

怒濤の勢いで文句を言ってくる百由に、

 

 

蓮夜「すまん。なかなかに使いやすくてついな・・・。」

 

天葉「こっちも彼が強かったからつい勢いのままやっちゃった・・・。」

 

百由「だからってもう少し気をつけて扱いなさいよ。天葉もよくCHARMを壊すんだから。なんで私の知り合いはCHARMを無茶苦茶に扱って壊す人が多いのかしら・・・。」

 

樟美「あはは・・・。」

 

 

百由の言葉に言い返せず、黙っていると。

 

 

百由「今回は耐久性の確認が主だったからいいけど今度から気をつけなさいよ?」

 

蓮夜・天葉「「はいっ、すいませんでした。」」

 

 

百由の言葉に頭を下げながら謝る。

 

 

天葉「それにしても本当に強かったわね。また今度模擬戦しましょう。あと私の百由みたいにさんはいらないわ。」

 

蓮夜「ああ、また今度やろう。だけどは百由に怒られないようにな。」

 

天葉「ええ、そうね。」

 

 

その後、別れを告げ自分の部屋に戻って来た。

 

 

蓮夜「まあ、さっきは結構無茶な使い方しちまったが耐久性とかも問題なさそうだな。」

 

百由「ええ、そうね・・・少なくとも通常の戦闘では大丈夫だと思うけど油断は禁物ね。ノインヴェルトみたいなCHARMの消耗が激しい技を使うと耐えられないかもしれないから。」

 

蓮夜「だとすると、緊急時用にギアは持っておいた方が良さそうだな。」

 

百由「なくてもどうになるからってできるだけ無茶な扱いしないでよ。」

 

蓮夜「わかってる。だけどやばい時は迷わずに使いからな?」

 

百由「それは構わないわ。CHARMよりも人の命の方が大事だもの。」

 

 

会話をしていると百由が、

 

 

百由「あなたは梨璃さんが夢結とシュッツエンゲルを結んだのは知ってる?」

 

蓮夜「ああ、そういえば楓達がそう話していたし、この前も一緒にいたな。」

 

百由「ここ数日、梨璃さんのことを鍛えているらしいんだけど、結構無茶させているらしいのよね。」

 

蓮夜「何やってんだあいつ・・・闘技場にいるのか?」

 

百由「今の時間帯ならいると思うけど・・・。」

 

蓮夜「わかった、それじゃ俺ちょっと行ってくる。」

 

百由「ええ、私は部屋に帰るわね。」

 

 

その後、彼女と別れ闘技場へと向かった。

 

 

 

 

 

闘技場に着くと夢結と梨璃が向き合っておりそれを見ている楓達の姿があった。

 

 

蓮夜「ごきげんよう、あいつらは訓練か?」

 

楓「ごきげんよう、黒鉄さん。そうなのですが・・・。」

 

 

夢結が攻撃を続けそれを梨璃が防いでいた。

 

 

二水「この訓練が始まってもう1週間なんです・・・。」

 

楓「こんなの訓練じゃありませんわ。」

 

 

確かに一方的な状況で訓練と呼べるかは微妙なものである。

それがしばらく続き、梨璃が大きく弾かれるがすぐに体制を立て直す。

 

 

梨璃「やった、やりました夢結様!」

 

 

梨璃が喜んでいるところに夢結が攻撃を加えるが、梨璃の周りにマギが集まりCHARM同士が接触した瞬間に夢結が弾かれ驚いていた。

 

 

梅「おっ!」

 

ミリアム「夢結様がステップを崩したとな!」

 

楓「ようやくマギが入りましたわね。」

 

 

すると夢結がCHARMを下げて、

 

 

夢結「今日はこのくらいに・・・。」

 

 

 

『ゴーン、ゴーン』

 

 

初日に聞いた鐘の音がなる。

それに梨璃が驚いていると、

 

 

夢結「行くわよ。」

 

梨璃「はい。・・・え?どこへ・・・?」

 

夢結「今日の当番に私たちもはいっているでしょう?」

 

梨璃「あ・・・!はい!」

 

夢結「その前に・・・。」

 

 

夢結は梨璃を連れてどこかに行ってしまう。

 

 

楓「私たちも向かいましょうか。」

 

二水「はい!そうですね!」

 

蓮夜「そういえば俺も今日当番だったわ。」

 

楓「それでは黒鉄さんも一緒に向かいませんか?」

 

蓮夜「そうするかな。」

 

 

そうして彼らは戦場へと向かった。

 

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