アサルトリリィ Abnormal Transition 作:0IN
蓮夜「・・・本当に生きていける方法があるの?」
夢結「ええ、信じて、」
蓮夜「・・・分かった。信じるよ。」
彼が頷くと彼女はすぐさま行動に移した。
彼女が一度彼から離れると彼女の全身からオーラが溢れ出す。
そのオーラは辺り全体を覆うように吹き荒れた。
オーラも次第と収まり彼女の身体に紋様が浮かび上がった。
その紋様は彼女の異能である『天獄纏』のものでありそれは彼女の手の甲から肩口へと上り全身へと広がりだした。
紋様が全身を覆い隠すと彼女の額から黒い角が背中から白い翼が現れ彼女の異能が最大出力になったことを示した。
それまでは彼の知っている事象であったがそこから彼女の異能に変化が起こる。
全身へと広がっていた紋様が彼女の手の甲へと戻り出す。
彼女の手の甲へと戻った模様はその存在を薄れさせその形を曖昧にさせた。それと同時に彼女を包むオーラが乱れ始めそれに伴い彼女の表情が歪み額から汗が溢れ出した。
蓮夜「大丈夫!?」
彼女の異変気づいた彼が彼女に近寄りながら、
夢結「大丈夫よ。だから心配しないで、」
そう言うと彼女は深呼呼吸を始めた自身が纏うオーラを安定させていく。
すると彼女の手の甲の紋様がその姿を表し始めた。
新しく現れたその紋様は右手には黒色の「剣と鎖で出来た天秤」が、左手には白色の「鎖で縛られた2振りの剣」がの形をしていた。
それに伴い両手の甲からそれぞれ黒色も白色の鎖のような紋様が伸び始め先程同様に全身へと広がり出した。
その鎖が彼女を覆い隠すと彼女から生えていた角と翼に変化が現れる。
角は次第に形を変えティアラのような形状に変化し、翼は純白だったその色に淡い金色を宿す。
角と翼が安定すると彼女の瞳と髪にも変化が起きた。
瞳の色が左目は透き通るような蒼色に変化し、右目は左目と対を成すように全てを呑み込むような紅色へと変化した。それと同時に彼女透き通るような黒髪もその色を失い、光を反射して輝く銀色へと変化する。
そこで彼女の変化が終わり、その姿が安定すると彼女の身体は浮き出す。
その姿は美しくも荒々しくその対極である2つの要素が見事に調和していた。
夢結「これで準備が出来たわ。・・・あとは、」
彼女は自身の身体を確認すると彼へと近づき左手を彼に右手を自身の胸へと添える。
その手からは無数の鎖が現れ彼女の腕に巻き付きながら鎖同士が重なり交わり1本の鎖へと変化を始めた。
夢結「・・・少し痛いかもしれないけれど、我慢してね。」
そう彼女が呟くと彼女の腕に巻き付いていた鎖はその手の先・・・2人の胸へと突き刺さり身体の奥へと進んでいく。
その痛みに彼は一瞬強ばるがすぐにその痛みは消え別の何かが広がり始めた。
・・・これは、
・・・繋がった見たいね。
彼の中に彼女声が響く。
しかし彼女は言葉を紡いでおらずこちらを真剣な眼差しで見ていた。
・・・何?これ?
・・・今私と貴方の心を繋いだの、
・・・どうやって?
・・・私だってただ見ていただけではないのよ?貴方を助けたくてね、過去の貴方を見て学んでいたのよ。私の能力は貴方の異能の派生なのだから貴方の力の使い方が私には合っていた見たいですぐに使い方が分かったわよ。
・・・大変だったでしょう?
・・・確かに大変だったわね。だけど別に苦労だとは思わなかったわよ?だって貴方のためですから、
・・・成功させよう。
・・・ええ、絶対に成功させましょう。
彼女は彼へと微笑みながら両手に巻き付いている鎖を重ね合わせた。
その鎖はお互い絡まりまいながら交わり合い白銀の鎖へとその色を変えて行く。
夢結「・・・制約『私《白井 夢結》は彼《黒鉄 蓮夜》を決して孤独にさせない。』それを持って『彼《黒鉄 蓮夜》と私《白井 夢結》の心を繋ぎそれを持ってお互いの楔とする。』」
彼女がそう宣言すると鎖は輝きを放ちその光は2人を包み込む。
それと同時に彼の
・・・夢結なの?
・・・ええ、そうよ。これで私達は2人で1つ・・・絶対に離れられなくなったわ。
・・・もしかして2人とも生きる方法って、
・・・いいえ、まだよ。
彼女は彼の両手を掴み指を交わらすと彼の身体を引き寄せて彼の額へと自身の額を当てた。
夢結「・・・契約『私《白井 夢結》は彼《黒鉄 蓮夜》の心を守る。』それを持って『彼《黒鉄 蓮夜》は私《白井 夢結》の心を守らなくてはいけない。』」
・・・さあ、貴方も誓って、
・・・誓うってどうするの?
・・・宣言しようとすればわかるわ。
・・・分かった。
蓮夜「『僕《黒鉄 蓮夜》は君《白井 夢結》を守り抜くこと』をここに誓う。」
・・・私に合わせて、
・・・うん。
夢結・蓮夜「「『この誓いを持って
2人の宣言はこの