更新速度を上げられるように頑張ります。
瓦礫の山と化した研究所…、先程まで燃えていた森は魔王の一撃で鎮火し、白い煙と焦げた匂いを漂わせていた。
そして魔王はその中でただ1人黒い巨躯を微動だにせず立ち尽くしていた。
空はどうしようもなく青かった。
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唐突だけど現在マシンナーになってる俺は防衛隊っぽい組織の基地に色んなケーブルをつけられて横たわってます。
メンテ中です。
あの戦いの後、大地少年のお爺ちゃんを大急ぎで近くにある町の病院へ運んだんだが…この巨大な姿はめっちゃ目立ってた。
病院の先生とは面識があったらしくお爺さんの受け入れはしてもらえたみたいだけど案の定騒ぎになってしまい、大地少年も、どうしようかとアタフタしていると、そこに何台もの装甲車に守られたリムジンがやってきた。
うわー、あんな長い車の周りをよく装甲車で囲んでんなー何て思って見ていると、そのリムジン一行は俺の目の前で止まり、中から左足を怪我した綺麗な女の人とその人の付き人っぽいめっちゃイケメンの兄ちゃんが出て来た。
それを見た大地くんは思わず良かった!って泣き出していたので、親しい相手なのだろう。
どうやら彼女達もあの巨人との戦闘に巻き込まれており、大地くんは2人とも助かっては居ないだろうと思っていた様だが、何とか生き伸びていたらしい。
そんなやり取りを見ていた俺は、頭の中にあるイメージが浮かび上がった。
それは白衣を着た金髪メガネの女性が俺の方を見て微笑みながら俺の名前を呼んでいる記憶だ。
だが俺は彼女が言葉にした俺の名前にはノイズが走る。
そして、その女性は何事かを話終えると倒れ込み床に血溜まりを作っていた。
そんな光景を俺は何処かぼんやりと遠くから眺めている不思議な感覚…、不意に届いた大地少年の「マシンナー」という言葉に反応して現実に引き戻された。
また、大地君たちの話を聞く。
どうやらあの美人さん大地くんを保護する為に来た様で、事情をよく知っているらしい。
しばらくして来たヘリコプター4台に俺は釣り上げられ、大地くんは美男美女と共にリムジンに乗り込み、それに追従しながら基地へと移送された。ってのが今迄の経緯だ。
現在は装備や部品の点検をされたり、俺の戦闘記録を吸い出したりして博士っぽい人達が表情をコロコロ変えてる。
んで、今俺はこの世界について調べている途中だ。
実は俺、情報生命体に転生してたっぽい。
んで、散歩気分で接続されたケーブルを通して俺はこの基地にある設備から色々情報を拾っていた。やり方は何か知らんけど出来た。
ただ散歩してる時は意識もマシンナーから離れて仕舞う様だ。
どうやらどんな技術も俺の前世より若干進歩している気がする。
俺が事故に遭わずにそのまま何十年か生きてたらこんな物も出来たんじゃ無いかなって思える様な物が多かった。
前世で関心を寄せていた3Dプリンターは普通自動車程度の大型サイズではある物の、複数混合材料を使用でき、極めて高い精度で立体物を作り出す事が出来るし、車はもう電気だけで走っているらしく、形状も従来のデザインを洗練させた物も有れば…何か、タイヤを4輪つけてナンバープレートが有ればどんな形状でも良いんだなって感じでファンシーな見た目の車も売り出されてた。
いつの時代も遊び心は偉大だな!
あとはこの基地についてだ。
まあ、明らかに武器やら戦闘機やらが置いてある場所だし、一般のネットワークに情報は無いようだったので、もっとこの場所の深い所に侵入を試みたんだが、どうやら機密事項っぽいデータがありそうな場所はもうすんごいでかい透明な壁に遮られてて、覗き見何て無理かなぁ…何て思ったけど普通に通り抜けれた。
でも基地中にアラームが鳴り響いたから慌てて情報の複製を取りつつ急いでマシンナーαの方へ逃げ帰っていった。
もしかしてバレちゃったかな?咄嗟に情報複製しちゃったけどこれ、持っててもバレないよね?
何て思ったけどどうやら違う様だ…、またジャイアンテストってのが現れたのを知らせるサイレンの音らしい。
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警報が鳴り響いた時…、僕はマシンナーの所に駆け出していた。
美幸さんや新にいちゃんは僕が無理して戦う必要は無いと言っていたっけ。
ここにいる大人の人達は、君がマシンナーに乗って戦わなくても誰かが代わりにやってくれるって、そう言ってた。
だけど、マシンナーは僕以外には何の反応もしなかった。
メンテナンスをしている最中には全然起動させられなかったみたいだし、代わりの人を乗せても動かす事すら今はまだできなかった。
最初にあの巨人と戦った時…、あの時は気持ちが昂っていて戦えたけど、それだって偶然だ。
本当なら、僕よりもっと強くて賢い新兄ちゃんみたいな人が適任だと思う。
それに、もし負けてしまったらと思うと足がすくむ。
それでも、今は、僕にしか出来ないから!
爺ちゃんや美幸さんが大怪我して、新兄ちゃんは偶然助かったけど間違いなく爆炎に飲み込まれて死んでもおかしくない状況だった。
それを何とか出来るなら…いや、マシンナーとならそれが出来るから!
俺は戦う!この力の強さは、爺ちゃんが教えてくれた。
だから大事なのは強さじゃなくて、この力の意味なんだ!
大地「マシンナー!俺は皆んなを守りたい!だから…お前の力を貸してくれ!!」
言葉にして、叫んで、気持ちを固める。
それだけのつもりで、走りながら叫んだ。
そしたら答えが返って来たんだ。
格納庫の扉から黒く巨大な手がこちらは向かって伸ばされる。
それを見ていた作業員や、警備員も皆目の前の事が信じられない様に固まってそれを見ていたけど、僕はその手に向かって走った。
次回でもう少し世界観の説明を入れて行きたいですね。
読み返して置いてきぼり感が凄い。