アサルトリリィ Abnormal Transition   作:0IN

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ラスバレ1章③

蓮夜の表情は険しいものとなっており少女達の顔は青い。

 

 

蓮夜「・・・2人とも無茶したり何かやらかす事が多いから心配してたんだぞ?連絡しても返信なかったからな・・・。」

 

???・???「「・・・。」」

 

蓮夜「それに院長さんに連絡とっても、悠月荘に住んでないって言うし・・・学校の寮に入ったって聞いたから学校で急ぎいのかと思ったらガーデンに入学してたからな。音羽も茜もリリィにはならないって言ってなかったけ?・・・特に茜、」

 

音羽・茜「「・・・。」」

 

 

音羽と呼ばれた青髪の少女と茜と呼ばれた赤髪の少女は顔を下へと向けたまま彼の言葉に何も口出さず聞き続ける。

 

 

蓮夜「一応俺は2人のは保護責任者なんだからそういう連絡くらいはしてくれよな。・・・と、みんなも来たみたいだしこの話も終わりか、」

 

 

そういうと彼はこちらを向く。

彼の視線がないことに気づいた2人のは立ち上がりそれぞれのレギオンの隊長の元へと駆け寄った。

 

 

夢結「なんで貴方は彼女達に説教をしていたのかしら?・・・それに保護責任者って、」

 

蓮夜「それは後でいいだろう?今は自己紹介の方が先決じゃないか?」

 

夢結「・・・後でしっかりと説明して貰うわよ。」

 

蓮夜「了解、・・・おっと話がズレるところだった。今 叶星さんと相澤 一葉さんだったかな?俺は黒鉄 蓮夜、所属レギオンは『一柳隊』だ。まぁ、男だとか色々あると思うところはあるだろうけど気にしないでくれると助かる。」

 

叶星「黒鉄君ね。私は今 叶星、よろしくね。それと私のことは叶星でいいわよ。」

 

一葉「はい、よろしくお願いします。改めまして私の名前は相澤 一葉、レギオンは『ヘルヴォル』です。それと私のことは一葉で結構です黒鉄様。」

 

蓮夜「わかった。叶星さん、一葉さん、俺のことは好きに読んでくれて大丈夫だから・・・出来れば様付けはやめて欲しいかな?」

 

一葉「それでは、黒鉄さんと呼ばせていただきます。」

 

蓮夜「ああ、改めてよろしく。」

 

 

彼は2人に軽い挨拶を済ませると梨璃と夢結の前に音羽と茜がやってくる。

 

 

音羽「初めまして・・・私は波風 音羽・・・です。『グラン・エプレ』に所属しています。」

 

茜「初めまして夢結様、梨璃さん、アタシは竜胆 茜!よろしくお願いします!」

 

 

大人しそうな音羽と活発そうな茜、

青髪と赤髪という対極の印象を受ける2人はそれぞれ夢結達に挨拶をする。

 

 

梨璃「初めまして、私は一柳 梨璃です。よろしくお願いします。音羽さん、茜さん!」

 

夢結「音羽さん、茜さん初めまして、私は白井 夢結よ。よろしくね。」

 

茜「はい!よろしくお願いします!」

 

音羽「よろしく、お願いします。」

 

 

それぞれの挨拶が終わると彼はポケットから着信音が鳴る。

彼は端末を取り出すと中を確認する。彼は端末に目を通すと端末をポケットへと戻し溜息を吐く。

 

 

蓮夜「あいつ・・・またか、」

 

夢結「どうしたの?」

 

蓮夜「百由からの呼び出しだよ。・・・よく分からないけど・・・天葉のCHARMが爆散したらしい。」

梨璃「爆散!!」

 

夢結「何が起こったのよ・・・。」

 

蓮夜「・・・なんでも百由がバレットギアを参考にした特殊弾を作ったらしくそれを使った天葉が爆散したらしい。」

 

 

彼の説明を聞いた夢結は深く溜息を吐いた。

 

 

