アサルトリリィ Abnormal Transition 作:0IN
次の日の朝、夢結と梨璃は食堂にいた。
梨璃「えへへ〜。」
夢結「梨璃。あなた、そろそろ講義でしょう?予習は?」
梨璃「わかっているんですけど、今はこうしてお姉様のお顔を見ていられるのが幸せで幸せで・・・はああ〜。」
梨璃の顔が完全に緩みきっており、
夢結(ダメだわこの子完全にたるみきってる・・・まさかシュッツエンゲルになったとたんにここまでゆるむとは・・・うかつだったわ・・・。)
夢結が悩んでいるとそこに、
蓮夜「2人ともごきげんようって梨璃さんどうしたんだ?」
彼がやってくる。
夢結もそちらを見るとなんとも言えない表情をしているので彼も同じ考えなのだろうとすぐにわかった。
梨璃「黒鉄さんごきげんよう。お姉様とシュッツエンゲルになれてそうしてお顔を見ていられてそれが幸せでして・・・はああ〜。」
蓮夜「そうなのか・・・。それはよかったかな?」
梨璃「はい〜。」
蓮夜「それなら夢結に恥をかかせないためにもしっかりしないとな。」
その言葉に梨璃はハッとして、
梨璃「そ、そうですよね!お姉様のためにもわたしもしっかりしないと!!」
さっきの緩みきった表情が消えていつもの表情に戻た。
夢結も少し安心したのかホッと息を吐く。
がその時、
???「あら、ごきげんよう。」
???「ごきげんよう、ユリさん。」
3年生の田村 那岐とロザリンデ・フリーデグンデ・v・オットーが挨拶をした。だが自分の名前や梨璃ではなくユリと読んでおり、誰のことを言っているのか困惑する。
梨璃「あ、あはは・・・ごきげんよう・・・。」
夢結「はてユリさん・・・?誰かと間違えたのかしら。」
梨璃「あ、それカップルネームです。」
夢結「カップルネーム?」
そうすると梨璃が掲示板のところまで引っ張って行き1枚の新聞を見せてくる。
梨璃「これです。週刊リリィ新聞の号外です。」
そこには『異色のシュッツエンゲル誕生!』と大きく書かれた記事があり、
梨璃「ほら、横に並べると、ユ・リって読めるんですよ〜。」
彼女は暗い雰囲気を出しながら俯き始める。
梨璃「あはは。やだなぁ、ここまですることないのに二水ちゃんってば・・・。」
???「あら本物ですわよ。」
???「まあ、このおふたりが!?」
???「ユリ様ですわね。」
???「ユリ様ね。」
???「ユリ様ですね。」
周りがそのように言いながら騒ぎ始める。
彼女は小刻みに震えだし、気のせいか黒色の髪の色が薄れ白くなり始める。
蓮夜「おいおい・・・嘘だろ?」
彼女の怒りが爆発した。
夢結「・・・!」
梨璃「お、お姉様ぁ!?」
蓮夜「やっぱりか!ちくしょう!?」
夢結を何とか落ち着かせることに成功した彼らは元の席に戻って来ていた。
夢結「梨璃・・・あなたにお願いがあります。」
梨璃「はぁい、何なりと!」
夢結「レギオンを作りなさい。」
梨璃「分かりました!え・・・レギオン・・・。ってなんでしたっけ?」
二水「あいたっ!」
蓮夜「はぁ〜」
いつの間にかいた二水がズッコケ、彼は頭を抱え上がら大きなため息を吐く。
梨璃「二水ちゃん」
二水「あっ。ご、ごきげんよう。あはは・・・。」
夢結「二水さん、お願いします。」
二水「はっはい!レギオンとは、基本的に9人ひと組で構成されるリリィの戦闘単位のことです。」
夢結「ところで二水さん。」
二水「はっはい!?」
夢結は怖い雰囲気を出しながら、二水の方を向き。
夢結「お祝い、ありがとうございます。」
二水「ど・・・どういたしまして・・・。」
梨璃「けど、どうしてわたしがレギオンを・・・?」
夢結「あなたは最近たるんでいるから、少しリリィらしいことをしてみるといいでしょう。」
梨璃「リリィらしい・・・?・・・はあ。」
梨璃は行き良いよく立ち上がり。
梨璃「分かりましたお姉様!わたし精一杯頑張ります!」
夢結(正直、梨璃にメンバーを集められるとは思わないけれど、時には失敗もよい経験となるでしょう・・・。)
梨璃「なんたってお姉様のレギオンを作るんですから!!」
夢結「・・・ッ!?」
蓮夜「夢結大丈夫か?」
彼女は、少し吹き出す。
二水「わたしもお手伝いしますね!」
梨璃「ありがとう。頑張るよ!!」
二水「ではさっそく勧誘です!」
梨璃「ま、待って二水ちゃ〜ん!」
2人はすぐさま飛び出して行ってしまった。
夢結「いえ、そういう意味では・・・。」
蓮夜「行っちまったな・・・。」
夢結「ええ、なんでこうなってしまったのかしら・・・。」
蓮夜「それは梨璃さんだからじゃないか?」
その後しばらく無言の時間が過ぎ。
夢結「あなたはレギオンには入らないの?」
蓮夜「俺?・・・俺は今のところは考えてないかな?だけど・・・。」
夢結「どうしたの?」
蓮夜「梨璃さんがレギオンメンバーを集められたらそこに入ってみるのも面白いかと思ってな?」
夢結「・・・どうしてかしら・・・。」
蓮夜「そりゃ、彼女が集めたメンバーだぞ。面白そうな人達が集まりそうじゃん。」
夢結「あなたがいいなら別にいいけど。」
蓮夜「それじゃその時はよろしく頼むな。」
夢結「わかったわ。」
蓮夜「それじゃ俺は講義があるから。」
夢結「ええ、」
そうして彼女と別れ彼は講義があるためその場を後にした。
講義が終わり部屋へと戻ろうとしていると、
???「にゃにゃにゃ〜こんなところで何してるにゃあ?」
大きな音とともにそのような声が聞こえた。
気になったので声の方を見てみると、
???「迷子になったかにゃあ?お腹すいてないかにゃあ?猫缶あるから一緒にどうかにゃあ〜?」
そこには1人の生徒が猫に向かって話しかけている姿があった。
蓮夜(大丈夫か・・・あれ?・・・てか、猫缶一緒にってお前も食べるのかい!!)
やな予感がしたためすぐにその場から離れる。
すると後ろから、
梨璃「どうしたの二水ちゃん?あ、鶴紗さん、また会った〜。」
二水「どうぞごゆっくり!!」
梨璃「え?な、なに〜!?」
2人の声が聞こえたため彼女達も見ていたのだろう。
蓮夜(あいつら、大丈夫なのか?)
少し不安になりながら彼は部屋へと戻っていった。
次の日、突然夢結からメールが送られてきた。
それを見てみると、
夢結『これから、訓練所のビル地帯に来て欲しいのだけど。構わないかしら?』
そこにはそう書いてあり、彼は特に用事もないのですぐに指定された場所へと向かった。
蓮夜「それでなんなんだ、こんなところにに呼び出して?」
夢結「梨璃にお願いされてこれから立会人をすることになってね。それであなたには、もう片方に何かしらなった時にフォローして欲しいのよ。」
蓮夜「もう片方?・・・って言うことは2人なのか?」
夢結「ええ、それもかなり距離が離れているからわたしひとりじゃカバーが難しいの。お願い出来るかしら?」
蓮夜「それぐらい問題ないぞ?それで他になんかないか?」
夢結「助かるわ。それとあなたが来ることは誰にも話していないから隠れていて貰えると助かるわね。」
蓮夜「了解。それじゃ俺も準備するは。」
『ガォン』
『ガキン』
しばらく経つと銃声と何かを弾く音が鳴り響く。
何なのかを確認するために、音の方向を確認すると、射撃形態のCHARMを構えて遠距離射撃をする生徒とその弾丸を弾く生徒の姿があった。
その近くに梨璃と夢結がそれぞれいるため夢結が言っていたことがこれであると理解する。
2発、3発と弾丸が生徒に向かって飛んでいくが、それを全て弾いている。
蓮夜「凄いな・・・弾が全部同じ場所に飛んでる。」
その後も射撃が続き9発目が終わったその時、弾丸を弾いていた生徒がCHARMを持ち替えた。
『ガッン』
弾丸を射撃していた生徒へと弾き返した。
蓮夜「・・・!?」
彼はすぐさま手を懐に入れてギアを使い彼女を守ろうとするが、
彼女がCHARMを近接形態に切り替え防御をしようとしていたので手を止める。
その後、彼女達が集まったので彼もそこへと向かう。
蓮夜「もう終わったのか?」
夢結「ええ、もう大丈夫よ。」
梨璃「あれ?黒鉄さんいらしたんですか!」
蓮夜「ああ、夢結に頼まれてな。なんかあった時のために待機してたんだよ。おっと、2人は初めましてだな。俺、黒鉄 蓮夜って言います。」
???「私、郭 神琳と申します。以後お見知りおきを、黒鉄様。」
雨嘉「わ、わたし、王 雨嘉と言います。よろしくお願いします、黒鉄様。」
蓮夜「こちらこそよろしく頼むよ郭さん、王さん。あと俺のことは様付けしなくていいから好きに呼んでくれ。」
神琳「分かりました。それで黒鉄さんと呼ばせていただきます。それとこちらも神琳で構いません。」
雨嘉「分かりました黒鉄さん。それとわたしも雨嘉で構いません。」
蓮夜「わかった。それじゃ神琳さん、雨嘉さん改めてよろしくな。」
神琳・雨嘉「「はい。」」
蓮夜「そうだ、雨嘉さん凄い射撃の腕だったな。全て同じ場所に飛ばすなんて。」
雨嘉「あ、ありがとうございます。」
夢結「やはり、わかっていたのね。」
蓮夜「目には自信があるからな。」
蓮夜「梨璃さん、レギオンの方はどうなったんだ?」
梨璃「あと2人です。あ、そうだ、黒鉄さんもよろしければレギオンに入ってくれませんか?」
蓮夜「ちょと考えたいから、少し返事は待っていてくれるかな?」
梨璃「はい、分かりました。」
その後少し会話をした後に彼女達と別れ自身の部屋へと戻った。