蓮夜「・・・これで何回目だよ。・・・すみませんがここで失礼します。」

 

一葉「い、いえ・・・お気になさらずに、」

 

 

彼は遠い目をしながら部屋を出ていく。

彼が部屋を出ると彼女達は再び会話に花を咲かせていた。

 

 

夢結「茜さん、音羽さん、少しよろしいかしら?」

 

茜「なんですか?」

 

夢結「先程蓮夜が貴方達の保護責任者と口にしていたのだけれど・・・彼とはどのような関係なの?」

 

叶星「それは私も気になるわ。」

 

一葉「そうですね・・・茜、もしかして前に言っていた先輩って彼のことなのでしょうか?」

 

 

夢結は先程から疑問に思っていたことを2人に質問する。

それ内容に興味があるのか叶星と一葉もその話題に入ってきた。

 

 

茜「ああ、それはですね・・・。」

 

音羽「・・・蓮夜さんが私達を拾ったから、」

 

茜、音羽以外『えっ!?』

 

茜「音羽、言い方!」

 

 

茜が悩んだような表情をしていると音羽が口を挟んだ。

その内容に驚愕した夢結達は口が塞がらなくなってしまい、それを見た茜が音羽の頭を叩いた。

 

 

音羽「痛い・・・。」

 

茜「音羽が変な言い方したからでしょうが!」

 

音羽「わかりやすく、簡単に言っただけ、」

 

茜「その言い方が行けないんだよ!」

 

 

音羽はなんで怒られているか分からないのか首を傾げ、それを見た茜は頭を抱えた。

 

 

夢結「ひ、拾ったって・・・。」

 

茜「違います!違います!皆さんが考えているようなことじゃないんですよ!」

 

叶星「どういうことかしら?」

 

茜「アタシ達は蓮夜先輩に学院に入るまでいた孤児院を紹介してもらったんです。」

 

梨璃「孤児院・・・ですか?」

 

茜「はい、アタシ達・・・親が居ないんです。」

 

夢結「そう、なのね。」

 

音羽「私は通り魔に・・・。」

 

茜「アタシは親が帰って来なくて、」

 

 

2人の表情が暗くなる。

それを見た彼女達は話を変えようとするが口に出せず黙ってしまった。

 

 

音羽「それで私は誘拐されて、そこから逃げ出せたけど知らない街で、彷徨っていた時に蓮夜さんに出会ったんです。」

 

茜「アタシも似た感じで家で待っていても親が何日も帰って来なくて、怪しい人達がいきなり家に入ってきたから逃げて・・・その時に先輩に出会ったんです。」

 

夢結「そうなのね。ごめんなさい、辛かったでしょう。」

 

 

2人が彼と出会った理由が想定していたものよりも壮絶であり夢結は彼のことを思い出したのか悲しそうな表情で彼女達へと謝った。

 

 

茜「大丈夫ですよ。アタシも最初は参ってましたけど今は院長先生に悠月荘のみんな、先輩、レギオンのみんながいますから、」

 

音羽「私も・・・グラン・エプレのみんながいるから大丈夫、」

 

一葉「・・・茜、」

 

叶星「・・・音羽ちゃん、」

 

 

2人の言葉に瞳に涙を貯める2人は2人に抱きついた。

その光景を見ていた梨璃はふと顔を上げる。

 

 

梨璃「そ、そうだ皆さん!」

 

叶星「えっ?梨璃さん?」

 

梨璃「今度叶星様や一葉のレギオンメンバーと私達のレギオンメンバーで交流会のようなものしませんか?」

 

一葉「交流会、ですか?」

 

梨璃「はい!みんなで集まってお話したりお菓子を食べたりするんです!お話は大勢の方が楽しいですから!」

 

叶星「梨璃さん、ええ、そうね。今度集まってお茶会でもしましょう。」

 

一葉「ええ、そうですね。」

 

 

梨璃の一言により空気が変わりこの後は、いつお茶会をするかなどのたわいの無い会話が続いた。

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